研究室配属を経験したのであれば、自己PRでしっかりアピールしておきたいところ。自分を効果的にアピールするのであれば、ポイントを抑えた書き方の理解が必要です。面接官の視点を踏まえて、自分らしい自己PRを作成する力をつけましょう。

本記事では、研究室配属を軸とした自己PRの書き方について、例文も交えて解説します。

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研究室配属でアピールできること

研究室配属でアピールできること

まずは、研究室配属を経験した皆さんがアピールできる、評価されやすいポイントを解説します。すべて満たしていなくても大丈夫です。最も自信があり、企業が求めているポイントを軸に進めていきましょう。

専門的知識

研究室配属を通して学んだ、専門的な知識はアピールしやすいポイントです。持ち前の高い専門性が活かせる企業であれば、誰にも負けない自己PRの軸になります。詳しいエピソードを自己PRに加えることで、より説得力のある内容となるでしょう。

また、まったく志望業界と異なる専門知識であっても、事業を詳しく知れば意外と関連していることも多くあります。自己PRの作成前にしっかりと企業研究を行えば、専門的な知識は比較的どんな分野でも活かせると分かるはずです。

研究経験や実績

研究室配属を通して経験した、研究の経験やそれによって得た実績も自己PRで伝えておきたい内容です。研究の経験には、苦労も達成感もあったはず。特に難しい場面を乗り越えた際の気持ちなどを上手く伝えれば、良いアピールになるでしょう。

在学中に収めた実績も、もちろん自己PRでのアピール題材として有効です。自分自身が携わった研究内容とともに、残した成果をできる限り数字で伝えると説得力が増します。研究経験や実績でアピールする場合は、伝え方や構成にもこだわってみましょう。

性格や特徴

研究室配属時に役に立った自身の性格や特徴も、アピールの材料として有効です。たとえば研究は、粘り強さや探求心、好奇心が必要となるもの。文系などで表現しにくい部分をアピールすれば、ほかの就活生との差別化にもなります。

これまで培った特徴や性格は、エピソードが沢山あることもアピール材料にしやすいポイントです。自己PRで活用する際は、企業に効果的にアピールできる特徴や性格を、業務内容などと絡めて伝えます。企業との相性の良さなどを表現するのに、非常に使いやすいアピールポイントのひとつです。

面接官が自己PRで気にしているポイント

面接官が自己PRで気にしているポイント

研究室配属の自己PRを書くのであれば、面接官や採用担当の視点を理解しておくことが大切です。相手が気にしているポイントを把握し、不安や疑問を解消する自己PRを目指しましょう。

なぜ自社に応募したのか

面接官や採用担当は、自社になぜ応募したのか、その理由を知りたいと考えています。応募に至ったきっかけや経緯は、入社したい思いを感じられる重要なポイントです。これまでを振り返り応募に至った経緯を、可能な限り伝えることをおすすめします。

必要な能力やパーソナリティーはあるか

面接官や採用担当は、自社で働くうえで必要となる能力やパーソナリティーが備わっているか、確認したいと考えています。万が一能力が不足していれば、企業も就活生も入社後に苦労することになりますし、パーソナリティーが偏っていれば、組織に悪い影響を及ぼす場合があるからです。事前に求める能力などが明示されている場合は、自己PRまたは自己PR以外のES内できちんとアピールしておく必要があるでしょう。

自社に合う人物か

面接官や採用担当は、自社との相性も気にしています。どんなに能力が高く、パーソナリティーの良い人物であっても、自社に合う人物でなければ採用には至りにくいものです。相性のよさを感じて貰うためには、企業が求める人材の特徴を研究したうえで、自分の特徴や強みをアピールする必要があります。企業や面接官の視点や価値観も考慮した自己PRができれば、大きなアピールとなるでしょう。

入社意欲はあるか

面接官や採用担当が最も気にしているのは、入社の意欲があるかということです。近年はWEBなどを介して簡単に応募できるようになった分、入社意欲が弱い就活生も多くいます。滑り止めと言う意識やとりあえず受けてみようという意識は、面接時に意外と伝わってしまうものです。面接官が不安にならないよう、しっかりと入社意欲を示しましょう。

入社意欲が重視される理由は、入社したい会社でないと入社後に定着しないことも多いことも理由の一つです。滑り止めで受けた就活生をなんとなく採用してしまうと、定着しにくいことを多くの企業は知っています。そのため、先々を見据えて長く働く意欲を示せば、企業側も受け入れやすいといえます。

