こんにちは。理系就活情報局です。
理系の就活生にとって、履歴書は自分をアピールする重要なツールです。
学歴を書く際に悩むのが「いつから書くべきか」という点です。
「高校から書くべきなのか」「大学からで良いのか」「書き方に関する基本を知っているかどうか」が選考を通過するためのカギとなります。
今回は、理系就活生が知っておくべき履歴書の基本の書き方について徹底解説します。
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履歴書の学歴はいつから書けばいい?
新卒は中学校から書くのが基本
新卒の場合、履歴書に学歴を記載する際は中学校卒業から記載するのが一般的です。
履歴書の学歴では、「高等学校」を「高校」にしないなど正式名称で記載することをおすすめします。
ただし、企業や業種によっては特定のフォーマットでの記載を求められる場合があります。必ず志望する企業の指示に従って記載するようにしましょう。
履歴書に学歴を書く理由
企業に自分の教育履歴を提供する
履歴書に学歴を記載する理由は、企業に自分の教育履歴を提供するためです。
履歴書を見て、採用担当者は就活生がどのような教育環境で学んできたかを把握します。
学歴欄は単なる学歴の羅列ではなく、これまで自分が学んできた環境を丁寧に伝えるための重要な情報源です。
学校によって教育方針や研究者陣はもとより、カリキュラムや研究分野が大きく異なります。理系学生を採用したい企業の中には、学歴から専門性を判断する場合もあるでしょう。
履歴書の学歴は、採用担当者への自己紹介と考えて誤りなく記載してください。
専門性のアピールができる
履歴書の学歴欄は、理系就活生にとって専門性をアピールする絶好のチャンスです。
専攻分野によっては、就職希望先の業種に活かせる強みとして効果的にアピールできる可能性があります。
特に専門性が重要視される理系就活生の志望業界においては、学歴は意欲的な姿勢を示すことにもつながります。
これで間違えない!学歴欄の書き方
1行目に「学歴」と書く
まずは1行目の中央に、「学歴」と記入してください。
この時、「学」と「歴」の間は、見栄えが良くなるよう、一文字程度空けると良いでしょう。
履歴書の学歴欄には「学歴」と記載した後に、中学校以降の卒業年を記載していきます。
中学卒業から大学の卒業見込みまでを書く
学歴を記載する際は、中学卒業から大学の卒業見込みまでを順に書きます。
「令和〇〇年3月 ◎◎◎大学◎◎◎学部◎◎◎専攻 卒業」というように、入学年・卒業年を明記してください。
この時、学校名は必ず正式名称を記入して「法人」や「私立」「高等学校」も省略しないようにしましょう。
また、学歴を記載する際は学部・学科についても忘れずに記入しましょう。
大学だけでなく、中学や高校で学科が分かれていた場合も正式に記載してください。
新卒の就活は在学中に行うため、現在通う大学を書いた後は「卒業見込み」、大学院の場合「修了見込み」と記入します。
職歴に「なし」と「以上」を書く
履歴書に職歴欄がある場合は、「なし」と書きましょう。
学歴と職歴をすべて書き終えたら、右端に「以上」と記入します。
「以上」を記載すれば、書類を読む相手に必要な情報はここまでだと示せます。
履歴書の基本的なルールのため、書き漏らさないように注意してください。
卒業年度がわかる!早見表
履歴書では、和暦・西暦のどちらかで統一してください。
自分の卒業年に自信がない人は、以下の早見表を使って書くと便利です。
生まれた年 | 中学校 卒業高校入学 | 高校卒業大学入学 | 大学卒業大学院 入学 | 大学院 卒業 |
1999年平成11年 | 2015年平成27年 | 2018年平成30年 | 2022年令和4年 | 2024年令和6年 |
2000年平成12年 | 2016年平成28年 | 2019年令和元年 | 2023年令和5年 | 2025年令和7年 |
2001年平成13年 | 2017年平成29年 | 2020年令和2年 | 2024年令和6年 | 2026年令和8年 |
2002年平成14年 | 2018年平成30年 | 2021年令和3年 | 2025年令和6年 | 2027年令和9年 |
2003年平成15年 | 2019年平成31年 | 2022年令和4年 | 2026年令和7年 | 2028年令和10年 |
2004年平成16年 | 2020年平成32年 | 2023年令和5年 | 2027年令和8年 | 2029年令和11年 |
学歴欄の書き方で迷いやすいケース
基本的な書き方はわかったものの、留学や休学などを挟んだ場合、どう書けばいいのかわからない人もいると思います。
以下では、迷いやすい例を挙げて書き方を説明します。
休学した場合
令和2年4月 ◎◎◎大学◎◎◎学部◎◎◎専攻 入学
一身上の都合により2年次に1年間休学
令和7年3月 ◎◎◎大学◎◎◎学部◎◎◎専攻 卒業見込み
休学した場合は、大学入学の下に簡潔に休学理由を記しましょう。
休学の理由の書き方としては、以下があります。
・病気療養のため◎年次に◎年休学(現在は完治)
