こんにちは。理系就活情報局です。

就職活動が始まると、理系就活生はいままで知らなかった企業に興味を持ったり、より自分にあった企業を探したりします。

「企業研究を進めるうちに、自分が見ているデータが合っているのかわからなくなってきた」
「企業のサイトを見ているだけではわからないことがいっぱいある……」

そんな悩みを抱えていませんか?

今回は、「就活四季報を使いこなそう!理想の企業の見つけ方」をテーマに、企業研究に便利な就活四季報について徹底解説します!

「なんとなく見なくても大丈夫だと思っていた」方から「手っ取り早く信頼できる企業情報がほしい」方まで、ぜひ最後まで読んでみてくださいね!

就活四季報とは第三者が客観的に評価した企業データ本

就職四季報とは、一言でまとめると「第三者が客観的に評価した企業データ本」です。

ビジネス書や経済書を発行する出版社・東洋経済新報社から毎年発売されており、1冊に5000社以上の企業のデータがまとめられています。

就職四季報では、①会社が求める人材 ②採用実績 ③平均年収 ④残業状況 ⑤有給休暇取得状況 ⑥3年後新卒定着率 ⑦35歳の最低〜最高賃金を調べられることが特徴です。

就職四季報を使えば、企業研究で「欲しい情報」を得られるので、企業の公式サイトには書いてない情報を別途調べなおす必要もありません。
企業研究を効率的に行えます。

同社が運営する経済ニュースを専門とする「東洋経済ONLINE」は、理系就活生にとっても身近なニュースメディアです。

日頃からビジネスや経済に精通した記者による会社のデータ・評価が掲載されており、インターネット検索で出てきた情報のように「信頼してもいいデータなのか?」という懸念が薄いことも、就職四季報の特長です。

就職四季報を使うメリット

就職四季報を使うメリットは以下3つです。

・採用フローと重視する選考ポイントがわかる
・業界別・項目別に企業の比較ができる
・就活四季報は本とオンラインの併用がオススメ

採用フローと重視する選考ポイントがわかる

就職四季報を使うメリットの1つ目は、「採用フローと重視する選考ポイントがわかる」ことです。

就職四季報の紙面は、企業ごとの情報がコンパクトにまとめられています。

特に「試験情報」では、重視科目・選考フロー・専攻ポイント・通過率が一覧化されています。

選考フローは企業の公式サイトや就活サイトで分かりますが、先輩たちの口コミは別途検索しなければ分からない情報です。応募を検討する段階でいち早く参考になる情報が確認できることも、就職四季報が持つメリットです。

今年の選考内容が従来通りであるかはわからないものの、ESを作成する段階で「その企業が評価する項目」がピンポイントで分かるので、具体的な対策を練ることができます。

「ESで落ちてしまうことが多い」方や、「企業が求めていることが分からない」方は、一度就職四季報の選考フローをチェックしてみると、選考通過のヒントが見つかるかもしれません。

業界別・項目別に企業の比較ができる

就職四季報のメリットの2つ目は、「業界別・項目別に企業の比較ができる」ことです。

就職四季報には、大手企業だけでなく上場会社や、未上場でも優良な会社の情報がまとめられています。
人気企業ランキングや会社比較の記事も掲載されており、「業界別」はもちろん「自分がエントリーする上で譲れない項目」で比較がしやすいのがポイントです。

・同じ業種でも、A社とB社では有給取得率が違う。どちらが自分にとって働きやすいか?
・平均年収と残業状況で比較して、自分の理想にあった会社を選びたい

就職四季報を使えば、こういった比較も1冊で簡単に行えます。

就活四季報は本とオンラインの併用がオススメ

就職四季報のメリットの3つ目は、「遡及性の高い紙媒体とより効率的・感覚的に利用できる就活サービスを併用できる」ことです。

就職四季報の情報をもとにした無料の就活サービス「シキホー!Mine」をご存じでしょうか?

「シキホー!Mine」では、『就職四季報』シリーズ約6000社の企業情報をベースに、オンラインで効率的に自分に合う企業を探せます。

企業情報を比較するときには、紙の就職四季報が便利です。
知りたい企業を直感的に探したい・自分が気になる切り口からまだ知らない優良企業を探すには、「シキホー!Mine」が向いています。

両方のメリットを抑えた上で併用すれば、いままでは知らなかった優良企業と出会い、短時間で効率的な企業研究ができるでしょう。。

就職四季報を使った理想の企業の探し方

以下では、企業研究をするときにチェックしたい就職四季報で見るべきポイント3つと、「シキホー!Mine」の活用法について説明します。

有給消化率と残業時間で見る働きやすさ

「ワークライフバランス」ということばを耳にしたことがある理系就活生も多いと思います。
仕事とプライベートのバランスを知るには、「有給消化率」と「残業時間」をチェックしましょう。

有給消化率が低く残業時間が多い場合は、お休みが取りづらい企業だと言えます。
その分給与が高いかもしれませんが、「仕事も頑張りたいけどプライベートも大切にしたい」方には向いていない可能性があります。

