理系の新卒就活生の皆さん、以下のような悩みはありませんか?
「自分の専門知識を活かして、スケールの大きい仕事で社会に貢献したい」
「でも、具体的にどんな企業があるのか、どうアプローチすればいいか分からない」
理系学生、特に情報系や数理・機械学習系の学生にとって専攻と近い会社の一つが楽天グループです。楽天グループは楽天市場といったECプラットフォームから銀行やクレジット事業・証券事業などの金融・システム開発など幅広い事業を展開する会社です。特に楽天市場といったEC事業や金融事業では、グループの根幹を支える基盤として機能しています。
本記事では楽天グループの事業内容を紹介し、理系学生が気になる年収や福利厚生、働きがいも解説します。さらに、難関とされる選考を突破するポイントまで網羅的かつ分かりやすく紹介します。本記事を読めば、あなたが楽天グループで働く未来を具体的にイメージできるようになるはずです。
楽天グループはどんな会社?

| 会社名 | 楽天グループ株式会社(Rakuten Group, Inc.) |
| 代表者 | 代表取締役会長兼社長 三木谷 浩史 |
| 創業日 | 1997年2月7日 |
| 上場日 | 2000年4月19日 |
| 本社所在地 | 東京都世田谷区玉川1-14-1 楽天クリムゾンハウス |
| 事業内容 | EC・フィンテック・モバイル・デジタルコンテンツ等の総合インターネットサービス |
| 連結売上収益 | 約2兆2,792億円(2024年12月期 実績)※連結 |
| 連結営業利益(IFRS) | 約530億円(2024年度)※5期ぶり通期黒字化 |
| 従業員数(連結) | 29,334名(2024年12月31日現在) |
| 従業員数(単体) | 9,885名(2024年12月31日現在) |
| 平均年齢 | 約35.3歳(本体従業員) |
| 平均勤続年数 | 約5.8年 |
| グループ社数(サービス数) | 約70超の事業/サービス(傘下子会社・関連会社含む) |
※「グループ社数」は公開されている具体的数値がIR上で明示されていないため、提供サービス・傘下の主要企業数ベースで70超としています。
楽天グループは、インターネットサービスをはじめとする多岐にわたる事業を展開する日本発のグローバルITコングロマリット(複合企業)です。事業領域として以下のように多数のサービスをグローバルに提供しています。
- ・EC(楽天市場)
- ・フィンテック(カード・銀行・証券等)
- ・モバイル通信
- ・デジタルコンテンツ
- ・メッセージング
- ・旅行
- ・物流など
社内公用語の英語化などグローバル化施策でも知られています。
創業からわずか約25年で売上2兆円規模に成長したスピード感は圧倒的です。日本を代表するIT企業として、世界と戦える環境が楽天グループにはあります。
参照:楽天グループ株式会社2024年度通期および第4四半期 決算ハイライトに関するお知らせ
参照:楽天グループ株式会社「統合報告書2024」
楽天グループの事業概要
①インターネットサービスセグメント(Internet Services)
楽天グループの根幹を成す事業群で、オンラインショッピング、旅行、デジタルコンテンツ、広告・メディアなどのサービスを提供しています。これらは主に消費者向けサービス(BtoC)が中心ですが、楽天市場への出店や広告掲載などを通じた企業向け(BtoB)事業も含みます。
【主なサービス・代表例】
- ・楽天市場:国内最大級のオンラインモール(BtoC/BtoB2C)
- ・楽天トラベル:オンライン旅行予約サービス(BtoC)
- ・楽天ブックス:書籍・電子書籍のEC(BtoC)
- ・広告・マーケティングサービス:楽天グループ内外への広告(BtoB)
【事業特徴】
- ・国内EC・旅行・デジタルサービスを中心に流通総額と利用者が拡大
- ・EC以外にも広告・データサービスなど企業向けソリューションを展開
- ・国内外含め幅広い顧客基盤を持つ(楽天IDを軸にエコシステムを構築)
②フィンテックセグメント(FinTech)
