エントリーシート(ES)を書く際に気になるのは、いつからの学歴を書いたらいいのかということ。また、基本的な書き方や注意点が気になる方も多いのではないでしょうか。選考を通過するエントリーシート(ES)作成のためにも、書くための基礎知識を身につけておきましょう。

本記事では、エントリーシート(ES)の学歴はいつから書けばよいのかの回答と、基本的な書き方や注意点などを丁寧に解説します。

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エントリーシート(ES)とは?

エントリーシート(ES)とは?

まずは、エントリーシート(ES)とはどのようなものを指すのか、概要について整理しておきます。

エントリーシート(ES)の概要

エントリーシート(ES)とは、本面接前の一次選考やインターンの応募時などで必要となる、自分自身のプロフィールをまとめた応募書類のことを指します。氏名・生年月日などをはじめとする基本情報と、志望動機や自己PRなどを記載するものが一般的です。必要事項をしっかり記入し入社意思や想いをしっかり伝えることが、選考通過のポイントとなります。

エントリーシート(ES)の書き方の基本を押さえておけば、選考を通過しやすくなるメリットがあります。限られた就活期間を有効に活用し、最終的に志望する企業に入社することを目指して、まずは書き方のポイントを理解しておくことが大切です。エントリーシート(ES)はポイントを押さえるなど工夫することで、格段にいい内容になります。ぜひ本記事を、アピールにつながるエントリーシート(ES)の書き方の参考にお役立てください。

エントリーシート(ES)の学歴はいつから書く?

エントリーシート(ES)の学歴はいつから書く?

「エントリーシート(ES)の学歴はいつから書いたら良い?」「アルバイトの職歴は書いた方が良い?」など、エントリーシート(ES)を書くうえでの基本的な疑問について解説します。

エントリーシート(ES)の学歴は中学以降から書く

エントリーシート(ES)の学歴は、中学以降のものを記載すれば問題はありません。中学までは義務教育ですので記載の必要はなく、むしろそれ以降の学歴・経歴について企業は知りたいと考えています。必要な事項を間違いなく書くことが、エントリーシート(ES)を作成するうえで非常に大切なポイントです。求められる部分を丁寧に記載しましょう。

学歴は卒業・修了見込みまで書く

エントリーシート(ES)に記載する学歴は、卒業・終了の見込み月までが必要となります。多くの場合は卒業前に就職面接を受けるため、エントリーシート(ES)には卒業見込みまでを記載することが一般的です。大学院へ進学の場合も、同様に記載をしておきます。

また、卒業予定などに変更があった場合は、変更に合わせて都度修正を忘れてはいけません。虚偽の経歴は印象が悪く、評価を落とす原因となります。経歴には虚偽や誤りがないよう、正しい情報を記載しましょう。

アルバイトの職歴は書かなくてOK

エントリーシート(ES)の場合は、特にアルバイトなどの職歴は書かなくても大丈夫です。アルバイト歴を書くのは、アルバイトなどに応募する際の履歴書などの場合になります。エントリーシート(ES)は学歴を中心に確認する書類ですので、これまでの学歴のみを正確に記載することを心がけましょう。

エントリーシート(ES)での基本的な学歴の書き方

エントリーシート(ES)での基本的な学歴の書き方

エントリーシート(ES)に学歴を書く際には、基本的なルールを守ることが大切です。情報に過不足があると企業担当者は確認しづらく、必要な情報を伝えることができません。下記の基本ルールを踏まえて、間違いのないエントリーシート(ES)を作成しましょう。

西暦・和暦のどちらかに統一

エントリーシート(ES)に記載する学歴は、西暦・和暦のどちらかに統一することが一般的です。西暦・和暦が混合になっていると、時系列で学歴が把握しづらく、雑に作成した書類だと受け取られます。読みにくかったり丁寧に作成されていないエントリーシート(ES)は、それだけで通過が難しくなるものです。学歴は、西暦・和暦のどちらかに統一することで、読みやすいエントリーシート(ES)作成を行うことをおすすめします。

大学名などは正式名称で書く

エントリーシート(ES)に記載する大学名は、省略したものや通称ではなく、正式な名前を書く必要があります。「慶應」ではなく慶應義塾大学、「東大」ではなく東京大学と正式名称で記載することが大切です。省略したものや通称でももちろん意味は通りますが、オフィシャルの書類としてはいい加減で、雑な印象を与えるものになってしまいます。

いい加減な書類という印象は、書類内容の信頼性も低く捉えられることもあり、選考が通りにくい原因にもなります。逆に信頼性の高い印象を与えれば、自身の信頼度を上げることも可能です。だからこそ、正式名称で大学名を書くことは非常に重要です。

