はじめまして、理系就活情報局です。
今回は、「理系学生の文具メーカー就職」について解説していきます!
私たちの身近な存在である文具メーカーは就活生からも人気な業界です。
そしてそんな文具メーカーに就職したいと思っている学生は多いはずです。
しかし、文房具業界に関する概要や文房具メーカーの現状、どんな専攻の人が活躍してるかについて知っている人は少ないのではないでしょうか。
そこで、この記事では、「文具メーカーの仕事内容」から「文具メーカーの求人の実態」まで、解説します。
文具メーカーの理系就活を優位に進めたい理系就活生は是非参考にしてみてください!!
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文具メーカーとは?
文具メーカーとは、基本的に文房具の生産、販売を行っていますが、理系就活生に知られていない業界の特徴や仕事もあります。
そして文具メーカーに就職したいと思った時に業界研究を通してその業界について知っておくことは必須です。
しかし、文具メーカーに興味があっても実際の仕事内容が思った仕事内容と違ったり、自分が文具メーカーの仕事に向いているのかは個々の性格によっても違ってきます。
そこで今回は文具メーカーに興味がある理系就活生向けに、文具系メーカーの仕事内容と、文具メーカーに向いている人についてまとめました。
文具メーカーの仕事内容と文具メーカーに向いている人
鉛筆、消しゴム、ハサミなど、日常生活に関わる様々な文房具を生産販売しているのが文房具メーカーですが、文具メーカーの仕事は業界の中枢を担うため多くの業種に分かれます。
そしてそれらは4つに大きく分けられます。
そこで4つの業種について説明していきます。
企画
企画の業務内容として、今の流行を分析して、顧客のニーズを見つけることと、既存商品のアップグレード、自社の特徴を活かした新商品の企画が挙げられます。
これらの仕事は新商品を開発するためには欠かせない業務内容です。
そして、文房具はただ使えればいいのでなく、付加価値をつけて売れる商品として世に送り出す必要性があります。
そのため、機能にプラスしてデザイン性や便利な機能を考えて新商品を考える必要があります。
そこで、市場が求めるものを見つけ出すマーケティング力や、イメージを実現性のある形に落とし込む力が必要となってきます。
そんな企画職は新しい商品を生み出すことができる点などで、メーカー職でも特に希望者が多い職種です。
そして企画職では、基本チームで仕事を行い、企画書の作成やプレゼンも多いので、自分の考えや相手の考えを汲み取ることのできるコミュニケーション能力が高い人や、マーケティング力がかなり重要になってきます。
そのため、情報収集が得意で、新商品開発のためにも周りの目も恐れずに自分の意見を発言できる人が文具メーカーの企画職に向いていると言えます。
生産
生産の業務内容は、新製品を生産するための機械整備などのサポートや、生産を行う上での作業工程の改善サポートや、企画段階での商品への技術的な提案や、商品を製造する際の材料仕入れ先選びや、試作品の開発、商品の原価管理など商品を実際に製造する時に大事な職種です。
基本的に技術的な専門スキルを持つ業務内容が多いため、専門スキルが求められます。
そのため生産職に向いている人は、物作りが好きな人、数字に強い人、専門的な知識を身につけようと思っている人、物作りに携わることが好きな人や仲間と協力ができる人が生産職に向いていると言えます。
営業
営業の仕事内容は、新しい販路の開拓や、法人顧客や個人顧客向け販売店への営業、販売店へ向けて自社商品のプレゼンや商品の陳列方法の提案、研修など販売店への経営サポート、顧客の意見を集めて企画や生産を伝達することが挙げられます。
企画や生産職の人が作った素晴らしい商品を置いてもらえる様に営業するのが営業の仕事です。
そして文具メーカーの営業の仕事はそれだけではなく、実際の店舗の商品の陳列の仕方や売り出し方についても提案を行います。
そんな文具メーカーの営業は顧客との距離感も近いため、実際の商品の感想を聞いて自社で共有したり、そんな顧客の生の声で商品やサービスの改善も行っていきます。
文具メーカーの営業に向いている人の特徴としては、人と話すことが好きな人、流行に敏感な人、顧客のために積極的に行動ができる人、流行に敏感な人、臨機応変に対応できる人が挙げられます。
Web関連職
Web関連職の業務内容は、ECサイトやアプリの企画開発、ECサイトの運営管理、ECサイトでの販売促進のwebマーケティングが挙げられます。
ECサイトの導入は文房具メーカーにとって新しい事業であり、そのため、新しくWebに関わる職種の需要も高まっています。
そんなWeb関連職に向いている人の特徴は、新しい事業に興味がある人、Web関連に興味がある人、分析が好きな人、と言えます。
文具メーカーに向いていない人は?