働きやすさは、その会社で働き続けていく上で重要な判断基準です。
自分のキャリアプランと照らし合わせて、本当に自分に合っている企業なのかを見極めてみてください。

年齢別賃金と3年後離職率で見る働き方

次にチェックしてほしいのは、「年齢別賃金」と「3年後離職率」です。

「25・30・35歳賃金」を見れば、年齢や経験に応じた給与の上昇率を見ることができます。
もし「3年後離職率」が同業他社よりも高ければ、その企業は「若くて体力があるうちはいいが、将来を見据えたときに厳しい」、「キャリアアップをめざしたときにポジションが空きにくい」という可能性があります。

なお、掲載されているのはその企業の平均年収のため、応募する職種によっては上下する可能性があることも念頭においておきましょう。

情報開示度で見る会社のオープン性

次にチェックするのは、会社のオープン性です。

就職四季報には、「ND項目」「NA項目」があります。

それぞれ、「ND=No Data」「NA=No Answer」を意味しており、「企業が公開をしていない」あるいは「企業が公開を控えている」情報を示すものです。

情報開示度からは、その企業がどれだけ透明性が高いかを知れます。

同業他社に比べて情報が少ない企業は、口コミを調べてみるのもいいでしょう。透明性が低い=会社としてプラスのイメージではないため、志望するかどうかを決めるときは一度立ち止まってみることをおすすめします。

「シキホー!Mine」で効率的に比較

何かと忙しい理系就活生におすすめしたいのは、隙間時間に「シキホー!Mine」で気になる企業をお気に入り登録しておき、比較する方法です。

比較できる項目は、お金・定着度・休みやすさ・成長性・従業員数・平均年齢・採用数・登録者の学校の採用実績・求める人材があります。

一見似ているように思えても、2社を比較してみるとそれぞれ異なる特徴が見えてきます。
一度比較してみると「今まで自覚していなかった志望企業の判断基準」が見えてくるはずです。

(参考:シキホー!Mine「【機能紹介】企業の“違い”が見えてくる《企業比較》」

また、「シキホー!Mine」では、独自の切り口からランキングを公開しています。

・「残業が少なく年収も高い100社」
・「休みやすく年収も高い100社」
・「女性採用が多く平均年収が高い100社」

紹介したのは一例ですが、理系就活生なら気になるタイトルではないでしょうか。
企業比較と併用して、隠れた優良企業を見つけてみましょう!

就職四季報を使う時に押さえておきたいポイント

これまで、「就活四季報とは」から「就職四季報を使った理想の企業の探し方」まで解説してきました。

最後に、「就職四季報を使う時に押さえておきたいポイント」について解説します。

就職四季報は毎年11月末に発売

就職四季報は、毎年11月末に発売されます。
就職活動は情報戦ですので、できるだけ最新の情報が掲載されている当年版を購入しましょう。

11月までに就職四季報を利用したい場合は、「シキホー!Mine」を活用するか、大学のキャリアセンターや図書館をチェックしてみてください。もしくは、先輩から去年版をもらうのもおすすめです。

くるみんマーク取得企業で働きやすさをチェック

就職四季報と併せて、くるみんマーク取得企業をチェックしてみましょう。
くるみんマークとは、「子育てサポート企業」として一定の基準を満たした企業が受ける認定です。
子育て支援と聞いても、ピンとこない理系就活生の方もいるかもしれません。
ですが、「子育てがしやすい取り組みを行っている企業」は、「ライフステージに変化があっても働きやすい環境を目指している企業」である可能性が高いです。

実際に結婚してもしなくても、子どもが生まれても生まれなくても働きやすい会社をめざしている企業を知る手立ての一つとして、くるみんマーク取得を企業研究に取り入れてみましょう。

認定企業は、「くるみん認定及びプラチナくるみん認定企業名都道府県別一覧」から確認することができます。

関係記事:【理系の就職活動】入社後に後悔しないためにはランキングを上手に活用しよう

これだけは知っておきたいポイント(まとめ)

この記事では、「【理系就活】就活四季報を使いこなそう!理想の企業の見つけ方」について解説してきました。

重要なポイントをおさらいします。

・就活四季報とは、第三者が客観的に評価した企業データ本!

・就職四季報を使うメリット
 ①採用フローと重視する選考ポイントがわかる
 ②業界別・項目別に企業の比較ができる
 ③就活四季報は本とオンラインの併用がオススメ

・:就職四季報を使った理想の企業の探し方
 ①有給消化率と残業時間で見る働きやすさ
 ②年齢別賃金と3年後離職率で見る働き方
 ③情報開示度で見る会社のオープン性
 ④「シキホー!Mine」で効率的に比較

・就職四季報を使う時に押さえておきたいポイント
 ①就職四季報は毎年11月末に発売
 ②くるみんマーク取得企業働きやすさをチェック

・活用するべき逆オファーサイト
「TECH OFFER」で、隠れた優良企業からオファーをもらおう!
 ➀TECH OFFER(テックオファー)
 ②OfferBox(オファーボックス)