TISでシステム・サービス開発の中核を担うT&Iとは?
T&Iに所属する秋里氏、髙谷氏、岡﨑氏にお話を伺いました。

左側より髙谷氏、秋里氏、岡﨑氏

総合ITサービス企業であるTISのシステム・サービス開発の中核を担うT&Iはどのような人材を求めるのか?T&Iの活動や働き方、インターンシップなどT&Iに所属する秋里氏、髙谷氏、岡﨑氏にお話を伺いました。

TIS株式会社

独立系SIerとして国内最大規模の売上を誇るTISは、創業50年以上の歴史を持つ総合ITサービス企業です。
幅広い産業をITの力で支えてきた豊富な実績と技術力を基盤としており、決済領域においてはクレジットカードの基幹システム開発で国内市場シェア約50%を誇ります。
それ以外にも、公共、通信、製造、流通、サービスなど、様々な業界・業種3000社以上のビジネスパートナーとしてソリューションを提供しています。
SIからIT基盤構築、コンサルティングなどあらゆる段階で顧客の経営・事業を支援するため、ニーズを先回りした自社サービスの開発・提案にも力を入れています。

公式採用サイト:https://www.tis.co.jp/recruit/

ー御社のテクノロジー&イノベーション本部とはどのような組織なのでしょうか?

秋里: テクノロジー&イノベーション本部(以下、T&I)は、技術に特化した全社横断組織です。
当社内には金融業界向けのシステム開発や決済サービスの開発などに代表される、様々なビジネスを推進する事業部があります。
T&Iでは各事業部が抱えている開発プロジェクトの中でも、特に技術的難易度の高いプロジェクトの共同開発を行い、開発力強化を支援しています。

ーT&Iではどのような方が活躍されていますか?

秋里:難易度の高い開発プロジェクトに関わる機会が多いため、ハイスキルエンジニアが多く所属しています。
とはいえ、毎年新卒採用も受け入れているため、ハイスキルエンジニアの背中を見て新しい技術を貪欲に身につけていきたい若手社員も多く所属し、様々な開発プロジェクトで活躍しています。
技術力も必要とされる組織ですが、ゼロから新しいシステムを開発するため、アイデア出しの得意な方も活躍しています。

ーT&Iの特徴的な活動について教えてください。

秋里: 我々の持つ技術や組織そのものを多くの方に知っていただくことを目的に、対外発信活動を積極的に行っております。
先ほども述べたようにT&Iは様々な開発プロジェクトに携わっているため、豊富なノウハウが日々蓄積されます。

これらプロジェクトの中で得たノウハウをもとに、様々な開発現場で使えるソースコード・ツール・ガイドなどを生み出し、我々が運営する「Fintan」というサイト上で無償公開しています。
開発ノウハウだけでなく、エンジニアの活動紹介なども含めて発信しています。学生さん向けに若手エンジニアの活動ブログなども公開していますので、ぜひご覧いただきたいと思います。

参考:「Fintan」TOPページ

参考:「Fintan」新卒学生向け活動紹介まとめページ

若手社員に聞いてみた!T&Iで働くことの「やりがい」と「魅力」

若手社員に聞いてみた!T&Iで働くことの「やりがい」と「魅力」
左側より岡﨑氏、髙谷氏

ー現在の業務内容をお伺いできますか?

髙谷:現在は自社の新規サービスを作る開発チームでサブリーダーを担当しています。
自身も開発をしながら、チームのリーディングを担当しています。

岡﨑:髙谷さんと同じチームで開発業務を行っています。
その中でも主に画面の作成やバックエンドとの繋ぎこみの部分を担当しています。

ー業務での「やりがい」ついて教えてください

髙谷:入社以降、新規サービスの開発を何件か担当していますが、リリースされた時に実際に使った人が喜んでくれるなど自分の開発したサービスが役に立っていると実感できた時にやりがいを感じます。

逆に「ここが使いづらい」というフィードバックをもらうこともありますが、改善点などを把握しやすく、より良いサービスにアップグレードできるという点でも、ユーザーの声を聞けることにやりがいを感じています。

岡﨑:この業務を始めて1年ほど経ちますが、最初はできないことだらけだったものの、先輩のサポートなしで自分の力で仕事を進められた時にやりがいを感じます。

ー業務で「ご自身の成長」を実感したエピソードを教えてください。

岡﨑:現在行っている業務において、最初は先輩にサンプルを提供してもらい、サンプルをもとに画面を作成していました。
しかし現在ではサンプルがなくても自力で画面が作れるようになり、自分自身の成長を感じています。

髙谷:これまで関わったすごいと思える先輩社員の立ち振る舞いを、リーダーとして実現できた時に成長できたと感じています。
我々が仕事をするときには、「何を決定する必要があるのか?」「何を考慮して設計すべきか?」等、技術面だけでなく開発を進めるにあたって様々な考慮・判断をしながら進めます。そういう点は先輩の振舞いを参考に取り組みました。

またプロジェクト内で先輩から「こう考えた上でこのような結論を出した」などプロセスを説明してもらえる機会があったため、学びになりました。
こうした自身の思考プロセスをシェアする文化がTISにはあるため、成長しやすい環境にあると思っています。

ー今後のキャリアプランはどのようにイメージされていますか?

