「留年しているし就活うまくいかないんじゃないか…」
「就活うまくいかなくて、1年留年してでも再度チャレンジした方がいいんじゃないか…」
このように悩んでいる方も少なくないはず。
確かに留年は就活においてマイナス要素です。
しかし、留年を前向きに捉えて経験や時間を活用できれば、マイナスをプラスに変えることができます。
この記事では、
・留年で就活が不利になるのか
・留年をプラスに変える方法
・面接で気をつけるべきポイント
などを解説します。
5分で前向きに歩みだせるようになりますので、ぜひ参考にしてみてください。
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留年が理由で理系就活が不利になるのか
結論から言うと、留年が就活に大きく響くことはありません。
詳しく解説していきます。
留年が就職活動に与える影響
留年は事実、プラスのイメージにはなりません。しかし、実際に留年した多くの学生も就職しており、影響は個人差があります。
留年した場合、就活に影響を与えるのは主に以下の2点です。
- 「留年すること」を志望企業はどのように捉えるのか
- あなた自身がどのように留年したことを伝えるか
企業によっては留年をさほど重く受け止めない企業もあり、中には留年についての質問がない場合もあります。留年に対しての価値観は企業や面接官ごとに、それぞれ異なっていることを理解しておきましょう。
留年は一定の影響はあるけれど、どうにかなる
理系は専門科目の単位認定が文系よりも厳しい場合が多く、その単位を1つ落とすだけで留年となってしまいます。
そのため、留年する人は一定比率で存在します。
また企業側も、経歴よりも人柄やポテンシャル重視で採用する企業が多いです。
厳格に採用基準として成績証明や留年していないことなどを規定している企業もありますが、仕事で活躍できる人材なら留年していても関係ないという会社も存在します。
一方で、4年でスムーズに卒業した学生と比べると、「自己管理能力が低い」「計画性がない」といったマイナスなイメージを持たれることがありますので、
そういった場合に挽回できるように、
・留年から学んだこと
・気持ちの変化
・取り組んだこと
などを整理して、アピールできるようにしましょう。
留年の理由を聞かれることはある
留年で就活が不利になることはありませんが、留年の理由を聞かれることはあります。
隠したい気持ちはわかりますが、理由は正直に伝えるようにしましょう。
留年の理由がただの怠慢であったとしても、「そこから何を学んでどう改善したのか」を合わせて伝えられれば、十分アピールに繋がります。
留年して就職活動するメリットも存在する
留年は後ろ向きなイメージがありますが、捉え方次第ではメリットももちろんあります。例えば海外留学や部活・研究など、自分が熱中したことが理由だったのであれば、他人が経験できない程の学びや成長があったはずです。
また、怠けグセや遅刻などにより留年してしまった場合も、失敗を教訓に改善できていれば、今後の社会人生活に活かすことができると言えます。失敗も経験もすべては捉え方次第、伝え方次第でポジティブにもネガティブなものにもなるものです。自身の留年理由を振り返り、ポジティブな面を見つけておくと、就活面接時などにも伝えやすくなるでしょう。
留年を後悔しないために就職に向けてやるべきこと
「留年」自体は、確かにマイナスな影響を与える場合もあります。
しかし、そこから得た経験や時間を有効活用して行動することで、プラスに変えることができます。
ここでは留年をプラスに変える方法を4つご紹介します。
1.自己分析に活用する
2.スキルアップを図る
3.インターンシップに参加する
4.候補となる企業を早めに確認しておく
順番に見ていきましょう。
1.自己分析の材料にする
留年はあなたの人生の中でも大きな失敗の1つのはず。
そこで、失敗したときに「自分に何が足りなかったのか」改めて考えてみましょう。
また、「失敗から何を学び、どう改善したか」を思い返してみてください。
自分の人柄や強み・弱みといった部分が見えてくるはずです。
詳しい自己分析方法についてはこちらの記事を参考にしてください。
2.スキルアップを図る
留年によってできた時間を使って、自身のスキルアップを図っていきましょう。
スキルを高めることができれば、自己PRとして就活に活かすことができます。
具体的には、
・就活に役立つ資格を取る
・志望業界の専門知識を深める
・プログラミングを勉強する
など。
自身の興味のある業界や分野にチャレンジしてみてください。
理系就活に役立つ資格についてはこちらの記事をご覧ください。
3.インターンシップに参加する
興味のある業界や企業でインターンシップがやっているなら、参加してみましょう。
特に理系はそのまま選考に繋がるケースも多く、就活を有利に進めるポイントになります。
加えて、就活仲間ができるので、選考情報の交換や選考状況の共有などでも役立ちます。
留年すると仲間がいない状況で情報収集に苦労するので、仲間をつくるという面でも参加するメリットは大きいです。
長期のインターンシップであれば給料が支払われる場合も多いので、アルバイトの代わりにもなりますよ。インターンシップについてはこちらの記事で詳しく解説しています。
4.候補となりそうな企業を早期に確認しておく
候補となりそうな企業を、早めに探しておくことも良い方法です。そのために、無料で利用できる「TECHOFFER」などへ早期に登録することがおすすめ。自身の専攻や研究分野、志望業界・職種などを登録しておけば、あなたに興味を持った企業からのオファーを受け取ることが可能です。
留年していても、その他の部分で評価してくれる企業が分かるほか、自身の市場価値を明確にできます。インターンなどのオファーが届く場合もあり、就活の様々なシーンで役立つツールとなるはずです。数分で簡単に登録できますので、まずは登録をすることから始めましょう。
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面接で気を付けるべき3つのポイント