・一身上の都合により◎年次に◎年間休学
・◎年次に◎年間のワーキングホリデーに参加
・◎年次に◎年間の海外インターンに参加
留学した場合
令和2年4月 ◎◎◎大学◎◎◎学部◎◎◎専攻 入学
令和3年9月 イギリス ◎◎◎大学◎◎◎学部 留学
令和◎年3月 ◎◎◎大学◎◎◎学部◎◎◎専攻 卒業見込み
在学中に留学した場合は、学校名を記入すると良いでしょう。
留学経験は、就活のアピールポイントになります。専門性がわかる留学先に行っていたことや英語力があることを伝えるためにも、しっかり書きましょう。
編入学・中退した場合
大学に編入した場合や大学内で転部・転科した場合は、「編入学」になります。
令和2年4月 ◎◎◎大学◎◎◎学部◎◎◎専攻 入学
令和3年4月 ◎◎◎大学◎◎◎学部◎◎◎専攻 編入学
令和◎年3月 ◎◎◎大学◎◎◎学部◎◎◎専攻 卒業見込み
また、大学を中退する場合は「中途退学」とその理由を明記しましょう。
留年の場合は、特に学歴欄で書かなくても構いません。
令和2年4月 ◎◎◎大学◎◎◎学部◎◎◎専攻 入学
令和3年3月 ◎◎◎大学◎◎◎学部◎◎◎専攻 中途退学(経済的事情により)
中途退学の理由としては、以下があります。
・経済的事情により
・家族の介護のため
・病気療養のため
学歴欄を書く時に注意したい3つのポイント
西暦もしくは和暦で統一する
履歴書を書く際、年号は必ず西暦もしくは和暦で統一しましょう。
西暦と和暦を混在させると履歴書が見にくくなります。また、採用担当者に対して不親切であるだけでなく、注意力散漫なのではないかと思われてしまう可能性があります。
年号は、学歴欄だけでなく履歴書全体で統一してください。
一般的には、ビジネスシーンでは西暦が用いられる傾向にありますが、企業によっては和暦を使用する場合もあります。フォーマットで指定されている場合は、企業の指定に準じましょう。
予備校やアルバイト経験は書かない
一般的に正規の教育機関ではない予備校の経歴は履歴書には記入しません。理系就活生の中には、浪人期間が長い方も多いです。浪人期間が長い場合、履歴書に予備校歴を記載しないと高校卒業から大学入学までの期間が不自然だと感じる方もいるでしょう。
しかし、採用担当者は多くの学生の履歴書を見慣れています。経歴に空白期間があったとしても「浪人して予備校に通っていたのだろう」と推察できます。
また、履歴書の職歴欄は、正社員や契約社員といった雇用形態を記入する欄のため、アルバイトの経歴は書きません。
大学院の場合は卒業ではなく「修了」
大学院は、「卒業」ではなく「修了」となります。
卒業とは学校の全課程を学び終えることを指し、修了とは一定の課程を終えることを指します。
大学までは「卒業」と書きますが、大学院の場合は「修了」になることを知っておきましょう。
履歴書の学歴欄を書くときによくある質問
履歴書は手書きじゃなくてもいい?
結論、履歴書は特に指定がない限り手書きでなくとも構いません。
履歴書を手書きで作成すると、時間がかかる上に書き損じたときは一から書き直すはめになります。
特に字を書くのが苦手と感じる人にとっては、何度も書き直す必要が生じたり、修正に追われてしまうでしょう。
パソコンやスマートフォンを使って履歴書を作れば、一度フォーマットを作成して時間を短縮できる上に簡単に修正が可能です。
学歴が1行に収まらない時はどうすればいい?
大学の正式名称や学科・専攻名が長い場合、学歴を1行に収めるのが難しい場合があります。
多少字間を詰めて収まる場合は1行にできますが、どうしても不自然な場合は、2行になっても構いません。
採用担当者も、学校名~専攻名が長ければ、1行に収まらなかったとしても問題とは思いません。
アルバイト経験をアピールしたい時は?
中には、志望企業と関連するアルバイトの経験があり、ぜひアピールしたいと考えている理系就活生もいるかもしれません。
アルバイトがアピール要素になる場合は、自己PR欄でその経験を書くことをおすすめします。学歴欄で何もかも情報を伝えようとするのではなく、履歴書のフォーマットを守った上で自己PRを活用して、志望企業に熱意を伝えてみましょう。
学歴欄が書けたら逆求人サイトで就活の幅を広げよう
学歴欄の書き方がわかり、履歴書が完成したら、次は就活の選択肢を増やしましょう。
就活サイトには、プロフィールを登録します。学歴欄が完成していれば、就活サイトへの登録もスムーズです。
逆求人サイトでは蓄積された膨大なデータやAIによるマッチングをもとに、相性の良い企業と出会えたり、企業からオファーが届きます。
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まとめ
就職活動において、履歴書は自分をアピールする大切なツールです。
学歴は、あなたを企業に紹介する端的な説明と考えて正確な情報を伝えましょう。
就活や履歴書には基本的なルールがあり、大勢の就活生がルールを守る中で逸脱してしまえば、悪目立ちしてしまいます。書類で落ちてしまわないようしっかり準備を行い、希望する企業への最初のアプローチを成功させましょう!