こんにちは。理系就活情報局です。

夏は、理系就活生にとって大きな意味を持つインターンシップが多く開催されるシーズンです。

「もしかすると、インターンシップで早期内定ルートに行けるかもしれない」
「インターンシップで顔を覚えてもらっていたから、面接も和やかだった」

など、何かとプラスに働くことの多いインターンシップですが、希望すれば必ず参加できるわけではありません。募集人数が少ないことも多く、そのため本選考よりも倍率が高い企業もあります。

そこで、今回は「インターンシップ担当者の目を惹く志望理由を書くためのポイント」というテーマで解説していきます!

「絶対にあの企業のインターンシップに参加したい!」と思っている理系就活生の方は、是非ご一読ください!

インターンシップは希望者全員が参加できるものではない  

就職活動を始めたばかりだと、「インターンシップは希望すれば参加できる」と思っているかもしれません。

確かに、先着順で申込みを受けつけていたり、選考が不要なインターンシップも開催されています。

しかし、多くの企業では、申込み段階でインターンシップへの参加者を振るいにかけています。
その理由は、「優秀な人材をできるだけ早い段階で確保したい」からです。

就職活動が有利に進むかもしれない可能性を持っているからこそ、選考で落ちることなくインターンシップに参加したいものですよね。

まずは、インターンシップ選考について基本的な点を理解するところから始めましょう。

インターンシップ選考突破のカギは志望理由

インターンシップの選考は、企業側が指定するエントリーシートや申込みフォームを使用します。企業によっては、書類選考の後に面接がある場合もあります。

本選考と同じく、インターンシップへの参加も志望理由が重要となります。

インターンシップの参加申込みをする時期は、まだまだ就職活動シーズンの序盤です。そのため、志望理由を書くことにまだ不慣れな人が多い時期だと言えます。

裏を返せば、応募書類さえしっかり整えることができたなら、周囲との差をつけることが充分可能です。

しっかり対策すれば、あの大手企業のインターンシップへの参加も夢ではありません。

志望理由は自分をアピールするのに有効な手段

就職活動を始めたばかりの時期は、志望理由の書き方で悩みがちです。

何かと大変だと思われがちですが、ポイントさえ押さえれば志望理由を書くのは然程難しくありません。

志望理由は、自分がいかにその企業で働くに相応しい人材であるかをアピールする手立てです。

志望理由のいいところは、数をこなせば必ず結果となって返ってくる点です。
くり返し練習することで、内容を充実させていきましょう。

インターンシップの志望理由を作る準備をしよう

ここまで、「インターンシップは希望者全員が参加できるものではない」からこそ、書類選考でカギとなる志望理由が重要になってくることを確認しました。

次は、実際にインターンシップの志望理由の作り方について、準備段階と組み立ての2段階から迫ります。

最初から一発で仕上げたい気持ちにもなりますが、段階を踏むことで志望理由の充実度が変わってきます。まずは一度、順番に試してみてください。

自分の中にある望みを書き出す

最初にする準備は、自分の望みを書き出すことです。

自己分析でもしたかもしれませんが、もう一歩踏み込んで、「インターンシップ先の企業」にフォーカスしながら行ってみましょう。

書き出していくうちに、自分の中にある望みが見えてくることと思います。

もし何も思い浮かばないという方は、下記の3点から始めてみることをオススメします。

・自分がいったい何をしたいのか、どんな夢を持っているのか
・どうしてインターンシップに参加したいのか
・インターンシップで何を得たいのか

志望理由は、「なんとなく普段思っていること」だけでは構成できません。
その企業に向けた確実な訴求を行うためにも、まずは自分自身をしっかり把握しましょう。

自分のウィークポイントを知る

自分の望みを把握したら、次は弱点や苦手なことを知っておきましょう。

「困った時に相談しにくい雰囲気だと、声をかけられないところがある」
「職場の雰囲気はあたたかいほうがいいが、勤務外のクラブ活動や交流が多すぎるとプライベートがなくなってつらい」

こんなふうに、ウィークポイントを探していけば、自分の弱点から望ましい職場環境や仕事に求める条件が見えてきます。

インターンシップは、外からだけでは窺い知ることのできない企業の内情を肌で感じることができる、貴重な機会です。

入社後にギャップを感じてしまわないためにも、「自分が何を望んでいて、何を望まないのか」を整理しておきましょう。

業界や企業について理解を深める

自分の望みとウィークポイントを把握したら、志望理由を書き出す前に、業界やインターンシップを開催する企業について理解を深めましょう

当然、企業側は自社に就職したい意欲のある就活生を求めています。
あまりその企業を理解していないと感じるような志望理由であったり、どうしてもその企業でないといけない理由が見えない内容だと、担当者の心に響くことはありません。

自分の望みを把握した上で、今一度業界や企業について調べ直せば、志望理由にも説得力が増します。

上辺だけの内容になってしまったり、中身が見えにくい文章になってしまったりしないよう、「もう充分知っているつもり」のことであってもおさらいしておくのが重要です。

インターンシップの志望理由を組み立てる3つのステップ

ここまで、インターンシップの志望理由を書く前の準備段階について説明しました。

準備ができたら、いよいよ実際に書き出してみましょう。

志望理由は、準備段階で明確にした内容を3つのステップで組み立てることで作成できます。作成した後は、全体の流れを整えて、必要に応じて自分だけの魅力を足して肉付けしていくだけです。

