こんにちは。理系就活情報局です。

夏が近づき、研究室仲間や友達が次々とインターンシップに参加を決めていく中で、インターンシップに参加しようか悩んではいませんか?

そこで、今回は理系学生にとってのインターンシップの重要性について解説していきます!

インターンシップへの参加を検討中の理系就活生の方は、是非参考にしてみてください!

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理系の就職活動とインターンシップの現実  

専門性によって志望する企業がより細分化される理系就活生の場合、インターンシップに参加して企業や業種とのマッチングを確認することは、大きな意味を持っています。

結論を述べると、理系就活生はインターンシップに参加したほうが得られるメリットが多いのです。

インターンシップに参加する理系就活生が多数派であるのは、そうした事実が明確だからです。

まず、インターンシップについて基本的な事実を押さえていくところから始めます。

企業は同業他社よりも早く人材を確保したい

就活生にとってインターンシップとは参加するものですが、一度企業側の視点を把握しておきましょう。

なぜ、企業はインターンシップを開催するのでしょうか?
その理由は、二つあります。

一つは、自社の業務を体験してもらうことで、新卒が入社後すぐに離職してしまうことを防ぎたいという意図があります。
外から見た情報だけでは把握できない業務内容に直接触れてもらうことで、入社前後のギャップをなくしたいという考えですね。

もう一つは、自社に合う人材を発掘したいという意図です。
企業は、インターンシップでエントリーシートだけでは図りきれない可能性を持っている就活生を見極めたいと考えています。

忘れてはならないのは、企業が早い段階から優秀な人材を確保することで、同業他社に差をつけたいと考えていることです。
企業側にそうした意図があるからこそ、インターンシップに参加して自分の能力をアピールできれば、早期内定ルートに乗ることができるのです。

就職活動の手段の多様化によって早期内定も多い

現在の就職活動は、手段が多様化しています。

エントリーシートの応募から始まる通常の採用方法もありますが、一方で、スカウトやオファーといった企業側の積極的なアクションによって内定が決まることも普通になっています。

就職活動の多様化に伴い、早期内定も増えている傾向にあります。
企業側としても、通常通りの採用活動や採用スケジュールに則っているだけでは、優秀な人材が他社に流れてしまうためです。

そういった早期内定ルートにたどり着く手段の一つが、インターンシップなのです。

「インターンシップ=企業側が人材を早期に獲得する場」であると考えると、インターンシップに参加する意味が見えてきたことと思います。

理系がインターンシップに参加する理由

企業側の視点からインターンシップの現実を把握したところで、次は理系就活生側の視点について見ていきましょう。

まだインターンシップに参加するかどうか決めかねているという人は、次からまとめる「理系就活生がインターンシップに参加する理由」を参考にしてみてくださいね。

志望する業種を明確にしたい

いくら学部や研究内容によって専門性が細分化されるとはいっても、理系就活生が持つ専門性をどのように活かせるのかという点は、企業によって異なります。

たとえ自分の専門性と合致する企業があったとしても、自分の研究がどの程度発揮できるのかは外から見ただけでは窺い知ることができません。だからこそ、インターンシップに参加することに意義があるのです。

インターンシップに参加してみることで、「思っていた事業ではなさそうだった」と思うかもしれません。
反対に、「自分の研究とは直結しない会社だと思っていたけど、意外と活かせる道があるかもしれない」という気づきが見つかるかもしれません。

入社後に「こんなはずじゃなかった」と思わないためにも、「自分と企業」「自分と業種」のマッチングをしておくことは重要です。

目指す企業を内側から確かめたい

誰しも、憧れの企業があるのではないでしょうか?

「絶対にあの会社に就職したい」
「自分にはあの会社しかない」

そう思っていたとしても、インターンシップに参加してみることをオススメします。

もしその企業が理想通りの会社だったのなら、いっそう企業への理解が深まる上に、もしかすると採用担当の目に留まるなど、メリットしかありません。

反対に、もしインターンシップに参加して理想と現実の差を感じたとしても、残念に思う必要はありません。入社前に知ることができて良かったと考えましょう。

企業にとって良い人材かどうかは採用担当者が判断するところですが、あなたにとっていい企業かどうかはあなたにしか分かりません。

そのためにも、インターンシップで志望企業の内側を見ておき、冷静に判断しましょう。

就職活動を有利に進めたい

理系就活生がインターンシップに参加する理由としては、この「就職活動を有利に進めたい」が一番大きいかもしれません。

前述したように早期内定化が進んでいる現状で、理系就活生側も内定を欲しています。
とりわけインターンシップ経由での採用が珍しくないことが分かっている理系の場合、早期内定を期待して参加している人も少なくはありません。

つまり、インターンシップは「他社に取られない内に優秀な人材を獲得したい」企業にとっても、「志望企業から早い段階で内定をもらいたい」理系就活生にとってもWin-Winな仕組みなのです。

