はじめまして、理系就活情報局です。
今回は、理系学生の就活について解説していきます!

「理系学生の就活は楽だ」といわれることがよくありますが、実際のところどうなのでしょうか?

そこで、この記事では、「理系学生の就活は本当に楽なのか?」「理系就活生がやるべき事」など、理系学生の就活に関わることを解説していきます。

これから就活を始める理系学生の方、就活中だけど何をすべきかわからない方、ぜひ参考にしてみてください!

理系の就活は本当に楽なのか?

「理系学生の就活は楽」といわれることは多いですよね。
しかし、実際はどうなのでしょうか…?

ここでは、「理系就活は楽なのか?」という疑問にずばりお答えします!

必ずしも楽なわけではない!

理系学生だからといって、必ずしも就活が楽であるとは言い切れません。

理系の就活が楽とはいえない理由の1つとして、研究が忙しいことが挙げられます。
理系学生は文系学生に比べ研究に費やす時間が長く、就活に充てられる時間が短くなりがちです。
限られた時間の中で就活をしないといけないため、決して楽とは言えないでしょう。

また、一口に理系と言っても学部・学科によって就活の難易度は異なるため、すべての理系学生の就活が楽であるとは言えません。

理系の就活が有利な点

前述した通り、理系の就活は必ずしも楽なわけではありません。
しかし、「理系の就活は有利」と言われることが多くあります。

ここでは、理系学生の就活が有利だと言われる5つの理由について解説していきます。

これから就活を始める理系学生の方は、ぜひ参考にしてみてください。

研究室推薦がある

理系学生が就活において有利と言われる理由の一つに研究室推薦が挙げられます。

研究室推薦とは、企業とつながっている研究室の学生だけが推薦権を得られるもので、失敗しなければ高確率で内定を得ることができます。

「ES免除」「最終面接のみ」など、推薦では選考が少なくなる場合があるため、就活においてかなり有利な方法といえるでしょう。

就職先の選択肢が多い

理系学生が文系学生と大きく異なる点として、就職先の選択肢が幅広いことがあります。

多くの文系学生が文系職に進むのに対し、理系学生は技術職のような理系職だけでなく、文系職に就くことも可能だからです。

たとえば、銀行、コンサル、商社などの文系に人気の業界に就職することもできます。

このように就職先の幅が文系学生に比べ広いため、就活で有利といえます。

理系学生の需要が高まっている

近年、理系学生を優先して採用しようとする企業の動きがみられます。

たとえば、総合商社、証券会社、コンサルなどにおける、理系大学院生(修士)の採用人数は非常に多いです。

企業側にも、論理的思考や業務スキルがすでに身についている学生を採用したいという考えがあるのでしょう。

選考期間が短い

理系学生が就職することのできる技術職・研究職などの場合、選考が通常と比較して短い可能性があります。

特に技術系の職種では、面接の平均回数が2〜3回となっており、事務系の職種に比べ面接の負荷が少ないです。

また、企業によっては独自の選考ルートがある場合もあるため、技術職・研究職を就職先として考えている方は調べておくとよいでしょう。

専門知識が身についている

理系学生が就活で有利だと言われる理由5つ目は、専門知識が身についていることです。

理系学生が就職する場合、自身の専門分野・知識を活かせる企業に就くケースが多いです。
自分の専門分野・知識と企業の事業分野が同じであれば、ある程度の専門的知識がすでに身についている状態になります。

