トップクラスのシェアを誇る電子部品実装ロボットで世界のデジタル機器製造を支える
電子部品実装ロボット分野を中心に数々の技術や製品を生み出す株式会社FUJIが、今求めているのはどのような人材なのか。企業の取り組みや入社後のキャリアなど、採用担当者にお話をうかがいました。
株式会社FUJIは、電子回路基板に電子部品を装着する電子部品実装ロボットを中心に、世界の生産現場を支える産業用ロボットなどを開発・製造・販売しています。
公式採用サイト:https://recruit.fuji.co.jp/new/index.html
電子部品実装ロボットの分野ではトップクラスのシェアを誇り、海外売上高比率は毎年80%以上、世界60カ国以上で製品が活躍するグローバル企業です。
業界初、世界一の技術や製品を数多く生み出してきたFUJIは「innovative spirit」でこれからも驚きと感動を提供します。
ーまずは事業内容についてお伺いできますでしょうか?
弊社は産業用の生産設備を作っている会社で、電子部品実装ロボットを中心に世界のものづくりを支えています。
現在は中国を中心に海外の売上比率が大きく、グローバルにビジネスを展開していることが弊社の大きな特徴です。
具体的な事業としては大きく2つあり、1つ目がロボットソリューション事業です。
ロボットソリューション事業は売上の9割近くを占めており、事業内容は産業用ロボット業界に分類されています。
ロボットソリューション事業ではスマートフォンや電気自動車などに使われる電子回路基板を組み立てるロボットを手がけています。コロナ禍で世界経済を取り巻く環境が厳しい状況下ではありますが、デジタル機器の需要が高まる中で近年は業績で好調を維持しており、昨年度はグループ全体で過去最高の業績をあげることができました。
今後、デジタル技術の進展に伴い、5Gに代表される次世代高速通信網の整備やEVの普及が進んでいくと思われます。これらに欠かせない電子デバイスの需要はさらなる増加が予想されるため、電子回路基板の生産を支える弊社のロボットソリューション事業が今後も当面は主力事業であり続けるでしょう。
2つ目が工作機械を扱うマシンツール事業です。
自動車部品の加工に使われる旋盤と呼ばれる工作機械を中心に製造販売しており、創業当初から続く事業となっています。当社の工作機械は、自動車部品などの大量生産に特化した機械となっており、生産ラインそのものを自社製品で構築し、顧客の工場にラインごと提供できることが大きな特徴です。
また、これら2つの事業を手がける中で当社は様々な技術・ノウハウを社内に蓄積しており、これらを活用して新事業にも積極的に挑戦しています。介護・医療分野や物流分野などに弊社の技術を積極的に投入し新しい価値を生み出すことで、産業用ロボット・機械メーカーという位置付けからの脱却に取り組んでいるところです。
ー御社の売上シェアは中国市場が非常に大きいのですね。
弊社の主要な顧客はEMSと呼ばれる受託生産企業が中心となります。
このEMSの大手は中国系メーカーの比率が高く、弊社製品の販売も中国市場がメインです。
近年、通信機器業界でも中国メーカーの台頭が著しく、弊社製品の中国比率が高い要因の1つとなっています。
また、最近ではインドネシア、ベトナム、タイ、マレーシアなど東南アジアに生産拠点がシフトしており、新興国を中心としたアジア圏への売上比率も急速に伸びている状況です。
ー御社ではグローバルに活躍できる機会もありますか?
技術職において、特にシステム開発系の業務に従事する方はグローバルでやりとりする機会もあります。
弊社では基幹システムも自社で構築していますが、例えば顧客から工場生産過程のレポートを出したいという要望があった場合、その要望に合うようシステムをカスタマイズすることがあります。その際に海外顧客との直接のやりとりが発生することもあります。また、若手エンジニアが顧客の現地工場に直接出向き、仕様などについて顧客と直接コミュニケーションを取ったりする機会もあったりします。
付加価値の高い製品開発には「主体的な行動力」が求められる
ー採用上の取り組みで大切にされていることをお伺いできますか?
主体的な行動力がある方を採用することです。
弊社の手掛けている製品は、1人で開発・設計し、組み立てて販売できる規模のものではありません。また、付加価値の高いサービスを顧客に提供するには、機械・電気・ソフトウェアなど幅広い専門性を持ったエンジニアが一緒になって未来のビジョンを考えたり、どのような機能を持つロボットを開発すれば付加価値の高い製品を提供できるかといったアイデアを出し合います。
このようにチームとして活動する機会が多く、チームで1つのことを成し遂げ製品を作り上げていく価値観に共感できる方が応募してくれるよう採用活動に取り組んでいます。
ーチーム活動に貢献できるかが重要なんですね。
1つの製品を製造するのにさまざまな分野の知識・ノウハウが必要で、それぞれの分野の専門家が集まり互いの価値観を尊重しつつも自分の意見を主張することが求められます。
積極的に自らコミュニケーションを取る必要がありますし、自ら情報収集し問題解決に挑むことも重要です。
弊社で活躍する人には、こうした活発かつ主体的に行動できる人が多いと感じています。
ー新卒入社の方のキャリアアップについてお伺いできますか?
弊社の製品にはさまざまな分野の技術やノウハウが搭載されており、自身の専門分野はもちろん専門外の知識も幅広く持った人材が活躍しています。
弊社内には数多くの仕事があり、情報系の業務1つ取ってみても組み込み系ソフトウェア設計から基幹システムの開発、画像処理、AIなど多岐に渡っています。
キャリアとしても自身の専門領域はある程度極めて違う領域に進んでいくというように、さまざまな分野の知識やノウハウを持ったジェネラリストとして活躍できるでしょう。
ジェネラリストとしてのキャリアを支えるため社内での技術交流会も開催し、自発的にキャリアを積み上げられる環境も用意しています。
成長性のある「ロボット業界」で挑戦できる面白さが魅力
ー学生に向けてアピールしたい御社の魅力はありますか?
ロボットの世界はまだまだ伸び代の大きい成長産業だと思いますし、幸いなことに弊社は電子部品実装ロボットの業界ではリーディングカンパニーとしてトップクラスのシェアを維持しています。
弊社は特にロボットに関連する高い技術力を持っており、まだまだ独自の技術力で新しい未来を切り開ける可能性がある会社です。
ロボット関連の業界は開発競争が激しくトレンドや時代の波に乗り遅れると勝ち残れないリスクもありますが、その分成長できる可能性も大きく積極的に挑戦しやすい環境と言えるでしょう。
ロボット技術で明るい未来や豊かな社会づくりに貢献したい方には革新的かつ面白い仕事ができると思っています。また新しいチャレンジの機会が多く若手社員の提案も積極的に取り入れており、積極性のある方には楽しい働き方ができる会社です。
ー御社に興味を持つ学生にメッセージをお願いします。
ロボット業界は多くの可能性を秘めた業界です。
今後、弊社は産業用ロボットでの分野ではもちろんのこと、新しい分野にも積極的に挑戦していきます。
また、主力事業では、これまでのロボット単体を販売する「モノ売り」の事業から、システムを活用した顧客課題解決も行う「コト売り」の事業を掛け合わせた形にビジネスモデルがシフトしています。
弊社は従来から機械系のイメージが強いですが、電気系・情報系など多種多様な人材が活躍しており、より幅広い方に活躍できる機会を提供できるでしょう。
『人々の心豊かな暮らしのために』 これが私たちFUJIという会社の存在意義です。
ロボットで新しい未来を切り開き社会貢献に携わりたいという、高い志をもった多くの方からの応募をお待ちしています。