こんにちは。理系就活情報局です。
「OB訪問をしたいけど、東京の企業を志望しているからツテがない……」
「やっぱり地方学生だと、首都圏住みに比べて何かと不利なんだよね……」
就職活動を始めて依頼、首都圏の学生と自分の環境を比較してしまう理系就活生の方もいると思います。
今回は、「ツテが無い地方学生でもOB訪問ができる方法」を紹介します!
OB訪問がしたい地方学生の方は、ぜひ参考にしてみてください!
OB訪問は首都圏在住でツテが無いと難しい?
地方在住でツテが無くてもOB訪問はできる!
OB訪問をしたいと思っても、具体的な方法についてはよく知らない方も多いと思います。
中でも、地方在住で首都圏での就職を目指している人は、「OB訪問したいけれど、訪問できるツテがない」という悩みを持っているのではないでしょうか?
結論を言うと、地方在住でツテが無くてもOB訪問は可能です!
「ツテが無い」と思っている地方学生の悩みは、OBの探し方が分かれば解決します。
探し方さえ分かれば、ツテが無い地方学生でも、効率的にOB訪問できるようになります。
以下では、地方学生が今から実践できるOBの探し方を紹介します。
今から実践できるOBの探し方
大学の研究室やサークルの先輩を探す
今から実践できるOBの探し方1つ目は、大学の研究室やサークルの先輩を探す方法です。
理系の場合、研究室と企業の間にパイプがあり、研究室経由で内定が決まることがあります。その場合、教授と企業が連絡を取り合っているため、卒業生とも連絡が取りやすい状況です。
ゼミや研究室の先輩と繋がりがある場合、OB訪問をぜひ頼んでみましょう。
ゼミやサークルの先輩や、その知人をたどっていくのも有効です。
身近なところからネットワークを広げていけば、自分が志望する業界のOBにたどり着けます。
大学の研究室やサークルの先輩経由でOB訪問をする場合、比較的関係が近いため、踏み込んだ質問をしやすいメリットがあります。
大学のキャリアセンターで紹介してもらう
今から実践できるOBの探し方2つ目は、大学のキャリアセンターで紹介してもらう方法です。
所属している研究室から繋がれるOBが自分の志望業界と違っていたり、サークルに所属していなくて相談できる先輩が身近にいなかったりする場合は、大学のキャリアセンターを頼りましょう。
個人情報保護のため、キャリアセンターから直接連絡先を教えてもらうのが難しい場合もあります。
事前に紹介してもいいと確認が取れているOBの中には、志望する業界の先輩がいない可能性もあります。
もしキャリアセンターからOBに連絡を取ってもらう場合は、ある程度日数がかかるので、「OB訪問をしたい」と思ったら早めに相談しましょう。
企業説明会や就活イベントで出会う
今から実践できるOBの探し方2つめは、企業説明会や就活イベントで出会う方法です。
企業の説明会や就活イベントでは、そこで働いている社員から直接名刺をもらう機会があります。
会社によってはOB訪問に対応していない場合もありますが、「後日改めて、◎◎部で働く社員の方から直接話を伺う機会はいただけませんか?」「OB訪問させてください」と話をしてみましょう。
もしくは、名刺に記入されたメールアドレスにOB訪問の打診をしてみましょう。
企業の人事に連絡する
今から実践できるOBの探し方3つ目は、企業の人事に連絡する方法です。
OB訪問したい企業が決まっているならば、直接企業に問い合わせるのも有効です。
公式サイトの「お問い合わせフォーム」などから、OB訪問したい旨を問い合わせてみましょう。
企業によっては、事前にOB訪問のルートを設定していることがあります。
まずは企業の採用サイトをチェックし、OB訪問について記載されているか確認してみてください。
企業が指定しているサービスや経路があるならば、問い合わせはせず、指定のルートを利用しましょう。
OB訪問アプリを使う
今から実践できるOBの探し方4つ目は、OB訪問アプリを使う方法です。
OB訪問に特化したアプリを使えば、簡単に志望する企業で働くOBとアポを取ったり、質問したりできます。
アプリによっては、出身大学を問わずOBにアプローチできるので、「ツテが無い」と悩んでいる方にオススメです。
アプリを使ったOB訪問については、以下の記事で詳しく解説しています。
OBが見つかったら訪問を依頼しよう
日程調整をする
訪問したいOBを見つけたら、さっそくアポイントを取りましょう。
OBを見つけた手段によって連絡手段は異なりますが、メールやメッセージアプリでの連絡が基本です。
日程調整のステップは、以下の通りです。
①最初に、OB訪問をしたい意思を伝える
②OB訪問の了承をもらえたら、日程を複数提案する
OBは仕事やプライベートの予定もある中で、OB訪問に対応してくれます。
できるだけスムーズなやりとりになるよう心がけて、日程調整を行いましょう。
安全な時間帯と場所を設定する
日程を調整するときには、必ず安全な時間帯と場所を設定しましょう。
OB訪問をお願いしている立場だからと言って、遅すぎる時間や遠すぎる場所に無理をして行く必要はありません。
たとえ信頼できる人に紹介された人であったり、感じのよさそうな人であったとしても、あなたにとっては初めて会う人です。実際に会ってみなければ、どんな人なのか分かりません。
近年OB訪問を悪用した事件も発生しており、十分な注意が必要です。
「自分は男性だから、あまり危険はないと思う」「お酒には強いから、別に夜に会っても問題ない」と過信せず、周囲に人がいる明るい時間にOB訪問をしましょう。
OB訪問をする前にチェックしたいポイント
これまで、「OB訪問は首都圏在住でツテが無いと難しい?」から「OBが見つかったら訪問を依頼しよう」まで解説してきました。
これからOB訪問に向けて頑張ってみようと思っている地方学生の方に向けて、最後にOB訪問をする前にチェックしたいポイントを解説します。
質問を事前に整理しておく
OB訪問の日程が決まったら、事前の準備を念入りにしましょう。
忙しい時間を縫ってOB訪問に応じてくれたのですから、「なんとなく話をしたい」で終わらせず、話を充実させるために質問事項を整理しておくことをオススメします。
OB訪問の前に、下記のように複数の質問を考えておくといいでしょう。
①どうしても聞きたい質問
②OBが就職したときの体験談
③OBの仕事についての質問
④学生のうちにしておいてよかったこと・しておけばよかったと思うこと
⑤時間に余裕があったら教えてもらいたいこと
OBが採用の権限を持っているとは限らない
注意しなくてはならないのは、あなたが会うOBが採用の権限を持っているとは限らないということです。
実際に会って話を聞いて「いい人だな」と感じても、OBの話が本当であるかは分かりません。中には、採用の権限がないにも関わらずあるかのように思わせる人もいるかもしれません。
OB訪問をさせてもらったことに感謝はしても、OBの話をそのまま信じすぎないようにしましょう。
企業研究で複数の情報を集めるように、OBの話はあくまで「参考意見」として取り入れることが大事です。
まとめ
OB訪問では、志望する業界や企業で働く社会人から、直接仕事や就職活動の話を聞くことができます。
「ツテが無い」と思っている地方学生でも、OBを探す方法はたくさんあります。
いままで接点のなかった人と連絡を取って話をするのは、最初は少し勇気が要ることかもしれません。面接の練習と思って、ぜひチャレンジしてみましょう。
企業研究だけでは分からなかった情報を実際の体験として聞けるのは、貴重な機会です。
OB訪問のチャンスを活かして、就職活動を有利に進めましょう!