理系の志望者の多いITエンジニアの志望動機は、書き方に悩む方も多いものです。しかし、基本的な志望動機の書き方さえ理解すれば、問題なく書けます。さらなるアピールにつながるよう、押さえておくべきポイントも理解しておきましょう。

本記事では、ITエンジニアの志望動機の基本的な書き方とともに、アピールにつながる書き方のポイントと経験に合わせた例文を解説します。

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ITエンジニアの志望動機でアピールしたいスキル

ITエンジニアの志望動機でアピールしたいスキル

まずは、ITエンジニアの志望動機を書くうえで必要なアピールにつながるスキルを確認しておきます。ITエンジニア職の特徴を初めに理解しておきましょう。

ITエンジニアに必要なスキル

ITエンジニア職に求められる代表的なスキルとしては、論理的思考力・ITへの知識や興味・コミュニケーション能力・スケジュール管理能力などがあります。ITエンジニア職はクライアントの課題をIT技術で解決する仕事であるため、クライアントと対話するコミュニケーション能力や論理的思考力が必要です。筋道立てて打ち手を講じる必要があるため、特にロジカルな思考は重要視されるでしょう。

また、クライアントへの納品が発生するため、プロジェクトをスムーズに進行できるスケジュール管理能力が求められます。単独で進める業務がある場合なら、自己管理能力とセットでアピールするのも良策です。そのほか、技術革新が早いIT業界だからこそ、基本的な知識や興味は必要になります。未経験からITエンジニアを志望する場合は、最低限興味や熱意をアピールする必要があります。

アピールに適したスキル

先程解説したITエンジニア職に求められる代表的なスキル以外に、関連した資格や経験があればしっかりとアピールしておきましょう。ITの具体的な知識やプログラミングなどの技術的なスキルは、あればある程内定に近づきます。まったく業務関係のないスキルは書く必要はありませんが、ITエンジニアに関連したものは丁寧に書いておくことをおすすめします。

また、理系の多い職種であるため、コミュニケーションスキルは強いアピールになります。文系に比べ、理系就活生は対話が苦手な傾向があるものです。技術的スキルと合わせてコミュニケーション能力をアピールすれば、さらに効果的でしょう。

ITエンジニアの志望動機の書き方

ITエンジニアの志望動機の書き方

では、ここからはITエンジニアを目指す就活生に向けて、より具体的な志望動機の書き方を解説します。

①結論となる志望動機を初めに伝える

志望動機の最初に、結論となる志望する意思をしっかりと伝えることが大切です。初めに結論を明確にすれば採用担当の興味を惹き、志望動機を最後まで読んで貰いやすくなります。志望動機の中で最も印象に残りやすい部分であるため、オリジナリティのある一文を作成できると印象に残りやすいです。

また、結論として冒頭で伝えるのは、志望動機でなくて、思いや考えでも構いません。たとえば「IT技術を通して広く社会に貢献したい思いがあります」という内容でもOKです。自分自身の思いを先に伝え、その思いを叶えられる場所として、数あるなかから志望する企業を選んだという流れで志望理由を伝えます。

②志望の動機となった背景や理由を伝える

冒頭で該当企業や業界での仕事を志望する旨を伝え、あわせて志望するきっかけとなった背景や理由も説明します。志望動機のなかで最も説得力をひきだせるのが、具体的なエピソードを含む志望する背景・理由です。志望企業が求める人材を把握したうえで、適切なエピソードを採用しましょう。

志望動機を裏付けるエピソードは、具体的に書くほど説得力を感じる内容となります。入社を志望する気持ちや思いの強さを表現できるため、丁寧に書きましょう。。冒頭からの文脈がつながるよう、作成した読み返して微調整してください。

③入社後の目標や展望を伝える

志望動機の最後には、入社後の目標や展望を伝えます。職種としての目標のほか、社会人として目指す姿を書くこともOKです。自分が目指すべきリアリティのある目標でもいいですし、ハードルの高い目標でも構いません。成長意欲を表現する部分であるため、率直な思いで志望動機を締めくくります。

