【理系学生のための職種研究シリーズ】化学・生命系就活生が知っておきたい応募職種で求められる心・技・体

生命系就活生が知っておきたい職種をいくつか紹介しておりますが、それぞれに求められるスキルが異なります。
自分の性格、特製を理解した上でどの職種が向いているか、加えてそれがやりたいことに当てはまっているか考えながら就職活動を行いましょう!

目次

  • 研究開発職
  • 生産管理・生産技術職
  • 品質管理・分析
  • 技術営業・営業
  • 知的財産部
  • これだけは知っておきたいポイント(まとめ) 

化学や生命系専攻の学生が就職後に就く職種には主に研究開発職や生産技術職などがあります。研究開発職は文字通り研究を進め、付加価値の高い新製品を開発する職種です。

理系知識以外にも幅広い能力が求められます。生産技術職は工場の安全を管理し、平常を保つほか、生産効率の向上や増産に携わる知的な仕事です。

専門的な知識以外にもコミュニケーション能力や全体像を把握する能力が求められます。

このように職種によって求められる性格や能力、つまり心・技・体が異なるのです。各職種の特徴から、何が求められるのかを見ていきましょう。

研究開発職

決して派手な仕事ではない

企業によっては研究と開発に分かれているかもしれません。研究職は製品開発に役立つ可能性のある物質・合成法を試験して評価する業務を担当する一方、開発職は実際に製品化をめざして物質の組成を変動させ、製品としての性能を評価します。

このように研究開発職は一般的に製品開発を担当しますが、工業化を目的としたスケールアップ検討など、ものづくり以外の開発を担当することもあります。

文系の方からは派手なイメージを持たれることもありますが、実際には組成を代えただけの同じ実験を繰り返すという場合があり、頭脳より体ばかりを使うことになるかもしれません。

肉体労働ではありませんが心・技・体のうち、体も重要なウェイトを占めます。

参考:研究職を目指す理系学生必読! 大学と企業の研究の違いを理解する

[1] [2] 

実験以外の能力も求められる

アカデミアの研究は実験⇒考察の繰り返しですが、企業の場合は実験以外の能力も求められます。

顧客への報告では専門用語を分かりやすく伝えるためのコミュニケーション能力が必要となり、単に知識を持つだけでは不十分と言えます。

また、実験データや自分の成果を社内外に共有することがあるため、データをきれいに整理しなければなりません。整理整頓をこころがける必要があります。

専門知識という技も必要ですが、企業での研究開発では正確性・忍耐力といった心も求められるでしょう。

※大学の研究と企業の研究の違い理解の内部リンク掲示

https://docs.google.com/document/d/1T8750UyG3i6isUdZdcKB3jc5r3yL0635elJ_NUF2Kx8/edit[3]

向いている性格・特徴

このように研究開発職は地味な作業が多く、目新しい開発よりも僅かに性能を向上させた改良検討を担当することになります。

実験の前後で得られる知見も少なく、あまり派手なものではありません。

そういった意味で、細かな事でも知りたいという探求心の豊富な人が研究開発職に向いていると思われます。

そして毎日同じ実験作業を担当し、こまごまとしたデータ整理の作業を続けなければならないため、忍耐力も求められます。技だけでなく心と体も必要となる職種です。

生産管理・生産技術職

工場の作業員ではない

研究開発職を目指す就活生の中には生産管理・生産技術職を工場の作業員と勘違いし、志願を避ける人が多く見られます。

しかしこうした職種は工場の作業員のように原料の投入を繰り返すような単純作業を担当するのではなく、大卒・大学院卒レベルの理系知識が必要な職種です。

研究職が扱う実験器具以上に複雑な工場設備の構造を理解しなければなりません。

生産性向上のためにボトルネックやロス(時間、製品)の発生場面を把握し、改善に務めることで、その成果が評価される仕事です。

会社の利益を最大限に引き出すための頭脳が必要な花形職種と言えるでしょう。

また、このような仕事は大学では教育されないことから、やる気があり、理系ならではの原理原則を踏まえて物事を判断する基礎的な素養があればチャレンジできるという点がポイントです。

求められる能力

生産技術職は工場の作業員と研究職の両者と関わる仕事であり、技としてはコミュニケーション能力が必要となります。

原料の管理方法や合成する際の温度条件などを適切に情報共有ができていなければ、安全性に問題が発生してしまうでしょう。

同様に作業員に対し指揮するような立場なのでリーダーシップも重要な技となります。現状をすばやく把握して改善する姿勢も求められます。

また工場内を歩き回ったり、時には作業員と一緒に肉体労働をすることがあるため、化学・生命系職種の中で比較的体力が必要な職種と言えます。

向いている性格・特徴

リーダーシップを発揮したり、管理するのが好きな人は生産技術職に向いているでしょう。

工場の設備状況や作業員の能力を含め、施設の全体像を把握しながら仕事をしなければなりません。

そのため、比較的個人主義な人や他人に対して無関心な人は向いていないと思われます。

研究開発職に比べれば物質的な改良を担当することは少ないため、化学・生物に関係なく物事を改善するのが好きな人は生産技術職が向いています。

品質管理・分析

研究職以上に実験していることも

品質管理は工場で毎ロットに生産される製品に異常がないか確認したり、生産設備の安定性を評価するような仕事を担当します。

顧客に異常な製品が渡らないようにするための砦となる職種で、正確性が求められる仕事を担当します。

分析は研究開発の段階で必要な分析実験を担当する他、工場生産で異常が発生した際に原因を特定したり、顧客からの依頼で分析を担当することもあります。

品質管理同様に正確性が求められる職種です。品質管理・分析の両方とも毎日実験することが多く、研究職以上に実験していることもあります。

求められる能力

品質管理・分析の仕事は手を抜いたり、精度に欠ける実験を行うと正しい結果が得られなくなります。

そのため実験をミスすることなく正確に行い、細かな違いも見逃すことなく原因を追及する能力が求められます。

同じ手段の分析法ばかりをしているイメージがありますが、研究開発同様に製品の変化に伴って新しい分析法や検討法を模索するため、自分が行っている分析法が正しいかどうか判断する能力も必要です。

