IT技術の発達や企業のDXへの取り組み強化により、理系採用のニーズが高まっています。一方で理系学生の数は年々少なくなっており、理系採用は以前にも増して難しくなっていると言えるでしょう。
人事担当者様としては優秀な理系学生を採用するために、あの手この手を尽くしていると思いますが、思うような結果が出ないということもあるのではないでしょうか？
そこで本記事では理系採用の現状と今後や理系学生の特徴について、分かりやすく解説します。理系採用成功のヒントを知りたい人事担当者様は必読です。
理系採用の現状
市場の状況を知ることは効果的な採用手法を考える上で大切となります。まずは理系採用の現状について確認しておきましょう。
新卒の理系採用市場は競争が激化
冒頭にも解説しましたが、新卒の理系採用は企業間での競争が激化しています。
- IT技術の発達
- 企業のDX推進
- グローバル競争の激化
これらの要因により、テクノロジーに強く、専門分野での研究を行なっている理系学生の需要が高まっているのです。
しかし、少子高齢化や子どもの理科離れの影響もあり、理系学生の数自体は年々減少傾向にあります。
このように新卒理系採用の需給ギャップが広がっているので「企業間で理系学生をめぐる競争」が勃発していると言えるでしょう。
今後ますます理系採用は難しくなる
理系人材の需給ギャップは今後も拡大することが予想されています。経済産業省は2030年にIT人材が約45万人（最悪の場合は約79万人）不足すると、2019年4月に「IT人材需給に関する調査」で発表しました。
IT人材を含む理系人材は、今後不足することが予想されます。そのため、大企業から中小企業まであらゆる企業が新卒理系採用に注力しているのです。
国内企業がグローバル競争で勝ち抜いていくためには、ITやデジタル技術を発展させてDXを進めていく必要があります。その担い手となる新卒理系学生の採用競争はますます激化していくでしょう。
企業の人事担当者は、理系採用の難しさに頭を抱えてしまうかもしれません。
人事担当者が知るべき理系学生の特徴
新卒の理系採用は年々競争が激化して難しくなっています。優秀な理系学生を確保するためには、理系学生の特徴を正しく理解する必要があるでしょう。
文系学生と比べると就活に費やす時間が少ない
まず理系学生は、文系学生と比べると「授業や研究が忙しい」ということを頭に入れましょう。
多くの理系学生は大学3年生の後半から4年生にかけて研究室に所属します。この頃がどういう時期かというと、就活ナビサイトがオープンして企業の採用活動が本格化する時期です。
就活に一番力を入れるべき時期に、理系学生の多くは授業や研究で忙しくなってしまう傾向にあります。
大手志向が強い
特に国立大学の理系学生に多く見られる傾向が「大手志向」です。
理系学生の就職希望ランキングでは、毎年トヨタ自動車やソニーのような誰もが知る大手企業の名前があります。
専門的な研究を行なっている理系学生から見ると、中小企業より大手企業の方が研究設備や充実していて予算が十分確保されているというイメージがあるのでしょう。
実際には、中小でも技術力が高くて研究設備が充実している企業も多くあります。しかし、就活に費やす時間が少ない理系学生は、中小企業を検討する余裕がないというのが実情でしょう。
大学院への進学率が高い
上のグラフは大学生の大学院への進学率を表したものです。
一目瞭然ですが、グラフの上から「理学」「工学」「農学」と理系学部が突出しています。一方で文系学部の大学院進学率は10%にも満たないということが分かるでしょう。
このデータからも、大学4年生の理系学生の多くは「就職」か「大学院への進学」かという選択肢に悩んでいることが想像できます。
大学や教授推薦での就職が多い
理系学生は一般的な就職活動を行なわず、大学や教授推薦で就職先を決めるケースが多いのも特徴です。
同じ研究室に所属した先輩の就職先を参考にする理系学生が多く、中にはリファラル採用という先輩からの推薦で就職が決まる学生もいるでしょう。
理系採用を検討する企業は、いかに研究室との関わりを持っているかどうかが大事になってきます。
人事担当者が理系採用を成功させるためには？
企業の人事担当者は新卒理系採用の市場と理系学生の特徴を理解した上で、具体的な採用手法を検討する必要があります。
人事担当者が理系採用を成功させるために意識した方が良いポイントを確認していきましょう。
自社の魅力をアピールできる手法を検討する
