こんにちは。理系就活情報局です。

ソニーといえば、理系就活生なら誰でも一度はエントリーを考える人気企業です。

就職活動にまつわるランキングでも、ソニーは常に上位にランクインしています。

本記事では、ソニーに就職したい理系就活生向けに、選考や勤務地について解説します。

ソニーにエントリーしようか検討している理系就活生の方は、ぜひ参考にしてみてください!

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ソニーは理系がめざす人気企業の一つ

ソニーは理系がめざす人気企業の一つ

ソニーは就活人気ランキング上位企業

マイナビ「2025年卒版就職企業人気ランキング」の「理系学生の人気企業ランキングTOP100」によれば、数ある大手企業を抑えて、ソニーグループは去年に引き続き1位にランクインしています。

順位企業
1ソニーグループ
2味の素
3KDDI
4Sky
5パナソニックグループ
6三菱重工業
7NTTデータ
8キヤノン
9セガ
10トヨタ自動車

理系の就活において、ソニーは熱い注目を集める企業です。

最先端の技術力やグローバルな事業展開、多岐にわたる製品展開は、多くの学生にとって魅力的なポイントとなっています。

競争率は高いですが、挑戦する価値のある企業として、幅広い学生に注目されています。

ソニーとパナソニックはどっちがいい?

ソニーとパナソニックは、それぞれ異なる強みを持つ企業であり、どちらが「良いか」は自分のキャリア目標によって異なります。

ソニーはエンタメやゲーム、半導体など先端技術やクリエイティブ分野で強みを持ちます。一方で、パナソニックは家電やBtoBソリューション、エネルギー分野など幅広い事業を展開し、社会インフラへの貢献が魅力です。

どちらもグローバルに活躍できるフィールドが整っているため、自分が挑戦したい分野や職種を明確にし、企業文化・事業内容・働きやすさを比較して選ぶのがポイントです。

理系学生に響くソニーの魅力

理系学生に響くソニーの魅力

最先端の現場で専門性を活かせる

理系学生に響くソニーの魅力1つ目は、最先端の現場で専門性を活かせることです。

ソニーは、「クリエイティビティとテクノロジーの力で、世界を感動で満たす。」という存在意義を掲げて、多種多様な事業を展開しています。

・テレビやオーディオなどを中心に多様なプロダクトを手がける「エレクトロニクス・プロダクツ&ソリューション」

・最高度のテクノロジーでイメージセンサーなどを生み出す「イメージング&センシング・ソリューション」

・PlayStationを中心としたビジネスを展開し、映画や音楽にも領域を広げている「ゲーム&ネットワークサービス」

これら3つを軸に、金融や関連事業なども展開しているソニーでは、研究開発によって培われた技術が積極的に用いられています。

日本のみならず世界に大きな影響をもたらすソニーの事業を支えているのは、最先端の現場で専門性を活かして働く社員たち一人一人の「個性」です。

「個」の成長を重んじるソニーでは、社員の意欲や成長を歓迎しており、会社が一人一人の「挑戦する機会や場所」の受け皿であることを明確に示しています。

自分の限界を超えて成長したいと思う理系就活生にとって、生涯を通じて働く場としてこれ以上の環境はないと言えるでしょう。

意欲を評価して個性を伸ばせる支援

理系学生に響くソニーの魅力2つ目は、意欲を評価して個性を伸ばせる支援が豊富なことです。

担当業務を続けながら、業務時間の20%を別の仕事に充てられる「キャリアプラス制度」や、「公募留学制度」など、ソニーでは社員の意欲と個性を伸ばすことに積極的に取り組んでいます。

「個」の成長を促し、支援する「場」である会社の体制を整えることで、「個」も「会社」も成長していく。

そんな好循環を支える仕組みが整っているソニーだからこそ、社員は新たな挑戦をし続けることができるのです。

(参考:SONY「挑戦を後押しする制度」)

多様な生き方に寄り添う福利厚生

理系学生に響くソニーの魅力3つ目は、多様な生き方に寄り添う福利厚生です。

社員の多様性を重んじるソニーでは、さまざまな考え方や生き方、価値観を持つ社員が自分らしく活躍して成長できるように、社員の人生とキャリアを支える制度を整えています。

