こんにちは。理系就活情報局です。
社会人になったら、高収入を得たいと考えている理系学生もいるのではないでしょうか。
その中で、年収3000万円という金額を目標にしている人もいるかもしれません。
しかし、年収3000万を稼ぐことがどんなことなのか、想像しづらいという人もいます。
「年収3000万円を稼いでいる人は、どれくらいいるのだろうか」
「どうやったら、高年収を稼げるようになるのか知りたい」
「理系で年収3000万円を稼いでみたい」と考えている理系就活生に向けて、今回は高年収を稼いている人がどれくらいいるのか、どうしたら稼げるのか解説します。
これから高年収を目指したいと考えている理系就活生は、ぜひ参考にしてください。
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年収3000万を稼ぐ人は日本にどれくらいいるのか
年収3000万円以上を稼いでいる人は、日本では少数派です。
日本の平均年収は約400万円前後なので、3000万円を超えるような高額所得者は芸能人やプロスポーツ選手・医師や弁護士などの専門職を除けばかなり少なくなります。
一般的に、大手企業の経営幹部や一部の成功した起業家、高度な専門職に就いている一部の人々が、年収3000万円以上を稼いでいます。
しかし、全体の割合で見ると、非常に低くなります。
高年収が期待できる業界や職種
金融関係
投資銀行家、資産運用の専門家、ファイナンシャルアナリストなどは、高い報酬を得ることができるケースが比較的多くなります。
証券会社や外資系の金融機関などに勤め、好成績を上げ続けることが必須となるでしょう。
IT業界
現在、IT業界は慢性的な人手不足です。
その中でも、スキルと経験をもったエンジニアは高年俸で転職しやすく、業界内でも引く手あまたとなっています。
若手でも2~3年経験を積んで転職し、1000万円超の年収を稼いでいる人がたくさんいる業界です。
スキルによっては、もっと高年収も期待できます、
特に、今後はAIやビッグデータを使ったシステムを組めたり、大きなプロジェクトに携わったりした経験があるエンジニアを求める傾向は強まると考えられます。
比較的、努力次第で年収があがりやすい業界です。
コンサルタント
コンサルタントは、組織や企業に対して専門知識やアドバイスを提供し、問題解決や業績向上を支援する専門家です。
コンサルタントの中には、様々な分野で活躍する専門家がいます。
その中でもITコンサルタント・経営コンサルタントなどは高年収を稼ぎやすく。世界的な外資系コンサルタント企業(アクセンチュアやマッキンゼー・アンド・カンパニーなど)には、理系学生も新卒として入社しています。
大学の卒業生でそうした企業に入ったOB・OGがいないか、キャリアセンターで調べてみるといいかもしれません。
世界的にだれもが知るグローバル企業
世界的なIT企業、例えばGoogleなどの企業などには、世界中から高スキルを持った人材が集まり、年収もかなり高い水準となっています。
新卒で入るのはかなり難しいかもしれませんが、経験を積み、転職して活躍している日本人も多くいます。
研究開発職
研究開発職も、業界によっては高い年収を得られる職業です。
例えば、新薬開発や画期的な製品を開発し、特許を取得するケースでは報酬として給与以外にも高額な報奨金を支給されることもあります。
その分、研究成果を求められるなど厳しい側面があることも事実です。
テックオファーのようなスカウト型サイトに登録しておくと、専攻を活かして活躍できる企業から直接連絡が来ます。
私たち学生が知っている企業は、ごく一部にしかすぎません。
テックオファーを通じて隠れた優良企業や、名前が知れていなくても世界的なシェアを持った企業を知る機会にもなります。
就活の窓口を増やすために、登録してみるといいでしょう。
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年収3000万円の報酬制度のある企業
高収入を得やすいのは外資系企業だと思いがちですが、近年、日本企業でも優秀な若手に高年収を支払う企業も出てきました。
例えば、NTTドコモは「シニアプロフェッショナル制度」という新たな給与制度を導入しています。
この制度では、新卒でも年俸が最大で3000万円を超えることもあり、特に高度な知識とスキルを持ったスペシャリストに好待遇で獲得したいという企業の思惑があると言えます。
他にも、富士通・NTTデータ・NTTコミュニケーションズなどでも同様の制度が創設されており、かなり狭き門ですが新卒でもスキル次第で高年収を狙える可能性があることが分かります。
特にAIなど今後伸びると予測されている分野を専攻している学生は、チャレンジしてみる価値があるでしょう。
一般的には、新卒1年目から年収3000万を稼ぐのは難しい
前述のように、高度なスキルを持つ人材に対して年収3000万を用意する企業も出てきていますが、現実にはかなり狭き門だと言えます
日本国内で年収3000万は中高年でもごく少数
日本国内では、年収3000万円を稼ぐ人は中高年でもかなり少数派です。