金融(金融テクノロジー)領域のサービスを展開するセグメントで、クレジットカード、銀行、証券、決済など多様なサービスを提供します。こちらは消費者向け(BtoC)と企業向け(BtoB)の両方の機能を持ち、収益の大きな柱となっています。
【主なサービス・代表例】
- ・楽天カード:クレジットカードサービス(BtoC)
- ・楽天銀行:オンライン銀行(BtoC)
- ・楽天証券:ネット証券(BtoC)
- ・楽天ペイメント:QRコード決済・オンライン決済(BtoC/BtoB)
【事業特徴】
- ・カード決済・金融口座を通じた決済インフラを提供
- ・個人向け金融サービスの利便性強化とポイント連携による顧客囲い込み
- ・取扱高・口座数の増加で収益基盤が拡大中(楽天カード、楽天銀行など)
③モバイルセグメント(Mobile)
自社通信ネットワークを基盤とする携帯電話サービス「楽天モバイル」を展開するセグメントです。主に個人ユーザー向けの携帯通信サービス(BtoC)ですが、法人向けプランなどBtoB提供も進めています。
【主なサービス・代表例】
- ・楽天モバイル:携帯通信サービス(BtoC/BtoB)
- ・企業向け通信ソリューション:法人向け通信プラン(BtoB)
【事業特徴】
- ・低価格帯プランや他セグメントとの連携によるユーザー獲得
- ・通信契約の増加と効率化が進み、収益性改善に向けた投資段階から拡大へ転換中
- ・エコシステムとの連携により他サービス利用促進につなげる戦略が特徴
④その他関連領域
楽天グループは上記主要3セグメントに加えて、スポーツ・文化コンテンツ、デジタルメディア、グローバル事業など多くのサービスを展開しています。
これらはインターネットサービスとの連携により、エコシステム全体の価値向上に寄与していると言えるでしょう。
参照:楽天グループ株式会社「楽天の事業」
参照:楽天グループ株式会社「楽天グループ株式会社2025年度第2四半期 決算ハイライトに関するお知らせ」
楽天グループの強み
楽天グループの成長を支えてきた強みは単一事業の競争力ではなく、複数事業を横断して価値を生み出す構造そのものにあります。以下では、同社の中長期的な成長に寄与している代表的な強みを3点に整理しました。
①楽天エコシステム(経済圏)という独自のビジネスモデル
楽天最大の強みは、EC・金融・通信・コンテンツといった複数事業を「楽天ID」と「楽天ポイント」で横断的につなぐエコシステムです。
ユーザーは買い物・決済・金融・通信を同一基盤で利用でき、企業側は一人の顧客に対して複数サービスを提供できるため、LTVの最大化が可能になります。
上記のモデルにより、新規サービス立ち上げ時も既存会員基盤を活用でき、集客コストを抑えながら事業拡大を図れる点が持続的成長に寄与しています。
②データ×テクノロジーを活用したサービス設計力
楽天グループは膨大な会員・購買・決済データを保有しており、これらを活用したデータドリブンなサービス改善・マーケティングに強みを持ちます。
加えて、内製エンジニアを中心とした開発体制やクラウド・AI・広告技術への投資により、サービス改善のスピードと柔軟性を確保しています。
上記の技術基盤は、
- ・ECにおけるレコメンド精度向上
- ・フィンテック分野での不正検知・与信管理
- ・広告・販促の最適化
などに活かされ、競争力の源泉として各事業の収益性向上に貢献しています。
③複数市場での確立されたプレゼンスとブランド力
楽天グループは、国内EC、オンライン金融、キャッシュレス決済など複数市場で高い認知度と利用実績を築いてきました。特にEC・フィンテック領域では生活インフラとしての位置づけが強く、日常的に利用されるサービスが多い点が特徴です。
上記のブランド力と顧客接点の多さは、
- ・新規事業への信頼性付与
- ・他社とのアライアンス・提携のしやすさ
- ・海外展開時の足がかり
といった形で作用し、中長期の成長機会を広げる基盤となっています。
楽天グループの福利厚生
楽天グループの福利厚生は、働きやすさと成長支援を両立させる制度設計が特徴です。グローバルIT企業として、多様な働き方や自律的なキャリア形成を後押しする仕組みが整えられています。下記で、代表的な制度を中心に紹介します。
①住宅・生活支援制度
