こんにちは。理系就活情報局です。

今回は、理系就活生に人気のインターンシップ先ランキングについて解説していきます。

志望業界は決まっていても、インターンシップに参加しようか決めかねている人も多いのではないでしょうか?

この記事では、「理系就活生におすすめのインターンシップ先ランキング」をもとに、「新しい時代のインターンシップ」や「インターンシップに参加するメリット」、「実際に参加する前に押さえておきたいポイント」まで、詳しく解説します。

インターンシップに参加することで内定を目指したい理系就活生の方は、是非参考にしてみてください!

2025年卒大学生インターンシップ人気企業ランキング 

就職活動をする上で必ずチェックするのが、「実際に就職を決めた先輩たち」から集められた情報ではないでしょうか。特に、直近の情報は有力な手がかりとなりますよね。

そんな中でも、就職活動にまつわるランキングは、各就活情報サイトやニュースサイトにおいても大きく扱われています。志望する人気企業ランキング、ホワイト企業ランキングなど、その種類は多岐に渡ります。

今回は、「理系就活生のインターンシップ先」を取り上げたランキングに注目します!

理系就活生におすすめのインターンシップ先ランキング

こちらは、2025年3月卒業見込みの就活生を対象に行われた調査によって作成された楽天みん就による「インターンシップ先として人気の企業ランキング」です。

一見してわかるのは、誰もが知る大手企業ばかりということです。

このことには、ここ数年の不安定な世情を受けて、「少しでも安定した会社に就職したい」という就活生の思いが表れています。

でも、必ずしも「大手だから」人気というわけではありません。

次では、見事1位に選ばれた「NTTデータ」のインターンシップに注目します。

1位のNTTデータが人気になった理由とは?

NTTグループが人気になった理由のひとつに、多様なインターンシップを用意している点があります。具体的には、チームで提案のグループワークを中心に行う「ワークショップ型インターン」と、現場での業務を体験できる「プロジェクト型インターン」の2種類です。

この2種類のインターン精度によって、イメージしづらいシステムインテグレーションやネットワークシステムサービスを就活生により身近に感じて貰うことに成功しています。そのほか、オンラインで在宅で参加できる点も魅力のひとつと言えそうです。グループビジョンは「Trusted Global Innovator」。グローバルに提供できる事業価値も就活生を惹きつけ、インターンシップ先の最も人気ある企業に選ばれています。

新しい時代におけるインターンシップの形

NTTデータのインターンシップの内容からも分かるように、インターンシップのスタイルは変化しつづけています。

特に、日々めまぐるしく変化せざるを得ない理系の企業にとっては尚更ですよね。

そこで、次からはランキングに引き続き、2023年卒の大学生への調査結果を見ていきます。

★コロナ禍で変わった?インターンシップの実態

★コロナ禍で変わった?インターンシップの実態

引用元:23卒学生インターンシップ参加希望企業調査実施のお知らせ

2023年卒の大学生への調査結果を見ると、コロナ禍はインターンシップにも変化をもたらしています。

実際に、1位のソニーグループでも、ITエンジニア志望向けのプログラムは全日程オンラインで開催されています。

地方の大学に通う就活生にとっては、オンライン開催が増えたことで受けた恩恵は多かったのではないでしょうか。

リモート参加できるインターンシップの開催も増えていますが、「どちらかというと対面」式のインターンシップ開催を望む声が多いのも事実です。

この結果からは、こんなご時世だからこそ「実際の職場環境を肌で感じたい」という思いが強くなっていることが分かります。

オンラインとリアルの双方の準備が必要

しかし、インターンシップ先として人気の高いNTTデータをはじめとした企業では、オンラインでの開催をしていることも少なくありません。業種によってはオンライン活用は非常に活発で、企業側の負担を削減する目的からも、まだまだ少なくなることは無い見込みです。

そのため、就活生としてはオンライン・リアルのどちらでも参加できる、心持ちと準備を整えておくことが必要になります。オンライン参加できる場所やPCなどの物理的環境の準備と、リアルで参加する際の身だしなみやマナーの準備の両方を準備しておくと不安なくインターン参加に望めるでしょう。

★今の就活生に人気のインターンシップ先の特徴

引用元:23卒学生インターンシップ参加希望企業調査実施のお知らせ

実際の声を見ていくと、就活生が企業のインターンシップに求めるものが細分化していることがわかります。

中でも支持を集めているのが、実際の業務を体験できる「ロールプレイング型」と実際に与えられた課題を実践する「グループディスカッション・グループワーク型」のインターンシップです。

このことは、就活生がインターンシップを通じて業界や企業への理解を深めるとともに、実際にこの会社で働く体験を通して「その業界や会社で働く将来を見据えるために明確なイメージを欲している」ということを示しています。