文具メーカーの仕事内容と向いている人について紹介してきましたが、文具メーカーに向いていない人も紹介していこうと思います。
一つ目は柔軟な発想ができない人です。
文房具は消費者のニーズに合っていなければならないので、ここをもっとよくしたいなどの柔軟な発想は重要になってきます。
そしてそのために世の中の様々なことにアンテナを張って消費者の求める商品を作り出す必要があります。
そのために斬新すぎず、多くの人に受け入れられるようなバランス感覚も大切になってくるので、柔軟な発想がない人には難しいでしょう。
二つ目は地道な継続が苦手な人です。
文房具は商品化まで数年かかることも珍しくないので、最後まで諦めずに試作や修正を繰り返して妥協を許さない仕事をする力が必要になってきます。
逆に雑な人や、コツコツ仕事をするのが向いていない人は、文具メーカーで働いた時に「なんか自分に合っていないな」と違和感を感じるかもしれません。
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【文具メーカー志望必見!】文具メーカーの気になる色々について
文具メーカーで働きたいと思った時に実際にどのような学生で、職種でどれだけの人数が採用されているかというのは気になるところだと思います。
そこでどんな専攻の人が文具メーカーに向いているのかについてまとめました。
それぞれの職種はどれくらいの割合で採用される?
主な職種である文具の生産職と、営業や企画、web関連職などに関わるマーケティング職の割合だと結論、生産職:マーケティング職=8:2くらいになります。
生産職は100%理系卒で、マーケティング職ではほぼ100%が文系卒という結果になります。
学部卒と大学院卒どっちがいい?
生産職では大学院卒の学生はここ数年で増えてきている傾向はありますが、結果としては学部卒:大学院卒=5:5くらいの割合です。
大学院までいくと研究内容の専門性が有利に働く部分は多少ありますが、実際割合は半分半分なので、大学院生でなくてはならないというわけではありません。
マーケティング職ではほぼ100%の学部卒の人が活躍しています。
どんな学部の人が生産職に向いている?
学部としては工学部:デザイン系=7:3です。
その中でも〇〇専攻の人が向いている!
生産職につく工学部の人の中でも機械:化学:電気電子:建築:その他=50:25:10:10:5というイメージです。
文房具を開発するためには機構設計をすることが多いので機械系の専攻が多くなっています。次いで、インクや粘着剤などの開発をするために、化学的なスキルも必要なので化学系がきています。あとは、電子文具系の開発のために電気電子系などが続いています。
マーケティング職では、経済学部、商学部、社会学部などが多数派です。
文具系メーカーに就職するためには?
では実際に文具系メーカーに就職するためにはどうすればいいのでしょうか。
昨今の文具メーカーの採用傾向をまとめました。
文具メーカーの求人の実態
文具メーカーの求人の実態として、文具メーカーは大企業から中小企業までたくさんの企業がありますが、大手であっても新卒で入社する人は10-30名程度です。
毎年数百名といった大規模な新卒採用はまず無く、人気の企業であればあるほど倍率は高いと言えます。
どんな大学の人が文具メーカーに多い?
本社が関東なのか関西なのかで大きく変わってきますが、工学部では、早稲田大学・明治大学・法政大学・日本大学・名古屋大学・京都大学・大阪大学・大阪府立大学・同志社大学・関西学院大学など、ある程度名の通った国立・私立大学が並んでいるという印象です。
デザイン系では、多摩美術大学や武蔵野美術大学などの有名美大が文具メーカーに多いです。
これだけは知っておきたいポイント(まとめ)
この記事では、「【【文具メーカー志望必見!!】理系学生が文具メーカーで働くためには?」について解説してきました。
重要なポイントをおさらいします。
・文具メーカーの仕事は柔軟力があって長期的な目標に対して努力できる人が向いている
・理系では工学部の人の割合が多め
・文具メーカーは狭き門