こんにちは!理系就活情報局です!
突然ですがIターン就活という言葉は聞いたことあるでしょうか?
今回はそんなIターン就活について基本情報からメリットやデメリットなど幅広く情報を共有していきたいと思います。
就活におけるIターンとは?
まず最初にIターン就活とは何かを紹介していきます。
IターンとUターンの違いとは?
Iターン就活とは一般的に、都市圏で育って、都市圏にある学校に通った学生が地方で就活を進めることを指します。
Iターンの他にもUターン就活と呼ばれるものも存在しますが、Iターン就活とUターン就活の主な違いというのはIターンは都市から地方へと一方通行の流れである一方、Uターン就活となると、地方で育った学生が地方から都市圏、都市圏から地方へと戻っていく形のものを指すため、そのような部分が大きな違いと言えるでしょう。
Iターン就活をする理由とは?
実際、マイナビ、2022年卒大学生Uターン地元就活に関する調査によるともし地方の企業がWEBセミナーなどを開催していたら志望度が上がるかという質問に半数以上の回答者が志望度が上がると答えているように、地元就活は人気があることが伺えるでしょう。
ではなぜ都市部ではなく地方に出向いてまで就活をするのかという理由は気になるところです。。
同調査によると、多くの学生が地方で働きたい理由としてコロナなどで人が密集しているところが不安であったり、自然豊かであるなどと言った理由が挙げられています。
その他にも志望している企業の本社が地方にあったり、地方に活気をもたらしたいなどの様々な理由も挙げられます。
2種類のIターンについて
そんなIターン就活ですが、都市部から地方に就活をしにいく学生の他にも地方で育った学生が都市部に出向いて就活を行うこともIターン就活と呼びます。
学生、企業別Iターン就活について
そんなIターン就活ですが、学生側、企業側、それぞれの観点から見たらどのようなイメージを持っているのかという点を紹介していきたいと思います。
学生における視点
コロナを通して、オンラインやリモートなどと言ったオプションが可能になった現在、地元就職も今まで交通費がかさむなどと言った問題がオンラインによって解消されることからIターン就職に好印象を持つ学生が増えてきているのが現状です。
前述したように地方の方が自然が豊富であることや働く場所がフレキシブルであったら5割ほどの学生は地方で働きたいと回答するなど、地方就職は学生からはとても好印象をもたれていることがわかります。
企業における視点
企業側も現在のIターン就活のブームに気づいていることも挙げられるでしょう。
同じくマイナビ、2022年卒大学生Uターン地元就活に関する調査によると、応募者の出身地の変化について企業側にアンケートを取ったところ、約40%の企業が他の居住地からの応募者の数が増えたという回答を出しています。
また、実際Iターン就活から学生を採用した企業は実施してよかった、など実施していない企業も今後から取り入れたいなどといったポジティブな見解が見受けられています。
Iターンのメリット、デメリット
次に、Iターン就活におけるメリット、デメリットをそれぞれ挙げていきます。
メリット、デメリットを踏まえた上でどのような人がIターン就活に向いているかも紹介していきましょう。
メリット7選
1つ目のメリットとして挙げられるのが、地方に移動することで周りの環境を変えられ、変化によって受け取れる新しい価値観などに触れられることがあります。
2つ目のメリットは地方となると、都会と比べて家賃などの物価が安くなるため、経済的に生活がしやすいことです。
3つ目が都会に住んでいると感じる満員電車などからの心理的、心身的なストレスから解放されることです。
地方に住むと交通手段は車での移動が主流となってくるため、満員電車からは解放されます。
4つ目が、子育てがしやすいことです。
都市圏と比べると人口も少ない分、待機児童などの問題も緩和されるため、子育てと仕事を両立していくにはとても最適な環境になってくるでしょう。
5つ目として挙げられるのが通勤時間の短縮です。
総務省統計局によって出された都市圏での通勤時間と地方での通勤時間の違いを比べてみると、都市圏における通勤時間が平均、片道44分であるのに対して、地方になると片道18分という差になることが公表されています。
6つ目が今まで住んでいた都会から地方へ移動するとなると新しい出会いに溢れていることから人との出会いがメリットとなります。
