こんにちは。理系就活情報局です。
「気になるのはベンチャー企業の仕事だけど、大企業へ行こうか迷っている」
「ベンチャー企業に就職しても大丈夫かな？」
そんな疑問を抱いている理系就活生も多いのではないでしょうか。
今回は、理系のベンチャー就職について解説します。
ベンチャー企業に関心のある理系就活生の方は、ぜひ参考にしてみてください！
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ベンチャー企業とは？
新しいビジネスモデルや最先端技術を活かす会社
ベンチャー企業とは、新しいビジネスモデルや最先端技術を用いてビジネスを展開する小～中規模の会社のことを指します。
ベンチャー企業の明確な定義はなく、新興企業や成長中の企業を指す言葉として用いられる場合もあります。
また、ベンチャーキャピタルなどの機関投資家から投資や融資を受けている企業を指す時もあります。
ベンチャー企業と中小企業の違い
混同されがちですが、ベンチャー企業と中小企業は別物です。
中小企業とは「中小企業基本法」において定められている企業の名称です。
ベンチャー企業も大半が小〜中規模のものですが、すべての中小企業が新しいサービスや最先端技術を取り扱っているかというと、違います。
ベンチャーに就職するメリット
裁量があり大きな仕事を任される
ベンチャー企業は少人数制の会社が多く、自ずと個人の裁量権が大きくなります。
業務の幅が広く、入社して間もない新卒でも大きな仕事を担当できます。
通常の企業や社内制度がきちんと整った大企業の場合、業務が固定されてしまったり、社歴が優先されてしまったりします。
いち早く大きな仕事をしたい方や成長するために経験を積みたい方に向いています。
経営層の意思決定が早い
ベンチャー企業は規模の小ささや社内構造が厳格に決まっていないことから、社員と経営層の距離が近いのも特徴です。
新しい事業や企画が承認されるスピードが速く、決定からアクションまでスムーズに移行できるのもベンチャー企業のメリットです。
個人を評価する給与体系やストックオプション
ベンチャー企業に就職すると、ほかの企業にはない恩恵を受けることもできます。
その一つが、個人を評価する給与体系です。
ベンチャー企業では年功序列ではなく、業績や能力が給与に反映される場合が多いため年齢・社歴に関係なく収入アップが目指せます。
また、ストックオプションという社員が自社の株式を購入できる権利が与えられる場合もあります。
ストックオプションを利用すれば、企業の成長に伴って利益を享受することができるため、日々のモチベーションもアップします。
柔軟な働き方ができる
ベンチャー企業は成果主義であることが多く、成果を上げれば希望に応じて仕事を任せてもらえる環境です。
また、フレックス制度や在宅勤務制度が整っているなど、柔軟な働き方ができる点も魅力です。
お昼寝や休憩に融通が利くなど、独自のユニークな福利厚生を設けているベンチャー企業もあります。
ベンチャーに就職するデメリット
プライベート重視だと厳しい
これから発展していくベンチャー企業は社員数も少なく、社員一人当たりの仕事量が多く、オーバーワークになりがちです。
残業時間が増えたり、休日出勤が多くなったりするなどプライベート重視だと長く続けにくい側面があります。
すべてのベンチャー企業が労働時間が長いわけではありませんが、ベンチャー企業に応募する時にはワークライフバランスの取れた生活が送れるかチェックしてみましょう。
社員同士の競争が激しい
ベンチャー企業は仕事の裁量が大きく手を挙げればやりたい仕事を任せてもらえる環境ですが、成果主義である分、社員同士の競争は激しくなります。
成長できる環境に身を置ける分、社内でも気の休まらない場合があります。
能力の高い仲間と切磋琢磨したい方には向いていますが、競争に疲れてしまうという方は、注意しましょう。
将来性が不透明
ベンチャー企業は新進気鋭の企業である反面、今後どうなっていくのか不透明です。
入社時に業績が好調でも、経営状態が悪化すれば倒産や失業の可能性も出てきます。
ベンチャー企業は、安定的な基盤ができる前の状態です。
腰を据えて長く働ける会社がいい方は、就活の軸と募集要項を照らし合わせてみましょう。
研修や福利厚生が整っていない場合も
ベンチャー企業は新卒でも大きな仕事に関われる自由度がある反面、研修制度や福利厚生にまで手が回りきっていない場合があります。
まだ右も左も分からない状態のうちから、特に研修もなく働き始めるケースもまったくないとは言えません。
成長できるチャンスが豊富でも仕事のノウハウを学べる体制が整っていなければ、主体的に仕事に取り組むのは難しくなります。
エントリー時には教育制度・福利厚生をチェックして、納得できる職場環境なのかを確認しておきましょう。
ベンチャーに向いている人とは？
変化を好み、新しい物事を楽しめる人
ベンチャー企業は成長過程にある会社のため、仕事のみならず職場環境なども変化します。
経営層と距離が近く、改善案も通りやすいため時にはめまぐるしい変化が訪れるでしょう。
