多くの就活生が面接に不安を抱いています。面接の後に不採用が決まると、なぜうまくいかなかったか理由がわからないため、一層、面接に苦手意識を持ってしまう就活生も多いでしょう。
不安や苦手意識を取り除くには、面接官が質問で「何を知りたいか」を把握し、的確に答えることが必要です。本記事ではIT業界の面接で聞かれることの多い質問と、その質問意図、どのように答えたら良いのかを解説します。
また、対策の準備として何をしたら良いのかを知りたい人は、次の記事を参考にしてください。
IT業界の面接―質問で見られているポイント
最初に面接を通して何が見られているかを押さえましょう。IT業界で最も求められる能力は、クライアントのニーズを引き出し形にする力です。
面接ではその力を見るために、大きく分けて以下6つのポイントで判断されます。各ポイントをしっかり理解し、自分自身の経験や考えと結びつけて説明することで、面接を通じて良い印象を与えられます。
- ・全体的な印象
- ・コミュニケーション力
- ・スキル・経験
- ・論理的思考力
- ・熱意・意欲
- ・自社で働くイメージがわくか?
全体的な印象
最初に面接官が注目するのは、就活生の全体的な印象です。就活生の全体的な印象を通じて、クライアントが困りごとを相談したくなる人かどうかを面接官は把握しようとします。
服装や身だしなみ、挨拶の声や姿勢、視線の向け方なども含めて「この就活生はどんなタイプか」と、全体的な印象を判断します。
本来の自分とはまったく違うキャラクターを演じる必要はありません。面接の場を怖がらず、「姿勢良く」「言葉ははっきり最後まで言う」「下を向かない」の3点を意識してください。
マナーについて詳しく知りたい人は、次の記事も参考になります。
コミュニケーション力
コミュニケーション力といっても、特別なことが要求されるわけではありません。面接官の質問をきちんと聞き、聞かれたことに的確に答えることを心掛けてください。
日常会話では、問いと答えが直接かみ合っていなくても、話は伝わります。しかし、IT業務で求められるのは、的確なコミュニケーションです。
例えば「英語力のレベルはどのくらいですか?」という質問に対して「大学1年の時、3か月間語学留学をしたので、英語力には自信があります」という答えは的確とはいえません。「レベル」を問われた場合には「英検準1級、TOEIC840点で、ネイティブ並みではありませんが、基本的な意思疎通は可能です」のように、「どのくらいのレベルか」が伝わるように答える必要があります。
スキル・経験
現在では文系出身者も多いIT業界ですが、理系就活生に対しては技術力、すなわちスキルや経験をある程度まで備えていることを期待しています。プログラミング言語やフレームワーク、プロジェクト経験など、自分の持つスキルや経験を具体的に挙げ、それをどのように活かせるかを説明しましょう。
論理的思考力
IT業界では、課題解決に欠かせない論理的思考能力が求められます。面接では過去のプロジェクトでどのように課題を克服したかや、複雑な問題にどのようにアプローチしたかを例示して説明しましょう。
熱意・意欲
常に進化を続けるIT業界では、新しい技術やトレンドに対して敏感な就活生が求められます。どれだけ興味を持っているか、そしてそれを学び続ける意欲を示すことが重要です。自分の学習スタイルや学習意欲を説明し、成長への意欲をアピールしましょう。
自社で働くイメージがわくか?
面接官は、就活生が自社で働くイメージを持っているかを見ます。企業研究をしっかり行い、なぜその企業で働きたいと思うのか、どのように貢献したいと考えているのかを具体的に説明しましょう。
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IT業界面接―質問の意図と回答例
上記の6つのポイントを踏まえ、質問と回答例、気をつけるべき点を紹介します。
全体的な印象に関連する質問と回答例
面接シートと第一印象で就活生のイメージを大きくつかんだ面接官は、より詳しく就活生が「どんな人物か」を知ろうとします。そこで、次のような質問が投げかけられます。
Q1. 自己PRをしてください。 |
【質問の意図】
- ・就活生はどんな人なのか?