学科も記入する

エントリーシート(ES)には、学科名までしっかりと書くことも忘れてはいけません。大学名だけの記載であれば、どんな特徴があり、どんな強みや経験をもっている人物かの判断ができないものです。学科名は自分自身をアピールする材料にもなりますので、大学名とともに記載しておく必要があります。

学科名を書いておくと、面接時に担当者から質問して貰いやすいメリットもあります。〇〇学科ではどのような経験をされてきましたか?という質問などを貰うことができ、回答を通してコミュニケーションを図ることが可能です。会話のキャッチボールができれば、自身を印象づけるきっかけにもなります。

エントリーシート(ES)へ学歴を書く際の注意点

エントリーシート(ES)へ学歴を書く際の注意点

最後に、エントリーシート(ES)へ学歴を書く際の注意点を、6つのポイントに整理して解説します。

虚偽の内容を書かない

エントリーシート(ES)をできるだけ見栄え良く書きたい気持ちは誰にでもありますが、虚偽の内容を書かないことが前提となります。学歴の虚偽はもちろん、自己PRや志望動機の際に伝える実績や強みも、正直に誤りのない事実を書くことが大切です。

仮に虚偽の内容を書いて選考が通っても、実態と評価されているポイントにズレが生じるため、入社後は自分自身が苦労することになります。また、虚偽学歴はばれやすいため、信用を失うことを忘れてはいけません。エントリーシート(ES)には正しい内容を、虚偽なく記載することが重要です。

手書きでなくてもOK

エントリーシート(ES)は学歴を含め、手書きで無くてもOKです。インターンサイトなどで配布されている無料フォーマットを活用したり、自作のシートを作成してPCで入力したりと、進めやすい方法で作成するとよいでしょう。ベースとなるエントリーシート(ES)をカスタムしやすくする観点では、PCで作成し、データ保存しておくと便利です。後々見直して修正することも想定し、作成や保存の方法を決定しましょう。

浪人・留年は記載の必要なし

浪人留年がある場合は、どちらの場合にせよ記載の必要はありません。特段隠す必要はありませんので、正しい入学・卒業の日付を記載すれば、採用担当者もある程度は気づくでしょう。はっきりと明記する必要もなければ隠す必要もないため、正しく記載することを意識します。留年の場合は、担当者から留年の理由などについて質問される場合があるため、あらかじめ想定しておくことが大切です。質問されてもしっかりと答えられるよう、心構えと準備をしておきましょう。

休学の場合は休学理由と現在の状況を明記する

1年以上の休学をした場合は、休学の理由と現在の状況を明記する必要があります。例としては下記のような表記です。留年時と同じように、面接の際には質問されることもあります。質問を想定しておき、落ち着いて回答できるよう準備しておきましょう。

○○大学理工学部〇〇学科 休学

入院のため休学。現在は完治し、業務への支障はありません。

転学・編入は「中途退学」「入学」を2行で記載する

転学した場合は、「中途退学」の日付を書いたあとに、「入学」の日付を書く必要があります。編入の場合も「中途退学」の記載は必須で、その後の行に「〇年時編入」と編入時期と編入年次を書き入れるのが一般的です。

【転学】

○○年 ××大学理学部〇〇科 中途退学

○○年 ○○大学理学部〇〇科 入学

【編入】

○○年 ××大学理学部〇〇科 中途退学

○○年 ○○大学理学部〇〇科 2年時編入

エントリーシート(ES)に慣れることがおすすめ

注意点を守ってエントリーシート(ES)を書くことも大切ですが、書式や表現の仕方に慣れておくことも非常に重要なポイントです。エントリーシート(ES)に慣れるためには、インターンや面接の経験を増やすことをおすすめします。登録するだけで企業からのオファーを受け取れる、TECH OFFERなどの就活サイトを活用すれば、効率良く経験を積むことが可能です。

TECH OFFERは理系に特化した、逆オファー型就活サイトです。学部や学科、志望業界や職種などのプロフィールを登録するだけで、企業からのインターンや本面接へのオファーを受け取ることができます。面接を経験すればエントリーシート(ES)への反応も分かるため、修正や見直しの材料にすることも可能です。経験を積めばエントリーシート(ES)の質も上がるため、選考通過の確率もどんどんUPしていくでしょう。

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まとめ

今回は、エントリーシート(ES)の学歴はいつから書けばよいのか、その回答と基本的なエントリーシート(ES)書き方、注意点などを丁寧に解説しました。学歴の表記は、正しく伝わるように書くことが基本です。虚偽がないよう注意点を踏まえた記載をして、自己PR部分などではしっかりとアピールしましょう。