こんにちは。理系就活情報局です。
近年、文系理系を問わずコンサルに対する人気は高く、多くの学生が先行を受けるようになりました。
しかし、一方でコンサル業界は人気も高いため難関大学出身者であってもなかなか内定をもらえないなど、内定を得るまでの過程が非常に大変なことでも知られています。
「コンサルの選考で、新卒がどんな逆質問をしたらいいのだろう?」
「コンサルでは、どんな逆質問が評価されるのか知りたい」
コンサルを受けようと考えている理系学生向けに、今回はコンサルの選考で、新卒が逆質問をする場合について解説します。
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逆質問とは?
学生から企業に対して質問すること
逆質問は、学生から企業に対して疑問や不安点を解消するために質問することです。
基本的に面接などの選考は、企業から学生に質問され、進んでいきます。
逆質問は各選考の最後の時間に機会を設けてもらえることが多いでしょう。
質問内容によって学生の評価が変わることもある
逆質問は、学生から企業にアピールできる機会でもあります。質問内容によっては、採用担当者にいい印象を残すこともできるのです。
逆に「特にありません」など消極的な態度を見せると一気に評価が下がります。
質問する内容次第で評価が変わることを前提に、準備しましょう。
テックオファーのようなスカウト型サイトにも登録しておこう
テックオファーのようなスカウト型サイトに登録しておくと、企業から学生のプロフィールを見てオファーが届きます。
なぜオファーしたのか、どんな点を評価したのかなどが明確で、忙しい理系学生にとっては効率的に就活を進められるツールです。企業との出会いの機会を増やし、就活の幅を広げるためにもぜひ登録しておきましょう。
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逆質問ができるタイミングは?
インターンシップや企業説明会の質問タイム
インターンシップや企業説明会では、一通り説明が終わった後に質問できる時間が設けられるのが一般的です。
ただし、この段階では多くの学生がいる場での質問となり、あまり積極的なアピールや難しい質問をすると悪目立ちすることになりかねません。
質問内容は余り深掘りし過ぎたものではないものにし、ここで評価を上げることはあまり考えない方がいいでしょう。
各面接の最後
一次面接や二次面接、そして最終面接の最後に「質問はありますか」と逆質問できる時間を取ってくれます。
集団面接か、個人面接か、または最終面接かによって質問内容は適宜変えることが大切になります。特に集団面接の場合は、自分だけが複数の質問をしたり、答えにくい質問をしたりすると、一気に評価が下がりますので気を付けましょう。
職場見学
選考がある程度進み、職場見学の機会が設けられる企業もあります。
実際の職場を見て、感じたことや疑問点など現場レベルの質問はこの機会にするといいでしょう。
内定の打診があったとき
最終面接を終え、内定の打診があった際も「内定を受けるにあたって不安や疑問点はありませんか?」と採用担当者から聞かれます。
企業としては、安心して入社してほしいという思いから聞いています。
もし、何かあれば遠慮なく聞くことが大切です。この段階になれば、休日や残業、福利厚生などの質問もある程度は許容されます。
逆質問で企業は何をみている?
自社をしっかりと理解できているか
自社についてしっかり理解しているかどうかを見ています。
その理由は、理解不足で入社するとお互いに思っていたのとは違ったという結果になり、早期退職につながる恐れがあるからです。
特にコンサル業界は現在人気があり、収入やネームバリューから応募してくる学生もいるため、自社を理解した上で働きたいと思っているかどうかを見極めています。
学生の自社に対する熱意
学生が自社に対してどれくらい志望しているか熱意を見ています。
学生が多くの企業の選考を受けていることは、企業も理解しています。しかし、その中でどれくらい自社に対する熱意を持っているのか、逆質問を通じて判断しているのです。
学生の質問力や理解力・分析力
学生の質問力や理解力・分析力を見ています。その理由は、コンサルに求められる能力であるためです。
コンサルは、クライアントの課題や潜在的な希望を導くために、質問力や理解力・分析力が求められます。そのため、逆質問からそれらの能力があるかを判断し、採否の参考にしているのです。
コンサルで新卒が逆質問する際に注意したいこと
調べればわかることは聞かない
絶対に調べればわかることは質問しないようにしてください。
どの業界でも調べてわかることを質問することはマイナス評価となりますが、コンサル業界では特に嫌われます。
その理由は、顧客のことをしっかり調べて分析し、話を聞く中で課題や解決策を見出していく仕事のため、すぐにわかることを聞くことは能力がないとみなされるからです。
調べたことを自分なりに分析し、客観的な逆質問へ変換しましょう。
選考フェーズに合わせて質問する
選考フェーズによってふさわしい逆質問の内容や聞き方は変わります。
選考段階に応じて社内の担当者は変わることが多く、選考が進むにつれてより上位の役職者や幹部になっていくことが一般的です。
そのため、相手に応じた質問を考えておくことが必要になります。
抽象的なことは聞かない
逆質問ができる時間はそう長くありません。
そのため、抽象的で答えに困るような質問や、答えがなかなか出ないような質問をすると企業側も困ってしまいます。
面接時間も限られていることを踏まえ、あまり答えづらい質問はしない方がいいでしょう。
独りよがりな内容にならないようにする