- ・どのような強みを持ち、その強みをどのように活かしているのか?
- ・その強みは再現性のあるものなのか?
【回答のポイント】
- 1.結論から伝える
- 2.なぜそれが言えるのか、具体例を挙げる
- 3.仕事にどのように活かせるかにつなげる
【回答例】(行頭の数字は上記のポイントに対応しています)
- 1.私の強みは粘り強さです。
- 2.私は小学生の時から競技かるたを続けており、大学に入ってからも競技かるた同好会に入会しました。しかし、私が入った年には強い先輩たちが卒業した後で、メンバーも私の他、2人しか残っていませんでした。私はメンバーを増やすことと、私たち自身が強くなることの2つの目標を掲げ、毎日、食堂や談話室など、大勢の学生が集まる場所で公開練習を行いました。最初は無視されることも多かったのですが、そのうち興味を持つ人も現れ始め、半年後には団体戦2チームが参加できることになりました。この経験を通じて、粘り強く行動し続けることで、人に思いが伝わることを学びました。
- 3.この「粘り強さ」という強みは、クライアントのニーズを形にする上でもかならず活かせると考えます。
【類似質問】
- ・自己紹介をしてください。
- ・あなたの強み・弱みを教えてください。
- ・あなたの特徴は何ですか?
- ・学生時代に力を入れたことは何ですか?
- ・あなたの趣味は何ですか?
コミュニケーション力に関連する質問と回答例
IT企業で求められるのは、技術力と並んでクライアントのニーズを正確に把握し、チームで働く上でのコミュニケーション能力です。面接ではコミュニケーション能力を測る質問が、かならず出されます。
Q2. これまで研究やサークルなどで、意見の対立があった場合に、どのように解決しましたか? |
【質問の意図】
- ・異なる意見に対して、どのような態度を取るのか?
- ・自分の意見を分かりやすく伝えられるか?
- ・対立をどのように解決するのか?
【回答のポイント】
- 1.客観的な視点を持って話す
- 2.自分とは異なる意見とどのように向き合ったかを伝える
- 3.自分が対立を通して何に気づき、どのように成長したかを伝える
【回答例】
- 1.3年生の実験で、データ入力の方法に関してチーム内で異なる意見がありました。2人のメンバーが手動でデータを入力することを提案し、私を含めた別のメンバー3人は自動化されたプロセスを提案しました。
- 2.そこで私は、まずそれぞれの意見や根拠をチーム全体で共有することを提案しました。これにより、どの意見がどのようなメリットとデメリットを持っているかを全員が理解できるようになりました。次いで、それぞれ実施に必要な時間やリソースについてデータを収集し、分析しました。これによって、手動でのデータ入力と自動化の違いを客観的に評価できました。続いてチーム全体で議論し、全体のプロセスは自動化することにし、エラーの多かった数値データの抽出プロセスに関しては手動入力のプロセスを組み合わせるプランが策定されました。
- 3.最初、私は過去の経験から自動化の方が圧倒的に効率性が高いと考えていたのですが、別の考え方を知り、実験を通して自分の経験がすべてではないことに気づきました。この出来事を通じて、コミュニケーションの重要さを改めて理解し、チームとして仮説検証を行う意義を深く理解できました。
【類似質問】
- ・友人と仲たがいしたことはありますか? その後、その友人とはどうなりましたか?
- ・苦手な人はいますか? 苦手な人がいたらどうしますか?
- ・専門的な技術的コンセプトや用語を、知識のない人に説明した経験はありますか?
- ・専門外の人に技術的な課題をわかりやすく伝えるためにプレゼンテーションを行うとしたら、どのように進めますか?
- ・チームでプロジェクトを進める際に、どのような役割を分担することが多いですか?