最後に挙げられるメリットがIターン2種地方から都会か都会から地方
デメリット5選
Iターン就活において多くのメリットが挙げられる一方、デメリットも忘れてはいけません。
1つ目のデメリットとして挙げられるのが宿泊費や交通費における費用の負担です。
地方に行く際にも、場所によっては飛行機を利用しなければいけなかったり、地方と遠距離で2地点で就活をする場合はたびたび戻ってくる必要が出てくるため、少なくとも20-30万円の資金を見積もっておくことが求められます。
2つ目のデメリットは、地方に住んでいない場合、地元の人からの評判や、ブラック企業であってもなかなか気づくことができないなどの、手に入る情報が限られてきてしまうことも挙げられるでしょう。
3つ目がスケジュール管理の難しさが挙げられます。
地方にあるひとつの企業で面接をしたのち、1週間後にまた違う面接が地方であるとなった場合、1週間地方に滞在しておく方が良いのか、一度変える方が良いのかなどの選択肢が迫られてきます。
また、航空券や宿泊費などは直前になればなるほど高価になってきてしまうため、スケジュールや時間の管理と金銭面のことを考えるととても難しくなってくるでしょう。
4つ目が、地方で就活を行うとなると、企業が募集する採用枠の人数がとても少なくなっているのが現状です。
やはり、都市圏と比べると地方は人が少なく、それに伴い、企業も少なくなってきたりしているので募集枠は必ずしも幅広くオープンとは限りません。
5つ目が、引越し後の初期費用が都会で就職するよりも高額な可能性があることです。
都内と比べて地方での生活となると交通手段などによって車が必要となってくることから、引越し初期費用の中に車が含まれ高額になってしまうことが挙げられます。
Iターンに向いている人の特徴
メリットやデメリットを踏まえた上で、Iターン就活に向いている人はどんな人かを紹介していきたいと思います。
就きたい職業が明確に決まっている場合や、地元就職へのこだわりなどがある人は環境が変わってもその変化に対応しやすく、仕事に励みやすいなどのことから、Iターン就活はとても良い選択肢として言えるでしょう。
また、就職を通して思い切って今まで自分の育ってきた環境から抜け出したい、変えてみたい人にもIターン就活はとてもおすすめの就活方法です。
Iターン就活のコツ
最後に、Iターン就活におけるコツや、抑えるべき対策などを解説していきたいと思います。
地域へのこだわり
最初に、地域へのこだわりなどの都会でも自分が現時点で住んでる地域から離れてまで地方で就活をするには、その地域へのこだわりをしっかり自分軸で持ってないといけません。
地元が好き、地域活性に貢献したいといった理由も十分な理由になり得る一方、なぜその企業でその地域でないといけないのかという他では変えられない理由もしっかり企業側には伝えて行かなければいけません。
スケジュール管理
次に抑えるべきコツがスケジュール管理です。
遠距離の地域で就活をするとなると、体力的にも費用的にも往復を重ねてしまうとと疲れてしまいます。
それでもしっかり様々な企業を研究して見て就職先は決めたいものなので、スケジュール管理をしっかりして、同日や前日に集中して企業説明会や面接などは受けられないのかなどの体力と費用を考慮したスケジュール管理が重要になってきます。
また、このご時世、オンラインも主流になっており、オンラインセミナーやオンライン面接と言った選択肢も積極的に活用していくことが求められてきます。
交通費、宿泊費の対策
最後に、交通費と宿泊費をうまく節約していくこともIターン就職において重要になってきます。
費用がないとそもそものIターン就活が実現できなくなってしまうため、費用を抑えて対策をしていくことは何よりも大事な基礎となってくるでしょう。
高速バスや夜行バスのオプションは利用できるのか、地域内での公共交通機関乗り放題などのお得なチケットは利用できるかなどと言った費用を抑えられる就活をしていくこともIターン就活を続ける点で重要になってきます。
まとめ
今回は、Iターン就職という学生にも企業にもひと目置かれている新たな形の就職方法を紹介してきました。都会で就活をしている人が多い中、地方に出向いて自分なりの就活ができると良いですよね。Iターン就活もメリット、デメリットが数多くあるため、それぞれを考慮した上で納得のいく就活をしていきましょう。