産休・育休を見ても、ソニー(株)における女性の育児休職取得率と復帰率は共に100%で、男性育児休暇取得数は71%と高いです(※2019年度実績)。

出産に関する⼀時⾦の支給・20日分の有給休暇が追加で付与される「育児休暇」だけでなく、「育児時短勤務」・「育児フレックスタイム勤務」や、育児期間中の休憩時間の追加取得、ベビーシッターの費⽤補助や、休職中の⾃⼰学習補助「休職キャリアプラス」、妊産婦の定期健診など、ソニーは出産から復帰後までをカバーする手厚い支援制度が充実しています。

他にも、日数制限なしで場所や時間を問わず柔軟な働き方が選べる「フレキシブルワーク制度」、配偶者の海外赴任・留学に同行してスキルアップを図るために最長5年休職できる「フレキシブルキャリア休職制度」などがあります。

これらの制度には、性別や考え方を問わず、人生において訪れるさまざまな変化の局面においても、社員に「自分らしいキャリアを諦めさせない」というソニーの考えが一貫しています。

また、がんの予防・発見から治療まで、「仕事も治療も諦めない」ための支援が整っており、がんを予防・早期発見するためのe-learningが必須となっている点も、心強いポイントです。

どんなことが起こるかわからない人生においても、仕事も生活も諦めなくていい。

ソニーには、大手だからというだけではない「懐の深さ」という魅力があることが分かります。

(参考:SONY「多様性を推進する取り組み」)

ソニーの選考の特徴

ソニーの選考の特徴

選考スケジュール

ソニーの選考は、公式の新卒採用マイページよりエントリーする形式です。

ここでは、25卒の選考スケジュールを紹介します。

ソニーでは、募集時期が2つに分かれており、「ジョブマッチング1期」「ジョブマッチング2期」と呼ばれています。

・エントリー時期

1期 3月1日 ~ 3月7日

2期 4月15日 〜4月25日

・書類選考・面接・内定:以降順次

(参照:ソニー「募集要項」)

WILLコース・専門性不問コース

ソニーのエントリーには、配属先を自分で選択することができる「コース別採用」と、大学の研究内容とは違う領域に挑戦したい人におすすめの「WILLコース」「専門性不問コース」があります。

理系就活生にとっては、主体的に活躍の場を選べる「コース別採用」は、専門性に直結した就職が叶う安心感があります。

一方で、社員インタビューを読むと、ソニーでは理系の専門分野においても「大学での研究に左右されない現場で働いている」人も多いことが分かります。

「WILLコース」「専門性不問コース」では、選考プロセスを通して配属先を検討することができるため、もし自分の専門性を素地として挑戦したい領域を持っているのなら、こちらのコースをおすすめします。

(参照:ソニー「募集コース」)

個人面接・私服面接

ソニーの面接は、「ソニーがじっくりみなさんの個性を知る場であり、皆さんがソニーをじっくり知る場」(引用:ソニー「募集要項」)という考えから、集団ではなく個人面接となっています。

また、採用イベントや面接時は、自由な服装で参加するよう呼びかけています

私服でも参加できるため、あなたが「個」として魅力的な存在であることをアピールできれば、学歴という画一的な要素だけでは判断できない「あなた」を評価してもらえるはずです。

大学院採用

ソニーは、大学院生やポストドクターを積極的に採用しています。

大学院生やポスドクを対象とした長期有給インターンを随時開催しているほか、新卒採用の募集が行われていない期間には経験者採用として応募可能など、かなり柔軟に採用枠を設けています。

募集内容に希望する職種が見つからない場合は、「キャリア登録」から経歴を登録しておくと、適した職種がある場合は連絡が届きます。

(参照:ソニー「博士課程後期修了見込みの方、ポストドクターの方へ」)

ソニーの働き方

ソニーの働き方

ソニーの新卒の初任給は?

