就活の中で多くの時間を使うのが「企業探し」。

自分の志望企業を絞り込むため、各企業についてホームページなどから情報収集をします。

しかし、企業探しに膨大な時間を使い、就活がうまく進めない方も多いのではないでしょうか?

そこで活躍するのが、企業探しを効率化するツールの活用です。

今回は企業を探すツールについて、代表的なツールや選ぶ際のポイントを解説します。

企業探しにかける時間を削減し、就活を効率化させたい理系学生はぜひ参考にしてみてください。

就活の時短には就活ツールの活用が必須

就活の時短には就活ツールの活用が必須です。

特に企業探しは、気になる企業のホームページを1つ1つ確認していると、膨大な時間がかかってしまい非効率的です。

企業探しに向いている就活ツールには、多くの企業情報を掲載する「就活サイト」を活用した方が良いでしょう。

就活サイトを活用することで、企業に関する情報収集はもちろん以下のアクションが可能です。

  • ・インターン・説明会へのエントリー
  • ・履歴書・エントリーシート対策
  • ・面接対策

上記のように就活対策を幅広く網羅できます。

就活サイトによっては、適職診断などのツールやエントリーシートの添削なども行うサービスがあるため、有効活用しましょう。

企業を探すツールを揃える

企業探しでは、各就活ツールの特性を理解し、自分の目的に適したものを使い分けることが重要です。

ここでは、以下の項目に分けて企業を探すツールについて解説します。

  • ・企業探しに向いているツール
  • ・企業探しに向いていないツール

就活ツールで企業を探す際の参考にしてみてください。

企業探しに向いているツール

企業探しに向いているツールとして以下の2種類が挙げられます。

  • ・ナビサイト:就活生向けに多くの求人情報を集めたサイト
  • ・逆求人ツール:登録することで企業から選考案内などオファーがもらえる

ナビサイトではあらゆる企業の情報が掲載されており、多くの情報を獲得したいのであればおすすめです。

逆に、数を絞って自分の軸や条件にあう企業を知りたい場合は、逆求人ツール(オファーサイト)が良いでしょう。

ただし、逆求人ツールは自分の希望条件を設定しないと自分にあったオファーがもらえないため、定期的に登録情報をチェックしておく必要があります。

企業探しに向いていないツール

一方で企業探しに向いていないツールとして、以下の2つが挙げられます。

  • ・選考情報サイト:各企業の選考情報を掲載
  • ・口コミサイト:各企業の評判や口コミを掲載

上記のサイトは就活する上で有益な情報が掲載されていますが、企業探しの段階には向かないと言えるでしょう。

あくまでも、企業の採用選考時や選考が進んだ段階で各企業を比較する際に活用したいサイトです。

説明会・インターンに参加する企業を探す場合には、そこまで活用しなくても良いでしょう。

大学推薦は活用に注意が必要

理系学生は大学推薦の活用に注意しましょう。

大学推薦とは、大学に企業からオファーが届き、教授などの責任者に推薦状を書いてもらって面接等の選考を受けることを指します。

大学推薦は年明けごろから大学内で解禁され、選考ステップが短くなることがメリットです。

しかし、大学推薦で内定を獲得したら基本的に断るのが難しく、内定の時期も遅いなどデメリットもあります。

自分が入社したい企業が推薦枠を募集していれば積極的に活用したいですが、幅広い企業から応募先を検討したい場合は慎重に活用した方が良いでしょう。

企業探しのポイント

企業を探すポイントは以下の2つです。

  • ・入社条件として譲れないものを決める
  • ・toCだけでなくtoB企業にも目を向ける

企業探しでは、上記ポイントを意識しましょう。

入社条件として譲れないものを決める

まず、入社条件として譲れないものを決めるのが大切です。

企業の入社条件を事前に明確にしておくことで、どの企業を選ぶべきか判断しやすく、企業選びが効率的になります。

自分が入社したいと思える企業の条件を思いつく限りリストアップし、その中で譲れないものを決めましょう。

仕事の内容や働く環境などさまざまな角度から入社条件をピックアップし、企業選びの軸を明確にしておくことが大切です。

toCだけでなくtoB企業にも目を向ける

企業探しでは、toCだけでなくtoB企業にも目を向けることが大切です。

消費者に向けて商品を提供する企業であるtoC企業は知名度も高く、多くの就活生が応募するため内定獲得の難易度も上がります。

一方、企業間取引をメインとするtoB企業は一般的な認知度は低いものの、中には技術力や商品・サービスのクオリティの高い優良企業も存在します。

toC企業だけ応募すると、非常に高い倍率から内定を全くとれない可能性も出てくるでしょう。

企業選びの選択肢を幅広くすることで、結果的に自分にあった企業を見つけやすくなるので、toB企業も視野に入れて企業を探すことをおすすめします。

企業探しで失敗しやすいポイント

企業探しで失敗しやすいポイントとして以下の3つが挙げられます。

  • ・情報量が少ない
  • ・大手だけに絞っている
  • ・ネットだけの情報に頼る

上記に注意して企業探しを行いましょう。

情報量が少ない

企業探しで失敗しやすいポイントとして「情報量が少ない」ことが挙げられます。

企業情報は無数に存在し、情報を数多く得られないと自分に必要な情報にたどり着けません。

就活は情報戦の要素もあり、多くの情報を収集し、いかに活用できるかが鍵となります。

情報量が少なければ限られた手段で就活に挑むしかなく、選考で不利となるでしょう。

できる限り志望企業や就活に関する情報を集め、有効活用しましょう。

大手だけに絞っている

大手だけに絞ることで、就活が失敗しやすくなります。

もちろん効率化のためにも、企業を探す範囲はある程度絞る必要があります。

しかし大手だけに絞ってしまうと、就職難易度も高くなり、最悪の場合1つも内定を取れなかったという事態が起きてしまうでしょう。

内定を獲得するためにも、大手企業だけでなく中小企業にも目を向けておきましょう。

ネットだけの情報に頼る

ネットだけの情報に頼ることも、就活が失敗する要因です。

ネットでも数多くの情報を得られますが、得られる情報に限界があり、中には信ぴょう性の低い情報もあります。

企業説明会やインターンなどで得られる情報は、実際に働く社員の様子などネットだけでは得られない情報を入手でき、企業選びに大いに役立ちます。

企業のホームページや就活サイトでの情報収集はもちろん、企業説明会やインターンなど直接企業と関われる場での情報収集も積極的に行いましょう。

まとめ

企業を探すツールには、ナビサイトや逆求人ツールなど幅広い観点から企業情報を掲載したツールがおすすめです。

選考情報サイトや口コミサイトは、選考が進んだ段階での企業の比較検討などで活用しましょう。

今回の内容を参考に、自分に合った企業探しを効率化させましょう。