スキル・経験に関連する質問と回答例
就活生にどこまでの技術力を求めるかは業種や企業によって異なります。しかし、「理系出身者」を採用条件に挙げている企業であれば、就活生がある程度のスキルと経験を持っていることを求めます。そのため、面接ではスキルや経験を問う質問が用意されています。
Q3. 過去のプロジェクトでプログラムを開発・実装した経験がありますか? |
【質問の意図】
- ・就活生のスキル・経験が示されているか?
- ・身につけた能力を確認できるか?
- ・何を学んだか、何に気づいたかが説明されているか?
【回答のポイント】
- 1.自分の強みとするスキルや経験を述べる
- 2.スキルレベルを客観的に評価できる尺度を伝える
- 3.自分の足りない部分をどのように補うかを説明し、成長意欲を具体的に示す
【回答例】
- 1.Pythonを用いてタスク管理アプリケーションを開発しました。
- 2.ユーザーがタスクを追加、削除、編集できるシンプルなアプリケーションで、基本的なCRUD(Create、 Read、 Update、 Delete)操作を実装しました。また、タスクの期限を設定できる機能も追加し、ユーザーフレンドリーなインターフェースを心掛けました。
- 3.この経験を通じて、プログラムの基礎的な知識やコーディング能力を向上させることができました。今後はもっと複雑なプロジェクトに挑戦し、バックエンドの開発も学んでいきたいと考えています。
【類似質問】
- ・プログラミング言語を学ぶ時はどのような方法で行いますか?
- ・興味のあるIT関連の技術は何ですか?
- ・使用可能なプログラミング言語やフレームワークは何ですか?
- ・GitHubなどのプラットフォームで自身のコードを公開していますか?
技術質問については次の記事でも詳しく説明しています。こちらも参考にしてください。
論理的思考力に関連する質問と回答例
アイデアを形にするためには、論理的思考力が求められます。課題や失敗をいかに乗り越えたかは、論理的思考力を問うための定番の質問なので、準備しておきましょう。
Q4. 難しい課題に直面した経験はありますか? もしあるとしたら、どのようなアプローチで解決したかを含めて教えてください。 |
【質問の意図】
- ・論理的思考力を活用して課題解決に当たることができるか?
- ・課題設定⇒分析⇒解決のためのアイデア⇒対策⇒振り返りという一連のプロセスを実行できるか?
- ・行動の結果が明確に示されているか?
- ・論理的思考力が確認できるか?
【回答のポイント】
- 1.何についての課題かを明らかにする
- 2.課題の発端⇒対策⇒解決を時系列で説明する
- 3.今後にどのようにつなげていくか、成長意欲を示す
【回答例】
- 1.研究室でのプロジェクトを進める中で、データセットの異常値を取り除く難しい課題に直面しました。データセットには大量のデータが含まれており、正確な解析結果を得るためには異常値を適切に処理する必要があったからです。
- 2.まず、異常値の特定には統計的な手法を用いました。平均値や標準偏差を計算し、そこから外れるデータを抽出という作業です。しかし、一部のデータが正当なものと判断されてしまったため、さらなる深層学習モデルの導入が必要でした。異常値検出アルゴリズムを学習させ、モデルによって異常度をスコア化する方法です。これにより、特定の異常値をより高い精度で検出できるようになりました。最終的に、統計的手法と機械学習モデルの組み合わせによって、データセットから異常値を取り除くことに成功しました。
- 3.この経験を通じて私が学んだのは、複雑な課題であっても論理的なアプローチを適用し、課題の分解・整理を通じて1つずつ解決できるということです。同時に、今後さらに複雑な課題に直面した時に備えて、知識のインプットとスキル習得の重要性を実感しました。
【類似質問】
- ・これまでで一番の成功体験は何ですか?
- ・これまでで一番苦しかった体験は何ですか?どうやって乗り越えましたか?
- ・何か大きな失敗をしたことがありますか?失敗の後、どのように行動しましたか?
