はじめまして、理系就活情報局です。
今回は、年収の良い企業って?職種って?について解説していきます!

「年収の良い企業に就職したい!」「給料の良い職種ってなんだろう」という学生も多いのではないでしょうか。

そこで、この記事では、「平均年収の企業ランキング」から「企業ランキングからわかること」、「一般的に平均年収が高いと言われている理系職種」、「年収をあげるには」まで、解説します!

平均年収の企業ランキング

平均年収の高い企業は一体どこなのでしょうか?

ここでは2つのランキングを紹介します。

1つは上場企業に絞って見た時の平均年収ランキング、
もう1つは非上場も含めた企業で、企業の中で最新の有価証券報告書を基に作成された平均年収のランキングです。

2つ目の方は、企業によっては数年前の有価証券報告書もあります。

気になる企業がもしあれば、詳しく調べてみてください。
ここからはざっと平均年収のランキングを見ていきます。

平均年収が1000万超えの企業ランキング

1つ目は上場企業に絞ってみた際の平均年収ランキングです。
データは2020年9月期~2021年8月期の有価証券報告書を基に作成されています。

その中でもTOP10を紹介します。

順位企業名平均年収
1M&Aキャピタルパートナーズ2688.4
2メディシノバ1938.8
3キーエンス1751.7
4ヒューリック1708.1
5三菱商事1678.3
6マクニカ・富士エレHD1633.7
7伊藤忠商事1627.8
8ショーボンドHD1563.1
9地主1558.9
10TBSHD1501.6

(参考:1位はM&A仲介会社の2680万円Ι平均年収が高いトップ500社ランキング2021

他のランキングは是非このサイトを参考にしてみてください。

次に非上場企業も含めた場合のランキングです。
先程述べた通り、少し古い年の有価証券報告書が基になっている企業もあります。

その企業が公開しているものの中では最新ですが、気になる企業は調べてみてください。

順位企業名平均年収
1M&Aキャピタルパートナーズ2688
2モルガン・スタンレーMUFG証券2600
3GCA2063
4ヒューリック1803
5キーエンス1752
6地主1694
7三菱商事1678
8マクニカ・富士エレHD1634
9伊藤忠商事1628
10ショーボンドHD1563

(参考:平均年収ランキング

他のランキングは是非このサイトを参考にしてみてください。

この2つの表を見比べた際、例えばヒューリックの平均年収が違うと思うかもしれません。

しかし、実際にサイトを見ると、2022年3月15日に提出された有価証券報告書を見ると約1803万円になっています。
(参考:ヒューリックΙ有価証券報告書

上の表の時よりも最新になっていることがわかります。

これが上と下でずれている理由になります。

参考程度に見ておくと良いでしょう。

企業ランキングからわかること

ここでは、先程のランキングを踏まえ、どのような業界が多いのか、理系の職種で見るとどのような業界になるのかという傾向を見ていきます!

先程の表には入りきらなかった所の企業も踏まえた傾向を見ていきます!

平均年収の高い業界

2つのサイトを見てみると、商社、不動産、テレビ局、建設会社、証券会社、携帯会社、ソフトウェア…などが上位に見られます。

このことからも、商社業界、不動産業界、通信業界、建設業界、証券業界、IT業界などが考えられるでしょう。

一般的に年収が高い業界に全て該当しています。

ちなみに、一般的に年収が高い業界は他に広告業界、金融業界、メーカーなどがあげられます。

ランキングから見える業界の中で考えられる理系職は?

先程のランキングを見ると商社業界、不動産業界、通信業界、建設業界、証券業界、IT業界が平均年収は高いという事がわかりました。

では、理系職は何が考えられるでしょうか?

イメージしやすいものは建設業界、通信業界、IT業界だと思います。

まず建設業界では施工管理、設計、技術職があります。

通信業界にも技術職が存在します。その中でも通信エンジニアやデータサイエンティストなど様々な職種が存在します。

IT業界も様々な種類のエンジニアが考えられます。

また、理系職ではありませんが、理系学生として培ってきた論理的思考力や専門知識を営業で活かす事は出来ます。そのため他の業界でも活躍することは十分可能です。

一般的に平均年収が高いと言われている理系職種

先程はランキングの上位の部分、少しだけに着目した分析です。

ここでは一般的に平均年収が高いといわれている理系職種を紹介します。

平均年収をどれくらいから高いとするかは人によると思いますが、
是非参考にしてみてください!

