新卒面接中に逆質問の回答をメモするのはマナー違反なのでしょうか?結論としては、ポイントを抑えて、場面に応じてメモするのは問題ありません。面接マナーに慣れる方法などを含めて、本記事で理解しておきましょう。

今回は、新卒面接中に逆質問などメモを取って良い場面や注意点、メモする場合のポイントなどを解説します。本面接に臨む前に、ぜひご参考ください。

▼あなたに合った企業の情報が届く▼
TECH OFFERで優良オファーを受け取る

逆質問などメモがOK!代表的な場面とは?

逆質問などメモがOK!代表的な場面とは?

まずは逆質問をはじめとしたメモができる、面接中の場面について解説します。

逆質問

逆質問の質問や質問に対する回答時には、メモをしても問題ありません。就職するにあたって自身が聞きたいことを質問するため、回答時にメモを取るのはむしろ好印象に映ります。これは、逆質問をする際も同様です。事前に準備した質問があるということは、企業研究をしっかりしているということ。逆質問の際は、メモを読みながら伝えるのも問題ないでしょう。

労働条件や就業規則

労働条件や就業規則のアナウンスがあった際にも、メモをしても大丈夫です。労働条件や就業規則をメモするということは、それだけ入社意欲があるという表現にもなります。メモをきちんと取れるよう、事前に準備をしておくのが大切です。気になる点はメモに残しておき、逆質問の場面で確認をとることも良策です。

面接日時や選考日程

次回面接や今後の選考についてアナウンスがあった場合も、必ずメモを取る必要があります。折角選考を通過しても面接に遅れたり、日程を忘れていたりすると、その後の結果にも繋げられません。間違いなく日程や日時をメモしておくことで、事前準備をできるようにしておきましょう。

新卒の面接中にメモを取る時のポイント

新卒の面接中にメモを取る時のポイント

新卒面接中にメモを取るときは、ポイントを抑えておくことが非常に大切です。あくまでも面接官の判断が合否の軸となりますので、基本的なマナーとして覚えておきましょう。

まずはメモの許可を得る

新卒面接中にメモを取りたい場合は、まずはメモの許可を取ることをおすすめします。メモの許可は「大切なことですので、メモをとらせて頂いてもいいですか?」という風に声をかけるだけです。許可がでたらメモを取り出し、必要事項を書き記しましょう。

また、メモの許可を得るときは、面接の雰囲気やシーンのレベルにあわせた対応が必要です。ある程度フォーマルな面接の場合は、静かに挙手して、発言の許可を得てから質問をします。カジュアルな面接であればそのまま質問して問題はありませんが、マナーを問われる面接の場では質問のルールにも配慮する必要があるでしょう。

メモする内容は最小限に留める

実際にメモをする際は、必要事項だけをさっと書き留める程度に抑えることをおすすめします。後から読んでわかりやすい書き方で、整理して記載すると便利でしょう。大切なことだからといって長々とメモを取っていると、面接官に顔をみせることもできず、決められた面接の時間を消費してしまいます。

面接はあくまで自身をアピールするための、大切な入社試験の場です。短い時間でしっかりとアピールできるよう、メモの時間などは最低限に抑え、できるだけ面接官とのコミュニケーションを大切にすることが大切です。

メモするタイミングに配慮する

面接中にメモを取る場合は、メモのタイミングにも注意が必要です。面接官が話しているとき、特に大切な話をしているときにはメモを一旦ストップして、目をみて話を聞くことを心がけます。間違っても面接官が話している間もずっとメモをし続けていることが無いよう、タイミングには充分に注意しましょう。

しかし、メモを沢山取る必要がある場合は、時々顔をあげれば、メモを取り続けることも可能です。できれば10秒以内に1回程度は顔を上げ、必要事項を書きながらも聞いている姿勢を表現します。コミュニケーション能力の評価は聞く姿勢も対象となりますので、メモの際には傾聴の姿勢もしっかりと意識することが大切です。

新卒の面接中にメモを取る時の注意点

新卒の面接中にメモを取る時の注意点

新卒面接中のメモを取る際には、注意点も存在します。ここでは代表的なものを解説します。

できるだけ小さいメモを用意しておく

面接に持っていくメモの大きさには注意しましょう。ポケットに入る大きさのもので、パケットが膨らまない、できるだけ小さなものを用意しておくことをおすすめします。ノートの切れ端や広告の裏などではなく、しっかりしたノートか手帳を準備しておくことが大切です。

メモの色などにも注意する

面接中に取り出すメモは、表紙の色や柄にも注意しておく必要があります。派手な色や柄のメモの場合は、面接官にもよりますが、不真面目な印象を持たれることも少なくありません。メモの色や柄で不要に評価を下げることのないよう、ビジネスの場に相応しいメモを用意しておくことをおすすめします。

読み取れるように書く

面接中のメモは、どうせ書くなら読み取れるように書くことが大切です。面接中は面接官に気を遣う必要もあり、ゆっくり書けないのは誰しも同じです。そのなかでもしっかりと落ち着いてメモを取ることを意識し、後々読み取れる内容を目指しましょう。