理系学生の多くは就活に費やす時間が少なく、大手志向であるという特徴があります。
人事担当者は、トヨタ自動車やソニーのような超がつくほどの大手企業と同じ市場で戦わなければなりません。
そこで意識すべきなのが「いかに自社の魅力を理系学生に伝えるか？」ということです。
就活ナビへの広告掲載や合同説明会への参加は、多くの人事担当者が検討することだと思います。しかし、大手企業より認知度が低い会社では思った結果に繋がらないということもあるでしょう。
そこで検討してもらいたいのが、ダイレクトリクルーティングという採用手法です。直接気になる理系学生にアプローチすることができる手法であり、自社の魅力を伝えるコンテンツを確実に届けることができるでしょう。
理系学生に合わせたスケジュールを組む
理系学生は授業に研究に就活にと慌ただしい毎日を送っています。人事担当者として決められた採用スケジュールを守ることはもちろん大切です。しかし、優秀な理系学生を採用したいのであれば、理系学生のスケジュールを十分に考慮しましょう。
先ほど触れたダイレクトリクルーティングであれば、ターゲットとする理系学生と密にコミュニケーションを取ることが可能です。スケジュールがタイトな理系学生であれば、隙間時間でWEB面談を実施するなどの方法を提案してあげましょう。
理系学生に考慮したスケジュールを組むことで、理系学生からの印象が良くなるかもしれません。
理系採用のコストは投資と考える
人事担当者の多くは限られた予算の中で「理系採用を成功させるためにはどうした良いか？」と頭を悩ませていることでしょう。
コスト内で収めることはもちろん大切です。しかし、企業が今後のグローバル競争を勝ち抜くためには理系人材の採用と育成が必要となります。目先のコストに捉われてしまい、優秀な理系学生を採用できないのであれば、元も子もありません。
理系採用のコストは将来の投資と考えて活動することが大切だと言えるでしょう。
理系採用特化型サービスTECH OFFER
優秀な理系学生に直接アプローチをするダイレクトリクルーティングは、新卒理系採用を成功させるための近道です。その中でも理系採用に特化したサービスであるTECH OFFERを紹介します。
理系学生に絞ったダイレクトリクルーティング
TECH OFFERは理系学生にのみ特化したダイレクトリクルーティング、つまり理系学生専門のオファー型就活サービスです。
人事担当者はTECH OFFERに登録した理系学生に直接オファーを出すことができます。逆に理系学生は登録しておくだけで、企業からオファーを受けることが可能です。
人事担当者と理系学生の双方にとってメリットがある手法だと言えるでしょう。
人事担当者と理系学生をつなぐ架け橋
人事担当者はTECH OFFERを利用することで、約40,000件の研究室データベースにアクセスできるようになります。
TECH OFFERには約1,000,000件の技術キーワードも登録されており、人事担当者はこのキーワードに紐づけられた理系学生を検索することが可能です。
企業が求める知識や技術に合った理系学生にのみターゲットを絞ることができるのがTECH OFFER最大の特徴だと言えるでしょう。まさに人事担当者と理系学生をつなぐ架け橋的存在です。
入社後のミスマッチを防ぐ
TECH OFFERを使用する人事担当者は、自社に関連する技術キーワードを登録します。その技術キーワードに関連する理系学生にオファーを出すので、入社後もイメージに近い仕事内容となることが多いでしょう。
新卒採用では入社後に「仕事のイメージが違った」というミスマッチの事案が起こりやすいと言えます。TECH OFFERでは直接理系学生に自社の魅力を細かく伝えることができるため、入社後のミスマッチを防ぐことができるでしょう。
せっかく苦労して採用した理系人材の流出を防ぐためにも、採用段階からありのままの情報を伝えるようにしてくださいね。
まとめ
新卒理系採用の市場競争は今後も激しさを増していくでしょう。
人事担当者としては、理系学生の採用が難しく、辛い局面が続くと言っても過言ではありません。しかし、採用手法を工夫することで、辛い局面を打破できる可能性があります。
TECH OFFERは新卒理系学生に特化したダイレクトリクルーティングサービスです。自社の魅力を直接伝えることができるので、大手企業にも負けないPRを展開できる可能性があります。
TECH OFFERが気になる人事担当者様は、ぜひテックオーシャンまでお問い合わせください。
