はじめまして、理系就活情報局です。
今回は、就職に強い学科って?について解説し、ランキングも紹介していきます!

「自分の所属している学科は就職に強いのだろうか」「ランキングが低いと不利なってしまうのではないか」と考える学生もいるのではないでしょうか。

そこで、この記事では、「理系が就職に強いと言われる理由」から「就職に強い学科ランキング」、「有利になれる職種紹介」まで、解説します!

理系が就職に強いと言われる理由

就活をしていると「理系は有利」と何度も聞いたことがあるのではないでしょうか?

なぜ、一般的に理系の学生は就職に有利だと言われるのでしょうか?

ここでは、この疑問点について解消していきます!

専門性の高さ

有利だと言われる理由の一つ目は、専門性の高い知識を得ているとみなされるからです。

中には、専門性の高い知識を有していることが応募条件としている企業もあるほどです。

理系の学生は、大学で専門性の高い分野を研究することで卒業します。
そのため、新卒でありながら即戦力になると思われます。

また、その専門性の高い分野を研究し、論文やレポートを書きプレゼンテーションをする事もあります。

そのため、論理的思考力やプレゼンテーション能力、忍耐力があるともみなされるでしょう。

以上の点から、まず理系学生は就活に有利だと言えます。

希少価値が高い

有利だと言われる理由の二つ目は、希少価値が高いからです。

一般的に文系と理系の割合は7:3だと言われています。
つまり、学生全体の数に対し、理系学生はかなり少ないと言えます。

IT人材が不足している事が問題点として挙げられているように、
日本において理系の知識を蓄えている人材は不足していると考えられます。

そのため、理系学生という事は希少価値が高いということになります。

以上の点が有利な点になります。

数字に強い

全員がそうとは限りませんが、理系科目が得意だから高校生の時に理系を選択したという学生さんもいるでしょう。

そのような人は言わずもがな数字に強いと言えます。

また、理系学生のほとんどの方は高校から大学まで、文系学生より数学を中心に物理や化学、生物などを学んできています。

さらには、受験をくぐり抜けた人達もいるでしょう。

そのため、より数字に触れる機会が多かったと思います。

数字に強い事が有利となる職種があるため、理系であるという事が有利な点になります。

選べる職種が多い

理系であるから理系職種に就くという決まりはありません。

理系の学生は理系職、文系職関係なく職種を選ぶ事ができます。

しかし、文系の学生は理系の専門的な知識を持っていないため、理系職を選ぶ事が出来ません。

この点から、文系学生よりも理系学生の方が、選べる職種が増えるため、エントリーできる企業の数が増えて有利と言えるでしょう。

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就職に強い学科ランキング

理系学生の方が就活で有利と言われる理由が分かったと思います!

しかし、理系の中でも様々な学部学科が存在するため、その中でもどこの学科が一番有利なのか?何の知識を持っている学生が有利になるのか?という疑問が出てくると思います。

そこで、就活で有利になると考えられる学科をランキングにしてみました!!

