こんにちは、理系就活情報局です。
学業や部活・進路変更など、様々な理由で学部4年生または大学院2年生の4月から就活を開始するケースは決して珍しいことではありません。
一般的には遅いスタートかもしれませんが、実際には納得のいく企業に内定を勝ち取っている学生はたくさんいます。
「就活スタートが4月になったけど間に合うのだろうか?」
「4月からの就活スタートはどうやって動いたらいいのか?」
本記事では、実際に4月から就活をスタートしても巻き返せる理由や実際の効率的な動き方について解説します。
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4月からの就活は遅れているもののやり方次第で巻き返せる
4月からの就活は、スタートは遅れていることは否めませんが充分やり方次第で巻き返せます。実際、4月から就活をスタートする学生もいるので安心してください。
まずは、一般的な就活のスケジュールを解説します。
一般的な就活のスケジュール
文系学生も含め、一番多くの学生が活動を始めるのは学部3年生または大学院1年生の4月からです。
この時期に夏のインターン募集が多く出るため、学生は興味のある企業複数にエントリーします。同時に人気企業の場合はインターン参加のための選考があり、自己分析や書類対策・筆記選考や面接対策などを並行して行うのが一般的です。
その後、夏季休暇中にインターンに複数参加し、9月以降に志望業界や志望企業を絞り込みます。同時並行で書類対策や面接対策などをブラッシュアップしつつ、早期選考に参加するケースも多いです。
早い学生で、学部3年生または院1年生の2~3月には約半数の学生が内定を得ることになります。
学部3年生または大学院1年生の3月から経団連に所属している企業の採用情報解禁が始まり、就活が本格化するのもこの時期です。大学内でも、キャリアセンター主催の学内企業説明会などが多く開催されます。
4月からでも就活の巻き返しが可能な理由
一般的なスケジュールよりスタートが遅れる4月からの就活ですが、巻き返しが可能な理由はどこにあるのでしょうか。以下では、4月からでも就活の巻き返しが可能な理由を4つ紹介します。
通年採用の企業が増えたから
近年は、通年採用を行う企業も多くなりました。
以前なら決まった期間にしか採用選考を行っていなかった企業が、通年採用で学生を募集しているケースも多く、時期を問わず応募しやすい企業も増えています。
ただし、一部の大手人気企業はエントリー期間を区切っているところもあるため、締め切りを過ぎた場合は受けられない点に注意が必要です。
教授推薦などのスケジュールは4月以降のケースが多い
理系学生の場合、教授推薦のスケジュールは4月以降のケースが多くなります。
そのため、志望する業界や企業と研究室のパイプがある場合、選考を受けられるケースもあります。
ただし、教授推薦での選考は「内定が出た場合辞退しづらい」「研究室や同じ専攻の同級生の中で学内選考が行われるケースもある」点に注意しないといけません。
教授推薦で学内選考になった場合は、成績や普段の授業出席率・部活動やボランティアなどの実績などが加味されるケースもあります。
年度によっては枠の増減や競争率が変わるケースもあるため、教授推薦だけに頼らない就活戦略を念頭に置いておくと安心です。
内定辞退者の枠に滑り込める可能性があるから
今の時代、新卒学生にとっては一部の企業を除いて売り手市場です。
内定を複数獲得する学生も多く、内定辞退も多く発生しています。そのため、企業は内定辞退が出た枠に、新たに内定を出すケースも増えています。
後から選考を受けたからといって、不利になるケースは少ないです。
4月から就活を始める学生が陥りやすい悩み
では、4月から就活を始める学生が陥りやすい悩みとは、どのようなものがあるのでしょうか。
学業との両立
最も多いのが、学業と就活の両立です。
一気に就活を進めるため、面接などの選考が一定期間に集中しやすく、ハードになるだけでなくスケジュールのやりくりも大変になります。
特に、面接の日程は随時案内されるため、予定をあらかじめ組めません。
学業との兼ね合いを見ながら、常にスケジュールを更新しておくことが求められます。
早くから活動していた同級生の進捗を聞いて焦りやすい
早くから就活をおこなっていた同級生は、内定を獲得しているケースが多くどうしても焦りを感じることが増えるでしょう。
同級生と比較することなく、自分のペースを保つことが大切です。
企業によってはエントリーが締め切られているケースがある
企業によっては、エントリーが締め切られているケースもあります。
特に、大手人気企業には志望者が数千人から1万人以上集まるケースもあり、エントリー開始から早々に締め切られるケースも多いです。
どうしても受けたい場合は、駄目もとで問い合わせると受けられるケースがあるかもしれません。ただし、企業に対して無茶なお願いはしないようにしましょう。
気温が上がってくるため汗など清潔感対策に悩みやすい
近年、4月下旬から5月上旬には汗ばむ気温になる日も珍しくなくなりました。
スーツは長袖のため、どうしても暑く汗をかきやすくなります。女性はメイク崩れが気になりますし、男性も汗や顔のテカリ対策などが必要です。
汗やメイク崩れは清潔感と直結しやすく、5月以降も就活をする場合は対策が必要になるでしょう。
自分だけが就活を続行している可能性がある
仲のいい同級生や研究室の中で、自分だけが就活を続行しているケースもあり得ます。早くから活動していた学生は内定を得る時期も早く、早々に就活を終えているケースもあるからです。
同級生の就活状況に惑わされず、割り切って活動に専念しましょう。
4月からの就活で巻き返すためにやること