医療関係の職種

これはそもそも入った学部に依存してしまいます。

具体的な職種としては医師、美容整形外科医、歯科医師、獣医師、薬剤師、MRなどです。

これらの職種は基本的に大学へ入学し、その後資格を取って就ける職種になります。

MRは医薬情報担当者です。こちらは営業職に当たりますが、医薬品に関する知識を必要とします。

データサイエンティスト・アナリスト

最近はデータを使ったビジネスが大事になってきています。
そのため、ほとんどの業界に存在する職種でもあるため、幅広い業界を受ける事が出来るというメリットもあります。

サイエンティストは実際にデータをいじり、分析にかける人、アナリストはその分析結果から考えられる事、次のビジネスにどう活かすかなどを考えます。

この2つを分けていない企業もあります。

サイエンティストは大学で学んでいる人が有利になるでしょう。
中にはスキルを求める企業や院卒以上が応募資格の所もあります。

それに対しアナリストは文理を問わない企業もあります。
考察する事が好きな人に向いているでしょう。

研究開発職

新しいものを生み出す、またはより良いものにするために研究する職種です。

こちらも何の研究開発をするかによるため、様々な業界にある職種といえます。

注意点としては、大学院卒以上が多いということです。
学部卒では不十分だとみなす企業もあります。

そのため、研究開発職を考えている人は大学院進学も視野に入れる必要があるでしょう。

大学教授

教授までいくと平均年収が1000万を超えてきます。

大学教授になる基本的な流れは、大学院に進学し、博士号を取り、その後就職活動をする流れになります。

まれに社会人から大学教授になる人もいますが、高い専門知識と相応の学歴が必要になってくる場合が多いです。

そのため、大学院へ行くことが無難でしょう。

エンジニア

こちらはスキルが必要になってきます。

スキルが高ければ高いほど年収はあがっていきます。

エンジニアに限った話ではありませんが、常に勉強する必要があります。
様々な言語が存在するうえ、特に変化の激しいIT業界は常に最新の事を学んでおく必要があります。

コードを書くのが好き、アプリなどを開発することが好きという人に向いているでしょう。

スキルがある程度身についてくると、外資系の企業へ行く人やフリーランスとして働く人も出てくる程です。

エンジニア以外にも当てはまりますが、理系職は外資系の方が給料が良い所が多いです。
スキルが身に着けば身に着くほど、給料の上がり方は日系と比べ物にならない場合が多いです。

しかし実力重視でもあるため、どちらが良いと思うかは人によります。

年収の側面で見るのであれば、外資系企業を視野に入れておくと良いかもしれません。

年収をあげるには?

これまでに一般的に平均年収が高い職種を紹介してきました。

このような職の中でも、若い時期から年収をあげていく方法を紹介します!

専門知識、専門スキルを身につける

理系職における専門スキルや専門知識はもちろんですが、業界知識なども意味します。

理系職や文系職の中でも理系の知識を活かした仕事は、常に学ぶ姿勢が大事になります。

様々な新しい研究をされ、新しい発見があった場合や新しいデータ分析手法、新しい言語などが登場した際に対応できる必要もあります。

逆に、すぐに対応出来る人は重宝されるでしょう。

このような意味で、既存はもちろんのこと最新の専門知識、専門スキルを身につけていく事は年収を上げる1つの手です。

資格を取る

例えばエンジニア職やデータサイエンティスト職には様々な資格があります。

情報系であれば基本情報技術者試験などがありますが、より専門性の高い資格をここでは指します。

エンジニアの中でもセキュリティエンジニアには難易度別で沢山の資格があります。

データサイエンティスト検定もあります。

上記は一例ですが、探せば沢山の資格が存在し、難易度の幅も広いです。

企業によってはある資格を持っていたら、その資格に対して手当が出る所もあります。
難易度の高い資格ほど手当は大きくなります。

そのため給料をあげるもう1つの手として資格があげられます。

難易度の高い資格を取るには勉強と受験料が必要になってきますが、これも企業がサポート、負担してくれる所が多いです。

このようなサポートや負担があるかどうか、を企業選びの際着目してみても良いかもしれません。

まとめ

この記事では「年収の良い企業って?職種って?」について解説してきました。

重要なポイントをおさらいします。

・年収の高い業界、業種がある。

・働いてからも学び続ける意欲と姿勢が大事。

・年収をあげるには専門知識やスキルを身に着け、資格を取ると良い。