こんにちは、理系就活情報局です。
就活が本番に差し掛かる時期では、各企業の本選考が始まります。
本選考を万全な体制で挑むためにも、企業研究など事前準備をしっかりしておきたいものです。
今回は、就活本選考前におさらいしておきたいチェックポイントや注意点を細かく解説していきます。
12月以降の就活の流れ
まず最初に、12月以降の就活の流れやコロナ後の注意点などを紹介していきましょう。
内定時期早期化とオンライン化
コロナによって就活の内定決定時期は年々早期化、そして面接などのオンライン化という2つの変化が見受けられます。
日本経済新聞によれば、2022年の4月時点における23卒の内定率は46.5%と過去最高の内定率を記録してることからも、12月以降から早めから就活の準備を始めておくと良いでしょう。
「年内にやっておけばよかった」と思う就活準備ランキング
「マイナビ2023年卒大学生 インターンシップ就職活動準備実態調査12月」によると、
- 1,自己分析
- 2,エントリーシート対策
- 3,企業研究
- 4,業界研究
- 5,WEB面接対策
- 6,筆記試験対策
- 7,対面面接対策
上記7つが年内に終わらせておけば良かったと後悔される就活準備であることが公表されました。
これらのアンケートを元にこれから着々と手をつけるべき準備を自分の進捗状況を踏まえながら、考えていきましょう。
例えば、就活前工程の自己分析、エントリーシート対策、企業研究、業界研究が終わっているのであれば、就活後工程の残り3つである、WEB面接対策、筆記試験対策、対面面接対策に取り組んで準備を進めれば良いでしょう。
しかし、就活前工程、就活後工程共に準備が進んでいなければ、両方の工程を同時進行していかなければなりません。
いずれにせよ、自分の状況に合わせた準備の進め方、そして早めの準備に取り掛かることがキーポイントとなってきます。
内定獲得は「12月」から増え、「3月」がピークとなる
コロナによって早期化していると前述したように、TECHOFFERを利用している556名の学生のにとったアンケートによると、12月から徐々に増えてきて、3月ごろが内定獲得のピークであるということがわかっています。
従来は、経団連の3月の情報公開を元に、面接などを始める企業が多かった一方、企業によっては前倒しにするところも増えてきており、企業ごとの応募時期などは欠かさずチェックをして見逃さないことが重要です。
約4割が内定承諾先でインターンに参加
企業でのインターンが必ずしも内定につながる訳ではありません。。
先ほどの調査によれば、インターンをした学生の中で、32.8% 短期インターン、6.5% 長期インターンを経験した学生は、インターン先企業から内定をもらっているという結果が出ています。
しかし、約60%はインターンをせずに内定を獲得していることから、インターンに縛られず応募先の企業を選定した方が良いでしょう。
また、インターンに応募したが、ESが通らなかったら諦めるほうがいいのかと思う学生も多くいます。
しかし、インターンは定員が決まっていることから、ある一定数の学生は落ちてしまうため、インターンに受からなかったからと言ってそこの企業を諦める必要はありません。
就活おさらい総まとめ〜就活準備5つのチェックポイント〜
次に、就活準備における5つのチェックポイントをそれぞれ紹介していきます。
志望企業リストアップ
まずは、志望企業をリストアップすることが重要です。
前述したように選考時期が早まっていることから、企業の応募期間などを見落とすことがないように内容の確認もリストアップと同時に行いましょう。
企業研究・業界研究
次は、自己分析ができていることを前提に、企業研究、業界研究をしていきます。
使用できる情報先として、
- ・公開情報:ナビサイト、企業サイト、採用サイト
- ・リアル情報:会社説明会、インターン、OBOG訪問
が挙げられます。
企業研究と業界研究を行う2つの理由として、
- 1、企業と自分の相性を知ることでミスマッチを減らす。
- 2、志望企業と同業他社を比較することで接点をPRする同じ業界の中でもなぜその企業なのかをアピールできる
が挙げられるため、しっかり自己分析をした上で、企業研究を行っていきましょう。
そうすることで、本選考のドタキャンなど企業側、学生側の時間を無駄にするようなことを省けます。
面接対策
次に大事なチェックポイントは、面接対策をしっかりすることです。
対面面接はもちろん、近年ではWEB面接を行う企業も多いため、WEB面接ならではの、写りの意識や、声のトーンや話し方を意識して面接対策を行っていけると良いでしょう。
面接の最初の5分で結果は決まっていると言われるように、内容以外の背筋、みため、仕草、相槌の有無など、普段の会話から意識していくことが重要です。
メラビアンの法則によると、聞き手は「何」を話すかよりも、「見た目」に影響されることが分かっています。
