こんにちは。理系就活情報局です。
IT業界の将来性や業界規模の広がりに惹かれて、就職したいと考えている理系学生の方もいるのではないでしょうか。
実際、新卒を対象とした募集も増えており、メジャーな企業も多く生まれています。
理系だけでなく、文系学生も多く希望する業界の一つです。
「IT業界に就職したいので、面接でうまく自分をアピールする逆質問をしたい」
「志望業界の一つにIT業界を考えている。面接で効果的な質問をするにはどうしたらいい?」
「IT業界を志望しているので、面接ではぜひアピールしたい」と考えている理系就活生に向けて、今回は逆質問の基本から、IT業界を受ける際に効果的な逆質問の具体例について解説します!
これからIT業界を受けてみたいと考えている理系就活生は、ぜひ参考にしてください。
逆質問とは?逆質問をしたほうがいい理由
逆質問は、面接の終わりや合間に「学生から企業の面接担当者に聞くこと」です。
逆質問は学生から志望企業に聞くこと
通常の面接では、企業の担当者が志望者(学生)に様々な質問をするのに対し、逆に志望者から質問することから「逆質問」と呼ばれます。
面接の終わりに、企業の担当者から「何か質問はありますか?」「何か聞いておきたいことはありますか?」と選考を受けている学生に質問する時間を与えてくれることが一般的です。
もしくは「以上で面接を終わりにします」と言われたときに、学生から切り出すケースもあります。
志望企業をもっと知るために聞く
自分で事前に企業研究をしていても、調べきれない内容はどうしても出てきます。
採用サイトなどに載っていないリアルな情報を知るために、学生から質問することで企業担当者から直接回答をもらえる貴重な機会です。
逆質問をすることで得られる効果
では、逆質問をすることでどんな効果が得られるのでしょうか。
志望度が高いとアピールできる
積極的に質問する姿勢を見せれば、面接での受け答え以外で志望度が高いことを暗にアピールできます。
たまに「特にありません」という学生がいますが、全く逆質問をしないと採用担当者に「うちの会社に興味がないのか」と逆に良くない印象を持たれます。
もし、その場で全く質問が思い付かなかったとしても「こうして面接で話す機会を得たことで、より御社に対する理解が深まりました」と前向きな感想を伝えるだけでも構いません。
全く質問しないよりは印象が良くなります。
「何も質問することがない」という事態に陥らないためにも、事前に質問をいくつか考えておきましょう。
いい質問ができれば有能だと印象付けられる
逆質問は、いい質問ができれば採用担当者にいい印象を残すことができますが、調べたら分かるような質問や、休日などの福利厚生に関する質問ばかりすると、悪い印象を与えてしまいます。
質問内容は、学生自身の考えていること・聞きたいことを聞く場ですが、聞くのにふさわしい内容かどうかを考えて質問しないと評価を下げかねないので注意が必要です。
志望企業と相互理解が深められる
逆質問の内容によっては、志望企業と学生の相互理解を深める機会にもなります。
企業側は、学生の質問を受けることで、その学生の考えや志向を把握でき、学生に対する理解が深まります。
逆に学生も、企業に質問し、回答を得ることで企業に対する印象や理解を深められ、結果的に双方が理解を深め合う時間となります。
企業の担当者に直接質問ができる機会は、選考を通じてそう多くありませんので、機会を有効に生かしましょう。
面接でうまくアピールできなかった場合は挽回の可能性も
面接は、基本的に企業主導で進みます。
学生は、模擬面接をしたり、質問に対する答えを準備したりして臨みますが、必ずしも面接官が準備してきたことを聞いてくれるとは限りません。
集団面接なら、自分が準備していた答えを先に他の学生が話してしまうこともあり、思うように受け答えができないこともあり得ます。
逆質問は、学生側のペースで選考に関われる希少な機会です。
面接でうまくアピールできなかった場合は、質問内容と自分のアピールしたかった内容をさりげなく絡めて伝えることで、挽回につながるかもしれません。
また、面接が苦手だという学生には逆オファーで企業からスカウトしてもらう方がいい場合もあります。
TECH OFFERのようなサイトに登録しておくと、学生の専攻や魅力に基づいたオファーが届くので、面接でも話しやすいでしょう。
就活の窓口を増やすためにも、登録してみてはいかがでしょうか。
逆質問のポイント
逆質問には、いくつか心掛けておきたいポイントがありますので解説します。
調べてすぐに分かることは聞かない
ホームページや採用サイトなどに載っていることを質問するのはやめましょう。
面接官は、多くの学生から質問を受けています。
すぐに調べて分かることを質問してしまうと、面接官に「ホームページなどをみていないのではないか」と思われ、マイナスの印象となります。
事前に調べればわかる内容を質問するということは、自社に対する志望度や企業研究が足りないと判断され、選考で落とされかねません。
