JCOM株式会社の内定を獲得したR,Mさんに、就活のポイントやTECH OFFERの活用方法について伺いました。

▼この記事はこんな人におすすめ

・自分の専門知識や技術がどんな仕事で活かせるのか知りたい方
・就活の軸をつくりたい方
・ES通過率を上げたい方

-まずは、簡単な自己紹介をお願いします。

はじめまして、R,Mと申します。

専攻は数学情報科学で、現在は、人間の感情音声についての分析研究をしています。

説明が難しいのですが、人間の感情と音声との関連性などを分析する研究です。

将来的には、AIのコミュニケーション技術にも応用されるようなものですね。

就活中のアルバイトについては、コンビニエンスストアで空き時間に勤務をしていました。

また、軽音楽サークルにも入っていたんですが、自粛期間があったことで活動できなかったことが少し心残りです。

ただ人と会いにくい期間を経験したことで、人の大切さを実感することができたと感じています。

-哲学的な表現ですね!人の大切さを実感したというのは、どんな部分でそう感じたのでしょうか?

自分だけの力で生きているようにみえて、少なからず周囲の人の影響も受けているということ。

他人が居てくれることで、はじめて自分自身の強みや弱みが認識できて、そのお陰で「自分」を把握できるということです。当たり前のことだと思いますが、ちょっと難しく聞こえますよね。

とはいえ、自粛期間と言う非日常的な状況を過ごしたことで、人のありがたみや人の感情に対しての興味が自分自身に湧いてきました。それで人間の感情音声についての研究をしようと思ったんです。

-それは面白い動機ですね!ちょうど自粛期間に研究の選択時期が重なっていたんですね。

はい、ちょうど同じ時期でした。

そのため研究室やサークルでもなかなか先輩と話す機会がとれず、就活のスタート時にはどうしていいか分からない状態でしたね。

-そうですよね、情報不足はどのようにして解決されたのですか

話を聞けないことは仕方がないことだと腹を決めて、WEBなどを活用して自分で調べて進めて行きました。ESも面接もノウハウがありませんし、フィードバックを受けられる機会もありませんでしたので、失敗しても改善をすることに集中したんです。そんな就活のスタートだったので、はじめは上手く行かないことも沢山ありましたね。

-経験を経て修正していくのは、とっても参考になる対策ですね。

就活を始めるにあたって、一番最初にされたことはどんなことですか?

一番最初は、就活サービスへの登録をしました。

あまりはっきり覚えていませんが、いくつかの有名な就活サイトとTECHOFFERへ登録をしたと思います。

-比較的多い60件以上のオファーが届いているのは、早期登録したからなんですね。

TECHOFFERのプロフィール登録などで意識したことはありますか?

取得した資格などは、しっかりと記載するようにしたくらいです。

他の方の状況はわからないですが、企業側からオファーを頂くことで、進路の可能性や選択の幅を感じることができました。

自分の専門知識や技術がどんな仕事で活かせるのかはっきりと分かっていなかったので、幅広い業界からオファーが届いたことは素直に嬉しかったです。また、職種的にもメーカーからオファーがあると思っていなかったこともあり、初めは驚いた面もありました。

-自分の専門分野と結びつきにくい業界からのオファーは、驚きますよね。ちなみにその当時は、すでに志望業界や希望の職種は決定されていましたか?

IT系の職種とは決めていましたが、業界は特に決めていませんでした。プログラミングは、インターンなどでも経験していましたが、スキルを活かせる業界のイメージがつかない状態だったというのが本音です。

だから、入社することになったJCOM株式会社からはじめてオファーを頂いたときも、最初はピンとこなかったですね。

-入社されるJCOM株式会社様も、TECHOFFER経由での出会いだと伺いました。ピンとこない状況から、最終的に入社に至ったのはどんな理由からですか?

JCOM株式会社はケーブルテレビ事業をしている会社という認識はあったんですが、オファーを頂けた理由もわからず、まずは説明会に参加してみることにしました。そうするとケーブルテレビ事業以外にも、電気やガスなどのインフラサービスなど、幅広い事業展開をされていることがわかり興味を持ちました。

自分は就職するにあたり、「何を何のために作っているのかがわかる仕事」に就きたいと考えていました。そのなかでシステムの内製化をされていることを伺い、「何を何のために作るのか」というイメージが明確になったことが入社に至った理由のひとつです。

-「何を何のために作っているのかがわかる仕事」というのは興味深いですね。

 その考えに至ったのはなぜですか?

「何を何のために作っているのかがわかる」ということは、日々の仕事をする上での意欲にも繋がりますし、人生の幸福感にも繋がることだと思ったからです。だから、目的をもって仕事に取り組める環境が自分自身には合っていると思い、就活の際も企業選定のひとつの軸としていました。

-その通りですね!素晴らしい考え方だと思います。ESや面接の通過率も非常に高いですが、特別に工夫されたことはありましたか?

ESも面接も共通して意識したのは、志望動機とともに「なぜその動機に至ったか」という理由を伝えることです。面接などでもはじめは上手く受け答えができない面もありましたが、経験を重ねるうちに思考が整理される感覚があり、だんだんと動機とその理由についてもスムーズに伝えられるようになりました。その辺りから選考を通過することが多くなったと感じています。

特に周囲の就活生との差別化などは意識したことがありませんが、振り返れば動機と理由をセットで伝えたことが良かったのかもしれませんね。

-就活を通して総エントリー数17社/内定5社と素晴らしい内定率ですが、振り返ってみて、もっとこうすれば良かったという点はありますか?

タイミング的には仕方ないことですが、インターンはできれば対面のものに参加した方が良かったと感じています。自分はオンラインでの短期インターンに複数社参加しましたが、技術やチームプレイなどを学べた半面、社内の雰囲気などは充分にわからない面もありました。だから、できれば長期対面のインターンへ参加すれば良かったと今では感じています。

-経験してわかることですので、とても参考になりますね!

最後に就活生の皆さんに向けてメッセージをお願いします。

自分は時期的に頼れない部分もありましたが、友人や先輩など周囲との繋がりを大切に就活を進めて欲しいと思います。周囲の人がいるお陰で、自分にできることやできないことがわかり、現在の立ち位置がわかるものです。だからこそ、ぜひ人との繋がりを大切にしながら、時には周囲に頼りながら就活を進めてください。応援しています。