順位が低いから不利になるという事ではありません。逆に順位が良いから余裕という訳ではありません。

あくまで参考程度にご覧ください。

ランキング紹介

早速、就活に強い学科ランキングを紹介します。

1位・・・医学科、薬学科、獣医学科、歯学科

2位・・・情報、電気・電子、機械・工

3位・・・建築・土木、化学、数学・物理、材料、宇宙・航空、船舶

4位・・・生物、農学

学科別理由

先程のランキング分けになる理由を解説していきます。

まず1位の学科について解説します。
この4つの学科は、学生時代に学んだ知識やスキルがそのまま仕事に役立つ分野だからです。

国家試験を取るために勉強している学科でもあります。
この資格を持っている事自体がとても就職するにあたって強い事になります。

そのため医学、薬学、獣医学、歯学は理系の中でも1番強い学科に位置付けました。

次に2位についての解説です。
こちらの学科は学んだ知識を活かして就活する際、選べる業界が多いためです。

情報系ならIT業界、電気電子や機械系ならメーカーというイメージがあるかと思います。

しかし、情報系でも広告業界やメーカー、食品、人材などの業界で活躍することができ、

電気電子や機械系でも通信業界や食品、インフラなどの業界で活躍することができます。

選べる業界が広がるという事は、エントリーできる企業がとても広がります。
そのため2位になりました。

次に3位についての解説です。
こちらの学科は学んだ知識が重宝され、その業界で活かせる学科にしました。

建築や数学など、学生時代に学んだ事の専門性が高いため、就活では活かせるポイントとなるでしょう。

また、企業としても職種によっては特定の学科出身を条件にしている所も出てくるでしょう。その際に限定されやすい学科を位置付けました。

最後に4位についての解説です。
こちらも研究職で見た際、生物や農学系の学科出身の学生はかなり重宝されるでしょう。

そういった意味では就職にかなり有利だと言えます。

1つ注意点を挙げるとすれば、研究職のような学んだ事をかなり活かせるような職種は枠が狭い点です。

また、同じ事を学んでいる学生も同じような職種に就きたい人が多いと考えられます。

そのため倍率が高くなってしまうという点から理系の中でも4位に位置付けました。

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理系学生が有利になれる職種紹介

ここまでで就職に強い学科をランキングで紹介してきました。

次に、知識を持っていると有利になれる職種を紹介していきます。

少しでも有利に働ける企業にエントリーをしておくというのは、就活を続ける中でも安心できるでしょう。

以下、その職種の中でもどう有利に働くのか参考にしてみてください。

研究職・研究開発職

研究職・研究開発職に就職できる人の第1条件として、その分野の専門知識を持っている事が考えられます。

そのため、応募資格に大学院以上を卒業している事、としている企業もあるほどです。

そのため、その分野を学んでいる学生、学科を卒業している学生しか応募できないという点では有利になる職種といえるでしょう。

また、学生時代に行った研究を通して、忍耐力や論理的思考力も身についていると思います。

こちらも研究職・研究開発職では必要な力となってくるため、所属している学科を卒業するという事に意味が出てくるでしょう。

エンジニア

こちらはプログラミングの知識が必要となります。

情報系の学科を卒業していなくても、プログラミングを学んでいる人はいるでしょう。

IT人材が不足しており、今後もどんどん不足していくといわれている現在、プログラミングが出来るという事はかなり有利になります。

入社してから研修を通してプログラミングを教える企業も沢山ありますが、ベンチャーや外資系の企業を狙うのであれば、新卒からスキルを求める企業も沢山あります。

情報系の学科を卒業している人たちは授業の中で実際にプログラミングを使い、何かコードを書いた事があればそれを残しておく事をオススメします。

ポートフォリオの形で提出することができるからです。

情報系の学科ではないがプログラミングを学んでいるという学生の方は、何か実際にコードを書いてとっておくと良いでしょう。

建築士

建築士には木造建築士、二級建築士、一級建築士があります。

木造建築士、二級建築士は四年制大学を卒業(指定科目を履修している必要がある可能性もある)している学生であれば、実務経験を積んでいなくても受験することができます。

一級建築士を目指す場合、四年制大学を卒業している学生であれば、2年の実務経験を積んでから受験することができます。

このように、建築士になるためにはまず指定の科目を学んでいる必要があります。

このことからも、建築士を目指すことができるのは、そもそも建築学科の学生である必要があるとわかります。

機械設計者

機械設計者に必要な知識は4大力学と呼ばれる材料力学、流体力学、熱力学、機械力学です。

さらに必要なスキルとしてはCADやCAEといったソフトを使えることです。

大学でこの4大力学を学んでいる学生、もしCADのようなソフトを使える学生がいたら、この職種ではかなり有利になるでしょう。

スキルはなくても力学の知識を持っているという事はこのような専門性の高い職種で活かされてきます。

機械系の学科に所属している学生の方は視野に入れてみると良いかもしれません。

品質管理・生産管理職

こちらの職種は大学卒業以上の学歴が求められ、理系学部・学科出身の学生を大歓迎としています。中には理系出身者に絞っている企業もあるでしょう。

それぞれの業界で必要な知識を学んでいる学生の方が活躍できる職種といえます。

また、データを読み取る力やグラフを読み取る力も必要になってきます。

学んだ知識だけでなく、学ぶ過程で培ってきたものも活かす事ができるため、理系の学生にとっては有利にはたらく職種といえるでしょう。

これだけは知っておきたいポイント!(まとめ)

この記事では「就職に強い学科ランキング」について解説してきました。

重要なポイントをおさらいします。

・理系であるという事は一般的に就活で有利である。

・理系の中でも募集の数が多い、人材が不足している分野は就活をする際より有利になる。

・特定の分野を学んでいる学生にしか就けない職種がある。

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