携帯電話のメモ機能は使わない

面接中のメモは場面によってはOKですが、メモの種類にも注意が必要です。スマホに搭載されているメモは非常に便利ですが、基本的には面接時の仕様はNGだといえます。面接官の年代にもよりますが、スマホ=プライベートで使うものという認識が強い方も多いため、紙のメモや手帳を活用した方が無難です。面接の場であることをわきまえて、事前にメモの準備を進めておきましょう。

新卒面接時に用意しておきたいもの

新卒面接時に用意しておきたいもの

ここからは、新卒面接時に用意しておきたいものを整理していきます。基本的な持ち物を事前に把握し、面接に最適なものを持参するようにしましょう。

必ずもっていきたいもの

新卒面接時に「必ず」用意しておきたいものは、以下の通りです。

・筆記用具
・メモ帳やスケジュール帳
・携帯電話
・財布
・ハンカチ、ティッシュ
・企業から案内があった持ち物

筆記用具やメモは、解説した通りビジネスシーンに合わせたものを用意します。携帯電話や財布、面接にあたって案内された持ち物も、忘れずに持参しましょう。また、ハンカチやティッシュもマナーとして持っておくと安心です。面接に向かう最中や面接中にかいた汗を拭く際にも、すぐに使えるため安心できます。面接中に不要な心配をしないためにも、最低限必要なものは用意しておくことをおすすめします。

あると便利なもの

新卒面接時に「可能であれば」用意しておきたいものは、以下の通りです。

・手鏡
・地図
・印鑑
・整髪料やメイク道具
・応募書類のコピー
・予備のストッキング
・折り畳み傘

地図はメールなどで確認できるため忘れても問題はありませんが、手鏡や印鑑は持って行っておくと安心です。面接前後で必要な場面がでてきますので、鞄の中に入れておくことをおすすめします。女性の場合はメイク道具は所持していると思いますが、男性も整髪料などを入れられる余裕があれば、持って行っておくと髪を整えられるため便利です。応募書類のコピーや折り畳み傘も、万が一のために持参しておくと安心でしょう。

新卒面接中のマナーに慣れる方法

新卒面接中のマナーに慣れる方法

新卒面接においては、メモの取り方以外にもさまざまなマナーがあります。基本的なマナーを事前に把握し慣れておくと、本番時の心持ちに余裕を持つことが可能です。最後に面接マナーに慣れるための方法を解説します。

面接時のマナーを事前に確認する

新卒面接のマナーはWEBや本でも確認できますので、まずは文章でチェックすることをおすすめします。基本的なマナーは当サイトでもまとめていますので、後で参考にしてみてください。面接時の基本的なマナーの全体像が分かれば、対策すべきマナーがおのずと理解できます。知らなかった部分や直すべき癖などを把握するためにも、まずは文章で確認してみましょう。

WEBや本などを参考にする場合は、できるだけ信頼できる情報だけを集め、複数のソースを参考にすることが非常に大切です。間違った情報から間違ったマナーを学ぶと、さまざまな面接でマイナスに働いてしまいます。まずは間違いのない情報を得られるよう、情報元の精査も丁寧に行いましょう。

面接の練習を繰り返す

基本的なマナーを把握したら、面接の練習をしておくことも良策です。友人や知人、家族などに面接官役をやってもらい、想定問答集を用意して面接を進めてみます。基本的な面接のマナーなども共有し、自身に足りない部分を指摘して貰うようにすることが効果的です。できる限り繰り返し練習を実施することで、話下手な人もしっかりと伝えるスキルが身につくでしょう。

指摘だけ受けると自信を失くしてしまう傾向にある人は、指摘と同時に良いところもフィードバック貰うようにしておけば大丈夫です。客観的に受けるフィードバックは自分で気づかない部分も多いため、自分を大きく成長させてくれる糧となります。面接の事前練習を通して、マナーをしみ込ませておくと本番も非常に安心です。

実際の面接経験を積む

実際の面接を複数受けて、経験を積むことが一番マナーに慣れることができます。面接の合否に結果があらわれますので、マナー以外の課題についても明らかにすることが可能です。気になる企業があればいくつか面接を受けてみて、リアルなフィードバックを受けるのも自身の成長に繋がるでしょう。

面接する企業を効率良く探したい場合は、TECHOFFERなどの逆就活サイトを活用することをおすすめします。簡単なプロフィールを登録するだけで、企業からのオファーを受け取ることができるのが逆就活サイトです。インターンや説明会だけなく、本面接への招待を受けられる場合もあるため、できるだけ早めに登録しておくことをおすすめします。企業からのオファーをもとに、企業研究を通して自分に合った企業を見つけることもできるでしょう。

▼あなたに合った企業の情報が届く▼
TECH OFFERで優良オファーを受け取る

まとめ

今回は、新卒面接中に逆質問などメモを取って良い場面や注意点、メモする場合のポイントなどを解説しました。メモの活用は、マナーの理解度によってマイナスにもプラスにも作用します。入社の意欲を表す道具のひとつにもなりますので、本記事を参考にプラスの使い方を覚えて、ぜひ自身のアピールとして活用ください。