熱意・意欲に関連する質問と回答例
企業が新卒学生に求めているのは、スキルや経験以上に「この企業で働きたい」「ITエンジニアとして成長したい」という熱意や意欲です。回答を通じて、就活生の熱意や意欲を測るための質問が用意されています。
Q5. 学生時代に最も挑戦したことや一生懸命取り組んだことを教えてください。 |
【質問の意図】
- ・困難な業務・交渉に粘り強く取り組めるか?
- ・周囲と協力しつつ目標を達成できるか?
- ・責任を持って業務を遂行できるか?
【回答のポイント】
- 1.最初に「どんな経験か」を一言で伝える
- 2.経験の中身を具体的に説明する
- 3.その経験を通じて、自分が何を学び、どのように成長したかを述べる
【回答例】
- 1.私にとって最も大きな挑戦といえるのは、大学院入試の準備と並行して行った卒業研究です。
- 2.他大学の大学院を受験した私は、学部で習っていない分野を独習する必要があり、情報収集から行わなければなりませんでした。志望する研究室の先輩に話を聞き、集めた参考書7冊を徹底的に解いていきました。卒業研究に関しては、チームメンバーの協力で院試修了まで負担を軽減してもらい、実質3か月間でしたが、文字通り寝る間も惜しんで勉強に没頭しました。その結果、希望する大学院に合格できたのですが、その喜びもそこそこに、今度は残った学生生活をひたすら卒業研究に費やしました。学部4年間の集大成のつもりで、チームメンバーと協力し、5か月間、徹底的なリサーチとトライアンドエラーを繰り返しながら、研究を進め、研究発表では高い評価をいただきました。
- 3.この2つの出来事を通じて、チームメンバーの存在が諦めない強い心を生むことを知りました。それと同時に、チーム内での意見の違いが生じ、様々なアイデアが出てきても、各メンバーの視点を尊重しながら最適なアプローチを見つけるコミュニケーションも学びました。これからどんな困難に直面しても、乗り越えた時の達成感に向かって進んでいけると考えます。
【類似質問】
- ・自身のキャリアの中で特に誇りに思う実績は何ですか?
- ・大学に入学してから最も達成感のあった経験はなんですか?
- ・粘り強い方ですか?
- ・我慢強い方ですか?
自社で働くイメージに関連する質問と回答例
面接官は、就活生が自社でどのように働こうとするのか、しっかり考えているかどうかを知るための質問を行います。しっかりとした企業分析ができているかどうかが見られています。
Q6. 自社を志望した動機を教えてください。 |
【質問の意図】
- ・自社の業務や理念を理解しているか?
- ・業務内容を理解しているだけでなく、自社に貢献できるか?
【回答のポイント】
- 1.企業情報と志望動機を結びつける
- 2.自分の能力を活用して企業にどのように貢献できるかを伝える
- 3.企業で求められる能力のうち、現在自分が備えていない能力をどのように習得するかを伝える
【回答例】
- 1.デジタル時代における情報保護の重要性を強く感じ、高い技術力を活かして安全なデジタル環境を構築し、社会に貢献している御社の一員となりたいと考え、志望いたしました。
- 2.一口にセキュリティといっても、クライアントが置かれる環境やリソースはさまざまです。私は飲食業のアルバイトを通じてつちかった幅広い年代の人とのコミュニケーション能力を活かし、困りごとに耳を傾け、最適なソリューションを提供したいと考えます。また大学の研究経験を通じて、多様なメンバーと円滑なコラボレーションを図ることを学びました。チームの一員として協力しつつ、最高のセキュリティソリューションを創造することに情熱を感じています。
- 3.実際の実務においては、設計知識、開発知識が必要であると認識しています。実力の不足している点は、専門書を読んで勉強し、またセキュリティ関連の情報は、海外ニュースも含めて常に自己研鑽を心掛ける所存です。
【類似質問】
- ・あなたは自社でどのような活躍をするつもりですか?
- ・あなたが自社で実現したい夢を教えてください。
- ・自社にどのようなことを期待していますか?
- ・これまでの経験やスキルを活かすために、どのようなプロジェクトに参加したいと考えていますか?
