転職が当たり前になりつつある昨今においても、新卒で入社する会社の重要性は変わりません。
新卒入社する会社では、ビジネスマンとしての基礎を積む機会となるためです。
就活の重要性を理解しているからこそ就活で行き詰まりを感じ、しんどさを抱えている方は多いのではないでしょうか。
特に25卒の就活は従来とは状況が変わっており、厳しさが増しているため、なおさらです。
今回は就活がしんどいと感じている方に向けて、原因と対策法を解説します。
就活中でしんどいと感じている方はもちろん、これから就活を始めようと思っている方もぜひ参考にしてみてください。
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25卒の就活がしんどい状況といわれる理由
いつの時代でも就活は決して簡単ではなく、多くの就活生が苦労しています。
しかし残念なことに、25卒の就活は特にしんどいといわれています。
本章では25卒の就活がしんどくなるといわれる理由を解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
25卒就活からインターンが変わる
25卒の就活からインターンシップが一定の条件を満たせば、採用活動への利用が可能となりました。
これまでは、インターンシップの扱いはあくまで職業体験の立ち位置に過ぎませんでしたが、今後は採用に活用されることになります。
インターンシップに参加していなければ、内定を貰えないというケースがあり得るルール変更といえるでしょう。
インターンシップはなるべく参加した方がいいという温度感から、今後は必須レベルになる可能性が十分にあります。
参考:インターンシップを始めとする学生のキャリア形成支援に係る取組の推進に当たっての基本的考え方
コロナで学生のアピールできる内容が不足傾向にある
25卒の就活生は、学生として様々な経験を積める時期に新型コロナウィルスの影響で、人と交流する機会が多く失われました。
結果として学生らしい活動ができなかったために、就活でアピールできる内容が不足傾向にあります。
またアルバイトやサークル活動から、自身がどのような仕事をしたいかに気づく機会も減っています。
就活が早期化している
昨今の就活におけるキーワードといえば、早期化です。
採用活動の解禁は卒業年度の6月1日以降となっていますが、実際は解禁日より以前に内定が出ているケースが少なくありません。
早期化の流れは今後も変わる可能性は少なく、さらに加速していくでしょう。
加えて、25卒就活からのインターシップ方針変更により、さらなる早期化が予想されます。
オンライン化により参加者が増加している
新型コロナウィルスは就活のやり方を一変させ、オンラインが一般的となりました。
就活のオンライン化が進んだ結果、移動時間などの都合により参加できなかった学生が参加できるようになりました。
参加者の増加は倍率アップにつながるため、競争が激しくなることを意味しています。
新型コロナウィルスは就活のスタイルを一変させるだけでなく、就活の難易度も上げる結果となりました。
【要注意】就活がしんどい人の共通点
就活のしんどさを解決する方法として、「就活がしんどくなる人」の特徴や共通点を理解しておくことも大切です。
自分が当てはまっているかのチェックも含めて、傾向を確認してみましょう。
完璧主義になってしまっている
就活がしんどくなりがちな方は、完璧主義が強い傾向の方が多いです。
少し想像と異なる結果になったり、上手く行かないことがあったりすると悩んでしまうタイプの方は、もう少し緩めて考えた方が物事は上手く行きやすいです。
100点満点でなくても、70点で合格とするなど少しハードルを下げて就活を進めると良い結果に繋がるでしょう。
客観視ができていない
しんどい時は視野が狭くなるものですが、客観視ができないと更に苦しくなります。
周囲の助けやフラットな状況判断ができない場合は一旦立ち止まり、自分自身を俯瞰して観ることが大切です。
自分自身だけにフォーカスしている視点から、周囲の状況を含め広い視点で自分をみると、新たな気づきがあるはずです。
悪い方の視点に偏っている
物事は良い点だけということはなく、悪い点との両立で成り立っています。
就活がしんどくなる場合はほとんどの場合、一方の「悪い点」だけをみている状況にあるもの。
誰でもしんどい時はそうなってしまうものです。
そのため、時折視点のバランスを戻すことが必要です。
どんな状況にも良い面と悪い面があるので、今の状況で恵まれている面にも目を向けてみることが非常に大切です。
「やらなければ」という意識になっている
真面目な方は特に、就活がいつのまにか義務感で一杯になる傾向にあります。
「やらなければいけないのにできていない」という思考によって自分にプレッシャーを掛け、自信をどんどん失っていく人も少なくないでしょう。
しかし就活自体は、そもそも自分自身の人生の一場面に過ぎません。
「やらなきゃ」よりも「やりたい」を優先して、一回限りの25卒新卒就活を楽しんでみることがおすすめです。
25卒就活がしんどいと感じたときの解決方法【メンタル編】
24卒就活のしんどさは「メンタル」と「行動」の両面にアプローチすることで解決できます。まずは、「メンタル」へのアプローチを解説します。
一旦就活を休んでみる
しんどい方におすすめしたいのは、まずはゆっくり休んで何も考えない時間を設けることです。
気持ちが落ち込むのは心が弱い訳ではなく、単純に頭や身体が疲れているだけのことも多くあります。
考えすぎが原因で疲れている状態は、PCやスマホで言えばオーバーヒートしている状態です。
そんな時は、無理をせずに一旦リセットすることが解決への近道。
特に几帳面な頑張り屋タイプの方は、2、3日くらい何も考えずゆっくりと休んでみることをおすすめします。
友人や家族に想いを話してみる
周囲の信頼できる人に気持ちを話すことで、心が癒えることもあります。