ソニーの新卒の初任給は、以下の通りです(※通勤交通費別途支給)。

最終学歴初任給(月額)
大学卒313,000円〜
修士了343,000円〜
博士了363,000円〜

産労総合研究所「2024年度 決定初任給調査」によれば、初任給の水準は大学卒:22万5,457円、修士了:24万7,702円、博士了:25万2,089円です。

ソニーの新卒は初任給の水準を上回っており、平均よりも高いことがわかります。

(参照:ソニー「募集要項」)

勤務地はどうなる?転勤は?

ソニーは、品川・大崎・みなとみらい・厚木・藤沢・仙台をはじめ、全国各地に事業所を持っています。そのため、配属先によって勤務地は異なります。

その一方で、ソニーはフレキシブルなワークスタイルを実現できる勤務制度が整えられています。

現在、フレキシブルワーク制度として全社員が在宅勤務を活用しており、勤務地によらず、自分らしいスタイルで働くことが可能です。

(参照:ソニー「変わる働き方と変わらない精神」)

女性も働きやすい職場?

ソニーは、創業以来、個人を尊重する風土が根づいている会社です。

同時に、一人一人に寄り添い一緒に考えてもらえる環境も整っています。

ソニーは性別の隔てなく働きやすい環境を目指しており、ダイバーシティへの意識が高いだけでなく、実際の取り組みを起こしている企業です。

子育てサポート企業認定 (くるみん認定) 女性活躍推進法に基づく認定制度「えるぼし」も取得しており、女性にとっても働きやすい職場だと言えます。

参考:厚生労働省「くるみんマーク・プラチナくるみんマーク・トライくるみんマークについて

キャリア支援はしてもらえる?

ソニーは、⾃発的キャリア形成を⽀援する制度が充実しています。

たとえば、「社内募集制度」では、所属部署に2年以上在籍している社員であれば、上司の許可なしで希望する部署やポストに応募することが可能です。

「社内募集制度」は、ソニー社内で50年以上続いてきた制度で、この制度を利用して移動した社員の合計は8,000名以上に及びます。

ほかにも、「社内フリーエージェント(FA)制度」があります。

この制度では、仕事で高評価を獲得した社員に対して、プロ野球のようにフリーエージェント(FA)権が与えられます。該当の社員は、ポストや職種のオファーにFA権を行使して、自分が希望する新しい職場へ異動することが可能です。

この制度は2015年からスタートしたものですが、3,500名以上の社員がFA権を付与されています。

(参照:ソニー「変わる働き方と変わらない精神」)

ソニーに入るのは狭き道?

ソニーに入るのは狭き道?

ソニーの就職難易度は高い

結論、ソニーの就職難易度は高いです。

東洋経済ONLINE「入社が難しい有名企業ランキング」ではトップ200社中「53位」、入社難易度は「61.1ポイント」と評価されています。

人気と競争率の高さから、入社のハードルは高いと言えます。

ソニーの採用人数と倍率

「リクナビ2025」によると、ソニーグループの2025年度の採用予定人数は「301名~」です。

「リクナビ2025」でプレエントリー候補リストに登録している就活生は、108,835名です。

このプレエントリー数から倍率を計算すると、新卒採用の倍率は約361倍になります。

ソニーの採用倍率は公表されておらず、プレエントリー=実際の応募数とは限りませんが、上記の数字からもわかるようにソニーの倍率は非常に高いです。

(参照:リクナビ2025「ソニーグループ」)

ソニーが採用している大学

ソニーは採用している大学名を公表していませんが、ダイヤモンド・ライフ編集部「3大電機メーカー「採用大学」ランキング2023最新版」によると、ソニーグループが採用している大学のTOP3は、東京大学・東京工業大学・慶應義塾大学です。

いずれもトップクラスの大学で、高学歴層から多くの学生を採用していることがわかります。

理系就活生がソニーを目指すためにしたいこと

理系就活生がソニーを目指すためにしたいこと

ソニーの事業領域を把握し理解を深める

ソニーの事業は、多岐にわたります。

その分、理系就活生は「いったいどの分野で自分の能力を活かすことができるんだろう?」という点が気になってくると思います。

まずは、ソニーのサイトから事業一覧を見ていくことになります。

併せて読みこんでおきたいのが、ソニーに関わる様々な「人」についての記事がまとめられた「Discover Sonyです。

リンク先では、ソニーの社風や働き方、社員の担当業務や入社経緯などがわかる記事が多岐にわたって掲載されています。記事にはタグが付けられていて、自分の専門に近い人や興味がある内容の記事を見つけやすい構成になっているのが特徴です。

