こんにちは。理系就活情報局です。

忙しい理系就活生にとって、就職活動は「大変なのはわかってるけど、キツいな……」と思わざるをえない存在です。

学部卒で就職するとなると、卒業に必須の実験研究も疎かにできません。

理系就活生は、就職活動がはじまると就職活動予定と大学の研究室との間で板挟みになってしまうこともしばしばです。
中には、どっちもどっちつかずになってしまい、実験も就職活動も滞ってしまうことがあるかもしれません。

そこで、今回は理系就活生が学部卒で就職するにあたって注意が必要な「就職活動スケジュール」に注目します!

「先輩から、就職活動は計画的に進めないとヤバいって聞いた」
「最近は採用活動が早期化しているってほんと?」
と、これから始まる就職活動に不安を覚えている理系就活生の方は、是非参考にしてみてください!

理系の就活はスケジュールの把握から始まる 

多忙を極める理系就活生が志望企業の内定を勝ち取るためには、何はなくともスケジュール管理が重要になってきます。

就職活動にはおおまかな共通スケジュールが存在しており、基本的に「エントリー期間」を逃してしまうと、後から選考に参加することはできません。

どんなにあなたが優秀でも、エントリーしなければ企業はあなたの存在について知ることさえできないのです。

・研究と両立しなくてはならない 
・エントリーできなければ志望企業の選考に参加することができない
ことを改めて確認したところで、以下では理系就活生の就職活動スケジュールについて説明していきます!

基本的なスケジュールは例年同じ

就職活動早期化が叫ばれるようになって、数年が経ちます。
「就活スケジュールが変更になる可能性がある」と聞いたことのある方もいると思います。

その一方で、政府は「2023年春に入社する大学生」「2024年春に入社する大学生」の就職活動については、6月に面接を解禁する従来のルールを維持するという方針を示しています。

(参照:内閣官房「2023(令和5)年度卒業・修了予定者等の就職・採用活動に関する要請」・「2024(令和6)年度卒業・修了予定者等の就職・採用活動について(周知依頼)」)

政府は、採用活動とスケジュールの見直しを検討しているのは「2025年春卒以降」としています。

そのため、コロナ禍や採用手段の多様化という変化を受けながらも、現時点の就職活動スケジュールは例年と同じということになります。

一方で早期採用をする企業も増えている

「就活解禁が3月」「面接開始は6月」の従来通りの就職活動スケジュールを維持する一方で、早期採用を始める企業も少なくありません。

政府が要請する就職活動スケジュールは、あくまで目安にしか過ぎません。
そのため、政府が決めたスケジュールとは異なる採用活動スケジュールを立てる企業は少なからず存在します。

ニュースでも目にするように、ここ数年で就職活動は全体的に早期化している傾向にあります。5月の時点で内定をもらっている学生も珍しくありません。

そのため、「就活解禁は3月だから」と安心していると、自分が行きたいと思う企業のエントリー期間が終了してしまっている可能性があるのです。

中でも、理系就活生が目指す業界は、「できるだけ優秀な学生がほしい」=「同業他社に取られないうちに獲得しなければ!」ということで、採用活動を前倒して行う企業が増えています。

内定を獲得するためには、しっかり情報を収集して流れに乗り遅れないようにすることが、重要になってきます。

理系の就活は学部3年の春から始まっている

まずは、就職活動スケジュールの基本と注意したいポイントについて解説しました。

一度機会を逃してしまえば選考に参加できなくなると知ったことで、改めて就職活動スケジュールを把握する重要性について理解した人も多いと思います。

そこで、以下からは理系就活生の就職活動スケジュールの実際について、詳しく見ていくことにします。

インターンシップ情報公開と開催スケジュール

理系就活生の就職活動において、インターンシップの存在は年々強くなっています。

「参加したい人だけが就職活動を有利に進める経験値を得るために参加する」文系とは異なり、理系就活生の場合は、採用直結型のインターンシップも多いのが現状です。

そのため、理系就活生の場合は、多少無理をしてでもインターンシップには参加した方がいいと勧められるでしょう。

インターンシップも採用と同じく、情報解禁の時期を把握してエントリーすることなしに参加することはできません。

インターンシップの情報が公開される時期は、「学部3年の4月〜6月」です。
この時期に応募して無事選考に通過すれば、「学部3年の7月~9月」にサマーインターンシップに参加することになります。

インターンシップは通年開催されていますが、多くの企業がインターンシップを開催し、かつ多忙な理系就活生が参加しやすいのは夏です。

夏休みにインターンシップに参加しづらいという理系就活生は、秋以降の開催情報を見逃さないように注意しておきましょう。

推薦の応募開始は冬から春にかけて始まる

理系就活生の就職活動には、推薦という道もあります。
企業とパイプを持っている大学や研究室の場合、通常の採用活動よりも選考過程が短い推薦ルートに乗れることも珍しくはありません。

学校推薦は、「学部3年の12月~3月」の間に応募受付が開始されます。

人数が限定されていたり、求められる基準が高かったりと一定の評価基準の上で判断されますが、うまく推薦ルートに乗ることができれば短い期間で就職活動を終えることができます。