IT業界面接での逆質問例
面接の最後に面接官から逆に「何か質問はありますか?」と聞かれることがあります。面接官としては、就活生に納得して面接を終えてもらいたい気持ちがあるため、自社に対する不安や疑問点があれば解消しておきたいという思いから逆質問の時間が用意されています。
特になければ無理に逆質問をする必要はありませんが、面接の中で十分に思いを展開できなかった人は、逆質問を最後のチャンスとすることもできます。
以下に逆質問の主な2つのパターンと質問例、NG質問例を紹介します。
意欲を伝えるための逆質問例
自分がこの企業に入りたい、という意欲や熱意を伝えるための質問例として、次のような質問があります。
- ・私の専攻やスキルで、どのようなプロジェクトに関わることができるか教えていただけますか?
- ・開発チームに参加するために、どのようなスキルを身につけておけば良いでしょうか?
- ・ニュースでDevOpsの考え方を知り、魅力を感じました。入社後、DevOpsについて勉強する機会はありますか?
- ・新入社員がまず求められることは何ですか?
- ・会社が将来的にどのような成長を目指しているか教えていただけますか?
スキル・経験を伝えるための逆質問例
面接中に十分に伝えられなかったスキルや経験があれば、逆質問の形でアピールしましょう。ただし、企業にとってメリットのあるスキルに限定し、やりすぎないようにしましょう。
- ・〇〇の資格を取得しています。御社の業務で活用する機会はありますか?
- ・私は専門のほかにマーケティングに興味があり、マーケティング分野の勉強を続けています。開発が第一志望なのですが、マーケティングの勉強を活かせる機会はあるでしょうか?
避けた方が良いNG質問例
企業サイトを見ればわかるような逆質問、質問された面接官が答えに困るような逆質問は避けましょう。具体的には次のような質問です。
- ・「御社の理念は何ですか?」
企業サイトを見たり、少し調べれば簡単にわかる質問は、企業分析をしていないとみなされます。
- ・「有給休暇は1年目のいつぐらいから取れますか?」
福利厚生に関連しても、基本的な情報は採用サイトなどに掲載されています。それを超えた質問をする場合は、明確な理由とあわせて聞き方に注意しましょう。
- ・「日本のIT企業に将来性はありますか?」
抽象的な質問や意図が伝わりにくい質問は、面接のプロセスの中で決してプラスに働きません。トレンドなど抽象的な質問をする場合は、質問意図を明確にし、論点を絞った質問にしましょう。
やっておきたい面接対策
面接対策として欠かせないのが、自己分析と企業分析です。
自己分析
自分を知ることは、簡単ではありません。最大の強みである「苦労せずにできること」、別の言葉でいえば潜在能力が高いことは、自分ではなかなか気づくことができないからです。だからこそ、じっくりと自分の過去を振り返り、自己分析を行う必要があります。
今までに経験したエピソードを深掘りし、なぜそうしたのか、なぜそう考えたのか、なぜそれができたのか、と深掘りしていきます。
自己分析にはさまざまなやり方があり、自分に合った方法を見つけてください。
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企業分析
就活生が強みとしてアピールした能力が、志望企業の事業内容と一致し、求めている能力であれば、面接官は採用したいと判断します。企業が求める能力を分析するには、企業分析が欠かせません。
企業サイトを丁寧に読み込み、OB・OG訪問を行って情報収集に努めましょう。そのうえで、事業内容から求められる能力を分析してまとめます。
企業分析に関しては次の記事でも詳しく説明しています。ぜひ参考にしてください。
IT業界面接での質問と意図を理解し対策を立てよう
本記事ではIT企業での面接で頻出の質問を、その質問意図から6つのカテゴリーに分けて紹介しました。
面接の場で出される質問は、それぞれに質問意図があり、その意図に合致した回答を行う必要があります。IT企業の場合は、多くの企業で求められるコミュニケーション能力や論理的思考力に加え、スキルや経験が求められる場合も多くあります。
質問に的確に答えられるよう、ぜひ準備を進めてくださいね。