事業の全体像を把握した後に読むと、細部への理解を深められます。

自己分析を行う

理系就活生がソニーを目指すなら、自己分析は欠かせません

ソニーは技術革新を重視する企業であり、自身の強みや技術力を明確にすることが求められます。

まず、自分の研究分野やプロジェクト経験を振り返り、「どのようにソニーの事業に貢献できるか」を整理しましょう。

「なぜソニーなのか」を言語化して、技術だけでなく、自分の価値観やビジョンが企業の方向性と合致していることをアピールすることが重要です。

強みを活かせる分野を見極め、具体的に伝える準備を進めましょう。

インターンシップに参加する

ソニーは、新卒採用にあたって、セミナーやイベント、インターンシップを積極的に開催しています。

中でも、「本物の職場体験」をしながら「ソニーという会社」や「そこで働く人たち」を知ることができるインターンシップは、毎年高い人気を誇ります。

・最先端技術の現場で働く「長期有給インターン」

・2~4週間の「職場密着インターン」

・1dayで気軽に受けられる「オープンハウス」

・1~3dayの職種別インターンシップ「Business Master Program」

・随時開催している、最先端の場で研究開発に携われる「長期有給インターン」

など、志望する職種に合わせたインターンシップが用意されています。

どんなにオープンな情報が採用サイトに掲載されているといっても、やはり実際に肌で感じる経験の威力には勝てません。

ぜひ応募して、ソニーの社風や仕事内容との相性を確認しましょう。

(参照:ソニー「インターンシップ」)

適性検査対策を徹底する

ソニーをめざす理系就活生にとって、適性検査対策は必須です。

ソニーは倍率が高く、優秀な学生を求めていることから、他の就活生も適性検査対策を徹底してきます。

ソニーをめざすには、適性検査の特徴や出題傾向を把握して、効率的に勉強を始めましょう。

適性検査の合格ラインは企業によって異なりますが、大手企業・難関企業になればなるほどボーダーラインは上がります。

適性検査対策は、時間をかければかけるだけ練習できるため、問題集やアプリを使ってコツコツ対策しましょう。

ソニーの就活についてよくある質問

ソニーの就活についてよくある質問

ソニーにも早期選考はある?

ソニーは早期選考の有無について公表していませんが、就活生のクチコミなどを見ると、一部早期選考が実施されていることがうかがえます。

とはいえ、ソニーグループは採用にあたっても複数の会社に分かれており、クチコミは必ずしも真実とは限らないため、早期選考を期待しすぎるのはおすすめしません。

ソニーのインターンシップは内容が非常に充実しており、経験を活かせば本選考でもしっかり自分をアピールできるはずです。インターンに参加するだけでも、大きなメリットが得られるでしょう。

ソニーに学歴フィルターはある?

ソニーの選考では、一定の学歴フィルターが存在すると考えられます。

ソニーは東京大学、東京工業大学、早稲田大学、慶應義塾大学などの難関大学出身者を採用している傾向が強いです。技術力や専門知識が求められる職種では大学での研究内容やスキルが重視されるため、高学歴者が結果的に多くなります。

その一方で、ソニーは多様な人材を求めており、地方国立大学や中堅私立大学からの採用実績もあります。

学歴よりも個々の能力や適性が評価される側面もあるため、「学歴が足りていないから」と最初から諦めず、しっかりと自己PRを行うことが重要です。

まとめ

今回は、理系就活生から熱い注目を集めるソニーについて解説しました。

現在は25卒の選考中ですが、2026新卒専用マイページに登録可能です。

ソニーにエントリーしたいと思っている理系就活生は、今すぐ登録しておきましょう。

また、ソニーのマイページに登録したら、次に理系に特化した逆求人型サイト「TECH OFFER」に登録することをおすすめします。

「TECH OFFER」は大手ナビサイトとは異なる、新しいタイプの就活が実現するサイトです。

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これから本格的に始まる就職活動に備えて、事前の準備をしっかり行いましょう!

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