楽天グループでは、社員の生活基盤を支えるための各種支援制度を用意しています。
- ・住宅関連補助→転勤・赴任時の住居支援や引越し補助制度
- ・通勤・生活支援→通勤手当の支給、社員食堂の整備
特に本社の社員食堂は、無料で栄養バランスの取れた食事を提供しており、健康支援と業務効率向上の両面から評価されています。
②資格取得・自己啓発支援
楽天グループは人への投資を重視しており、学び続ける社員を支援する制度が整っています。
- ・資格取得支援制度→業務に関連する資格取得費用の補助
- ・研修・学習プログラム→社内外研修、eラーニング、グローバル人材向け育成プログラム
- ・語学支援→英語公用語化に伴う語学学習支援
上記の制度により、エンジニア・ビジネス職を問わず、スキルアップや専門性の深化を継続しやすい環境が整えられています。
③柔軟な働き方(フレックス・リモート)
楽天グループでは、職種や部署の特性に応じて、柔軟な勤務形態を導入しています。
- ・フレックスタイム制度→コアタイムを設けた柔軟な勤務時間設計
- ・リモートワーク制度→在宅勤務・ハイブリッド勤務の活用(現在はオフィスワークが中心となっている)
- ・有給休暇・特別休暇制度:年次有給休暇に加え、ライフイベントに応じた休暇制度
育児・介護と仕事の両立や生産性を重視した働き方が可能となっており、長期的に働き続けやすい職場環境づくりにつながっています。
ただし、配属先や部署によって運用が違う可能性があります。詳細は選考の中で確認しておくといいでしょう。
楽天グループの社風・働きがい

楽天グループでは、公式に「カルチャー」「ワークスタイル」「人材育成」を明示しています。また社風や働きがいについても採用サイト・カルチャーページで体系的に発信されている状況です。
社員の声から見る楽天グループ
楽天グループの公式社員インタビューやカルチャーページからは、以下のような特徴が共通して語られています。
①挑戦を後押しする文化
楽天グループでは、企業理念や行動指針に基づき、年次や職種に関わらず挑戦する姿勢を評価する文化があると紹介されています。社員インタビューでは新規事業やサービス改善において自ら手を挙げてチャレンジできる環境があることが語られており、変化の速い事業環境の中で成長機会を与えられている点が特徴です。
②風通しの良いコミュニケーション
公式サイトでは、楽天グループをオープンな議論を重視する組織と位置づけており、役職や国籍を越えて意見交換が行われる文化が紹介されています。
社内公用語の英語化も、情報共有の透明性やグローバルな協働を促進する取り組みの一つとして説明されています。
③チームワークと多様性
楽天グループは、多様なバックグラウンドを持つ社員が協力し合えることが強みです。公式の社員インタビューでは、「チームで成果を出す」「個人ではなく組織で価値を生み出す」という考え方が繰り返し語られています。そのため、チームワークを前提とした働き方が社風として根付いていることが示されています。
参照:楽天グループ「社員インタビュー(EMPLOYEE VOICE)」
参照:楽天グループ「企業文化」
楽天グループのワークライフバランス
①平均残業時間
楽天グループでは、公式サイト上で平均残業時間の数値は公表されていません。しかし、長時間労働の是正や生産性向上を目的として、柔軟な勤務制度の導入が明示されています。
②有給休暇制度
年次有給休暇制度に加え、特別休暇制度が設けられており、ライフイベントや個人の事情に応じた休暇取得が可能と公式に説明されています。取得率そのものの数値は公式には公開されていません。
③育児休業・復職支援
公式福利厚生ページでは、産休・育休後の復職率が95.1%(公式掲載実績)と明記されています。また、育児と仕事の両立支援として、社内託児所や復職支援制度が整備されていることが紹介されています。
④フレックス・リモート制度
楽天グループでは、以下の制度が公式に導入されています。
- ・フレックスタイム制度(R-Flex)
- ・時差勤務制度(R-Timeshift)
- ・在宅勤務制度(R-Satellite)
これらの制度により、業務内容やライフステージに応じた柔軟な働き方が可能であると説明されています。
