こんにちは。理系就活情報局です。
今回は、理系学生が注目する大手人気企業「ヤマハ」に焦点を当てて、実際に就職を目指す上で知っておきたいポイントを解説します。

「ヤマハの基本的な採用情報」から、「ヤマハを志望する上で押さえておきたいポイント」まで、順を追って説明していきます。

「もちろん名前は知っているけれど、そんなに人気なの?」
そんな方にとっても、本記事は志望先を検討する上で参考になる内容となっています。

ヤマハが気になっている方はもちろん、就職活動で業界研究中という方も、ぜひ参考にしてみてくださいね!

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まずはヤマハの採用情報を把握しよう  

就職活動を始めるにあたって、就活生は業界研究と企業研究に勤しむこととなります。

目指す業界だから、憧れの会社だからといっても、「企業側が求める人材」消費者として知っている以上の「事業内容」については、いざ調べてみないと分からないものですよね。

そこで、まずはヤマハの新卒・第二新卒採用サイト「Y's Way」を参考に、ヤマハの採用情報を丁寧に押さえていきます。

ヤマハが求める人材とは?

企業理念として、「感動を・ともに・創る」を掲げるヤマハグループは、30ヵ国51拠点で事業を展開するグローバルなメーカーです。

主に「楽器」・「音響機器」・「部品や装置など」といった3つの領域で展開される事業は、日本国内だけでなく世界の市場でも高いシェア率を誇ります。

海外売上比率が高いことからも窺えるように、ヤマハは「枠を超える」というキーワードを掲げて採用を行っています。

国や文化、世代といった分かりやすい枠組みだけでなく、目に見えないところに存在している透明な「枠」を超えようとする意思を持つ人材を欲しているのは、グローバルに展開する企業ならではですね。

また、ヤマハが採用活動の際に重視しているのは、次の3点です。

・熱い想いを抱き、誠実に取り組む人
・意志を持って自発的に行動し、最後まで粘り強くやり遂げる人
・チャレンジ精神を持ち、挑戦し続ける人

(引用:Y's Way

つまり、ヤマハは「信念を抱いて誠実に成長を目指すことができる、可能性に満ちた人材」を求めています。

入社後も意欲的に上を目指すのは、一見当たり前のように思えるかもしれません。
けれども、いざスタートしてみると思っていた以上に難しいことだと感じるはずです。

「自分の専門性を役立てて、活躍することを目指せる会社か?」
「働きながら、現状に満足することなく成長したいと思っているのか?」

ヤマハに就職したい方はもちろん、志望先に悩んでいる方は、今一度自分のキャリアビジョンを振り返ってみましょう。

透明性の高い採用サイトとオンライン選考

理系就活生が大手企業を目指すときに、まず他の企業との違いを感じるのは採用サイトと選考内容ではないでしょうか?

大手企業の採用サイトは、デザインが洗練されているのはもちろんですが、何より情報が充実しています。会社によっては、就活サイトを利用するよりも余程見やすく、重要な情報を得ることができます。

例に漏れず、ヤマハの採用サイト「Y's Way」は、採用にかける意気込みがうかがえる充実の内容です。

就活生の多くは、一度は企業側のぼやかしたような情報を目にして、モヤモヤした思いを抱くと思います。ですが、ヤマハの採用サイトは透明性が高く、待遇や選考ステップについて詳細に記されています。

また、応募資格1つをとってみても、「4年制大学・大学院・高専を卒業または卒業見込の方、高専・大学・大学院を卒業済かつ職歴5年未満の方」と記されており、この条件に適えば新卒同等の待遇とすることが明記されています。
まだまだ新卒での就職文化が根強い現代日本において、ここまで明確に既卒の受け入れが示されているという点にも、ヤマハが持つ採用基盤がしっかりしており、人材を採用するにあたって画一的な判断では終わらせないようとする姿勢が分かります。

選考は、サイトに会員登録するところから始まります。
最終選考の個人面接は本社がある静岡県浜松市で行われますが、その他の選考や面談はオンラインで実施されるため、地方の理系学生にとっても負担が少ない点も魅力です。