統計解析を習得している場合は採用において分析担当になるかもしれません。正確性という技が必要な職種です。

向いている性格・特徴

温度や撹拌条件を少し変えただけでも結果が異なる場合があるように、物事には必ず原因があります。

曲がったことが嫌いで物事を曖昧なままにしたくない、何としてでも原因を追求したいという性格の人は向いているでしょう。

研究開発もこのような性格が欠かせませんが、あまり融通がきかないと業務に支障をきたしてしまいます。

化学・生命系の学生は分析よりも実験を好む傾向にありますが、分析実験を楽しく取り組むことができた方は向いていると思われます。

技術営業・営業

顧客対応がメイン

技術営業・営業の仕事は製品の開発段階から納入時まで、ほぼ全ての段階で顧客と関わりあう仕事です。

例えば顧客の要望を元に新製品を開発する場合、事前にどのような性能の製品が必要なのかを顧客から聞き取る仕事を担当します。

その後開発が進み、新製品の性能を説明する際も技術営業が担当するでしょう。研究開発職も顧客対応に同席する場合もありますが開発段階だけの場合が多いです。

納入後に新製品が顧客の求める条件に合致しているか、より改善してほしい点は無いか、などのヒアリングは技術営業の範囲になります。

求められる能力

理系知識を専門外の相手にわかりやすく伝える能力が必要になります。理系ではない営業職であっても技術営業同様に製品知識を最低限理解し説明する能力が欠かせません。

そういった意味で論理的コミュニケーション能力と技術内容の理解力が技として必要になります。

もちろん人を相手にする仕事ですので雑談力を含む対人コミュニケーション能力もあると良いでしょう。

会社の利益に関わる仕事なのでビジネス・財務に関する能力も習得しておかなければなりません。

コミュニケーション力、営業知識という心・技が必要な職種ですが、出張を繰り返すこともあるため体力も必要になります。

向いている性格・特徴

人と関わることや会話することが好きな人は向いている職種です。同様に理系の知識を使って対人の仕事をしたいという方も向いているでしょう。

とにかく顧客の所へ出向くことが多く、出張の機会は他の職種と比べて断トツに多くなります。

出張を繰り返すことが苦ではなく、説明力を活かしたい場合は志望してみると良いかもしれません。例えば学生時代に塾講師のアルバイトを楽しく取り組むことができた方は向いているでしょう。

知的財産部

特許、情報収集

製造業では製品のノウハウを管理しなければならず、知的財産は現金や土地といった有形財産に匹敵する財産です。

知的財産部は特許の執筆・調査を担当し、競合他社の研究開発動向の調査も担当します。

例えば特許の執筆は、これまで研究開発職が自分の実験データをまとめて執筆していましたが、大企業では分業化が進み、知的財産部がヒアリングをして執筆する例も多くなっています。

研究開発を経験してから配属される場合が多いため、入社してすぐの新人が知的財産部に所属することは少ないようです。

求められる能力

アカデミアの研究で特許に触れる機会は少ないと思いますが、企業では特許の読解能力が欠かせず、知的財産部では毎日関わることになります。

特許の読み方・書き方は普通の文章と異なり特許独特の文法が必要です。化成品の種類によっても書き方が異なるため、入社後に習得することになります。

特許独特の文法が使われていますが、やはり普通の文章であっても早く読み、理解する能力が高い人ほど知的財産部の仕事が苦になりません。

文章と表だけで表された他社特許を読み、理解に落とし込むイメージ力も必要になります。

向いている性格・特徴

文章の読み書きが好きな人は向いているでしょう。例えば学生実験に限らず学校ではレポートを書く課題が多いと思います。

この時すぐに執筆に取り掛かることができ、文章の構成に長く時間がかからなかった人は向いているのではないでしょうか。

知的財産部の仕事は文章力が欠かせない独特な仕事であるため、他の部署以上に適性を考慮して配属が決められます。

これだけは知っておきたいポイント(まとめ) 

1)研究開発職は探求心と忍耐力

2)生産技術職はリーダシップとチャレンジ精神

3)品質管理・分析は正確性

4)技術営業・営業はコミュニケーション能力

5)知的財産部は文章力


@marin.cities@gmail.com

コンテンツを公開しているので、

今後はこんな感じで内部リンクの設置をお願いできますでしょうか?

_やまぐち に割り当て済み_

※タイトルを

理系就活必勝コンテンツ 化学メーカー研究職への道 ~大学と企業の研究の違いを理解する~

のものを、

研究職を目指す理系学生必読! 大学と企業の研究の違いを理解する

に修正中ですので、修正後に内部リンクを盛り込めればと思います。

あ、ここにありましたね!

配慮ありがとうございます。

上記、失礼しました。

  • 監修
    株式会社テックオーシャン
    人工知能やビッグデータを駆使し、理工系人材領域における採用ベストマッチングを生み出すHR Tech企業です。 理工系学生専門のオファーがもらえる就活サービス「TECH OFFER」と、大型イベントから1on1面接まで、気軽に企業と出会えるカジュアル就活サービス「TECH MEET」を運営しています。