「激務」というイメージを持たれがちなIT業界ですが、楽天は制度面の整備が進んでいます。特に復職率95.1%という数字は、長期的なキャリアを築きやすい環境の証明と言えるでしょう。
楽天グループの就職難易度

楽天グループは、人気企業ランキングで上位に入ることが多い企業です。
応募者数に対して採用人数が限られるため、就職難易度は高いと推測できます。特にIT・インターネット業界の人気企業として認知されており、志望者数が多く集まる傾向があります。
①人気企業として志望者が多い
学生の人気企業ランキングにおいて上位に入る企業は、多くの就活生から志望されやすいため、応募者数が相対的に多くなります。楽天はIT企業内でも上位にランクインしており、志望者数が集まる傾向がデータからうかがえます。
②採用枠に対して志望者が大きいギャップ
楽天グループは公式に採用人数は公表していません。
人気企業ランキング上位という立場から考えても、応募者数は採用予定者数を大きく上回る可能性が高く、当然倍率が高い状況となります。
この点はインターネット上の口コミや就活情報サイト等が示す倍率指標の推定と整合します。
③業界・職種を越えた人気
楽天グループははITだけでなく、フィンテック・EC・通信など複数の事業を持つ総合インターネット企業です。学生の志望動機も幅広い点が人気ランキングで評価されています。
誰もが知る有名企業だけに、生半可な対策では太刀打ちできません。「なぜ楽天か」を突き詰め、他の学生と差別化することが必須です。
参照:楽天グループ「楽天、「楽天みん就 2025年卒 インターンシップ人気企業ランキング」を発表」
楽天グループの採用大学・採用人数

国内外の難関大学から中堅大学まで、幅広い学歴層から採用実績があります。学歴フィルターの有無は不明ですが、一定の基礎能力は求められる傾向にあります。
楽天グループの採用人数
・採用者数
近年の楽天グループ全体の詳細な採用者数データおよび、職種別・学歴別の採用者数は基本的に公表されていません。ただし、2024年春の新卒社員に関しては343名が入社したと公式サイトで公表しています。
・採用職種
採用職種はビジネス職・エンジニア職の2つに大別されます。
①ビジネス職
ビジネス総合コースと部門・職種別コース(FinTechコース・コーポレートコース(財務経理)・デザインコース・マーケティングコース)に分かれています。
②エンジニア職
ソフトウェアエンジニア・インフラエンジニア・AI/MLエンジニア・データエンジニア/サイエンティスト・プロダクト/プロジェクトマネージャーに分かれています。
・採用実績大学
| 大学名 | |
| 国内 | 会津大学,岩手県立大学,公立はこだて未来大学,東北学院大学,東北大学,北海道大学,青山学院大学,お茶の水女子大学,学習院大学,神奈川大学,慶應義塾大学,国際基督教大学,国士舘大学,駒澤大学,首都大学東京,上智大学,成蹊大学,専修大学,多摩美術大,千葉大学,千葉工業大学,中央大学,筑波大学,津田塾大学,電気通信大学,東海大学,東京外国語大学,東京学芸大学,東京工科大学,東京工業大学,東京工芸大学,東京女子大学,東京大学,東京農工大学,東京理科大学,獨協大学,日本女子大学,日本大学,一橋大学,法政大学,武蔵野美術大学,明治大学,明治学院大学,横浜市立大学,横浜国立大学,立教大学,早稲田大学,デジタルハリウッド大学金沢工業大学,金沢大学,静岡大学,長岡技術科学大学,名古屋大学大阪市立大学,大阪芸術大学,大阪大学,大阪電気通信大学,大阪府立大学,関西学院大学,関西大学,京都大学,京都府立大学,近畿大学,神戸大学,滋賀大学,同志社大学,奈良先端科学技術大学院大学,武庫川女子大学,立命館大学,和歌山大学香川大学,広島市立大学,広島大学,山口大学鹿児島大学,北九州市立大学,九州工業大学,九州大学,熊本大学,佐賀大学,長崎大学,福岡工業大学,福岡女子大学,福岡大学,立命館アジア太平洋大学, 中京大学, 埼玉大学, 東洋大学, 立正大学 |