また、未経験の業務を任されたり、社歴を問わず大きなチャンスが訪れることもあります。
変化を楽しみ未体験の仕事にも積極的に飛び込んでいける人は、ベンチャー企業に向いています。
毎日コツコツ働きたい方や、ある程度ルールが決まっている環境で働きたい方には不向きです。
コミュニケーションスキルが高い人
ベンチャー企業は他の社員との距離も近く、同僚から経営層まで様々な職種の社員と連携を取ります。
コミュニケーション能力が高い人であれば、仕事を円滑に回せるでしょう。
反対に、一人で黙々と仕事をしたい方はベンチャー企業は避けることをおすすめします。
能動的に成長を目指せる人
ベンチャー企業では、新卒だから丁寧に育成してもらえるだろうと待ちの姿勢でいると、いつまでも成長できません。
能動的に仕事に取り組める人は、ベンチャー企業で活躍できるでしょう。
また、ベンチャー企業は最先端の技術や新しいビジネスモデルに触れながら経営層の仕事も学べる環境です。
将来的に企業や独立を考えている人にも、ベンチャー企業はおすすめです。
理系学生がベンチャーに就職する業界
ベンチャー企業への就職を目指す理系就活生におすすめの業界を紹介します。
エンジニア業界
ベンチャー企業への就職を目指す理系就活生におすすめの業界1つ目は、エンジニア業界です。
エンジニア業界はベンチャー企業の数も多く、システム開発・プログラミング・保守サービス・AI技術まで活動の幅も広くあります。
エンジニア業界にはシステムエンジニア・ネットワークエンジニアなど、様々な職種があります。
自分が扱える言語や専門性が活かせる職種に合わせて、応募するベンチャー企業を選びましょう。
メーカー業界
ベンチャー企業への就職を目指す理系就活生におすすめの業界2つ目は、メーカー業界です。
メーカーと一口に言っても、機械・自動車・家電製品・機器・食品など様々な種類があります。
メーカー業界のベンチャー企業は、独自のアイディアや最先端の技術を用いて新しい商品開発などを行います。
小規模な企業が多いベンチャー企業の場合、開発するのは小型の製品がメインで製造は外部に委託しているケースも珍しくありません。
大学で学んだ技術と柔軟な発想力で革新的な商品を開発したい方や、改良に携わりたい方に向いています。
医療業界
ベンチャー企業への就職を目指す理系就活生におすすめの業界3つ目は、医療業界です。
医療業界は高齢化する現代社会においてニーズが高く、医療機関をサポートするサービスを提供するなどベンチャー企業が多いのが特徴です。
医師自身が立ち上げたサービスや海外の医療機器などを販売するベンチャーなど、ジャンルも幅広く、理系就活生の専門性が活かせるフィールドがたくさんあります。
医学部や薬学部だけでなく、工学系やIT系の理系就活生も活躍できる業界です。
社会貢献性も高く、仕事を通じて誰かの役に立ちたい方に向いています。
ベンチャーで働きたい理系におすすめの就活サイト
TECH OFFER
ベンチャーで働きたい理系におすすめの就活サイト1つ目は、「TECH OFFER」です。
「TECH OFFER」は、理系に特化した逆求人型サイトです。
理系人材を求めるベンチャー企業も多数利用しており、登録したプロフィールを見た企業から、インターンや選考案内などのオファーが届きます。
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Wantedly
ベンチャーで働きたい理系におすすめの就活サイト2つ目は、「Wantedly」です。
Wantedlyは企業のミッションや価値観への共感でマッチングするサービスで、ベンチャー企業も多く利用しています。
企業の話を簡単に聞きに行けたり、長期インターンを探しやすかったりなどのメリットがあります。企業との距離が近い就活をしたい方におすすめです。
ONE CAREER
ベンチャーで働きたい理系におすすめの就活サイト3つ目は、「ONE CAREER」です。
ONE CAREERは大手ナビサイトに次いで利用者が多く、ベンチャー企業の求人情報も掲載されています。
ONE CAREERは就活イベント・選考対策セミナーも開催されているほか、AIでESを自動作成するサービス・合格体験記も利用可能です。
大手ナビサイト
ベンチャーで働きたい理系におすすめの就活サイト4つ目は、リクナビ・マイナビなどの大手ナビサイトです。
ベンチャー企業も大手ナビサイトを活用しており、慣れ親しんだ就活サービスから応募できます。
ただし、大手ナビサイトは利用する企業数が膨大のためベンチャー求人を探したい場合はキーワード検索などで絞り込みましょう。
まとめ
ベンチャー企業には、理系就活生が活躍できるチャンスがたくさんあります。
ベンチャー企業で働くメリット・デメリットを見極めた上で、ベンチャー企業への就職も視野に入れてみてください。
現代は、多様な働き方ができる社会です。
ベンチャー企業で自分のスキルを高めながら経験を積んで、思い思いのキャリアを描きましょう！
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