企業としても、前提となる知識を備えた学生は即戦力になり得るため、選考時に有利になる可能性が高いのです。

研究室推薦について

ここまで、理系の就活が有利だと言われる理由について解説してきました。

ここでは、さきほど出てきた「研究室推薦」について掘り下げていきます。

研究室推薦のメリット・デメリットについて詳しく説明していますので、利用を考えている理系学生の方はぜひご覧ください。

メリット

前述したように、研究室推薦のメリットとして内定までの選考段階が少ないことが挙げられます。

研究室推薦を使えるのは理系学生の特権です。

研究室推薦に関しては、その研究室の教授しか知らない場合が多いため、研究室推薦に興味がある場合は、研究室の教授に詳しく話を聞いてみてください。

デメリット

前述した通り、理系就活生にとって非常に有益な手段である研究室推薦ですが、デメリットも存在します。

研究室推薦のデメリットは、ほぼ辞退できないことです。

研究室推薦は、企業と研究室の教授との信頼関係によって成り立っています。
そのため、よほどのことがない限り、一度内定が決まった推薦を辞退することはできません。

研究室推薦を利用したい場合は、よく考えて慎重に検討しましょう。

理系就活生がやるべき活動

ここまで、理系学生の就活が楽だといわれる理由や研究室推薦について解説してきました。

ここからは、理系就活生がやるべき5つの活動について解説していきます。
就活をはじめるにあたり、理系学生は何をするべきなのでしょうか?

「少しでも就活を楽にしたい」「負担を減らしたい」という理系就活生の方は必見です!

早い時期から就活を始める

理系学生が就活を少しでも楽にするためにやるべき事として、「早い時期から就活を始める」ことが挙げられます。

就活をスタートする時期が遅くなると、研究や部活動が忙しくなっていくため就活に充てられる時間が少なくなってしまいます。

一方、就活を早く始めておくと、就活に割ける時間が増え、徹底的な自己分析や業界・企業研究を行えます。

理系学生が就活と研究を両立するのは本当に大変なので、余裕をもって早い時期から就活を始めることをおすすめします。

研究内容をアピールする

理系就活生がやるべき事2つ目は、「研究内容をアピールする」ことです。

学生生活の中で、研究に多くの時間を費やす理系学生は多いです。

就活で自身の研究内容についてアピールすることで、学生時代に研究に力を入れていた姿を伝えられます。

また、自身の研究内容・分野と企業の事業分野が被っている場合は、自分の研究内容・知識をどのように企業で活かすことができるのかも伝えられると良いでしょう。

逆求人型の就活サービスを利用する

「逆求人(オファー)型」という名前の通り、オファー型の就活サービスでは企業から学生にオファーが来るシステムになっています。

逆求人型(オファー型)の就活サービスを利用することで、時間を有効に使え、効率的に就活を進めることができます。

研究などで忙しい理系学生におすすめしたい形態のサービスです。

論理的能力を身につける

多くの企業が理系学生に期待し求めているものとして、論理的能力・思考力が挙げられます。

学生のうちから、自分の考えや研究内容を論理的に伝えることを意識して、論理的能力・思考力を養っておくと良いでしょう。

インターンやOB・OG訪問を行う

理系就活生がやるべき事5つ目は、インターンやOB・OG訪問を行うことです。
インターンを通して、企業の良い部分・悪い部分を把握でき、OB・OG訪問を行うことで、その企業での働き方や職場のリアルな雰囲気をつかむことができるでしょう。

また、インターンやOB・OG訪問を行うことで、就活に対する意欲が上がることも期待できます。

インターンやOB・OG訪問の経験は就活でもアピールできます。
就活を楽にするためにも、積極的にインターンに参加したり、OB・OG訪問を行ってみてください。

これだけは知っておきたいポイント!(まとめ)

この記事では、「理系の就活は本当に楽?理系の就活を徹底解説」というタイトルで、理系の就活に関することについて解説してきました。

いかがでしたか?

ここで、この記事の重要なポイントをおさらいしておきましょう!

・理系の就活は本当に楽なのか?
→必ずしも楽であるわけではないので注意しよう!

・理系の就活が有利な点
  1,研究室推薦がある
  2,就職先の選択肢が多い
  3,理系学生の需要が高まっている
  4,選考期間が短い
  5,専門知識が身についている

・研究室推薦について
  【メリット】選考過程が少なくなるため有利
  【デメリット】内定が決まった場合ほぼ辞退できない

・理系就活生がやるべき事
  ①早い時期から就活を始める
  ②研究内容をアピールする  
  ③逆求人型の就活サービスを利用する
  ④論理的能力を身につける
  ⑤インターンやOB・OG訪問を行う