| 海外 | Harvard University,Stanford University,American University,Arizona State University,California State University,Indian institute of technology Bombay,Indiana University,Lindenwood University,Oklahoma State University,Pittsburg State University,San Francisco State University,San Jose State University,Los Angeles,Tecnologico de Monterrey campus Guadalajara,The University of Texas at Arlington,Univ. of Kansas,University of Arkansas,University of California,Berkeley,University of California,Los Angeles,Riverside,University of Exeter,University of Hawaii,University of Oxfor,University of LONDON SOAS,University of Sydney,Australian National University,University of Victoria,University Of Wales,Veermata Jijabai Technological Institute,Walsh University,Western Washington University,Yale University |
採用実績校については、日本国内の国公立大学から私立大学、海外大学まで幅広く採用しており、一定の難関大学が多い一方でそれ以外の中堅大学からも採用実績が確認できます。
学歴フィルターの有無についても、公表されていません。
ただ、難関大学も多く名前を連ねていることから、一定のレベルの大学であることが求められる可能性も考えられそうです。
海外大学からの採用も多く、グローバルな環境であることが採用実績からも読み取れます。学歴そのものよりも、実力やカルチャーマッチが重視される傾向があります。
参照:楽天にようこそ! 2024年春新卒入社式に密着|楽天グループ株式会社
参照:マイナビ2026「楽天グループ」
参照:楽天グループ「新卒採用」
楽天グループが求める人物像・活かせるスキル

楽天グループの採用では、専攻やスキルセット以前に「どのような姿勢で仕事に向き合うか」が重視されている点が特徴です。
採用情報を見ると、楽天グループの企業文化と直結した人物像が明確に示されており、理系学生が培ってきた思考様式や研究姿勢と重なる部分も少なくありません。
以下では、楽天グループが求める人物像と、理系学生が活かせるスキル・専攻との接点を整理します。
楽天グループが求める人物像
楽天グループの採用ページでは、以下のようなキーワードが繰り返し示されています。
- ・チャレンジ精神
- ・探求心
- ・主体性
- ・協調性・チームワーク
- ・変化を楽しむ姿勢
上記は単なる抽象的な人物要件ではなく、楽天グループの事業構造や企業文化と強く結びついています。
楽天グループはEC・FinTech・モバイル・データ活用など、常に変化と拡張を続ける事業を展開している企業です。そのため、前例がない状況でも仮説を立てて動く力や失敗を前提に挑戦を続ける姿勢が重要視されます。
また、社内公用語が英語であることや多国籍な人材が働く環境からも、異なる専門・価値観を持つメンバーと協働できる協調性が不可欠です。
理系学生が研究活動の中で経験してきた、
- ・仮説検証を繰り返す姿勢
- ・試行錯誤を前向きに捉える態度
- ・指導教員や研究室メンバーとの共同作業
は、こうした楽天グループの人物像と重なりやすい要素だと考えられます。
理系学生が活かせるスキルや専攻
楽天グループではエンジニア職に限らず、理系的な思考力や専門知識が活かせるフィールドが幅広く存在します。以下では代表的な職種と、専攻別の活かし方を整理します。
・情報系(情報工学・情報科学など)