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インターンシップに参加した人と参加してない人の違い

ここまで、理系就活生にとってのインターンシップについて説明してきました。

現状を確認したところで、気になるのが「結局、参加しなかったらどうなるの?」というポイントですよね。

そこで、まだインターンシップに参加するか迷っている方のために、「インターンシップに参加した人と参加していない人の違い」について焦点をあててみます。

内定獲得までのチャンスが減る

インターンシップに参加した人と参加していない人の違いとして、まず「得られるチャンスの差」が挙げられます。

これまでにも説明してきたように、インターンシップは企業にとっても就活生にとっても、採用の機会となっています。

中には、インターンシップでのみ採用活動をする企業もあり、インターンシップの重要性は年々高まっていると言えるでしょう。

インターンシップへの参加が必ずしも早期内定へと結びついているわけではありませんが、参加しなければチャンスを掴むことはできないのです。

エントリーシートや面接での説得力に差が生まれる

インターンシップに参加しても、早期内定への道が繋がらないこともしばしばです。

ですが、インターンシップに参加した人は、「インターンシップを経て、より一層志望する気持ちが強くなった」と自分の意気込みを示すことができます。

インターンシップで得た経験や発見は、選考において企業研究だけでは補えない強みとなります。

その企業のどんなところに好感を持ち、どんな業務内容に心動かされたのか。
インターンシップに参加した経験は、エントリーシートや面接で具体的な情報に基づく説得力となって、威力を発揮します。

せっかく入社できてもギャップを感じる可能性も

入社後に感じるギャップは、これから就職活動をする方にとって、一番想像しにくいことかもしれません。

ですが、新卒で入社した会社にギャップを感じて退職を悩むことは、サークルやバイトを辞める時とは大分意味合いが変わってきます。新卒で入社してすぐに辞めてしまうことには、その後の転職活動において「すぐ会社を辞めてしまうような人なんだな」と見られてしまう可能性も含まれているのです。

そういったリスクや、自分に合わない会社で働くストレスを抱えてしまわないためにも、インターンシップへの参加をオススメします。

それでもインターンシップに参加しないという道もある

これまで、「理系の就職活動とインターンシップの現実」から「インターンシップに参加した人と参加してない人の違い」まで紹介してきました。

理系就活生がインターンシップに参加するメリットを押さえた上で、最後に、「それでもインターンシップに参加しないという道もある」ことを解説していきます。

大学院進学を視野に入れている

大学院進学を検討している場合は、インターンシップに参加することにメリットを見いだせないことでしょう。

しかし、院卒で就職を考えているのなら、インターンシップに参加しておくことは充分有用です
より研究が忙しくなる修士よりも前に経験しておけば、実際に就職活動を始める時に必ず助けになります。将来を見据えて、検討してみてください。

採用したいと思われる魅力があれば本選考でも不利ではない

学部卒で就職を希望していても、何らかの理由でインターンシップに参加できそうになかったり、参加しないと決めている方もいるでしょう。

前述した「インターンシップに参加することで得られるメリット」はなくなりますが、かといって、就職活動が極端に不利になってしまうわけではありません。

要は、あなたに「採用したい」と思われる魅力があるのなら問題ありません。

実際に、インターンシップに参加していない人も無事に就職しています。
インターンシップへの参加を必須条件にしていたり、参加者を優遇する措置のある企業でなければ、内定をもらうことは充分に可能です。

大切なのは限りある時間をいかにして時間を有効に使うか

インターンシップへの参加を迷う理由の多くは、理系就活生にとってお馴染みの悩みである「時間のなさ」に起因していることと思います。

研究が忙しくなってくる時期にインターンシップも加わるとなれば、時間のやりくりに悩んでしまうのも当然です。生活のためにバイトをしている方ともなれば、いっそう悩ましくなってきますね。

大切なのは、「何を優先してどのように時間を使うのかを決めること」です。

・第一志望のインターンシップだけは、何を置いても参加する。
・実績を作る上で大事な研究を優先させ、短期間のインターンシップにのみ参加する。
・インターンシップには参加できないが、その分選考対策は入念にする。

「自分が将来どうなりたいのか」を軸にして考えて、インターンシップの取り入れ方を決めてみてください。

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これだけは知っておきたいポイント(まとめ)

この記事では、「【本当に大丈夫?】理系の就活でインターンに行かないのは少数派」について解説してきました。

重要なポイントをおさらいします。

・理系就活生はインターンシップに参加したほうが得られるメリットが多い!

・理系がインターンシップに参加する理由
 ➀志望する業種を明確にしたい
 ②目指す企業を内側から確かめたい
 ③就職活動を有利に進めたい

・インターンシップに参加した人と参加してない人の違い
 ①内定獲得までのチャンスが減る
 ②エントリーシートや面接での説得力に差が生まれる
 ③せっかく入社できてもギャップを感じる可能性も

・それでもインターンシップに参加しないという道もある
 ①大学院進学を視野に入れている
 ②採用したいと思われる魅力があれば本選考でも不利ではない
 ③大切なのは限りある時間をいかにして時間を有効に使うか

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