くれぐれも、質問する内容は面接前にいくつか考えておきましょう。
具体的な質問をする
面接官も、抽象的な質問をされると回答に困ってしまいます。
面接の時間は限られており、答えられる時間もそう多くはありません。
質問の内容が曖昧なものや、抽象的で答えづらいものだと面接官も答えを準備するのに時間がかかり、結果的にしっかりと回答できないまま終わることも考えられます。
分かりやすく、具体的な回答がしやすい質問をしましょう。
ネガティブな内容ではなく前向きなことを聞く
企業に対して聞いてみたい内容の中には、ネガティブなものや、聞きづらい内容もあるでしょう。
しかし、そのまま担当者に聞いてしまうと印象が悪くなる恐れがあります。
例えば、休日のことを聞きたいのであれば「休みの日はスキルアップの勉強をしたいのですが…」と前向きな言葉を添えて質問すると印象はずいぶん変わります。
ネガティブな内容をどうしても聞きたい場合は、同時に前向きな理由を添えるなど工夫して聞きましょう。
IT業界の面接で聞きたい逆質問集
IT業界の選考で、逆質問する際の具体例をいくつか紹介します。
入社後に活躍しているエンジニアの特徴
IT業界をエンジニア職志望で受ける場合は、実際に社内で活躍しているエンジニアの特徴を聞いてみるのがおすすめです。
特に入社2~3年目の若手エンジニアで活躍している人の特徴を聞くことで、具体的に自分が入社した後の働き方をイメージできます。
また、入社後に目標とするロールモデルとして意識することで、どんな風に活躍したいのかを明確にすることにもつながるでしょう。
できるだけ自分と年が近い若手の話も大切ですが、5年目くらいのある程度業務経験を積んだ社員の話を聞いてみるのも効果的です。
入社後の具体的なキャリアステップについて
就活は、志望企業に内定をもらったらゴールですが、社会院生活は入社してからがスタートです。
入社した後、どのように先輩社員がステップアップしているのか、キャリアステップについて聞いておくことは、自分の社会人生活を考える上でも欠かせません。
具体的にその企業に入社した後、自分がどんな風に成長していくのかを考えておくことはとても大切です。
面接で「入社後、どんな風に活躍したいか?」「入社後、どんな仕事をしたいのか?」といった質問に対し、明確で具体的な回答をするのにも役立ちます。
入社までに身につけておいた方がいいスキルやプログラミング言語
志望企業に内定をもらった後、入社までは時間があります。
企業によっては、内定者研修などで課題を出すこともありますが、基本的に確実に卒業して入社してもらうのが一番大切だと考えているので、多くの課題を出す企業は少数派です。
入社後に研修で業務に必要なスキルを教えてくれるので心配はいりませんが、もし自主的に勉強できそうなスキルやプログラミング言語があるか聞いておけば、入社までに勉強できます。
入社直後は、環境や生活リズムの変化で何かと負担がかかります。
先にスキルをある程度身につけておくことができれば、社会人生活のスタートを余裕を持って切ることができますし、やる気をアピールすることにつながります。
働いてみて分かった他社にはない魅力
面接官がその会社に入って感じた他社にはない魅力を聞いてみるのもおすすめです。
OB・OG訪問や企業研究などで、志望企業の魅力は確認していると思いますが、違う立場の社員にこの質問をしてみることで、新たな視点や魅力が見つかるかもしれません。
3:エンジニアとして社内の評価基準はどうなっているか
社内でどのような評価基準を設けているのか、どのような人が評価されているのかを知ることはとても大切です。
評価基準は、企業によって様々です。
評価基準には、その企業で活躍するためのヒントが詰まっており、どんな人を求めているのかを分析するのに役立ちます。
会社としてプロジェクトを運営する上で徹底しているルール
IT業界は、自社内でプロジェクトを組むこともあれば、他社と合同で組むこともあります。
多くの人が関わるプロジェクト運営で徹底しているルールを聞くことで、社内の雰囲気や社風を垣間見ることができるでしょう。
まとめ
この記事では、「IT業界を志望する学生が面接でどんな逆質問をしたらいいのか」を開設しました。
重要なポイントをおさらいします。
・逆質問は学生から企業に対して質問できる貴重な機会
1.多くの場合、面接の最後に企業から促してくれることが多い
2.逆質問をすることで学生と企業の相互理解が深まる効果もある
・逆質問をすることで得られる効果
1.質問内容が良ければ、志望度の高さや有能さをアピールできる
2.面接でうまくアピールできなかった場合、ここで挽回できる可能性もある
・逆質問の際の注意点
1.ネガティブなことは聞かず、前向きな質問をする
2.具体的でやる気が感じられる質問をする
・具体的な質問辞令
1.活躍している社員の特徴や、入社までに身につけておきたいスキルなど
2.キャリアプランや評価基準