こんにちは。理系就活情報局です。

就職活動を進めるにあたって、大学のキャリアセンターに行ったことがないという理系就活生は少ないと思います。

しかし、中には先輩から「うちのキャリアセンターは、あんまり頼りにならないかも……」という意見を聞いたことがある人もいるかもしれません。

違う大学に通っている人から、「OB・OGに紹介してもらえた」「大学のキャリアセンターと大手企業にパイプがあって、早期内定が決まった」という話を聞いて、「そんなことまでしてくれるの?」と驚くこともあるかもしれません。

実は、どの程度学生の就職活動支援を行っているのかは大学によって様々です。

そこで、今回は就職に強い大学を例として用いながら、「理系就活生が大学の支援を利用するメリット」や「就職活動のコツ」について解説していきます。

「そういえば、あまりキャリアセンターに行ったことがないな」という理系就活生の方は、是非参考にしてみてください!

理系の就活は有名国立大が有利? 

就職活動は、社会的な関心度の高い話題の一つです。

就活シーズンが始まる前後や内定が増えていく時期になると、就活生から人気を集める企業のランキングがニュースを賑わせます。

その中でも、『週刊東洋経済』が有名企業400社の実就職率から算出している「有名企業への就職に強い大学ランキング」は、毎年注目を集めています。

まずはこのランキングを見て、就職に強い大学を確認していくところから始めます。

有名企業400社の実就職率ランキング

(引用:東洋経済ONLINE「最新!「有名企業への就職に強い大学」トップ200校」

では、さっそくランキングを見ていきましょう。

「有名企業400社の実就職率ランキング」は、日経平均株価指数の採用銘柄や会社の規模、大学生の人気企業ランキングを参考に選定された企業400社を対象としたデータをもとに制作されています。

ざっと見ただけでも、2位の東京工業大学を筆頭に理系大学が多数ランクインしていることが分かりますね。

このランキングからは、コロナ禍の影響下にあっても「理系が持つ専門性が就職に強い」ことが窺えます。

国立大学は強いが私立大学もランクイン

1位の一橋大学以下、ネームバリューの強い国立大学が目立ちますが、かといって私立大学が少ないわけではありません。

理系就活生が注目したいのは、4位の豊田工業大学や19位の芝浦工業大学といった、国立大学に比べると規模の小さい理系大学がランクインしている点です。

4位の豊田工業大学は、トヨタ自動車の社会貢献活動によって設立された大学です。
大学と産業が結びついて生まれたという設立の経緯もあり、開学以来就職決定率は100%を維持しているといいます。「世界のトヨタ」とのパイプがあることも、就職に強い理由の一因でしょう。

そこで、本記事では19位の芝浦工業大学に着目します。

ランキング上位に食い込む芝浦工業大学から見る大学のキャリア支援

東京都にある私立大学の一つ・芝浦工業大学は、「仕事に強い大学」を自負しています。

「有名企業400社の実就職率ランキング」上位に食い込む就職率の高さを誇り、約7割の学生が大企業へ就職しています。

(引用:芝浦工業大学「主要就職先トップ10」

実際に、主要就職先として紹介されている会社の一覧には、誰もが知る企業ばかりがずらりと並んでいます。

以下では、理系大学屈指の就職への強さを誇る「芝浦工業大学のキャリア支援」について解説していきます。

独自の就職支援システム「CAST」

芝浦工業大学では、学生の就職活動を支援するために独自のWEBシステム「CAST」を使用しています。

「CAST」では、実際に大学に足を運ばずともスマートフォンから求人情報やインターンシップ情報を検索できるだけでなく、これまで大学が蓄積してきた就職にまつわるデータを閲覧することも可能です。

「CAST」の企業検索からは、注目企業の採用実績や入社試験情報、選考フローにいたるまでの情報を確認できるということからも、芝浦工業大学のキャリア支援が徹底していることが分かります。

企業セミナー情報が閲覧できるのは珍しくありませんが、卒業生の就職活動報告書や学科の先輩の進路先まで細かくデータ化して活用できる大学は、なかなかありません。

(参考:芝浦工業大学「CASTの活用方法」

企業との共同研究を支援する実践型人材育成

芝浦工業大学では、学生が企業との共同研究に参加できる支援体制が整っています。

学生は在学中から最先端の場に携わることで、学びながら社会やビジネスにおける研究の意義を感じることができます。

また、マーケットにおけるニーズの把握や研究開発でのコスト意識など、実際に働くまでは見えてきにくい領域にも目配りすることができるので、学生でいながらにして新卒同等の経験を得ることが可能です。

「社会に学び、社会に貢献する実践型人材育成」を建学の精神に掲げる芝浦工業大学ならではの試みが、就職への強さを裏付けています。

資格取得補助制度

会社によっては、入社後に仕事で使用する資格を取得することになります。
その際、会社側が受験料を補助するなどの制度を設けている場合があります。

芝浦工業大学では、そんな資格取得に関わる費用を補助する仕組みが整えられています。

「危険物取扱者(甲種)」や「第一級陸上無線技術士試験」、「1 級建築士試験」や「IT ストラテジスト試験」など、各分野の学生が取得しておきたい資格の多くが対象となっており、学生にとっては嬉しい支援ですね。

(参考:芝浦工業大学「資格取得補助制度チラシ(2022年度)」

学内合同企業説明会の実施

実践的な人材育成に適した環境が整えられていることからも分かるように、芝浦工業大学は企業とのパイプが太く、その結びつきの強さは就職支援にもいかんなく発揮されています。