4月から就活を開始する場合、巻き返すためにやるべきことを解説します。
自己分析や書類対策・筆記対策などを入念に行う
4月から活動することで、時間が少なく多くの企業を受けられない可能性もあります。
その場合、一つひとつの選考が非常に大きな意味を持ちます。
できるだけ効率よく選考を進めるためにも、自己分析や勝利対策・筆記対策・面接対策などの基本は入念に行い、準備不足とならないよう心がけましょう。
キャリアセンターを有効活用する
大学のキャリアセンターは、情報の宝庫です。
先輩たちの内定先から選考情報・最新のセミナーなどを把握できるため、活用しない手はありません。
特に、学内の企業説明会やセミナーなどキャリアセンターを積極的に利用しなければ把握できない情報もあります。
各種就活対策の相談も乗ってくれるため、有効活用しましょう。
学内の企業説明会には積極的に参加する
学内企業説明会の案内があれば、積極的に参加しておくことが大切です。
効率よく企業の選考を受けられるだけでなく、学生を採用したいと積極的なオファーがあるケースも多くなります。
特に、卒業生がいる場合は一般的な企業説明会よりも説明を聞きやすく、親身になってくれるケースもあります。場合によっては、通常の選考ルートと違い、一部の選考を省略してくれるケースも多いです。
大学との繋がりが強いケースもあり、企業の実情をキャリアセンターの職員から聞きやすいのもメリットの1つです。
学業とのスケジュール調整に気を付ける
4月からの就活となると、どうしても選考が一定期間に集中しやすくなり、学業との両立も大変です。
スケジュール調整には気を使い、時には休みを入れるなどメリハリをつけた予定管理を心がけましょう。
同級生の就活状況とは別だと割り切り比較しない
同級生は内定をもらっているケースも多く、比較すると落ち込みかねません。
他人と比較しないようにして、自分の納得がいく就活をすることが大切です。
4月からの具体的な就活スケジュール
実際に4月から就活をする場合のスケジュールを解説します。
【4月】自己分析などの対策と並行して就活サイトなどで募集を探しエントリー
自己分析などの基本的な対策を行いつつ、新卒就活サイトなどで気になる企業があればエントリーしましょう。
エントリーした後から辞退することも可能です。応募母数を確保して内定を獲得できる確率を上げるためにも、気になった企業は積極的にエントリーしておきましょう、
【5月】企業説明会に参加しながら選考スタート
企業説明会に参加しつつ、同時に筆記試験や面接の選考を受けるフェーズです。
同時に、書類や自己PRのブラッシュアップを進めましょう。
【6月~7月】前期試験の準備をしつつ選考を進める
大学のレポートや前期試験の準備を行いつつ、引き続き選考を受けることになります。
出席日数やレポートの提出期限に注意し、必ず守るようにしましょう。
【8月~9月】選考を並行しつつ夏季休暇中に選考を一気に加速
内定を得ていない場合は、夏季休暇中に一気に選考を加速しておくことが求められます。
予定が調整しやすい時期を利用して、積極的に選考を受けましょう。
【10月以降】内定を受けた企業から就職先を決定
内定が複数出た場合、その中からどの企業を選択するか絞り込みます。
万が一、就活に納得がいかない場合は引き続き学業と両立しながら選考を受けましょう。
4月から就活しても遅くない!先輩たちが取った作戦
4月から就活をスタートし、納得のいく結果を勝ち取った先輩たちの取った作戦を紹介します。
エントリーが締め切られていても気になる企業へ直接問い合わせてみる
エントリーが締め切られていても、気になる企業へ直接問い合わせて選考の機会を得るケースがあります。
ただし、あくまでも学生都合でのお願いのため、ごり押しは厳禁です。
万が一、諦められなかったとしても卒業後転職できる可能性もあります。まずは機会をもらえるかどうか丁寧に問い合わせてみましょう。
卒業生の就職実績がある企業を中心に受ける
卒業生の就職実績がある企業を中心に受けてみると、好意的に選考をしてくれる可能性があります。
特に、複数の先輩が長年にわたって就職している場合は採用担当者が卒業生というケースもあり、選考を受ける際も好意的に見てもらいやすいです。
キャリアセンターを利用して募集情報を得る
キャリアセンターで選考情報や募集要項が届いているか聞いてみましょう。
自分の大学に好意的な企業であれば、エントリー期間が過ぎていても選考機会をもらえる可能性があるからです。
新卒就活サイト以外にもSNSなどで採用担当者に問い合わせる
新卒の募集情報は、新卒就活サイトだけではありません。
若年者の求人を取り扱う地域のハローワークや、SNSなど企業は様々なチャネルで募集をしています。
SNSのDMなどで直接企業担当者に問い合わせて選考機会を得た先輩もいます。ぜひ幅広いチャネルから企業へアクセスしましょう。
スカウト型サイトでオファーがあった企業を中心に受ける
テックオファーのようなスカウト型サイトに登録し、オファーがあった企業を中心に選考を受けた先輩もいます。
「オファーの際にどのような点を評価したのか」を教えてもらえるため、選考を受けやすく、思ってもいなかった優良企業に出会える可能性もあるでしょう。
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まとめ
以上、就活を4月から始めても間に合う理由や効率的な就活方法を解説しました。
就活には確かに王道のスケジュールが存在します。
しかし、近年は採用選考を受ける際の経路も多様化しており、必ずしも王道のスケジュールで活動したからと言って納得のいく結果を手にできるとは限りません。
自分のペースで納得のいく就活ができるよう、工夫しながら乗り切りましょう。