こんにちは。理系学生情報局です。

24卒就活生であれば、そろそろ企業の早期選考を視野に入れた就活対策をしておきたいところです。そのためには、企業がなぜ早期選考をするのかを知っておく必要があります。早期選考となったことでの24卒生のメリットについても把握したうえで、今後に役立つ対策を考えていきましょう。もちろん、早期選考企業リストもご紹介します。

今回は、24卒の就活をスムーズに進める参考にできるよう、「24卒向け早期選考企業紹介と就活対策。早期選考する理由」について徹底解説します。

24卒が知るべき企業が早期選考をする理由

24卒が知るべき企業が早期選考をする理由

まずは、企業が早期選考をする理由について解説します。24卒の皆さんが企業側の意図を理解して、効果的な対策をするための内容です。

優秀な人材を確保したい

他の企業に優秀な24卒生が流れてしまわないよう、早めのアプローチをするために早期選考を実施しています。就活サービスを含めた採用ツールも多様化している現代では、企業側の情報収集も手間が必要になるもの。企業側も早期に情報収集し、早期選考による優秀な人材確保を目指しています。

企業の採用活動が早期化傾向にあるから

企業の採用活動におけるルールが以前より柔軟になり、スタート時期が全体的に早期化している傾向であることも早期選考を行う大きな理由です。また、外資系企業の採用が

非常に早く行われることも早期化の要因となっており、企業選考は全体的に前倒しの傾向が強くなっています。

選考の期間を長く確保したい

早期に人材の確保を狙う企業がある一方で、インターン参加などを含めてじっくりと選考をしたい企業も存在します。そのため早期に内々定をだし、現場に招き入れる場合もあるようです。学生のうちから企業風土を感じ仕事に慣れて貰うことで、企業側は入社後の即戦力化がスムーズになるメリットがあります。また、さまざまな仕事に触れさせることで、24卒人材の適正や性格をみることも目的のひとつ。人材にあわせて入社後の環境を整備しておけば、働きやすさから定着率があがることも企業が早期選考するメリットです。

早期選考にエントリーする24卒のメリット

早期選考にエントリーする24卒のメリット

では、24卒就活生が早期選考に参加するメリットはどんなものがあるでしょうか?実はさまざまなメリットがありますが、ここでは代表的なものを3つだけ解説します。

後悔のない就活を実施できる

24卒が早期選考に参加すれば、就活期間をより多く確保でき、後悔のない就活ができる確率が高まります。就活スケジュールに余裕があれば、自己分析や企業研究・業界の研究などの深堀が可能。企業情報に沢山触れ、希望する仕事が明確になることで納得のできる企業選定ができます。また自己分析がしっかりできていることで、面接の場でも上手くいくでしょう。

②失敗しても何度もチャレンジできる

早期選考に参加すると就活全体の期間が単純に伸びますので、失敗しても別の企業での再チャレンジが可能です。始めは不安な面接なども、経験を積むことで結果に繋がりやすくなります。条件的に内定を貰うのが難しそうな企業にも、思い切ってエントリーできるため、応募できる企業の幅も必然的に広がるメリットもあります。

③就業に向けた準備ができる

早期選考を通して早いうちに内定が貰えれば、入社後の就業に向けて準備期間を設けられるメリットもあります。業務に必要な知識を勉強したり、英語などが必要なら語学習得も可能。24卒の同期入社に対しても、スタートダッシュで違いをみせることができます。

24卒向けの早期選考企業を紹介!