実際、視覚55%、聴覚38%、言葉7%が聞き手に見られています。
面接官は、学生が予期しない質問が来たときにどのような対応をしていくのかを見ているため、話す内容と共に、仕草もしっかり意識して対策をしていくことが重要です
試験対策
次に、SPI、WEB、筆記などの試験対策を1ヶ月の猶予を持って対策をしていくことが重要になってきます。
近年では、対策本に加え、アプリなどの隙間時間で対策ができるため、早めに対策しておきましょう。
ESの通過率を上げる3つの見直し
最後に、ESの通過率を上げる見直しが重要になってきます。
1つ目の見直しポイントは、エントリー方法の見直しです。
エントリー方法の見直しでは、大手企業だけを選んでいないか、提出先が少なすぎないかがポイントになってきます。
2つ目の見直しポイントは、自己分析と企業、業界研究の見直しです。
志望企業の求める人物像を理解していないと、ミスマッチが起こりやすくなり、ESの通過率が下がってしまいます。
3つ目の見直しポイントは、エントリーシートの中身の見直しです。
他の企業のエントリーシートを使い回しはしていないか、自分の行っていることに一貫性があるのかを確認することで通過率がグンと上がります。
就活でよくあるQ&A
最後に、就活生から多くいただく、就活に関する質問に回答していきましょう。
志望動機だけでなく、ガクチカや自己PRも企業によって変えるべきか?
全ての内容を変える必要はないですが、企業が求める人物像などのキーワードがウェブページに記載されている場合があるため、確認をしてキーワードに応じたエピソードを付け加えるなどカスタマイズを行うことが大事になってきます。
3年後の自分を想像するにはどうすべきか?
自己分析やガクチカを作成していく中で、自分が過去にどのようなことにワクワクしたのかなど自分の強みを知ることで、これからどう発展させていきたいかやどう膨らませていきたいかを考えられ、3年後の自分を想像しやすくなるでしょう。
冬のインターンは採用に直結しやすい?
前述したとおり、内定獲得者の4割がインターンに参加していることから、直結しやすいかは定かではないです。
しかし、インターンを通して、企業側も学生側もお互いを知ることでミスマッチを減らせることなどから、内定につながる可能性があります。
研究内容と研究概要は求められる内容が違う?
基本的には、研究の内容を違う職種や分野の人に伝えるコミュニケーション能力があるかが見られているため、自己PRなどの一部として考えましょう。
エントリーシートの200文字、400文字、1000文字などでまとめる段階では、内容よりどう伝えるかが重視されるので、伝える力を意識して作成していきましょう。
授業とインターンの優先順位はどうすべき?
志望度が高い企業であれば、授業を休んでもいいと思われますが、そこで単位を落とし卒業できないと別の問題が発生してします。
単位に問題がない限りは、インターンを優先させでも良いでしょう。
OB・OGの連絡先はどう入手すればいい?
ゼミの先輩、教授の教子、キャリアセンター、サークル関係の先輩など、大学内のコミュニティでOB,OGの連絡先を入手する方法は多々あります。
また、会社説明会後に社員の方に名刺をいただき、後日御礼のメッセージを通して、個人的にOBOG訪問できるか確認をすることで連絡先を入手するのも1つの道です。
OB、OG訪問では企業でどのような人が働いているかを把握できるのがメリットであり、ためらわず、連絡先を聞くことがおすすめです。
冬のインターンに参加できず、他に内定取得のため重要視すべきポイントは?
企業研究・業界研究をして、自分の強みがどこでつながるかや、業界地図を活用して、なぜ他の企業よりもいいのかを答えられるようにすることがポイントです。
また、面接で自分の研究内容を分かりやすく答えられることが内定取得のためのポイントになるでしょう。
自己分析はどこまでやればいい?
自己分析は、終わりがないものです。
そのため、就活では「就活の軸」ができるまでがゴールと言えるでしょう。
他者には負けない自分の強みを3つ程用意し、以下の項目をまとめていきます。
- ・成長エピソード
- ・強みをどう活かしていくか
- ・働く上で自分の大事にしたい価値観
- ・自分のやる気スイッチ
- ・感情が動いたエピソード
- ・自分のキャリアデザインを簡潔にまとめる
上記の項目をまとめられれば、入念な自己分析ができていると言えるでしょう。
まとめ
今回は、本選考直前における就活のおさらい、そしてチェックポイントを紹介していきました。就活の直前準備では、練習を重ねることや多くの人からフィードバックをもらうことで、自分では気づかなかった成長のポイントなどが見えてきます。
諦めず、最後まで練習を続けて準備をしていきましょう。
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