こんにちは。理系就活情報局です。
就活の過程では、書類選考や面接で様々な質問を受けるでしょう。
面接では定番の質問から変化球の質問まで、多くの質問を受けることになります。
定番の質問は自己紹介・志望動機が挙げられますが、挫折した体験を聞かれるのも珍しくありません。
「挫折体験って、一体どんなことを答えたらいいのだろうか」
「挫折体験の回答から、企業はどんなことを知りたいと思っているのだろうか」
「挫折体験の答え方や内容のポイント」について知りたいと考えている理系就活生に向けて、今回は挫折体験の上手な答え方のポイント・例文について解説します!
これから挫折体験の答え方について知りたいと考えている理系就活生は、ぜひ参考にしてください。
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就活で聞かれる挫折体験とは
就活の中で聞かれる挫折体験とは、どのようなものでしょうか。
今までの人生で経験した失敗談
今までの人生で、「何も失敗したことがない」人はいません。
面接では、どんなことがあり、その内容や経験からどう感じたのかを聞きたいと考えています。
希望が叶わず落ち込んだ経験
誰しも、全てが希望通りの人生を送ってきたということはないでしょう。
何かしら希望が叶わず、落ち込んだりしたケースがあるはずです。
受験や部活などの大会で失敗したり、何かの選抜に落ちたりした経験があるのではないでしょうか。
人生を左右する大きな挫折である必要はなく、学生自身にとって「挫折である」と感じた内容を企業は聞きたいと考えています。
企業が挫折体験を聞く理由
挫折体験からどんなことを学んだのかを知るため
挫折体験は内容にもよりますが、自信があるのにも関わらず他人との競争で負けたり、体調不良などでうまくいかなかったりしたなどの体験が挙げられます。
挫折を経験した際、どのように感じたのか、なぜ挫折したのかを話してもらうことで企業は学生が経験から学んだこと・感じたことを知ろうとします。
また、苦手なことが何かを知り、配属の参考にしたいと考えている場合もあります。
挫折をどのように乗り越えたのかを知るため
挫折体験をした後、どうやってその場面を乗り切ったのか、また克服するために努力したのかを知りたいと考えています。
その過程には、精神的な強さ・心境の変化・学生なりのアイデアが潜んでいるからです。
仮に同じような挫折体験がある人がいたとしても、感じた気持ちや立ち直り方は人によって違います。
企業はその人ならではの乗り越え方から、人となりを知りたいと思っています。
挫折体験の中でどんな行動をとったのかを知るため
挫折体験の中で、どんな行動をとるかは学生によってまったく違います。
その問題とどう向き合い、解決するための手段を考える過程は、似たような方法を取った人がいたとしても、決して同じではありません。
行動の過程をきくことで、その学生が持っている問題解決能力を測りたいと考えているのです。
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特に学業と就活の両立が大変な理系学生は、窓口を増やしておくと効率よく就活を進めることが可能です。
学生が一人で見つけられる企業には、物理的な限界があります。
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面接でアピールするのにふさわしい挫折体験
学業で体験したこと
学生の本分である学業に関する挫折体験は、最もオーソドックスで採用担当者も納得して聞きやすい内容です。
受験にまつわる失敗・成績に関すること・研究内容に関すること・学業に関連する資格取得のことなど、エピソードは探しやすいのではないでしょうか。
特に、現在取り組んでいる研究に関することが志望企業の事業内容に関連している場合、アピールしやすいでしょう。
大学時代のことに限らず、高校時代以降など比較的近い時期で話しやすい内容がおすすめです。
部活で体験したこと
運動部の経験者や文科系の部活でコンクール出場を目指した経験がある学生は、部活関連からエピソードを探すのもおすすめです。
大会で結果を出せなかったこと、団体戦・個人戦の中で経験したことなど、エピソードとしてストーリー性を付けやすいでしょう。
ただし、マイナーな部活の場合は詳しい説明が必要となりますので注意が必要です。
友達や兄弟姉妹・家族間で経験したこと
友達や兄弟姉妹・家族間での人間関係に関するエピソードも探しやすいでしょう。
行き違いになったことなど、誰しも経験があるはずです。
ただし、あまりにも深刻な内容になると説明が難しくなるケースも考えられます。
話す内容によっては、マイナスの印象を残す結果にもなるため、慎重にエピソードを選ぶようにしましょう。
アルバイトで体験したこと
アルバイトで体験したエピソードも、内容によってはアピールしやすいでしょう。
例えば、家庭教師・講師のアルバイト経験・店舗での接客で得たことなど、何かしらの失敗経験から得た教訓があれば、充分エピソードとして使えます。
高評価につながる効果的な挫折体験の伝え方
挫折体験の効果的な伝え方のポイントを解説します。
どんな出来事が起こり、その時どう感じたのか