研究室配属を軸とした自己PRの書き方

研究室配属を軸とした自己PRの書き方

研究室配属を軸とした、基本的な自己PRの書き方は以下の通りです。書き方のポイントを押さえながら作成することで、効果的なアピールにつなげましょう。

研究室配属で得た強みや特徴を述べる

研究室配属を軸とした自己PRの冒頭では、研究室配属で得た強みや特徴を述べることが基本形です。前章で紹介したアピールに使いやすいポイントを参考に、自分なりの強みや特徴を端的に伝えます。自己PRの冒頭の表現は、本のタイトルのような位置づけです。印象的なアピールや本質的なアピールを端的に伝えることで、面接官を惹きつけることを意識しましょう。

研究室配属でのエピソードを述べる

研究室配属で得た強みや特徴の後には、自身の強みや特徴を裏付けるエピソードを伝えます。軸にするアピールポイントによって、エピソードの表現も工夫しながら伝えることが大切です。たとえば、強みとなる実績があれば数値や数字で示したり、研究の発表を経験したのであれば、可能な限り名称やどんな発表会であったかを伝えます。

エピソードの部分を具体的で詳細に述べることで、強みや特徴への説得力が増すため、自己PRの質を高めることが可能です。自己PRの核となる部分ですので、分かりやすい表現で、具体的に伝えることを意識しましょう。

入社後の展望や目標を述べる

研究室配属を軸とした自己PRの最後は、入社後の展望や目標を述べて締めます。強みや特徴を裏付けるエピソードを受け、入社後にどのように活かすか、どのように貢献していきたいかを伝えることが大切です。この部分もほかのエピソードのパートと同様に、できるだけ具体的に表現するとアピール度がUPします。

たとえば、「入社後は強みである●●を活かして、頑張りたいと思います」よりも「入社後は強みである●●を、力を入れられている〇〇事業で活かして、より多くの消費者に知ってもらえるよう貢献したいと思います」といった表現の方が効果的です。企業研究を事前に丁寧に行っておくことで、より入社意欲が感じられる文末となるでしょう。

研究室配属を軸とした自己PR

研究室配属を軸とした自己PR

最後に、研究室配属を軸とした自己PRの例文を2つご紹介します。テンプレではありませんのであくまに参考にする程度に活用し、自分だけのオリジナルの内容を作成することが大切です。

入社後に活かせる研究内容である場合

私の強みは、研究を通して培った多くの経験と問題解決能力です。

大学在学中は研究室に在籍し、〇〇工学の〇〇分野での応用研究に注力してきました。研究では市場データをもとに分析を行い、〇〇を構築することを目指しています。〇〇分野はご存じ通り解明されていない部分も多く、研究時にはトラブルも多くありました。しかし、これまでも周囲と協力し、最新のデータ技術を活用して乗り越えることができました。その結果が研究発表時にいただいた〇〇という賞です。

貴社においては、まさに〇〇の事業でこの経験が活きると考えています。〇〇工学の知見と問題解決の能力を活かし、顧客に最適なソリューションを提供することが、私の入社後の目標です。

▶解説

入社後に活かせる研究を軸にする場合は、分野や実績をより具体的に伝えることが効果的です。入社後の展望について、経験や知見がどのように活かせるのかを明確に示せば、入社意志が感じられる自己PRとなります。

分野の異なる研究である場合

私の強みは、研究を通して培ったリーダーシップ能力です。

研究室ではリーダーを任されていましたので、メンバーを引っ張る意味でも主体的に課題に取り組む姿勢を大切にして参りました。例えば、プロジェクトが立ち上げられると、目標・ゴール設定から全体の計画立案までを提案する、企画プロデュースにも携わりました。問題や課題に直面した際は周囲と相談し、メンバー同士との調整や外部との調整も担当し、円滑な運営に尽力してきた自負があります。

入社後も組織を引っ張る人物に慣れるよう、経験を積みながらリーダーシップを活かし、貢献していきたいと考えています。

分野が異なる研究である場合でも、能力や性格をアピールすれば問題ありません。研究内容によっては部分的な経験が活かせる場合もあるため、自分の経験を多角的にみることも大切です。企業研究を行ったうえで、最もアピールとなるものを選定しましょう。

まとめ

本記事では、研究室配属を軸とした自己PRの書き方について、例文も交えて解説しました。研究室で培った経験や能力は、どんな分野でも活かすことが可能です。より効果的なアピールをするためには、事前の企業研究が何より大切になります。志望企業の方針や価値観を理解したうえで、自分ならではの強みを存分にアピールしましょう。

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