採用サイトを一目見ただけでも、書いてある情報に加えて、ヤマハが人材採用にかける想いや誠実さを窺い知ることができます。

志望先を検討する上で、優れた企業を知っておくのは大きなアドバンテージとなります。
ぜひ一度、ヤマハの採用サイトを見ておきましょう。

募集職種

ヤマハといえばピアノの印象が強いかもしれませんが、楽器だけでなく音響や電子技術の開発にも注力しているため、技術系の採用が他楽器メーカーと比べて活発です。

ヤマハの募集は、技術開発系と企画管理営業系の2つに分類されます。
理系学生はどちらにも応募できますが、やはり技術開発系が気になることと思います。

技術開発系職には、商品開発・生産技術・研究開発・品質保証から、情報システム・資材調達・知的財産・マーケティングなどが含まれます。

ヤマハの事業展開の広さもあり、特に適した理系学科としては、機械系や電気・電子系、情報系、音響系、材料系、物理系、数学系など、幅広い学科が挙げられています。

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理系学生に響くヤマハの3つの魅力

ここまで、ヤマハの採用情報について確認してきました。
次は一歩踏み込んで、ヤマハのどんなポイントが理系学生から人気を集めているのかを解説していきます。

理系の専門性を活かせる幅広い事業展開

理系と一口に言っても、理系学生が持つ専門性は様々です。
もしかすると、中には「どちらかというとマイナーな分野だから、大手向きではないかな」と思っている方もいるかもしれません。

ですが、「ヤマハといえばピアノ」という表面的なイメージから一歩踏み込んでみると、意外なところで自分と合致しそうな仕事が見つかることもあります。

そこで、ヤマハの主要な事業3つについて細かく見ていきます。

①楽器事業

ヤマハの中核となるのは、楽器事業です。
ピアノや管弦打楽器をはじめとするアコースティックな楽器だけでなく、電子楽器も含まれます。

また、双方の技術を活かした商品開発や音楽教室、ソフトコンテンツといった事業もこちらに含まれます。
現在のミュージックシーンの流行や人気アーティストを生む素地となっている「VOCALOID」も、ヤマハが開発した音声合成技術を用いたソフトウェアです。

伝統に縛られない可能性を常に模索しているため、商品開発をしたい理系学生にとって魅力的な事業です。

②音響機器事業

「音」と「音楽」により注力した事業が、音響機器事業です。
長年培った技術を活かして、業務用から一般消費者用まで幅広い音響機器やネットワーク機器、コミュニケーション機器などの情報通信機器を製作しています。

イヤホンやAVアンプにホームシアターなど、「音」と一口に言えどもヤマハの商品展開は多岐に渡ります。ホール音響や防音室の設計や、オンラインでのコミュニケーションを支えるスピーカーフォンの機器の開発にも熱心です。
そのため、情報通信技術の専門性を持つ理系学生が活躍できる事業と言えますね。

③部品・装置事業など

最後は、楽器製造の技術を応用したソリューション事業です。

電子楽器用音源の開発を電子部品に活かしたり、複数の技術を融合させて高級車向けの自動車用内容部品を製作したりと、ヤマハは「音」や「音楽」に留まらない枠組みを広げていく事業にも熱心に取り組んでいます。

ゴルフやリゾート事業などにも、楽器の製造・販売を通じて蓄積したノウハウが活かされているため、理系学生の専門性が発揮できる可能性に満ちています。

専門性という武器で感性を創り出す面白さ

事業内容からも分かるように、ヤマハは理系の専門性を大いに発揮できる会社です。
その上、事業の幅広さゆえに懐も深く、新しい挑戦が歓迎されている点も、理系にとって魅力的なポイントです。

もう1点忘れてはならないのは、ヤマハが求めているのは理系学生の専門性だけではないということです。

ヤマハの仕事は、難しさもありながら、やりがいのある面白さに満ちています。
専門的な領域に閉じこもるのではなく、自分の専門性という「枠」を広げていきながら、どれだけユーザーに響く「感性」を生み出せるのか。

ヤマハに就職したい方は、その点に留意した上でエントリーシートを作成することをオススメします。

大手ならではの働きやすさ

ヤマハグループでは、「ワークライフバランス推進委員会」が設置されており、「企業価値の向上」「個人の豊かな生活」の好循環を目指す取り組みが行われています。

その一環で、育児や介護と仕事の両立を支援する制度の拡充にも熱心です。

ヤマハグループでは、様々な事情を抱える社員の生活を支援するために、育児や介護に関する制度は法定基準を満たすだけに留まりません。

制度を利用できる対象範囲や免除制度などが緩和されており、産前産後休暇の取得率および復職率も9割以上を達成しています。

そのため、ヤマハグループは厚生労働省から「子育てサポート企業」として「くるみん」認定を受けています。
通常よりも高い水準で取り組みを継続する企業として、「プラチナくるみんマーク」を取得しています。