コンサルは、客観的な視点が強く求められるため独りよがりな内容にならないよう気を付ける必要があります。
自分なりの解釈や分析を取り入れることは大切ですが、その根拠や理由は公的なデータや論文を用いるなどの工夫をしましょう。
くれぐれも、独断で物事を判断することのないようにしてください。
コンサルで新卒が評価される逆質問とは
自分なりの分析や考えを織り込んだ質問
自分なりにデータや傾向を分析し、考えを盛り込んだ質問をしましょう。
公的なデータや根拠を用いて自分なりの仮説や問題提起ができると、コンサルとして適性があると判断されやすくなります。
さり気ない自己PRが織り込まれた質問
さり気なく自己PRを盛り込んだ質問も、評価されやすくなります。
強くPRすると鼻につきやすく、採用担当者もあまりいい印象を持ちませんが、軽く自分の強みを質問の最初に付け加えるなど、工夫して質問してみるといいでしょう。
答えてもらった内容に対するリアクションがいい
逆質問は、ただ単に聞けばそれで終わりではありません。企業側からの答えに対して、しっかりリアクションすることまで求められます。
企業側からの答えに感謝すると同時に、気の利いた一言を言うことができればさらに評価を上げることも可能です。
その場の空気を読んだ質問
集団面接などの場合、時間が押してしまうこともあるためその場の空気を読んだ質問が求められます。
自分をアピールしたいばかりに複数質問をしたり、他の学生と同じような質問をしたりすると、企業側からはあまりいい評価をされません。
他の学生や採用担当者のことも思いやった質問ができるようにしましょう。
選考フェーズ別コンサルで新卒がしたい逆質問例
【企業説明会】会社の風土や求めている人材像など
・御社では○○な人材を求めていると採用要綱に書いていますが、具体的にどのような素質を持った人材でしょうか?
・御社で活躍しているコンサルにはどのようなタイプが多いでしょうか?
企業説明会では、深掘りした質問寄りは説明などでは聞ききれなかった内容などにするのが無難です。
あまりにも細かいことを聞くと、採用担当者が答えられなかったり、話が長引いて他の学生の質問時間がなくなる恐れがあります。
他の学生にも配慮し、質問は簡潔で分かりやすく、あまり深掘りしていないものにしましょう。
【一次面接】現場の空気感や仕事内容に関する質問
・御社では具体的にどのようなスケジュール感で業務を行っていますか?
・御社では現場で○○の仕事内容において、●●な能力が求められると感じていますが実際どうでしょうか?
・部署によって違うと思いますが、○○の仕事を行う部署はどんな雰囲気でしょうか?
一次面接は、若手社員やリーダークラスの社員が面接官として出てくることも多く、現場の具体的な仕事内容やスケジュールなどについて聞くのに適しています。
集団面接だった場合は、他の学生にも配慮した質問にしておくことも忘れないようにしましょう。
【二次面接】評価される若手やキャリアアップに関する質問
・御社の若手で特に評価されているコンサルは、どのような部分で評価されているのでしょうか?
・コンサルとしてキャリアアップする方法として、御社では○○と●●でステップアップする若手が多いようですが、××としてのキャリアアップは可能でしょうか?
二次面接は、各部署の課長クラスや責任者が面接官をしているケースが多くなります。部署で評価される人材像やキャリアアップの事例などを聞いてみるといいでしょう。
【最終面接】経営方針や事業内容に関する質問
・御社の経営方針では○○と謳っていますが、現在の事業内容と比較して、●●だと思いますがいかがでしょうか?
・事業内容において○○が課題だと感じており、私は●●を生かして貢献したいと考えています。こうした貢献をすることは可能でしょうか?
最終面接は、人事部の責任者や社長をはじめとする経営層が担当するケースが多くなります。
現場の詳しい業務内容などを聞くのには適していませんが、経営方針や事業内容について質問すると経営層ならではの回答が期待できるでしょう。
【全てのフェーズにおいて心がけること】オープンクエスチョンで聞く
全てのフェーズにおいて心がけたいのは、オープンクエスチョンで質問することです。
質問には、YES/NOで答えられるクローズドクレスチョンと、何らかの説明などが必要なオープンクエスチョンがあります。
例えば、逆質問で「残業はありますか?」と聞いた場合、「はい」または「いいえ」という答えで終わります。
しかし、「どのような人材が評価されていますか?」と質問すると具体的な内容が入るため、より質問に対する答えを得やすくなるのです。
この質問の使い分けは、コンサルになった場合にも使えますので、覚えておくといいでしょう。
逆質問の内容次第では評価が大きく変わることも!質問内容は入念に準備を
逆質問は、学生の不安や疑問点を解消する場であると同時に、学生の人となりや考え方などをアピールする場でもあります。
企業にとっても、学生がどのような考え方をしているのか、どんな疑問や不安を持っているのかを知ると同時に、学生を評価する物差しにもなるのです。
逆質問の内容によっては、今までの評価を大きく落とすことにもなるため、事前にしっかりとした準備をして臨んでください。
まとめ
この記事では、コンサルを志望する場合の面接での逆質問について解説しました。
逆質問は、簡単なように思えますがしっかりと準備しているかどうかが大きく評価を左右します。
気を抜かず、しっかりと準備しておくことでいい評価を得ることもできます。
ぜひ、自分なりの逆質問を準備して臨んでください。
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