研究開発職を目指す皆さんは、年収も気になるはず。研究開発職の年収相場を把握して、モチベーションのひとつにするのも良い方法です。社会人として年収を増やしていく手段も解説しますので、ぜひお役立てください。

本記事では「研究開発職の平均年収や年収の高い企業ランキング、企業の探し方のコツ」を紹介します。

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研究開発職の平均年収は?

研究開発職の平均年収は?

まずは気になる、研究科初職の平均年収をみていきます。

参考:【2024年05月最新】平均年収ランキング|研究開発の年収が高い企業TOP20|OpenWork

研究開発の平均年収は533万円

研究開発職の平均年収は533万円ほどだと言われており、その他の職種に比べて少し高い水準にあります。専門知識や技術が必要なポジションでの採用が多いことも、年収が高い要因のひとつ。専門的な職種だからこその収入を得られます。

ちなみに平均年収の533万円は、月給に換算すると45万円程度です。雇用される地域など周辺の物価にも左右されますが、普通に生活を送るのには充分な収入と言えます。また、初任給は月21万円程度が相場です。初任給以外に賞与や手当などが支給されるのが一般的ですので、企業研究や面接を通して給与体系も事前にチェックしておきましょう。

企業やスキルによって変動する

先程ご紹介した月収や年収は、あくまでも平均です。実際は雇用される企業や自身のスキルなどによって大きく変わりますので、事前に心得ておきましょう。逆を返せば、入社する企業や自身のスキル・経験によって収入を上げることが可能なのも、研究開発職の魅力です。

入社する企業を事前にしっかりと調べて、年収の高いところへ入るのも方法のひとつ。入社してスキルや経験を身につけて年収をあげたり、キャリアアップを目指して転職することも年収UPの良い方法です。自身の成長次第で転職もしやすい職種ですので、特性を理解したうえで目標設定しておくことをおすすめします。

研究開発職の企業別平均年収ランキング

研究開発職の企業別平均年収ランキング

ここからは、具体的な企業別の年収ランキングをみていきます。年収が高い理由なども考えながらみることもおすすめです。具体的な仕事と経済がどのように繋がっているのか、想像しながらランキングを参考にしてみてください。

参考:【2024年05月最新】平均年収ランキング|研究開発の年収が高い企業TOP20|OpenWork

武田薬品工業株式会社

武田製薬工業株式会社の研究開発職平均年収は1,245万円です。国内のみならずグローバルに展開する製薬企業で、医薬品の開発〜販売輸出入までを軸に事業を行っています。

本社は東京と大阪に2拠点を構えているため、全国どこからでも比較的働きやすいことも特徴のひとつ。国内で世界レベルの研究に携わることができるメーカーです。

ファナック株式会社

2位のファナック株式会社の研究開発職の平均年収は、1,079万円となっています。ファナック株式会社は産業用ロボットや工業用機械を開発・製造する、日本を代表する電気機器メーカーです。

工場の機械化に特化したメーカーで、世界的なシェアも高く、ニーズの拡大からさらに注目されている企業のひとつです。機械系の研究開発に就きたい方は、知っておきたい代表的な企業でしょう。

富士フイルム株式会社

富士フイルム株式会社の研究開発職の平均年収は909万円です。カメラ機器などでお馴染みの富士フィルムですが、現在では複写機やOA機器、化粧品や健康食品などの分野にも進出するなど、幅広い事業を展開しています。

さまざまな分野で活躍できる研究開発職は、まさに企業の要です。幅広い分野での募集がありますので、就活生は分野を問わず注目しておきたい企業のひとつです。

ソニーグループ株式会社

ソニーグループの研究開発職平均年収は、879万円です。音楽・映画の分野で有名なソニーグループですが、「プレイステーション」などのゲーム機器やテレビ・デジタルカメラ・スマホなども市場で人気を集めています。

国内はもとより、海外での人気も高いメーカーであるため、研究開発に掛ける費用も潤沢にあり、その結果平均年収も高い水準となっているようです。海外社員も多い、グローバルな雰囲気も魅力だといえるでしょう。

ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社

ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社の研究開発職の平均年収は856万円です。ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社はソニーグループのなかで半導体を扱う部門となっています。イメージセンサー・マイクロディスプレイ・半導体レーザーなどのデバイスソリューション事業を手掛け、国内外でシェアを伸ばしている企業です。半導体関連の研究に携わってきた学生であれば、その経験を活かして仕事を進められます。

