家庭用・産業用手袋の専業メーカーとして、生産から販売まで一貫して製品開発に取り組む
手袋の専業メーカーとしてリーディングカンパニーであるショーワグローブ株式会社が、今求めているのはどのような人材なのか。企業の取り組みや入社後のキャリアやなど、採用担当者にお話をうかがいました。
ショーワグローブは、家庭用手袋や、さまざまな現場で使用される作業用・産業用手袋の専業メーカー。
公式採用サイト:https://www.showaglove.co.jp/recruit/index.html
1954年、塩化ビニール製オール被膜タイプの手袋を世界で初めて開発。“人の真似をしない”というポリシーのもと、オリジナリティを追究する研究開発力を武器に、あらゆる作業の現場で求められる、より高い機能と品質の製品で、世界中のユーザーに安心と安全を届けている。
ーまずは事業内容について教えてください。
ショーワグローブは手袋の専業メーカーで、家庭用の手袋と産業用の手袋を企画段階から研究開発、量産、そして販売まで一貫して行っています。
ー家庭用というとキッチン周りやお風呂場などの清掃の場面で使用されるのでしょうか?
そうですね。具体的にはお皿洗いの時であったり、お風呂掃除、あとは普段の清掃の時にメインで使っていただいています。
素材は他にもいろいろありますが、塩化ビニールの手袋を世界で初めて作ったのがショーワグローブというところも弊社の魅力かなと思います。
ー素材で塩化ビニールを使うと、どんなメリットがありますか?
一般的な手袋だと天然ゴムの素材などがありますが、人によってはアレルギーが出てしまって使えない方もいます。
塩化ビニールはそういった心配がないのと、洗剤や油に強いところもメリットになると思います。
素材によっては洗剤や油の耐性が無いものもあるため、そういった問題を気にせず使えるのがいい特徴だと思います。
ーこれまで手袋には使われていなかった素材から製品化し展開を続けているんですね!
そういったところからリーディングカンパニーというところにも繋がってきますし、塩化ビニールもありますが、他にもニトリルゴムっていう素材であったり、いろんな種類があることでお客様にあった手袋を提案できるところも1つの強みかなと思います。
ー生産から販売まで一貫して行っている企業は他にもあるのでしょうか?
あまり多くはないと思いますね。
一貫しているからこそニーズに答えやすいと思っています。
企画段階で手袋の市場感を調べるところからスタートして、そのニーズを形にするところも自社でやっています。
加えて、量産する時にも研究開発の段階でこだわりを持っています。
通常量産化の工程を他社に頼むと、なかなか思い通りにいかなかったり、コスト面が上がってしまうケースもあります。
一貫して取り組むことで、良い品質のものを安定してお届けできるところに繋がっています。
また販売する中で営業担当者がお客様のニーズや手に関する悩みを聞いて、それを企画として提案するといったように、うまくサイクルが回っているところも強みなのかなと思いますね。
入社から3〜4年で海外にチャレンジできるグローバル企業
ー入社後はどのようなキャリアを進んでいくのかお伺いできますか?
技術系の場合ですが、人によっては早ければ3、4年目ぐらいで海外の工場に出向することが最初の大きなイベントです。
それまでは、新入社員研修を経て、それぞれの部署に配属され、手袋がどのように作られているかや量産するための機械がどのように設計れているかを、徐々に先輩と一緒に学んでいく形となります。
ある程度1人前になると、海外の工場に出向してローカルスタッフをマネジメントしたり、日本と海外の工場の架け橋になるような存在として活躍しているような方もいらっしゃいます。
ー出向はどのくらいの期間ですか。
大体1回の出向に対して3〜4年程度で戻ってきます。
出向者を何人かの社員で回している形になりますね。人によっては複数回行く人もいれば、1回のみの人もいる等出向回数は様々です。
未知の領域にチャレンジできる人材が活躍!スポーツ分野にも貢献
ー学生は御社のどういったところに魅力を感じて入社されますか。
1番は手袋の存在価値がものすごくある事に気付いて入社される方が多いです。
手袋という商材は人がいて、人の手があって、その手を使うことがあれば、国籍とか文化関係なく誰でも使えます。
人の手は生活する上で大切になってきますので、人の手を守ることに携われるのが単純にかっこいいと思って入社される方もいます。
ー車いすラグビーで御社の手袋が使用されている記事も拝見しました。
そこは社会貢献的な意味合いもありますが、去年パラリンピックがありまして、車いすラグビーの日本代表の選手に使っていただきました。
パラリンピックに出場している選手は、手に悩みを持っている方もいるため、各人の手の悩みを聞いて、アレンジしたものを提供しています。
ー求める学生の理想像はありますか?
まずチャレンジ精神のある方になってくるのかなと思います。
技術系の場合、先ほど申し上げた通り、海外に赴任することも考えられますし、今まで学生さんで手袋の研究をされてきた方はほとんどいないんですよね。
入社してからはじめて手袋の研究や量産、手袋量産設備の設計をやることとなるため、今までやったことがないことに挑戦する、そういったときに勇気を持って踏み出せるような方がすごくありがたいなと思います。
ー働く環境などで御社の強みはどういったところになるでしょうか?
いろいろありますが、社員の人柄が良いと思っています。
規模感がそんなに大きいわけではなく、350人ぐらいの企業というところもあり、それぞれの社員の人となりがお互いに何となく分かっているところも魅力かなと思います。
その中で、性格はバラバラではあるものの、手袋で人の手を守ることに共感して入社してきてくださる方ばかりなので、誠実さを持った方や一緒に協力しながら頑張っていくというスタンスが同じ方が多いです。
そのため、一緒に働くうえでコミュニケーションの面でストレスを感じることが少なく、働きやすい環境といえると思います。そこが強みですね。