【関連職種】
ソフトウェアエンジニア、データエンジニア、AI/機械学習関連職
【活かせるスキル】
プログラミング、アルゴリズム設計、データ解析
【活躍例】
ECサービスの改善、レコメンド機能の高度化、業務効率化ツールの開発
情報系専攻で培った論理的思考力や問題分解力は、楽天のサービス改善・新規開発の中核となるスキルです。
・機械系(機械工学・精密工学など)
【関連職種】
設計職、生産技術職、インフラ関連技術職
【活かせるスキル】
構造設計、プロセス改善、品質管理
【活躍例】
物流設備の設計・改善、オペレーション効率化
ECや物流を支える領域では、機械系の知識が事業の安定性・効率性向上に直結します。
・化学系(応用化学・材料系など)
【関連職種】
研究開発職、品質保証、技術企画
【活かせるスキル】
分析力、実験設計、データ解釈
【活躍例】
新規素材・プロセス検討、品質基準の策定
直接的な化学メーカーではなくとも、分析力や再現性を重視する姿勢は多くの技術系業務で評価されます。
- ・共通して活かせる理系スキル
専攻を問わず、以下の力は楽天グループの仕事と相性が良いと考えられます。
- ・課題を構造的に捉える力
- ・データや根拠をもとに説明する力
- ・長期的な試行錯誤に耐える粘り強さ
理系学生にとって研究活動を通じて自然と身につく力であり、職種を超えて評価されやすいポイントです。
研究で培った仮説検証力は、楽天のビジネスの現場でもそのまま通用するスキルです。自分の研究プロセスを抽象化してアピールできるよう、準備しておきましょう。
楽天グループの年収・初任給

平均年収は約820万円と、国内企業の中でも高水準を維持しています。実力主義の側面もあり、成果を出せば若手のうちから昇給が期待できます。
楽天グループの平均年収
楽天グループの最新の平均年収(従業員全体)は有価証券報告書に基づく数値として公表されています。2024年度(2024年12月期)の平均年収は約820万円です。
過去年次の推移としても700万円台後半〜800万円台で推移しており、同業他社や国内平均年収と比較しても高水準となっています。
楽天グループの初任給
楽天グループの新卒の初任給(水準)は、募集要項・公式採用情報として公開されています。職種別の例としては、以下の通りです。
・ビジネス職(総合コース)
学部卒 350,000円(月給)
院卒 360,000円(月給)
※月40時間分の固定残業代を含む
・エンジニア職
職種によって違っており、一例として370,000円~(月給)とありますが、職種やスキルによって変動すると考えられます。
初任給から月35万円以上というのは日系大手企業の中でもかなり高い部類に入っており、若手のうちから経済的な余裕を持ちやすい環境です。
楽天グループのインターンシップ情報

楽天グループでは、インターンシップが就職本選考に影響する可能性があることを公式に提示しています。インターン参加によって特別選考に案内されるケースがあり、早期に楽天を理解し評価される機会です。
公式FAQでも、インターンは選考に影響する可能性があると明示されています。
インターンシップへのエントリー方法
楽天グループのインターンシップは年度によって変動がありますが、主に以下の時期に開催されています
・夏(サマーインターン)
例年8月〜9月に開催。
・冬
冬の開催については、公式ページに随時公開されるため、募集開始時にチェックが必要です。
・応募方法
インターンへの応募は楽天グループ公式採用サイトの「Personal Page(採用マイページ)」から行います。応募受付・参加手続き・連絡はこのマイページを通じて行われます。
・Personal Page(採用マイページ)登録
公式採用サイトでアカウントを作成し、参加資格や希望コースを入力します。
・インターン応募フォーム(Application Form)提出
各プログラムごとに応募フォームがあり、必要項目を入力して提出します。
・選考(ES・Webテスト等)
コースによっては書類選考やWebテスト、適性検査が課される場合があります。内容は職種・プログラムごとに異なるので確認が必要です。
過去のインターンシップ内容