岡﨑:具体的なプランは現時点で決まっていませんが、今は様々な仕事や先輩と関わることでどのようなキャリアプランがあるのかを学んでいる状態です。
そのため、どんなことにも対応できるよう業務や技術に関する知識を幅広く学んでいきたいと思っています。

髙谷:決められたものを期間内に作るというよりは、市場のニーズに近い技術開発や要件定義を行い、ニーズに沿ったサービスをなるべく早く提供できるエンジニアを目指しています。
市場のニーズに沿ったものをより早い段階で形にし、リリースできれば市場での優位性を築けると思うため、最高のサービスを最高に早く提供し続けられるエンジニアになるのが理想です。

リモートワーク90%の中でもオフィスと変わらない開発環境を実現

ーT&Iでの働き方について教えてください。

髙谷:私と岡﨑さんのチームはZOOMでのリモートワークが中心です。
毎日、10時から朝会を行い、朝会後はZOOMを常時接続し、コミュニケーションを取りたい時は各自相手に声をかけています。
またブレイクアウトルーム機能を使い、1人で集中したい時には、ルーム内に移動するため、オフィスでの働き方となるべく近い形で働けていると思います。

ーシステム開発業務ではZOOMだとニュアンスが伝わりづらい部分などはありますか?

髙谷:いいえ、特にありません。ZOOMの方が画面共有で全員が同じ画面をみながら作業できるため、むしろやりやすいと感じています。
チーム外の他部員とのコミュニケーションにはSlackというチャットツールを使っており、用途に応じてツールを使い分け、雑談なり全員でコミュニケーションを取れる機会を設けています。

ーT&Iではリモートワークでの働き方がメインなのですね。

秋里:髙谷さんのチームもそうですが、組織全体としても90%はリモートワーク化しています。
T&Iは東京と大阪にオフィスが分かれており私たちは大阪オフィスに属していますが、東京のメンバーと一緒に仕事をする機会があります。
リモートであればオンライン上で東京の人たちとも繋がれるため、物理的なロケーションに関係なく様々な地域の人と仕事ができます。
こうした点がリモートワークでの大きなメリットと考えています。

実際の開発業務を体験できるインターンを実施

ーT&Iで実施するインターンについて概要や特徴をお伺いできますか?

秋里:T&Iでは例年1〜2月にかけてインターンを開催しています。
チームでプログラミングを行い実際にシステム開発を体験してもらう内容です。
チームで物事を進めていく経験や開発で求められる観点を感じてもらうことを狙いとしています。
現場で活躍するT&Iのエンジニアが各チームに1人つく形で実施しており、社員と交流しアドバイスをもらいながら進められるので、プログラミング未経験の方でも安心して取り組めるプログラムです。

ー髙谷さんと岡﨑さんもこのインターンを受けられているのですね。

髙谷:はい、インターンを受けるまではチームはおろか個人でも開発経験がなかったのですが、2日間問題なくできたため実際の業務も大丈夫だろうと入社前に手ごたえを感じたことは大きかったです。
このインターンで社員の方とコミュニケーションをとりましたが、フラットなやりとりができたため入社意欲が上がったことを覚えています。

岡﨑:インターンを通して実際に社員の方と話せたことは良い経験となりました。
学生と社員はもちろん、社員同士の会話から、風通しの良さを感じました。
私は風通しの良さを就活で重要視していたこともあり、特に印象に残っています。

参考:TIS株式会社 新卒採用HP

2021年度TIS冬季インターンシップ概要

ー最後に御社を目指される学生にメッセージをお願いします。

秋里:学生時代にしかできないことに全力投球してほしいと思っています。
学生時代にしかできないことは数多くありますし、全力投球した経験は社会人になってからでも必ず活きます。
実際の業務では技術的なことも必要ですが、入社後身につけられる環境は用意していますので、学生時代の取り組みに精一杯力を入れてほしいと思います。

髙谷:インターンなどを通して興味のある仕事に関わってみることをおすすめします。
興味のある仕事を体験してみて自分に合うかどうかを確かめる活動は、学生時代にしかできないことのように思います。
当社のインターンのように2日間開発経験を積むのも良いですし、バイトで気になる業界に関わってみるのもいいでしょう。
実際に就職する前に上記のような経験を通して自分にフィットする仕事を探してみるのがいいのではないかと考えています。

岡﨑:理系学生に関しては研究活動や卒業論文への取り組みをしっかり行った方がいいと思います。
私自身、研究活動は辛く意味があるのか疑問に思うこともありましたが、現在仕事をしてみてあの時頑張ったことが力になっているなと感じる場面が多いです。
研究活動や卒業論文は辛いと感じるかもしれませんが、将来的に必ず生きる場面が出てきますので、ぜひ諦めずに取り組んでもらいたいと思っています。

ー若手から成長できる環境とフラットなコミュニケーションを取れる社風に魅力を感じました。本日は貴重なお時間をいただきありがとうございました。