ITエンジニアの志望動機を書くポイント

ITエンジニアの志望動機を書くポイント

ここからはITエンジニアを目指す就活生に向けて、志望動機をより良くする書き方のポイントを解説します。

企業や業界をよく知り、志望動機を書く

説得力のある志望動機を作成するのに最も大切なのは、企業や業界を良く研究して書くことです。企業の風土や仕事内容を把握するのはもちろん、求める人材の傾向なども把握しておきます。しっかりと企業研究すれば内容は具体的になるため、おのずとアピールにつながる良い志望動機を書けます。

また、企業や業界を良く知れば、自分がアピールすべきポイントも明確になります。技術力が求められている場合は経験やスキルを、人間力が求められている場合は、性格やコミュニケーション能力をアピールするといった感じです。企業研究にあわせて自己分析を行えば、さらに志望動機は書きやすくなります。

伝えたいことを絞り、整理して書く

何を言いたいかわからない志望動機とならないよう、伝えたいことを事前に絞り整理して書くことが大切です。素晴らしい経歴や熱意のある文章が書いてあっても、意味が伝わらなければアピールできません。伝えるポイントを絞り、結論から書き進めるとまとまりやすいです。

何度か書いても整理できない場合は、書きたいポイントを最初に箇条書きで整理しましょう。伝えたいポイントが入った志望動機を作成し、文章が足りない場合は補足する形でOKです。伝えたい軸がしっかりできていれば、さまざまな長さの志望動機に対応できるメリットもあります。

役に立てる部分をしっかりアピールする

入社した際にどんな組織貢献ができるのか、はっきりと伝えることも大切なポイントです。志望動機の文章とはいえ、貴重なアピールの場になります。志望する動機とともに、結びにはしっかりと自分の特徴や強みがわかる内容を入れておきましょう。

アピールの内容は、企業が求めている内容を書くことをおすすめします。企業が求める人材の傾向などを把握したうえで、自分自身の強みと重なる部分をアピールすると効果的です。あくまで背伸びしすぎず、本当に強みとしていることや得意としていることを表現しましょう。

【経験別】ITエンジニア志望動機の例文

【経験別】ITエンジニア志望動機の例文

では最後にITエンジニアの経験別に使える、志望動機の例文を紹介します。ITエンジニアをインターンやアルバイトで経験している場合は経験者、業務として担当したことが無い場合は未経験として例文を作成しています。

経験者に適した志望動機の例文

私は国内有数のエンジニア集団として様々な実績のある貴社の一員になりたいと強く思い、志望いたしました。大学在学中は長期インターンとして、アプリ開発のエンジニアとして3年間勤務してまいりました。

初めは先輩に教えていただくなかで基本的な業務をこなしていましたが、最終的にはアプリのエンジニア責任者を任せていただき、ユーザー数を大幅に伸ばせました。この経験をもとに、より高いレベルでの技術力を身につけ、最先端の制作物に携わりたいと考えてます。貴社の「◯◯◯」という理念にも共感しているため、思いをともにする仲間とともに組織貢献するのが私の目標です。

未経験者に適した志望動機の例文

中学生の頃から学んできたプログラミング技術を活用して、社会のさまざまな課題を解決したい思いがあります。大学在学中は「◯◯」の研究に携わっておりましたが、学校帰りにプログラミングスクールに通い少しづつスキルを高めました。大学在学中は研究スケジュールが詰まっており、ITに関われせんでしたが、研究もプログラミングもどちらも一生懸命打ち込めたことが自信につながっています。

貴社の未経験者に対する教育体制にも惹かれましたが、一番は◯◯のような社会貢献できる事業に魅力を感じ、志望させていただきました。未経験だからこそ素直に先輩方のアドバイスを吸収し、短期間で戦力になれるよう努力していきたいと考えています。

面接は事前に経験を積んでおく

紹介した例文はあくまで例文であるため、志望する企業ごとにオリジナルの志望動機を作成することが大切です。基本の書き方に沿ってまずは志望動機を作成し、確認しながらブラッシュアップすると読みやすく伝わりやすい文面になります。可能であればいくつか本面接や書類選考を受けてみて、志望動機に対するリアルな反応を確認しましょう。

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まとめ

今回は、ITエンジニアの志望動機の基本的な書き方とともに、アピールにつながる書き方のポイントと経験に合わせた例文を解説しました。人気のITエンジニア職ですが、志望動機を工夫するだけでも差別化を図れます。就活を有利に進めるために、ぜひ本記事の内容をご参考ください。