理系の就活の基本的なスケジュール

ここまでで、理系就活生の就職活動は学部3年からスタートするとお分かりいただけたと思います。

そこで、次は「学部3年の準備期間」から「選考終了」まで、順を追って理系就活生の就職活動スケジュールを解説していきます。

就活準備は学部3年から

前述したように、理系就活生にとって重要な意味を持つインターンシップは学部3年に行われます。もしあなたが推薦を視野に入れているのなら、もっと早い段階での準備が必要になってきます。

インターンシップは、必ずしも応募した人全員が参加できるわけではありません。
エントリーにあたっては、本選考と同じように志望動機を書く必要があるなど、それ相応の対策が求められます。

そのため、自己分析や業界・企業研究といった就職活動の準備は、学部3年から行うことをオススメします。

エントリー開始は学部3年の3月頃

本選考の受付開始は、「学部4年を目前に控えた3月」です。

この前後は、企業の採用情報が公開されたり、会社説明会やセミナーの開催情報がオープンになる時期です。

企業によって採用スケジュールも異なるため、目指す企業の採用情報を見落とすことがないよう、しっかり目を光らせておきましょう。

エントリーを逃す=もうその企業の選考には参加できないことを肝に銘じて、後になって悔やまないために情報収集を忘れないでくださいね。

選考が進むのは学部4年の4~5月

ここ数年の傾向を鑑みると、実際に選考が進むのは「学部4年の4~5月」です。

早ければ3月のうちに書類選考の結果が届き、大学生活最後となる一年のスタートと同時に、選考過程を進めていくことになります。

この期間は面接の予定でスケジュールがいっぱいになってしまうことも多いため、間違っても志望企業の面接日を忘れてしまうことがないよう、スケジュール管理を徹底しましょう。

早ければ6月には選考終了

選考が進むと、「学部4年の5月末」の時点でいくつか内定をもらうことになると思います。

そのため、早ければ「学部4年の6月」で就職活動は終了します。

もちろん、早期スケジュールでとりこぼした人材を獲得するために、あえて採用活動スケジュールをずらしている企業もあります。

理系就活の最新事情 

これまで、理系就活生の就職活動スケジュールについて説明してきました。

何となく思い描いていたよりも、就職活動が短期間の勝負であることはお分かりいただけたのではないでしょうか。

理系就活生の就職活動スケジュールについて把握できたとことで、次は「理系就活の最新事情」をチェックしていきます!

WEB就活と採用直結型のインターンシップが増えている

コロナ禍の影響は、就職活動にも大きな変化をもたらしました。

現在も続くその影響は、リモートで参加出来るインターンシップやオンライン開催での面接といった形で続いています。

とはいえ、一度も採用担当者と生で顔を合わせないという選考は少なく、最終面談は実際に企業に赴くことが多いのも事実です。

また、これまで「理系就活生にとって、参加しておくとメリットがある」とされていたインターンシップは、前提としては採用に結びつくものではないと記載されていることがほとんどでした。

しかし、コロナ禍を経て、採用直結型のインターンシップが増えています。
こうした変化からは、採用活動の短期化と併せて、企業がより早い段階で優秀な人材を獲得するべく動いていることがわかります。

就活早期化には逆求人型サイトを活用して対策しよう

早期化する採用活動とともに、採用手段も多様化しつつあります。
その最たるものが、逆求人型サイトです。

プロフィールさえ登録しておけば、自分の専門性と合致する企業からオファーが届く逆求人型サイトは、ここ数年で「企業が同業他社に先んじて優秀な人材を確保する」ために用いられることが増えました。

逆求人型サイトは、企業だけでなく理系就活生にとってもメリットがあります。
手間をかけることなく就職活動の可能性を増やせる上に、企業や業種によって微妙に異なる採用スケジュールを見逃すのを防ぐことにも繋がります。

大手就活サイトと併せて利用することで、思いも寄らなかった将来への道がひらけるかもしれませんよ。

オススメの逆求人型サイトについては、まとめで紹介します!

これだけは知っておきたいポイント(まとめ)

この記事では、「いつから始める?理系の就活スケジュールとチェックしておきたい最新事情」について解説してきました。

重要なポイントをおさらいします。

・理系の就活はスケジュールの把握から始まる
 ➀基本的なスケジュールは例年同
 ②一方で早期採用をする企業も増えている

・理系の就活は学部3年の春から始まっている
 ①インターンシップ情報公開と開催スケジュール
 ②推薦の応募開始も冬から春にかけて始まる

・理系の就活の基本的なスケジュール
 ①就活準備は学部3年から
 ②エントリー開始は学部3年の3月頃
 ③選考が進むのは学部4年の4~5月
 ④早ければ6月には選考終了

・理系就活の最新事情
 ①WEB就活と採用直結型のインターンシップが増えている
 ②就活早期化には逆求人型サイトを活用して対策しよう
企業からオファーが届く「TECH OFFER」は、就活早期化に心強い存在!
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