くるみんマークを取得する企業は増えていますが、プラチナくるみんマークはより高い基準が設けられているため、企業研究の指標の一つとなり得ます。

(参照:厚生労働省「くるみんマーク・プラチナくるみんマーク・トライくるみんマークについて」

また、ヤマハグループでの働きやすさについては、サイトで公開されている「社会性データ」で詳しく見ることができます。

こちらでは、ワークライフバランスだけでなく、平均勤続年数や離職率、ダイバーシティや男女別の育休取得率や有給取得日数など、細かな項目別に「働きやすさ」を感じる実データが公開されています。

ヤマハに就職するためのルート

ここまで見てきたことで、ヤマハという企業の輪郭や採用情報について、おおまかに理解できたと思います。
これから、実際にヤマハへの就職を目指す上で進むステップについて説明します。

ヤマハの採用サイト「Y's Way」に登録する

前述したように、ヤマハの選考は専用サイトへの登録が必須です。
ヤマハの採用は、セミナーから選考まで、すべて専用サイト経由で行われます。

就活サイトからの応募もすべて「Y's Way」への登録に誘導されるため、直接会員登録をしましょう。

ログイン後は、過去のセミナー動画の閲覧やエントリーができるようになります。

登録から選考の流れ

会員登録すると、エントリーができるようになります。
エントリーには、エントリーシートの提出・適性検査の受検が必要となります。

選考の流れは、下記の通りです。

①会員登録・エントリー
②書類による一次~二次選考
③グループディスカッションによる三次選考
④個人面接による四次選考
⑤四次選考のフィードバック面談
⑥個人面接による最終選考

大手企業だけに選考過程も長いですが、理系就活生にとっても入社前に企業理解を深められる機会となります。

スカウトサイトというルートもある

基本的に、ヤマハの採用は専用サイトがベースです。
ですが、スカウトサイトというルートも存在しています。

プロフィールを登録しておけば、企業側からセミナーへの参加などをオファーされる逆求人サイトを、ヤマハも利用しています。

中でも、理系に特化したスカウトサイト「TECH OFFER(テックオファー)」がオススメです。

「TECH OFFER」は、企業情報ページ「気になる」ボタンが設けられており、このボタンをタップすると企業側にプロフィールが送信されます。

企業に「見つけてもらえる」点が魅力のスカウトサイトですが、「自分を見つけてほしい」というアクションを起こすのも大事です。

通常のルートと併せて、内定獲得への道を広げましょう!

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理系学生がヤマハを志望する上で押さえておきたいポイント

最後に、理系学生がヤマハを志望する上で押さえておきたい3つのポイントについて、説明します。

ヤマハの拠点である静岡県浜松市を知ろう

グローバルに展開するヤマハグループの拠点は、静岡県浜松市にあります。

全国でも暮らしやすさにおいて高い評価を得る浜松市は、都心や関西へのアクセスもしやすい位置にあります。
また、フレックス制度と組み合わせることで通勤時間で疲弊することもなく、プライベートではアウトドアが満喫できる自然の豊かさが、ヤマハ社員の満足度にも結びついています。

オンラインで仕事ができる環境が進みつつある現代において、暮らしやすい街に住むことが人生への幸福度に繋がります。

最終選考は浜松市の本社で行われるため、時間に余裕があれば宿泊して街の雰囲気を体感しておくと良いでしょう。

OB・OG社員とコンタクトを取れるサービスも

ヤマハグループでは、オンラインで学生が社会人の話が聞けるサービス「 Hello, VISITS online」を利用しています。

ヤマハの社員が50名以上登録しており、出身大学を問わずどの社員にもコンタクトできることが採用サイトに明記されています。

最近はOB・OGと接触できるアプリも多いですが、企業側が明確に記しているサイト経由なら安心です。積極的に活用して企業理解を深め、選考を有利に進めましょう。

これだけは知っておきたいポイント(まとめ)

この記事では、「理系就活生に人気!】あの「ヤマハ」に就職するためにはどうすればいい?」について解説してきました。

重要なポイントをおさらいします。

・採用サイトから見えてくるのは、ヤマハという会社が持つ可能性と透明性

・理系学生に響くヤマハの3つの魅力
 ①理系の専門性を活かせる幅広い事業展開
 ②専門性という武器で感性を創り出す面白さ
 ③大手ならではの働きやすさ

・ヤマハに就職するためのルート
 ➀ヤマハの採用サイト「Y's Way」に登録する
 ②スカウトサイトというルートもある
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・理系学生がヤマハを志望する上で押さえておきたいポイント
 ①ヤマハの拠点・静岡県浜松市について学ぶ
 ②OB・OG社員とコンタクトして企業理解を深める