それでは、実際に志望理由を組み立てていきましょう。

インターンシップに参加したい理由を明示する

インターンシップ選考の場合、まずは企業側が知りたいと思っている「参加理由」を明示しましょう。

論文で最初に結論を述べるように、企業側が知りたい内容を最初に記載することで、担当者が選考を通過させるかどうか判断しやすくなります。

「私は◎◎◎の理由から、貴社のインターンへの参加を志望します。」といったように、理由を示して、インターンシップに参加したいという意欲を簡潔に述べましょう。

ここで注意しておきたいのは、理由を説明する時には「客観的な企業の評価を示す言葉」や「具体性に欠ける表現」を避けることです。

「業界最大手だから」「世界でも名の知れた企業だから」などといった企業の表層的なことを理由にしてしまうと、志望理由が途端に薄っぺらいものになってしまいます。

また、「社会的に意義がある」や「やりがいを感じる」といった表現は、一見聞こえがいいものの具体性に乏しく、あなたの本心が見えにくくなってしまいます。
こうした表現は、志望理由で使うと表層的な文章に留まってしまいがちですので、避けた方が賢明です。

業界や企業に関心を抱いたきっかけや夢を語る

インターンシップに参加したい理由を示したら、次はその理由を掘り下げて説得力を持たせましょう。

志望する業界やその企業に関心を抱いたきっかけ自分の夢と結びつけることで、インターンシップに参加したいという想いを強化することができます。

ここで、準備段階で深めた業界や企業への理解が活きてきます。
調べて理解したことに「あなただけの夢やきっかけ」といった情報を重ねれば、自分の熱意を的確にアピールすることができますよ。

自分の望みと調べた内容とを適切に結びつけることができれば、担当者は「この就活生はこんなにうちの会社を理解していて、強く志望してくれているんだな」と感じます。

その企業で自分が何をしたいのかを提示する

インターンシップに参加したい理由を掘り下げた後、忘れないようにしたいのは、未来の提示です。

担当者は、理系就活生が現在持っている能力や専門性だけでなく、将来性も評価しています。

「その企業に入社して、いったい何をしたいのか」を述べると、担当者はあなたのポテンシャルを検討しやすくなります。

志望理由は、その名の通り理由を示すものですが、それだけに終始してしまうのであれば選考を突破することはできません。

「自分はこのように役に立てる人材です」とアピールすることを忘れないようにしましょう。

提出前にチェック!インターンシップの志望理由の校正ポイント

これまで、インターンシップの志望理由の書き方について紹介してきました。

段階を踏んで書き上げることで、あなたらしい熱意と説得力を兼ね備えた志望理由が完成したことと思います。

ですが、書き上げたばかりの時は見えてこなくとも、少し時間をおけば修正したほうがいい点が見つかるものです。

そこで、最後に提出する前に必ずチェックしておきたい校正ポイントを解説します。

自分の言いたいことが明確に伝わる内容か

見直しをするときには、まず「全体の文章がうまく繋がっているか」「誤字脱字やおかしな表現がないか」という基本的なことを確認しましょう。

文章として体裁をなしていなければ、いくら熱意が伝わったとしても、いい評価を受けることはできません。

次に、「客観的に読んで、自分が伝えたいことが明確に伝わる文章か」を検討しましょう。

書き上げたときには上出来に思えても、読み直すと「あれ?」と思う部分が見つかるかもしれません。

自分ではよく分からないという方は、一度友達や家族に読んでもらうのもオススメです。

「あなた」自身の夢や目標を語れているか

インターンシップの選考を突破するためには、最低限文章が整っているだけでは足りません。

インターネットの海に落ちている例文のような、その他大勢と同じに見える文章では、担当者の気を惹くことはできないのです。

志望理由には、「あなた」自身の考えをきちんと表現できているでしょうか?

就職活動は、「あなた」という存在を企業にアピールする機会です。
「ぜひ会ってみたい」と思ってもらえるように、あなた自身の言葉で志望理由が書けているかどうかを今一度チェックしてみましょう。

志望業界に焦点を当てた書き方ができているか

あなた自身の考えは語れていたとしても、その業界や企業を志望する必然性に乏しければ、説得力は薄れてしまいます。

また、もしあなたが自分の専門性とは直結しない業界のインターンシップへの参加を検討しているのならば、担当者側も「どうして応募してきたのだろう?」と理由が気になります。

しかし、志望理由から具体的な理由が分からなければ、他の理系就活生を優先してしまうかもしれません。

書類選考で落とされてしまわないためには、「なぜその業界や企業でなければならないか」が明確であるかという点についても確認しておきましょう。

これだけは知っておきたいポイント(まとめ)

この記事では、「【理系の就職活動】インターンシップ担当者の目を惹く志望理由を書くためのポイントを解説!」について解説してきました。

重要なポイントをおさらいします。

・インターンシップ選考突破のカギは志望理由にあり!

・インターンシップの志望理由を作る準備をしよう
 ➀自分の中にある望みを書き出す
 ②自分のウィークポイントを知る
 ③業界や企業について理解を深める

・インターンシップの志望理由を組み立てる3つのステップ
 ①インターンシップに参加したい理由を明示する
 ②業界や企業に関心を抱いたきっかけや夢を語る
 ③その企業で自分が何をしたいのかを提示する

・提出前にチェック!インターンシップの志望理由の校正ポイント
 ①自分の言いたいことが明確に伝わる内容か
 ②「あなた」自身の夢や目標を語れているか
 ③志望業界に焦点を当てた書き方ができているか

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