新卒1年目から高年俸を手にするチャンスが全くないわけではありませんが、既にその企業で働いている先輩社員との競争にも勝ち抜いていく必要があります。
まずは、企業の給与体系と評価基準を知ったうえで戦略的に就活を進めていけば、1年目から高年収を獲得する可能性が出てくるでしょう。
海外の企業や研究機関を視野に入れる必要がある
世界的なIT企業やコンサルタント企業・研究機関などで成果を挙げている社員には、年収数千万を稼いでいる人も多くいます。
その分、競争もかなり激しくなりますが入社して実績を上げられれば、年齢に関係なく若くして年収3000万円を上回ることも可能です。
英語力や専攻してきた内容に自信がある人は、新卒でこうした企業を狙ってみるといいでしょう。
年収3000万を稼ぐために身につけたいスキル
英語力をはじめとする外国語力
高年収を稼いでいる人は、外資系企業やグローバルな環境で仕事をしている人が多いです。
そのためには、まず英語力は欠かせないものとなります。
TOEICで高得点を取るのはもちろんですが、ビジネス英会話も難なくこなせることは必須です。
さらに、英語に加えて別の外国語も取得しているくらいでなければ、難しいかもしれません。
母国語と英語の2か国語ができる人材は、高年収を稼ぐ人材としては一般的です。
使用人口が多いスペイン語・中国語などができれば、有用な人材として強力な武器となります。
スペイン語や中国語にも、語学力を証明する検定がありますので、受けておくといいかもしれません。
AIやビッグデータを扱える知識
AIやビッグデータは、今後より発展が見込まれている分野です。
それぞれ、どんな知識が必要か解説します。
・AI
AIは、人間の知能を模倣し、認識・学習・推論・問題解決などの能力を持つコンピュータシステム・プログラムの開発を指します。
「機械学習」は、 データから学習し、パターンを抽出する技術です。
教師あり学習、教師なし学習、強化学習などがあります。
「深層学習」は、 多層のニューラルネットワークを用いた機械学習の一種です。
画像認識、音声認識などに使われます。
「自然言語処理 (NLP)」は、 人間の言語を理解・処理する技術。機械翻訳、感情分析などに使われます。
使用言語としてはPythonが最も一般的ですが、TensorFlowやPyTorchなどのライブラリも利用されています。
応用分野として、医療(診断支援、画像解析)、金融(リスク評価、取引分析)、車の自動運転、ゲーム、ロボット工学などで利用されていますので、これらの事業を展開している企業を調べてみるといいでしょう。
・ビッグデータ
ビッグデータは、通常のデータベース管理ツールでは処理できないほど巨大なデータセットを指します。
ビッグデータはVolume(容量)・Velocity(速度)・Variety(多様性)の3つの特徴を持っていて、他にもVeracity(信頼性)・Value(価値)などがあります。
技術としては、Hadoopというビッグデータの分散処理のためのフレームワークと、Spark というビッグデータ処理を高速化するクラスタリング・コンピューティング・フレームワークがあります。
マーケティング(顧客セグメンテーション)、健康(医療記録解析)、IoT(センサーデータ解析)などで利用されています。
・データサイエンス
データサイエンスは、データから知識や洞察を得るために統計学、機械学習、ビジネス知識を組み合わせる分野です。
プログラミング言語としては(Python、Rなど)が使われます。
統計学と確率論などの知識も必要とされ、機械学習や統計モデリングの理解などで応用されています。
金融をはじめとする経済・時事に関する知識
金融をはじめとする経済や財務に関する知識も身につけておきたいスキルです。
特に、金融系企業・コンサルタントを目指す場合、専門知識だけでは顧客に対するアドバイスとしては不十分です。
広い視野で様々なリスクや可能性を分析し、収益や成長につながる助言を行うには、経済・世界情勢といった時事情報にも通じておく必要があります。
これらの知識は、短期間で身につけるのは難しいため、低回生の時から新聞に目を通すなど、日頃から習慣的に積み重ねておくことで、就活対策にもなるでしょう。
どこにいってもやっていける度胸やタフな精神力
高年収を稼ぐためには、競争の激しい職場・業界に身を置くことが多くなります。
激務で体力的にも、精神的にも大きな負担を抱えながら働いている人も少なくありません。
そのため、どこに行ってもやっていけるタフさと強い精神力、そして健康は欠かせないものとなります。
まとめ
以上、理系で年収3000万を稼ぐための秘訣や、身につけておきたいスキルなどについて解説しました。
新卒1年目でいきなり3000万を稼げるのは、ごく少数の優秀な学生だけかもしれません。
しかし、努力と勉強次第では高年収を目指すのは十分に可能で、しっかり卒業後のキャリアプランとライフプランを見据えた就活をしてください。
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