株式会社東芝

株式会社東芝の研究開発職の平均年収は810万円です。東芝は国内外に拠点をもつ、国内有数の総合電機メーカのひとつ。送変電・配電・電力事業・半導体。ストレージ事業など、さまざまな事業を展開しています。

JSR株式会社

JSR株式会社の研究開発職の平均年収は794万円です。大手化学製品メ―カーでありながら、液晶ディスプレイ用材料においても世界トップクラスのシェアを誇っています。半導体系材料などにも注力している企業です。

AGC株式会社

AGC株式会社の研究開発職の平均年収は787万円です。AGC株式会社は三菱グループのガラスメーカーで、もともとの旭硝子から近年AGC株式会社へと社名を変更しました。ガラスメーカーとして世界トップの規模をもつ企業です。

株式会社日立製作所

株式会社日立製作所の研究開発職の平均年収は781万円です。総合電機メーカーとして家電製品などが有名ですが、通信機器・発電機・変圧器・鉄道・医療関連まで、幅広い事業を展開しています。

日本電信電話株式会社(NTT)

日本電信電話株式会社(NTT)の研究開発職の平均年収は778万円です。国内通信を支える、代表的な企業がNTTです。NTTグループ全体の開発を手掛けるなど、先進的で多様な研究開発に携われます。

年収の高い企業選びのコツ

年収の高い企業選びのコツ

では実際に年収の高い企業を選ぶための、選定のコツを解説します。

自己分析に基づいた企業選定

年収の良い企業で長く働くためには、自分にあった企業選定が大切です。自分に合った企業選びを行うためには、深い自己分析からまずは進めていきましょう。自分自身が何に興味をもっていて、どんなことを仕事にしていきたいか、しっかりと向き合うことで自分の特性を見極めます。自己分析に基づいて企業選定すると、失敗も少ないです。

企業や業界研究を踏まえて選ぶ

自己分析が完了したら、次に企業や業界研究を行います。自分の特性に合った企業を探すファーストステップとして重要な作業です。

企業や業界の将来性や方向性を調べ、能力をどのように活かせるかをイメージします。自分が興味のあることや得意なことから、企業や業界を選んでいくことをおすすめします。

逆オファー型就活サイトを活用する

自分にあった企業が上手くみつかならい場合などは、「TECHOFFER」を始めとする逆オファー型就活サイトの活用も良策です。逆オファー型就活サイトのTECHOFFERなら、簡単なプロフィール登録をするだけで企業からのオファーを受け取ることができます。インターンや説明会だけでなく、本面接のオファーが届く場合がありますので、未登録の場合は早めに登録しておくことをおすすめします。

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研究開発職として年収を高めるには

研究開発職として年収を高めるには

最後に、研究開発職として年収を高めるための、さまざまな手段を覚えておきましょう。

企業での研究実績を積む

入社した企業で研究や開発の実績を積むことで、給与や年収に反映されます。同時に自身の市場価値もあがるので、転職を通して年収を上げやすくなります。そのためにも、入社後はまずは目の前の研究・開発にしっかりと向き合い、最善を尽くすことが大切です。日々の仕事を通して、自己成長を図りましょう。

将来性の高い研究分野に携わる

将来性の高い事業や研究分野に携わることも、年収を上げる方法のひとつです。事業の拡大が見込まれる研究分野には資金が潤沢に投入されることも多く、その分年収が上がる可能性も高くなります。

また、経験を積みスキルを上げることで、市場価値も上がりやすいです。現在の企業の位置づけとともに、将来を見越した選定をすることも非常におすすめです。

自分と相性の良い企業へ入社する

そもそも自分の相性の良い企業へ入社することが、年収を上げる一番の方法です。自分と相性の良い企業を見つけるためには、TECHOFEERなどの逆オファー型就活サイトの活用をおすすめします。

企業は就活生のプロフィールをみて、自社が欲しい人材へオファーを送るため、採用に至る率も高く相性も悪くありません。複数のオファーのなかから選定することも可能で、できるだけ早く登録しオファーを獲得すれば就活を有利に進められます。

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まとめ

今回は「研究開発職の平均年収や年収の高い企業ランキング、企業の探し方のコツ」を紹介しました。年収の高い企業を選ぶことも大切ですが、自分に合う企業へ入社することはもっと大切です。企業選びのコツも参考にして、後悔のない就活にお役立てください。