「自分の強みが見つからない...」

「自己PRのエピソードの選び方がわからない...」

就活で自己PR作成は必須の作業ですが、上記の悩みを抱え上手く自己PRを作れない方も多いのではないでしょうか?

今回は自己PRにおける自分の強みの作り方を3ステップで紹介します。

自己PRの例文も紹介するので、自己PR作成に悩んでいる理系学生の方はぜひ参考にしてみてください。

3ステップで完成!自分の強みの作り方

自己PRにおける自分の強みは、以下の3ステップで作成できます。

  • ・書き出す・聞き出す
  • ・強い言葉にする
  • ・エピソードと紐付ける

上記3ステップで魅力ある自分の強みを作成しましょう。

書き出す・聞き出す

まずは自分の強みを書き出す・聞き出すことが第1ステップです。

自分が思いつく強みを書き出し、家族・知人・友人から自分の強みが何か聞いてみるのが良いでしょう。

他人から強みを聞き出すことで、自分では当たり前だと思っていたことが客観的に見れば強みだと分かるケースもあります。

「小さい頃、よくどんな子と言われた?」と親に聞いてみるのも良いでしょう。

また、書き出した・聞き出した強みは以下の表などにまとめておくのがおすすめです。

自分が知っている自分の強み自分が知らない自分の強み
他人が知っているあなたの強み・・・・・・・・・・

強い言葉にする

続いて自分の強みを組み合わせ、行動がイメージできるような強い言葉にします。

例えば自分の強みが「継続力」と「チャレンジ精神」だった場合、以下の言葉で表現できます。

  • ・失敗を恐れず継続的に取り組めるチャレンジ精神(継続力×チャレンジ精神)

上記のように強みを組み合わせることで、自分の強みを相手の印象に残しやすくなります。

他にも強みによっては、以下の表現ができます。

  • ・現状に満足せず、常に考え行動し続ける向上(行動力×ハンブリー精神×向上心)
  • ・どんな状況でも自分の気持ちを整えて前向きに取り組める(ポジティブ×粘り強さ)

強みを掛け合わせて言葉を作る際は、25文字以内を目安になるべく簡潔にした方が良いでしょう。

エピソードと紐付ける

強みを文章化した後は、面接の質問に備えて自己PRとエピソードを紐付けましょう。

例えば、面接では以下の質問が頻出します。

  • ・「人生で1番頑張った経験は?」
  • ・「やりがいを感じたことは?」
  • ・「挫折経験は?どう乗り越えた?」
  • ・「人生で1番辛かったことは?」
  • ・「友人にどんな人と言われる?」

上記質問の答えと自己PRで記述した強みに一貫性を持たせられるエピソードを選び、自己PRを作成しましょう。

強みを表現できるおすすめのキーワード一覧

強みを表現できるおすすめのキーワードは以下の通りです。

思考系前向き、探究心、ポジティブ、楽観的、好奇心、誠実、真面目、堅実、正直、素直、謙虚、丁寧、温厚、温和、冷静、慎重、真摯、責任感、ムードメーカー、社交的、笑顔、縁の下の力持ち、順応性、落ち着きがある、思慮深い
行動系行動力、計画性、プレゼン力、営業力、実行力、チャレンジ精神、ハングリー精神、継続力、情熱、モチベーション維持力、冒険心、対応力、自主性、積極性、好奇心、忍耐力、粘り強さ、自発的、向上心、努力家、臨機応変、柔軟性、論理的思考力、状況把握力、課題解決力、表現力、発想力、創意工夫、価値創造、改善力、効率化、変換力
チーム系協調性、傾聴力、汲み取る力、調整力、発信力、気配り、相手を思いやる力、合意形成力、人を巻き込む力、リーダーシップ、フォロワーシップ、決断力、交渉力、チームビルディング経験、順応力

強みを表現するキーワードを用いた自己PR例文を紹介

強みを表現するキーワードを用いた自己PRの例文を紹介します。

例えば、「臨機応変」と「コミュニケーション能力」をPRしたい場合の自己PRは以下の通りです。

【「臨機応変」と「コミュニケーション能力」をテーマにした自己PR例文】

私の強みは「状況に応じたコミュニケーション能力」です。インドの大学と材料力学に関する合同発表を行った時、英語で上手に意思疎通が取れずに苦労していました。そこで私は、材料力学を学んだ共通点を活かし、双方の学生に材料評価に関する図解での説明を提案した結果、30分の議論が、5分で理解できるようになり、合同発表では最優秀賞を獲得しました。貴社でもコミュニケーションを工夫し目標達成に貢献していきます。

上記例文では、臨機応変を「状況に応じた」と言い換え、コミュニケーション能力と掛け合わせることで相手の印象に残りやすい強みにしています。

また自己PRは、上記例文のように「結論→具体例→成果→今後の活かし方」という順番で作成しましょう。

結論を最初に述べることで、相手に早い段階で話の全貌を伝え、記憶に残りやすい自己PRが可能です。

強みを伝えるエピソードがわからない場合の対処法

強みを伝えるエピソードがわからない場合、以下3つの方法で対処しましょう。

  • ・1番印象に残っている「成功体験」を書き出す
  • ・1番印象に残っている「失敗体験」を書き出す

1番印象に残っている「成功体験」を書き出す

まずは、これまでで1番印象に残っている「成功体験」を書き出しましょう。

成功体験としてわかりやすいのは、他人から褒められたことや評価されたことなどです。

例えば、以下の経験が当てはまります。

  • ・生徒会で行事を管理し実行した→協調性や責任感
  • ・人と打ち解けるのが早いと言われた→コミュニケーション能力や気配り
  • ・中学から大学まで水泳部に所属→継続力や忍耐力

上記のように周りから評価された成功体験を思い出すことで、自分の強みを明確にできます。

1番印象に残っている「失敗体験」を書き出す

過去の「失敗体験」からも自分の強みを探せます。

失敗体験は捉え方次第ではネガティブに考えられるでしょう。

しかし、「失敗から学んだこと」や「その後の人生でそう活かしたか」を深掘りすることで、自分の強みを発見できる場合もあります。

例えば以下のような部活動での失敗経験から自分の強みを見つけられます。

【水泳部での経験】

大学2年生時に全国大会出場を目指したものの、県予選で敗退。課題は「練習時間が不足していたこと」と考え、練習量を増やす。
結果として、全国大会出場をかなえる。

→失敗原因の「分析力」と練習を続けられる「継続力」が強みとなる

上記のように失敗体験から学んだことも自分の強みとして自己PRできるでしょう。

まとめ

自分の強みを作るには、「書き出す・聞き出す→強い言葉にする→エピソードと紐付ける」の3ステップが重要です。

もし自分の強みがわからない場合は、過去の成功体験や失敗体験を深掘りすることで見つけられます。

今回の内容を参考に、自己PRに有用な自分の強みを作りましょう。