理系就活生がインターンシップに参加するメリット

ここまでは、理系就活生が参加するインターンシップの現状について確認しました。

とはいえ、インターンシップに参加するかどうか決めかねている方も多いですよね。

そこで、次に「理系就活生がインターンシップに参加するメリット」についてご紹介します。

入社後のイメージがしやすい

1つ目のメリットは、「実際にこの会社で働く自分をイメージできる」ことです。

そのイメージがないままに就職すると、「思っていたような仕事ではなかった」「自分にはここの社風が合っていなかった」といった齟齬(そご)が生じてしまうことがあります。

就活生は、折に触れて「本当にここで働くことが自分にとっていいのか?」という疑問を抱きます。その疑問を解決する手立てとしても、インターンシップは有効です。

もちろん転職は可能ですが、新卒としてのメリットが得られるのは一度だけです。

新卒として得られるものを活かすためにも、インターンシップへの参加をお薦めします。

OB訪問等の活動がしやすくなる

2つ目のメリットとして、「OB訪問等の活動に役立つ」ことが挙げられます。

インターンシップでは、実際にそこで働く社員の方や他の参加者と交流します。そこで得た人脈は、必ずあなたの力になります。

採用担当者の中には、あなたのOBもいるかもしれません。

もしいなかったとしても、「そういえば、君の志望する部署に同じ大学の人がいたな」と紹介してもらえる可能性もあります。

就職活動をする上で、情報交換をすることは内定獲得までに必要な1歩を進める手立てとなります。OB訪問では、現場で働く人ならではのアドバイスをもらえたり、面接の対策をしてもらえることだってあるかもしれませんよ。

本選考で有利になる可能性も

理系就活生は、「インターンシップは本選考とは別とお考えください」といった文面を目にすることと思います。

ですが、事実、インターンシップに参加した方が内定に有利です。

何故かと言うと、理系就活生にとってインターンシップで得られる体験は大きな意味を持つからです。

企業研究を徹底して行ったとしても、実際に参加しなければ得られなかった体験があるのとないとでは、志望企業への解像度や志望動機から伝わる想いや説得力に差が生じるのです。

「どうしてこの会社でなくてはだめなのか?」という採用担当者の期待に応えるためにも、インターンシップに参加することをお薦めします。

インターンシップに参加する前に知っておきたいこと

これまで、インターンシップ先として理系就活生に人気の企業やその現状、参加することで得られるメリットについて紹介してきました。

迷っていたという方も、インターンシップに参加したい気持ちが湧いてきたのではないでしょうか。

最後に、実際にインターンシップに参加する前に知っておきたいポイントをご紹介します。

理系は何社くらい?どう企業選定したらいいのか

株式会社インタツアーが実施した「25卒夏インターンの参加数状況調査」によると、2社から7社参加が約7割弱を締めています。このなかで最も多いのは「2社〜4社」の33.3%。次いで「5社〜7社」の29.4%という調査結果となっています。

また、インターンシップ先企業を知った動機としては、「就活関連セミナー」「就活メディア」「ネット検索」などが40%前後で、最も多い方法です。ネットで情報を収集している就活生が多いことからも、自分に合っていることを軸に、企業選定していることが伺われます。まずは自分を知り、企業を知って、相性の良い企業を見つけることが良策と言えるでしょう。

参考:【25卒 夏季インターンシップ参加状況調査】約8割がインターン参加済み! 4割以上がインターンきっかけで志望業界を変更など影響力大 | PRTIMES

インターンシップで企業と就活生が求めるものの違い

インターンシップに参加する上で忘れないでおきたいのは、「企業側の目線」です。

たとえ「本選考とは別」としていたとしても、企業は自分たちと一緒に働いてほしい人材を発掘したいという意図でインターンシップを開催しています。

つまり、インターンシップで企業に「活躍が期待出来そうな人材だ」と期待させることが出来たなら、内定へ一歩近づけるという訳です。

そのことを理解した上で、インターンシップに参加しましょう。

インターンシップ先で就活生が意識するべきこと

インターンシップに参加する中で、就活生は様々な疑問にぶつかることとなります。

「自分には、ここで働くに相応しい能力や専門性があるだろうか?」

「この会社で、本当に自分のやりたい仕事ができるだろうか?」

この会社に就職したい!という強い気持ちがあったとしても、自分にとって最善の選択なのかを見極めることは難しいものです。

インターンシップは、就活市場における自分の認識を改め、自分のキャリアを見つめる良い機会です。この機会をチャンスと捉えて、あなた自身と志望する業界・企業をしっかり見極めましょう!

これだけは知っておきたいポイント(まとめ)

この記事では、「2025年卒理系就活生に人気のインターンシップ先ランキング」について解説しました。インターンシップ先として人気のある企業の傾向は、あくまでも参考として把握しておけば問題ありません。インターンシップ参加までの準備をしっかりと行い、積極的に行動を起こして行きましょう。