こんにちは。理系就活情報局です。
学部3年への進学を控えて、研究室選びに悩んでいる人もいるかもしれません。
研究室選びには、「自分がやりたい研究ができるのか」はもちろん、「研究と就活の両立のしやすさ」「研究室と自分の相性」など、さまざまな基準があります。
今回は、研究室選びの基準の1つである「コアタイム」に注目します。
「ようやく絞り込めたけど、どこの研究室を選ぶか決め手がない」方や、これから研究室選びを始める方は、ぜひ参考にしてみてください!
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研究室のコアタイムって何?
コアタイムは教員と学生のすり合わせ時間
研究室によっては、コアタイムが設定されている場合があります。
「コアタイム」とは、研究室で活動しなければならない時間帯のことです。
コアタイムは、継続的に研究する時間を確保するだけでなく、「この時間帯なら研究について教員から指導してもらえる」という意味もあります。
たとえば、コアタイムが設定されていないと教員がいる時間が曖昧になり、自分の作業は進められたとしても、指導を受けるタイミングを逃してしまいます。
コアタイムが設定されていれば、教員と学生が適度なタイミングですり合わせができるのです。
コアタイムは研究室によって異なる
コアタイムは、その研究室独自で決められたルールです。
中には、平日の日中だけでなく夜中までをコアタイムとしていたり、土曜日を含める研究室もあります。
大学院への進学を視野に入れて研究をしっかりしたいのか、就活と両立したいのか。
生活のためにアルバイトをする時間があるのか。
コアタイムは、研究室選びをする上で「自分の優先事項や必要なこと」を再確認できる指標となります。
いざ研究室に所属して後悔しないためにも、コアタイムの有無をチェックしましょう。
コアタイムのメリット
規則正しい生活ができる
コアタイムのメリット1つ目は、規則正しい生活が送れることです。
たとえば、コアタイムが9:00〜16:00であれば、自然と朝起きて夜眠る生活リズムが生まれます。
不規則な生活を送っていると体調を崩してしまったり、就職活動が始まっても夜型から朝方への切り替えがうまくいかなかったりしてしまいます。
「何となく夜更かしをしてしまう」「なかなか朝起きられない」という人は、生活を見直すチャンスです。
研究に従事でき結果を出せる
コアタイムのメリット2つ目は、研究に従事できて結果を出しやすいことです。
設定されたコアタイムを守れば、定期的に一定時間研究に従事できます。
コツコツ研究を進められるので、卒論の提出間近になって焦ることもありません。
コアタイムがあることで計画的に研究を進められるのは、就職活動と両立したい方にとっても大きなメリットです。
研究について質問ができる
コアタイムのメリット3つめは、研究について質問できることです。
前述のように、コアタイムには「研究時間の確保」だけでなく「教員と学生のすり合わせのための時間」という意図があります。
分からないことがあったり、思うように研究が進まない時、コアタイムが設定されていれば、教授に相談できます。
コアタイムのデメリット
自由に使える時間が少ない
コアタイムがあることで生じるデメリットは、自由に使える時間が少なくなってしまうことです。
コアタイムが平日だけでなく土曜日まで長時間にわたって設定されていると、自分の時間が減ってしまいます。たとえば、9:00~22:00まで拘束される場合、大学と自宅を行き来するだけで1日が終わってしまうことになります。
「大学院へ進学する予定で、将来のために頑張っておきたい」
「少しでも長く研究したい」
という方には向いていますが、あまりにも拘束時間が長いと、就職活動にも支障が生じます。
中にはアルバイト禁止の研究室も
研究室によっては、研究に専念してほしいという意図からアルバイトが禁止されている場合があります。
学生の中には、アルバイトで生活費を稼いでいる人もいます。
自由時間が少なくなることで生活が苦しくなってしまう可能性がある人は、コアタイムについて慎重に確認するのをおすすめします。
研究室選びでコアタイムと一緒に確認すべきポイント
これまで、「研究室のコアタイムって何?」から「コアタイムのデメリット」まで解説してきました。
研究室選びに迷っていた方も、これから研究室を絞り込む基準が見えてきたと思います。
最後に、「研究室選びでコアタイムと一緒に確認すべきポイント」について解説します。
研究室のホームページで方針をチェック
研究室を選ぶ際は、その研究室のホームページで方針をチェックしましょう。
研究室のホームページでは、概要やFAQで方針を知ることができます。
中には、方針やコアタイムの有無だけでなく、ゼミの頻度やゼミ合宿、学会参加予定などを確認できるホームページもあります。
研究室訪問の前に、ある程度研究室の雰囲気やルールを確認しておくとスムーズです。
研究室が就活に理解があるか確認しよう
研究室を選ぶ際は、その研究室が就職活動に理解があるのかを必ずチェックしましょう。
学部卒で就職する場合、インターンシップなどで長期間研究室に顔を出せなくなる可能性があります。
もちろん、教員も学生が就職活動をすることは理解しています。
ですが、中には研究と就活のバランスが偏ることを歓迎しない研究室もあるかもしれません。
行きたい研究室に訪問した時は、教員や先輩に研究と就活の両立について質問してみましょう。
関連記事:【理系で就職できない!?】研究室と就活のバランスを取ってこれからすべきこと
就活と研究を両立させるためのスケジュール管理
研究室に配属される学部3年は、就職活動でも節目の時期です。
「研究で忙しくてなかなか就活準備ができない」は、理系就活生共通の悩みです。
ですが、就職活動はある程度スケジュールが決まっています。
事前におおまかなスケジュールを予測できるため、「いつまでに自己分析を済ませる」「このタイミングでインターンシップに参加したい」と計画を立てましょう。
研究室によっては、年間スケジュールが公開されている場合があります。
研究室のスケジュールと就活スケジュールを並行して管理すれば、一方がおろそかになることもありません。
スケジュール管理を徹底して、研究も就職活動も自分にとって1番いいゴールにたどり着きましょう!
関連記事:【理系就活完全スケジュール】いつから始める?研究と両立するために
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これだけは知っておきたいポイント(まとめ)
この記事では、「研究室はコアタイムをチェックして選ぼう!概要や就活への影響を解説」について説明しました。
重要なポイントをおさらいします。
・研究室のコアタイムって何?
①コアタイムは教員と学生のすり合わせ時間
②コアタイムは研究室によって異なる
・コアタイムのメリット
①規則正しい生活ができる
②研究に従事でき結果を出せる
③研究について質問ができる
・コアタイムのデメリット
①自由に使える時間が少ない
②中にはアルバイト禁止の研究室も
・研究室選びでコアタイムと一緒に確認すべきポイント
①研究室のホームページで方針をチェック
②研究室が就活に理解があるか確認しよう
③就活と研究を両立させるためのスケジュール管理
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