出来事の概要と、その時にどんなことを感じたのかを説明することが大切です。
同じような出来事に遭遇しても、どう感じるかは学生によっても違います。
その違いが、学生自身の個性や性格であり、採用担当者も知りたいと思っているところです。
しっかりと自分の言葉で語れるようにしておきましょう。
なぜその出来事が起こったのか自分なりの考えを入れる
その出来事が起こったことに対し、自分なりの解釈も必要です。
採用担当者がその出来事を聞いた時に、客観的に把握しやすいことも重要ですが、その出来事をどう捉えているのかを説明することで、自分にしかできないアピールとなります。
客観的な事実を踏まえ、どう解釈したのか考えてみるといいでしょう。
挫折体験からどう立ち直り、変わったのか
挫折体験を経て、どんな経過で立ち直り、どう変わっていったのかが一番重要な部分です。
単に前向きな気持ちになったというだけでなく、どんな工夫をして乗り越えたのか、どんなことを試行錯誤したのかをしっかり話すと自分らしいアピールとなります。
挫折体験から学んだこと
挫折体験から学んだことも、大切な部分です。
自分なりの言葉でしっかりと説明し、成長したことをアピールしたいところです。
一つではなく、多くのことを学んだと言えるようにしておくのをおすすめします。
挫折体験を今後どのように生かしていきたいのか
今後、どのように生かしていこうと考えているのか、特に志望企業の仕事と絡めて伝えられるとベストです。
仮に、志望企業の仕事と絡めることができなくても「社会人としてこんな風に生かしていきたい」と未来志向で前向きに語るようにしましょう。
挫折体験の例文集
部活での挫折体験
私は、高校時代陸上部に所属し短距離走をやっていました。
県大会でベスト4に入れば全国大会へ進めるため、全国大会を目標にしてきましたが、コロナ禍によって大会が中止となり、実力を発揮する機会を失ったのです。
予想外の出来事に、実力を出す場を奪われた悲しみやどうしようもないやり場のない気持ちで一度は陸上をやめようと思い、走ることを半年ほどしませんでした。
しかし、やはり風を切って走る感覚が忘れられず、同世代との大会では果たせませんでしたが市民大会に出ることを決め、もう一度自主練を再開するようになり、大会で好成績を収められました。
この体験を通じて、想定外のことが起こっても前向きに気持ちを切り替え、新たな道を模索すれば違う世界に出会えるのを知りました。
社会人になっても、予想外のトラブルが起こるケースもあると思いますが、その度にこの経験を思い出し、何か他の方法がないのか、違う視点でできることがないか考えていきたいです。
学業での挫折体験
私には、憧れていた大学がありました。
しかし、自宅から通える範囲にはなく、家庭の経済状況からも進学が難しくあきらめざるを得ませんでした。
勉強したい分野に関連した内容を学べる大学が自宅からの通学範囲にないか徹底的に調べ、現在の大学を見つけ受験し無事に合格して今があります。
親に「あこがれの大学をあきらめてほしい」と言われた時はとてもショックで、勉強する気力もなくなりそうでした。
しかし、視点を変えて調べた結果、今の大学・研究室と出会えて結果的に充実した学生生活を送れています。
この経験から視点を変えて考えることを学べたため、社会人になってもこの姿勢を生かしていきたいと思っています。
人間関係での挫折体験
大学の友人と、長期休暇中に一緒に旅行へ行こうと計画を立てた際、ちょうど研究室の実験が忙しくなり、計画を丸投げしてしまいました。
友人からは、計画の詳細に関する確認などで連絡をもらっていましたが、なかなか返事ができず、任せきりにしたことで友人の負担が大きくなり、怒らせてしまいました。
結局、旅行は中止となりましたが友人とは半年ほど気まずい状態が続き、とても申し訳ないことをしたと反省すると同時に、自分の希望・状況をしっかり伝えることの大切さを学びました。
友人に謝って再び仲良く日常を過ごしていますが、話を聞いてもらえたことに感謝し、大切にしていきたいです。
社会人になっても先輩や上司・同僚と小さな行き違いが起こるケースはあると思いますが、その都度真摯に向き合い話すことで解決していきたいです。
NGな挫折経験の具体例
評価してもらえない挫折体験は、単に出来事と感想だけを述べたものになります。
「私は、アルバイトで飲食店のホールをしています。
お客様が注文したものを聞き取れず、何度も聞き返して怒られたことがありました。
次からはしっかり聞き取れるよう、体をお客様の方へ傾けて聞き取るようにしたいと思います。」
この事例では工夫したことは伝わってきますが、単に客観的事実を述べているだけで何を学び、どう乗り越えたのかが伝わってきません。
ストーリーとして語れるよう、肉付けするのが大切です。
まとめ
今回は、就活で挫折体験を企業が聞く理由や、ふさわしい内容、例文まで解説してきました。
企業は、できるだけ学生のいい所を見つけたいと思って選考しています。
決して落とそうと思っているわけではなく、人柄や考え方が自社と合うかを判断したいと思い挫折体験を聞いてくるのです。
自分の体験を、しっかりと話せるように整理してみてください。
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