①Rakuten Summer Internship
期間
2日間プログラム(短期)例:8/5〜8/6、8/7〜8/8など複数開催。
形式
対面(東京・大阪)/オンライン開催の両方が設定。
プログラム内容(代表例)
Next Leaders Program:主要事業テーマに基づくグループワーク。社員トークセッション・座談会・ワーク・発表などを通じて、楽天での仕事や事業理解を深める内容。
Strategic Planning Program:戦略企画をテーマとした実践的グループワーク。経営企画の考え方を学び、社員からのフィードバックが組み込まれています。
得られる学び
- ・楽天の事業・社風の理解
- ・経営視点・戦略思考の体感
- ・実践的な課題解決の経験
- ・社員からのフィードバックによる自己成長機会
②エンジニア向け長期ジョブプログラム
エンジニア向けのインターンでは、1ヶ月以上の長期プログラムが開催されることがあります。公式イベントページによれば、エンジニア学生向けに現場での開発体験が可能なプログラムが案内されています。
期間
1ヶ月以上(長期)もしくは複数週間の体験プログラム。
形式
通常は対面ベース中心ですが、状況によりオンラインとのハイブリッド対応も行われます。
内容
- ・実際の開発チームでの体験
- ・大規模サービス・データに触れる機会
- ・チーム内外の交流(1on1・ランチなど)
- ・社員メンターからのフィードバック/現場理解の促進
得られる学び
実務に近い体験でのプロジェクト推進力・チームワーク経験・技術的課題解決力などが挙げられています。
ビジネス職は「思考力の深化」、エンジニア職は「実務レベルの技術体験」が主眼です。特に、エンジニア志望者は長期インターンでの実績がそのまま内定に直結する可能性もあります。
参照:楽天グループ「Rakuten Summer Internship 2025」
参照:楽天グループ「INTERNSHIP・EVENT」
楽天グループのエントリー方法・選考フロー

楽天グループの採用(新卒本選考)は、公式FAQや募集要項で以下の流れが示されています。インターンとは別で本選考として例示します。
・選考の代表的な流れ
①Personal Page(マイページ)登録
公式採用サイトでアカウントを作成します。
②エントリーシート(ES)提出
希望職種・動機・自己PRなどの入力を行います。
③Webテスト/適性検査
職種に応じてWebテストが課されることがあります。
④面接(複数回)
一般的には複数回の面接(個別面接/グループ面接)が実施されます。職種・ポジションにより面接ステップが異なります。
⑤内々定(最終合格)
最終面接後、内々定通知が出されます。
・理系向け技術面接・研究発表の有無
公式FAQでは、エンジニア職向けのインターン及び採用選考の実施方法が職種により異なることが示されています。
エンジニア向けでは、長期プログラムでの実践的な課題/コーディング等の技術的評価機会があります。
フロー自体はオーソドックスですが、一つひとつの基準が高いのが特徴です。特にWebテストでの足切りを避けるため、早めの対策を心がけましょう。
楽天グループの選考を通過するためのポイント

楽天グループの選考を通過するためには、単に「有名企業だから」「年収が高いから」といった動機では不十分です。
事業領域の広さや変化のスピードが速い企業だからこそ、自分なりの志望理由と楽天で発揮できる価値を言語化できているかが重要になります。ここでは、選考各ステップを突破するための具体的なポイントを整理します。
楽天グループへの志望動機を明確にする
楽天グループの志望動機では、次の3点を論理的につなげて説明できるかが問われます。
・なぜこの業界か
EC・FinTech・ITサービスなど、楽天が属する業界に興味を持った背景を明確にします。
理系学生であれば、
- ・技術が社会に与える影響
- ・データやシステムで価値を生み出す仕組み
など、自身の研究・専攻との接点を示すと説得力が高まります。
・なぜ楽天グループか
同業他社ではなく、楽天グループである理由を具体化することが重要です。
例えば、
- ・複数事業を横断するエコシステム