毎年行われる「学内合同企業説明会」では、5日間にわたって芝浦工業大学生のみを対象とした企業説明が行われます。

約300社にも及ぶ参加企業の数が、「芝浦工業大学の学生がわざわざ足を運んでも欲しい人材」であることを物語っています。

企業の採用担当だけでなく、その企業に勤めている卒業生が足を運ぶこともあるという点からも、芝浦工業大学がいかに企業と密な連携を取っているのかが分かります。

芝浦工業大学の例から見る大学の支援を利用するメリット

ここまで、芝浦工業大学が行っているキャリア支援について説明してきました。

芝浦工業大学のような徹底した人材育成と一貫したキャリア支援は、どの大学でも当たり前のように受けられるわけではありません。

しかし、同じ環境ではなくとも、優れた例を取り入れることは可能です。

そこで、次は「芝浦工業大学の例から見る大学の支援を利用するメリット」について解説します。

無料で何度でも!遠慮せずに相談できる

大学のキャリアセンターの特長は、通学するついでに就職支援が受けられる手軽さと、無料で何度でも相談できる気軽さにあります。

芝浦工業大学が蓄積したデータを活用していることからも分かるように、就職活動は情報戦です。
あなたの大学の就職事情に一番詳しいのは、長年学生の就職をサポートしてきた経験を持つ担当者たちです。

あなたが知らないだけで、キャリアセンターには優良企業からのインターンシップ情報や選考案内が届いているかもしれません。

理系学生が専門分野で学んできたように、大学のキャリアセンターは就職活動を専門とするプロが集まる場所です。

自分一人だけは知ることができない情報を知ることができたり、実践的なアドバイスを無料で受けられる環境が用意されているのですから、利用しない手はありません。

まずは、キャリアセンターに足を運んでみるところから始めてみましょう。

大学経由の内定ルートに乗れる可能性も

大学のキャリアセンターは、大なり小なり企業からの求人情報が集まります。

芝浦工業大学ほど密な連携を取っていなかったとしても、「この大学だから用意された選考ルート」や「内定に直結する選考の案内」が届いている可能性は充分あります。

そうした大学経由の内定ルートは、余程のことがなければ採用が見込めることもあって、募集が集中します。また、学内での選考がある場合もあるでしょう。
それでも、本選考に参加するよりは高い確率で内定を獲得できます。

せっかくのチャンスを逃してしまわないためにも、定期的にキャリアセンターを利用する習慣を付けましょう。

キャリア支援に熱心な私立大学の例から分かる就活のコツ 

これまで、「ランキング上位に食い込む芝浦工業大学から見る大学のキャリア支援」から「芝浦工業大学の例から見る大学の支援を利用するメリット」まで紹介してきました。

最後に、「キャリア支援に熱心な私立大学の例から分かる就活のコツ」について解説します。

大学の支援は就活サイトと併用することで効果を発揮する

就職活動は、「これさえしていれば安心」というものではありません。
大学の支援を利用することについても、同じことが言えます。

就職活動は、いかに自分に適した情報を集めるかが内定獲得のカギとなります。

だからこそ、頼る先を就活サイト一本に絞ったり、大学のキャリアセンターだけを利用するのは危険です。

就職活動の情報は、たった一つの支援で網羅できる量ではありません。

誰もが知る大手企業は、採用を専用サイトや就活サイトに一本化しています。反対に、大学のキャリアセンターで知ったごく限定的な求人は、就活サイトには掲載されていません。

どちらか一方だけを見ていては、自分の将来の可能性を狭めてしまうことになります。

就職活動を成功に導くためには、複数の支援を併用するところから始めましょう。

エントリーシートと面接は数が勝負!練習あるのみ

「就職への強さ」を打ち出している大学も打ち出していない大学も、共通して行っている就職支援があります。

それは、エントリーシートの添削と模擬面接です。

どの大学も共通してこの2つをサポートしているのは、就職活動をする上で避けて通れない関門だからです。

どんなに文章を書くのが苦手であっても、あがってうまく話せない人であっても、数をこなせば確実に結果となって返ってきます。

就活生の誰もが避けては通れない選考だからこそ、くり返し練習しましょう。

可能性を増やすことが内定への近道

あなたがどんなに優秀な学生で、どんなに大学の支援が充実していたとしても、応募しなければ選考に参加することはできません。
エントリーする機会を逃してしまえば、その年度の新卒として入社することはできないのです。

就活生が平均30〜40社へエントリーシートを送るのは、後から参加できる選考が少なくなってくるからでもあります。

自分で想定していたよりも選考に進めない可能性があることを念頭におくと、「はじめは多いなと思うくらい」がちょうどいいものです。

理系就活生は、自分で思っている以上の可能性を持っています。
まずはあなたが自分の可能性を信じて就職活動を行うことが、内定への近道となります。

後になって焦ってしまわないためにも、志望企業は絞りすぎず、積極的にエントリーするようにしましょう。

これだけは知っておきたいポイント(まとめ)

この記事では、「【大学の支援を活用しよう!】就職に強い大学ランキング上位の私立大学から見る理系の就活」について解説してきました。

重要なポイントをおさらいします。

・ランキング上位に食い込む芝浦工業大学から見る大学のキャリア支援
 ➀独自の就職支援システム「CAST」
 ②企業との共同研究を支援する実践方人材育成
 ③資格取得補助制度
 ④学内合同企業説明会の実施

・芝浦工業大学の例から見る大学の支援を利用するメリット
 ①無料で何度でも!遠慮せずに相談できる
 ②大学経由の内定ルートに乗れる可能性も

・キャリア支援に熱心な私立大学の例から分かる就活のコツ
 ①大学の支援は就活サイトと併用することで効果を発揮する
 ②エントリーシートと面接は数が勝負!練習あるのみ
 ③可能性を増やすことが内定への近道

・活用するべき逆オファーサイト
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