留年した学生が面接で悪い印象を与えず、自分をアピールするためには3つのポイントに気をつけましょう。
1.理由は正直に話す
2.ネガティブな発言は繰り返さない
3.説明には具体性をもたせる
それぞれ詳しく解説します。
1.理由は正直に話す
面接で留年について聞かれた場合は正直に話すようにしましょう。
嘘は面接官に見透かされてしまいますし、イメージダウンに繋がるだけです。
留年の理由がただの怠慢であったとしても、自分なりに考えた原因とともに反省した気持ちを伝えましょう。
その上で、「どうやって立ち直ったのか」という気持ちや行動の変化、留年期間に打ち込んだことなどをアピールできると高評価です。
2.ネガティブな発言は繰り返さない
面接の際はネガティブな発言は繰り返さないようにしましょう。
ネガティブな説明を繰り返すと、面接官にマイナスな印象を与えてしまいます。
例えば、「自己管理が不十分でした」「頑張りが足りませんでした」など。
繰り返し説明することで、この人は「自己管理できない人なんだ…」「頑張れない
人なんだ…」と面接官に認識されてしまいます。
留年した負い目や反省の気持ちから、ネガティブな説明になってしまうのは確かにわかります。
ですが、ネガティブな説明を繰り返してもイメージアップはできません。
そのため、反省を一度伝えたあとは、留年から学んだことや留年してからの努力などを説明し、イメージアップに繋げましょう。
3.説明には具体性をもたせる
留年の説明には具体性をもたせるようにしましょう。
具体的に伝えると面接官はイメージしやすくなるので、興味を持ってもらうことができます。
また、説明に具体性をもたせるとあなただけのオリジナリティが生まれるので、より魅力的に伝わります。
例えば、ただ「プログラミングを頑張りました」では、どう頑張ったのかまったく伝わりませんよね。
一方、「インターンシップを活用し、PHPの勉強を200時間行った結果、個人でWebサイト製作の案件をいただくことができました」と伝えた場合。
インターンシップを通じて、PHPの勉強をWebサイトの製作ができるぐらい頑張ったのだと、具体的にイメージできます。
また、「この人はPHPの人だ」と面接官の印象にも残りやすいです。
そのため、説明する際にはできるだけ具体性をもたせるようにしましょう。
理系就活の面接よく聞かれる質問と回答例
留年した人が面接でよく聞かれる質問は次の通りです。
・なぜ留年したのですか?
・留年した期間は何をしていたのですか?
・留年したことを後悔していますか?
・留年してよかったことはありますか?
正直に、ポジティブに、そして具体的にを意識して、上記の質問への回答を事前に考えてみましょう。
特によく聞かれる留年理由の質問への回答例をいくつか紹介します。
1.アルバイトや部活動に熱中して留年した場合
「留年した理由は、部活動に熱中しすぎてしまったためです。
高校生の頃では考えられなかった練習法や筋トレを部活で教わり、トレーニングマシーンも完備の大学で、私は部活にのめり込みました。
その甲斐あって3年生のときにベストナインを獲得できましたが、単位が足りず留年することになってしまいました。
留年した原因は、私が野球のことばかりを考えてしまい、全体を俯瞰して見れなくなってしまったからであると思っています。
そのため、私は視野を広げ物事の優先順位を意識して行動するようになりました。
留年を機に部活のスケジュールも見直し、今は確実に単位を取得することができています。
入社した後は、これらの失敗経験を活かし、2手3手先を見ながら仕事に取り組みたいと考えています。」
2.怠惰で留年した場合
「留年をした理由は、アルバイトやサークル活動を優先して、大学の講義についていけなかったからです。
アルバイトで稼いだお金を使い、サークルの仲間たちと遊んでばかりの毎日でした。
しかし、留年をして自分の生活スタイルが間違いだったことに気づき、それ以降は学業を優先しています。
大学の講義に出るようになってからは、勉強も面白くなり、単位も確実に取得することができています。
今後は、このような失敗をしないために、計画性をもち、社会人としてふさわしい行動を取り続けたいと思っています。」
3.留学やワーキングホリデーで留年した場合
「大学2年生の時に留学しており、それに伴い留年しました。
大学でどうしても留学経験をしたいと思っていたため、少し無理なスケジュールであることは承知の上での決断でした。
留学をして日本では味わえない体験やコミュニケーション力、語学力などを得ることができたのですが、結果的に留年することになってしまいました。
今後はスケジュールを調整する前にやるべきことの優先順位を決めるなどして、やるべきことをおろそかにしないように気をつけていきたいと思っています。
社会で仕事をしていく際も、スケジューリングはとても大切なことだと思っています。
そのため、先輩方からスケジュールのやり方を学ぶなどして、同じ失敗をしないようにしていきたいです。」
以上、留年理由の回答例を3つ紹介しました。
「どれぐらい具体性をもたせるのか」を参考にして、自分なりのオリジナリティのある回答を考えてみましょう。
また、留年の事実を記載せずに就職活動を行うことができる、企業から声掛けをしてもらえるオファー型サービスも多く存在し、留年という事実よりも企業が求める能力が基礎的な素養を身につけていることを評価してもらえることから、一般的な就職情報サイトよりも就職につながる場合が高まります。ぜひ、利用してみましょう。
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これだけは知っておきたいポイント(まとめ)
今回は、留年をプラスに変える方法と面接でのポイントをご紹介しました。
1.留年が理由で就活が大きく不利になることはない
2.留年をプラスに変えるには経験と時間を活かす(自己分析・スキルアップ・インターンシップ・TECOFFERの活用)
3.面接では正直に、ポジティブに、そして具体的に説明する
以上3点に注意することで、留年をアドバンテージに変えて就活を成功に導きましょう。