登録者情報
ニックネーム:A3
大阪大学大学院 理学研究科化学専攻 / 22卒

選考企業情報
企業名:大日本印刷株式会社
職種:研究開発
インターン参加:短期インターン参加
最終選考結果:最終選考通過(内定)

エントリーシート

研究テーマのタイトルをご記入ください。(全角200文字以内)

階層的なAu-S結合と水素結合による異種二分子膜の自己組織化過程に関する研究

研究テーマの内容をご記入ください。(全角1000文字以内)

私は金属表面で物質の特殊な性質を引き出すことを目標とした研究を行っています。  近年、低温下で電気的性質が変化する物質が報告されました。我々の研究室では金属表面にこの物質を膜として形成させ、温度変化以外の刺激により電気的性質を変化させることに挑戦しています。この研究は報告された物質を実際の社会で利用することを最終的な目標とした研究であり、デバイスの小型化への応用が期待されています。しかし、この研究中で膜の表面が粗くなってしまい、電気的性質を変化させることが出来ない問題が発生しました。  私は金属の表面には金属内部と比較して電子が多く存在するため、内部とは異なる性質を示すことに興味がありました。そのため、現在の研究室への所属を決め、その中で研究対象である膜が金属上でしか形成しないということに興味を持ちました。そこで、研究中に発生した膜が粗いという課題を解決するべく、金属表面に形成される膜を平坦にする条件の模索を行いました。  実際の実験では金を溶液に一晩漬け、分子の膜を形成させた後、光を利用した測定装置で分子膜の平坦さや狙い通りの分子膜が形成しているかを確認しました。私はその中で金を漬け込む溶液の温度や濃度などの条件を変更し、膜を平坦にすることを目標に研究を行いました。  その研究中で私は新しい測定を行うために試料の温度を一定速度で上げる仕組みを作る必要がありました。当時、私はプログラミングも回路の構築も未経験であったため、強い苦手意識がありました。しかし、私はこれも自身の成長につながると考え、参考書を独力でやりこみ、温度を制御するプログラムを組みました。その後、回路の構築は担当教員や、メーカーの方々と議論を行い、最終的に試料の温度を一定の速度で上げるだけではなく、試料の温度を一定に保つこともできる仕組みを作りました。このような仕組みを組み上げたことで、苦手を克服した達成感を得、これからも自分の成長につながることに積極的に挑戦しようと考えました。  これまでの研究で私は膜の粗さを1/5にする製膜条件を突き止め、研究室の抱えていた問題を解決しました。それに加え新たな製膜手法も確立しました。現在はこれまでの成果をまとめた論文の投稿を目指し、膜をより詳細に分析する測定を行っています。また同時に今後の測定に必要な新たな実験装置の立ち上げにも携わっています。

DNPを志望する理由と入社してどのような仕事に取り組みたいですか。 ご記入ください。(全角500文字以内)

私は貴社で自分の専攻を活かして未来の生活基盤を支える技術に携わりたいと考えております。  このように考える理由は二点あります。一点目は、アルバイトの経験から社会で新しいことを実現したいと考えたためです。私はアルバイトとして塾講師を行う中で授業中に生徒が出来なかったことができるようになった時の嬉しそうな様子を何度も目の当たりにしました。その時に他人の役に立てたと感じ、塾講師への大きなやりがいを覚えました。この経験から私は世に無かった便利な物を作り、できなかったことが当たり前になる社会の構築に携わりたいです。  二点目は現在の専攻内容に対する興味が大きいためです。私は金属上に分子の膜を作る研究を行っています。この研究中で製膜条件を変えると形成する膜が変化することに興味が湧き、今後も微細構造関連の事業に携わりたいと考えています。  貴社は印刷事業を日本で最も長く行っており、印刷に関連した高い微細加工関連の技術を利用して、電子デバイス開発などの現代の生活に必須である事業を展開しています。そのような貴社で私は未来の生活基盤を支える仕事に微細構造の観点から携わりたいと考えています。

自分自身を売り込むキャッチフレーズを考えてください。 その理由も合わせてご記入ください。(全角500文字以内)

私は電気調理器のような人間です。理由は与えられた材料を利用して料理を作り上げるように、私自身が他者から頂いた助言を活用し、求められた成果を出す実行力を有しているためです。  私は5年間塾講師のアルバイトを行ってきました。初めは授業をこなすことで精一杯になり、生徒に合った分かりやすい授業が出来ない悩みがありました。そのことを先輩講師に相談したところ、生徒の顔や反応を見て授業を行った方が良いと助言を頂きました。それを基に授業を行うと生徒の反応が伝わるようになりました。この反応を参考に日常生活中の具体例を挙げて教えるなどの工夫を授業に加えることで生徒の成績を伸ばし、上司からの信頼を得ました。このことから優秀な生徒を担当する機会が増え、彼らに合った指導を心がけました。その結果、私の塾で初めて生徒を国立大学に合格させることが出来ました。  四年生時には30人の講師の中から表彰され、長い間試行錯誤しながらも一つのアルバイトをやり抜いたことを講師たちの前で評価され、大きな充実感が得られました。  この強みを生かし、私は貴社が培ってきた高い技術を学び取り、未来の生活基盤を作っていきます。

各質問項目で注意した点

結論ファーストを意識すること 専門用語は可能な限り簡略化すること

結果通知時期および結果通知方法

結果通知時期:1週間以内 結果通知方法:メール