「言える」ことは「癒える」に繋がるということです。
「話す」ことは心のデトックスにも繋がるので、行き詰っている気持ちや悔しい想いなどを、他人にすべて話してみることも効果的です。
困った時はお互い様なので、家族や友人に頼ってみてくださいね。
人と比べない
25卒生に限らず、就活がしんどくなる状況は「人と自分を比較してしまう」ことで起こりがちです。
友人や就活中に出会った仲間と比べ、自分が劣っている部分だけみていると本当にしんどくなるもの。
どんな人物でも他人と比較すれば、そのような気分になるのは当然です。
条件や生まれ育った環境はもちろん、そもそも容姿や性格もそれぞれ違うので、比べることはナンセンス。
自分が今持っているものをどの様に活用するか、思考の方向性を変えてみると状況は一変するでしょう。
さらにしんどい想定を掘り下げてみる
就活のしんどい気持ちは、不安が原因になっていることが大半です。
しんどい気持ちを回復させる対策も良いですが、とことん最悪の未来を想像してみるのも解決方法のひとつ。
「次も選考で落とされたらどうしよう」と思っているのであれば、次もその次も落ちてしまう状況を一旦想像してみましょう。
そうすると、意外と最終的には「落ちてもまた頑張ればいい」とか「就職だけが人生じゃない」という思考になるもの。
恐れが無くなると不安が解消され、本来のメンタルで次に臨むことが可能です。
これは一流のスポーツ選手も用いているメンタル調整のテクニックのひとつ。
このような技術やテクニックを覚えておくことは、今後にとっても大きな助けになります。
25卒就活がしんどいと感じたときの解決方法【行動編】
「就活のしんどい」という想いを、行動の側面から解決する方法を解説します。メンタルと行動の両面から、自身にあったもので解決してみてください。
就活スケジュールの見直し
25卒生に限らず就活がしんどくなる原因は、最適なスケジュールになっていないことにもあります。
スケジュールを詰め込み過ぎたり、短期間に面接を入れたりはしていないでしょうか。
身体は動く状態でも、プレッシャー状態が続けば心理的にしんどくなる場合もあります。
少し余裕を持ったスケジュールにしたり、面接と面接の間には息抜きをしたりする方がよいでしょう。
メンタルへ配慮しながら、スケジュールを見直してみることも良策です。
説明会やインターンで仲間をつくる
同じ悩みの人がいると心が楽になるように、仲間がいれば就活も楽しくなります。
励まし合い、協力する仲間をみつけるために、説明会やインターンへ参加してみるのも良い方法です。
ここで注意したいのは、自分を高められる仲間を選ぶこと。
25卒生の就活仲間になっても、最終的には個人個人それぞれの人生です。
信頼できる仲間選びにも責任を持ち、互いのためになる人物と助け合うことが大切です。
オファー型就活サイトに登録してみる
自分なりに就活を進めてしんどくなってしまった場合は、就活の新しい方法を採り入れることも方法のひとつ。
プロフィールを登録すれば企業からオファーが届く、オファー型の就活サイトなどの活用も良い方法です。
「TECOFFER」もオファー型就活サイトのひとつですが、メリットは「自分が知らない魅力を企業が発見してくれる」こと。
就活生が登録した専攻や志望する業界、プロフィールなどをみて、企業が欲しい人材に声を掛ける仕組みです。
一度登録しておけば長期間オファーを受けられるので、客観的な視点で評価を受けられ自信につながるでしょう。
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25卒就活がしんどくならないために就活の基本をおさらい
しんどい思いをせずに就活を進めるためにも、就活は何から始めるのか、どのような作業があるのかを把握しておくことは重要です。
本章では5つのステップに分けて、就活の基本をおさらいします。
自己分析からスタートする
やりたい仕事やどのような会社で働きたいかを知るには、まずは自分と向き合う必要があります。
就活の第一歩は自己分析からスタートしましょう。
自己分析を通して、自身の目指すべき方向や価値観がハッキリと分かれば、就活において強い軸となります。
業界・企業研究をおこなう
自己分析で働きたい会社・業界がイメージできたのであれば、次は業界・企業研究をおこないましょう。
業界・企業研究の目的は、自分に合う企業の見極めです。
自己分析で判明した自身の価値観や目指す方向性と合致するかを、業界・企業研究を通じて判断します。
インターンシップに参加する
業界・企業研究から、働きたい会社がピックアップできたのであれば、インターシップに参加してイメージどおりかを確認するとよいでしょう。
「百聞は一見に如かず」という言葉があるとおり、実際に企業を訪れれば、自身と合うかがよりはっきりします。
また昨今ではインターシップの参加が早期内定に不可欠なケースもあるため、参加しておいた方がよいでしょう。
企業の説明会に参加する
インターンシップに参加もしくは企業研究から、自身とマッチすると判断できたのであれば、企業の説明会に参加しましょう。
選考を受けるには、企業説明会の参加は必須なケースがほとんどです。
説明会では実際に働く社員の方とコミュケーションを取る機会があるので、気になるポイントがあれば、質問することをおすすめします。
企業の説明会も、自身とマッチするかの判断材料になります。
選考を受ける
企業の説明会への参加が完了すれば、いよいよ選考の受付がスタートします。
自分とマッチする会社で、入社したいと感じたのであれば、選考を受けましょう。
選考は書類選考・SPIなどから始まり、面接を受けていく流れになります。
まとめ
本記事では「就活のしんどい状況をちょっと楽にする解決方法」について解説しました。しんどい時のメンタルや行動へのアプローチ方法を、ご理解頂けたのではないでしょうか。まずは気持ちと身体の万全な状態を取り戻して、ゆっくりと就活を再スタートしていきましょう。