こんにちは。理系就活情報局です。
「建築について学んできたけど、建築業界以外も気になってきた……」
「せっかく建築を学んだのに、建築業界以外で就職するのはもったいない?」
そんな悩みを持つ建築系の理系就活生の方もいると思います。
今回は、「建築業界以外で就職先を探すには?」をテーマに、建築系学生の就職事情について紹介します!
建築業界以外で就職先を探している方は、ぜひ参考にしてみてください!
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建築系学生の進路事情
建築業界以外で就職する人もいる
※東北工業大学建築学科「職種別の進路状況」(2021年3月卒業生の進路状況)をもとに作成
建築系の就職先といえば、「設計・アトリエ事務所」「ハウスメーカー」「ゼネコン」「設備設計・施工会社」などが思い浮かぶと思います。
東北工業大学建築学科の進路状況を見ても、進路の60%以上を建築業界が占めているのが現状です。
しかし、グラフを見ても分かるように、建築業界以外にも建築系学生が活躍できるフィールドはほかにもあります。
以下では、建築業界以外でおすすめの業界を紹介します。
建築系学生にオススメの建築以外の業界
インフラ
建築系学生にオススメの建築以外の業界1つめは、インフラ業界です。
都市計画やまちづくり、電力やガスなどのエネルギー、航空や鉄道といった社会を支えるインフラ業界の会社は、さまざまな施設を所有しています。
そうした自社の施設の改修・設計のために、社内に建築部門を設けていたり、グループ内に建築会社を抱える企業もあります。
インフラ業界に就職した場合、主な業務内容は社会のインフラにかかわる発電所やエネルギー基地などの大規模な施設を設計することです。東京電力などの大手インフラ会社は海外展開も行っているため、グローバルなフィールドで活躍できる可能性もあるでしょう。
広告
建築系学生にオススメの建築以外の業界2つめは、広告業界です。
広告業界には、イベントの企画や広告の作成など、建築学科で学んだクリエイティビティを発揮できる仕事が多数あります。
建築学科では、外装やインテリアに関係するため、グラフィックデザインや色彩学、人間工学などを学びます。
イベントブースの空間を効果的に使った告知物の作成や、来場者の動線を想定したデザインなどの点で、建築学科の素養を活かせるでしょう。
コンサルティング
建築系学生にオススメの建築以外の業界3つめは、コンサルティング業界です。
コンサルティング業界は、企業が抱える課題を解決する仕事を行っています。
コンサルタントは、経営や戦略から人事といったさまざまな課題について専門的なノウハウを持ち、経営戦略や事業開発などをサポートする仕事です。
建築系学生は、大規模な土木工事やインフラ全般の技術パートナーとして、企画から施工、運営維持を行う「建設コンサルタント」がオススメです。
コンサルタントの仕事は、建築学科で学んだ領域に加えて幅広い知見が必要なため、やりがいのある仕事をしたい方に向いているでしょう。
教育・自治体
建築系学生にオススメの建築以外の業界4つめは、教育・自治体です。
たとえば国家公務員であれば、建築基準や耐震基準を定めるなど、国や都市の安全性を支える仕事を担います。
地方公務員は、公共施設の新築から管理まで、地域で暮らす人々の住環境を作り・守るための仕事を幅広く行います。
学んだ知識を広い視野とフィールドで活かしたい人や、地域や国を良くする公共性の高い仕事をしたい人にオススメです。
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建築以外の業界をめざす時の就活対策
業界研究を念入りにする
建築業界以外で就職先を検討する時は、業界研究を念入りにしましょう。
大学で学んだ専門知識が直結しづらい業界で就職活動をする時、必ず「なぜ建築を学んだのにうちの会社を志望しているのか?」という質問を受けるでしょう。
どの業界でも、志望動機がしっかり固まっていなければ採用担当者は「本当にうちに就職したいのか?」と疑問に思います。
建築業界以外を志望する方は、自分なりの考え方で志望動機をアピールできるように、業界研究を行ってみてください。
インターンシップに参加する
建築業界以外で就職先を検討する時は、インターンシップに参加するのがオススメです。
よく知っている建築業界の企業でも、実際にインターンシップに参加すると「思っていた印象と違った」「意外と自分と向いていそうだと思った」と印象が変わってきます。
建築業界以外の道を検討しているならば、まずインターンシップに参加して、自分に合う業界なのか体験してみましょう。
建築以外の業界をめざす時に気をつけたいポイント
これまで、「建築系学生の進路事情」から「建築以外の業界をめざす時の就活対策」まで解説してきました。
建築業界以外の道も検討してみようと思った方に向けて、最後に建築以外の業界をめざす時に気をつけたいポイントについて解説します。
最初から志望業界を絞りすぎない
建築以外の業界をめざす時に気をつけたいポイント1つ目は、最初から志望業界を絞りすぎないことです。
就職活動は、エントリー期間を過ぎると選考に参加できません。
最初からエントリー数を絞りすぎると、選考が進むにつれて手数が減ってしまい、内定をもらえる可能性も少なくなってしまいます。
最初から建築業界を除外せず、他業界と併せて検討・エントリーしながら選考に参加することをオススメします。
キャリアプランを立てて入社後のギャップを減らす
建築以外の業界をめざす時に気をつけたいポイント2つ目は、キャリアプランを立てて入社後のギャップを減らすことです。
建築業界以外の業界に進みたい場合、その業界での仕事内容を理解するとともに、自分のキャリアプランを立ててみましょう。
就職活動は内定で一段落しますが、社会人人生のスタートでもあります。
インターンシップへの参加と併せて、キャリアプランを立てて長期的に将来を検討すれば、入社後に「こんなはずではなかった」と後悔することもなくなるでしょう。
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まとめ
大学では、学部・学科に分かれて専門的な勉強をします。
入学以来建築を学んできたからこそ、建築業界以外を検討するのを後ろめたく感じる方もいるかもしれません。
ですが、学んだ知識が直結する業界以外にも、あなたの専門性を活かせる道はたくさんあります。業界研究をしたりインターンシップに参加したりするうちに、思ってもみなかった業界や企業と出会うかもしれません。
自分の可能性を自分で狭めず、視野を広く持って志望業界を探しましょう!