- ・挑戦を歓迎する企業文化
- ・グローバルな事業展開
といった特徴の中から、自分が共感した点を選びます。
・どう貢献するか
最後に、自分の強みや経験をもとに「楽天でどのように価値を出せるか」を示します。
研究活動で培った
- ・課題設定力
- ・仮説検証力
- ・データを基にした説明力
は、楽天グループの事業推進と親和性が高い要素です。
この3点を一貫したストーリーとして組み立てることで、ESや面接での評価が安定します。
楽天グループのOB・OG訪問を行う
楽天グループの理解を深めるうえで、OB・OG訪問は非常に有効です。公式情報だけでは分からない、現場のリアルを把握できます。
【質問例】
・やりがいについて
「どのような瞬間に仕事のやりがいを感じますか?」
・職場の雰囲気について
「チーム内のコミュニケーションや意思決定の進め方はどのような雰囲気ですか?」
・理系が活かせる場面
「理系的な思考や専門知識が活きていると感じる場面はありますか?」
これらの質問を通じて得た情報は、志望動機の具体化・面接でのエピソード補強につながります。
特に、「なぜ楽天なのか」を語る際に社員の言葉を自分の解釈として落とし込めているかは評価されやすいポイントです。
WEBテストやSPIの対策をする
楽天グループの選考では、WebテストやSPIが課されるケースがあります。理系学生は専門分野の勉強に慣れている一方で、非言語・言語分野の対策が後回しになりがちです。
【・理系学生が意識したいポイント】
- ・言語分野:長文読解や語彙問題に慣れておく
- ・非言語分野:割合、損益、表・グラフ読み取りなどの基礎計算
- ・時間配分:解ける問題から確実に処理する練習
早い段階から問題形式に触れておくことで、「本番で焦って実力を出せない」という事態を防げます。特に、楽天グループは応募者数が多いため、Webテストでの足切りを回避する準備が重要です。
楽天グループは、自社のカルチャーに対するマッチ度合いを非常に重視します。OB・OG訪問を通じて社風を肌で感じ、自分がそこで働く姿を具体的にイメージして面接に臨むことが合格への近道です。
楽天グループに関するよくある質問

選考に進む前に解消しておきたい疑問をQ&A形式でまとめました。英語力や文理の有利不利など、気になるポイントをチェックしましょう。
Q1.楽天グループは文系・理系どちらが有利ですか?
文系・理系で有利不利が明確に分かれる企業ではありません。職種によって求められるスキルは異なりますが、共通して重視されるのは主体性や挑戦意欲です。理系学生は論理的思考力や課題解決力を強みとして活かしやすい傾向があります。
Q2.インターンシップに参加しないと本選考で不利になりますか?
公式には必須とされていません。ただし、インターン参加者が特別選考に案内されるケースがあるため、参加できれば企業理解や評価の面でプラスに働く可能性があります。
Q3.英語力はどの程度必要ですか?
楽天では社内公用語が英語ですが、入社時点で高い英語力が必須というわけではありません。業務を通じて英語を使う機会が多いため、学ぶ意欲や抵抗感のなさが重視されます。
Q4.理系学生は研究内容をどこまで見られますか?
研究テーマそのものよりも、研究を通じて培った考え方や取り組み姿勢が重視されます。課題設定、試行錯誤、成果を分かりやすく説明する力が評価ポイントです。
まとめ
楽天グループについて、最後に重要なポイントを整理します。
・事業の魅力
EC・FinTech・ITなど複数の領域を横断するエコシステムを持ち、変化と挑戦が前提の事業環境が特徴です。
・求める人物像
チャレンジ精神や探求心を持ち、自ら考え行動できる人材が評価されます。理系学生が培ってきた論理的思考や仮説検証力とも相性が良い企業です。
・選考突破の鍵
「なぜ楽天グループか」を論理的に語れる志望動機づくり、OB・OG訪問による理解深化、Webテストを含めた早期準備が重要になります。
楽天グループのような人気企業を目指すなら、企業からのスカウトを受け取れる環境を整えておくことも有効です。
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