24卒の皆さんに向けて、早期選考を実施する代表的な企業を紹介します。カテゴリーごとに特徴などもお伝えしますので、就活時の参考としてご活用ください。

①外資系メーカー

外資系企業は特に採用選考開始時期などの取り決めがないため、国内でも最も早い時期に選考を開始する傾向にあります。企業HPなどで早めにチェックし、乗り遅れないよう注意が必要です。外資系の評価傾向としては、実績に応じた実力主義がメインです。成果に応じた評価が得られる点が魅力なので、仲間と競うマインドが好きな方に比較的向いている企業です。

・P&GJapan
・ユニリーバ
・日本ロレアル
・ネスレ日本
・エスティ―ローダー

②ベンチャー

国内のベンチャー企業も早期選考を行なう企業が多く、24卒で言えば大学3年の12月・1月には内定がでる場合もあります。国内の一般企業より早い採用活動で就活生の人気も高いため、競争率は必然的に高くなることを覚悟しておきましょう。

ミドルベンチャー・メガベンチャーには有名企業も多く、勢いがあり待遇も充実している企業が増えてきています。新たな商品や製品の開発も活発な企業であれば、専門性の高い理系分野の知識を活かすことも可能です。

・サイバーエージェント
・リクルート
・DeNA
・メルカリ
・サイボウズ
・楽天
・グリー
・レバレジーズ

③広告代理店

広告代理店は国内企業より、若干早い選考を行なう傾向にあります。基本的には文系の職種が多い印象がありますが、近年ではWEBメディアやSNSを活用したプロモーションなどを手掛ける企業も多くあるようです。WEBやプログラミングなどの分野では特に、理系分野の知識やスキルを活かせるでしょう。

・博報堂ホールディングス
・電通
・ADKホールディングス
・ジェイアール東日本企画

④国内企業

国内企業は最も遅く、24卒の4年生6月頃を目途に内定がでる傾向にあります。とはいえ、採用活動は早期に行いじっくりと選考する企業も多いので、必ず企業HPなどで選考スケジュールをチェックしておくと良いでしょう。

国内企業で働くメリットは、企業内サービスや産業、文化の発展が国や地域のためになることです。日本が誇る技術力は、まさに理系を中心に創られてきたものでもあります。技術力や国内企業の発展の力になることは、仕事の遣り甲斐にも繋がるはずです。

・トヨタ
・パナソニック
・サントリー
・日立製作所
・デンソー
・資生堂
・野村証券
・凸版印刷            

24卒が早期選考に向けて実施したい対策

24卒が早期選考に向けて実施したい対策

最後に24卒就活生が早期選考に臨むうえで、実施しておきたい対策を解説します。キーワードは「早めのアクション」。できることから、早速行動に移すことが大切です。

大学3年の春には自己分析・企業研究をしておく

遅くとも大学3年の春頃までには、自己分析や企業・業界研究をしておきたいところです。就活のベースであるこのタスクを行なわない限りは、企業選択もできず、進路の方向性も定まりません。自己分析は就活を進めるなかで定期的に行なう方が良いので、まずは気楽な気持ちで一度取り組んでみることをおすすめします。

大学3年の夏には全体スケジュールを構想

進路の方向性や大まかな企業選定ができたら、就活の全体スケジュールを作っておくと行動をしやすくなります。目安としては、大学3年の夏頃までに企業毎の選考計画を確認し、企業説明会などの予定も含んだスケジュールを制作しておきましょう。

全体スケジュールを制作しておけば、予定を俯瞰できるので計画の変更も容易です。志望企業の変更をした場合も、スケジュールの削除と再編集をすればOK。簡単に制作でき、いつでも確認できるよう、アプリなどを上手く活用すると非常に便利です。

早期選考と並行した進路のアップデート

早期選考に参加するなかで、進路のアップデートも重要です。24卒の就活を進めていくと企業の特徴がわかり、志望企業が変わることも比較的多くあります。その際には一旦自己分析した内容を振り返ることが大切です。自分の価値観に沿った進路であるか、今一度確認したうえで志望企業を都度選定すれば、進路に後悔することも少ないでしょう。

就活サービスでオファーを取り込む

早期内定者の多くも活用していた、逆オファー型サイトなどへの登録は就活の最初にしておきたいタスクです。逆オファー型サイトとは、自身の専門分野や得意な領域、希望の進路などを登録しておくだけで、ニーズにマッチした企業からオファーが届くサービス。逆オファー型サイトである「TECOFFER」の場合であれば、登録しておくだけで企業から声が掛かる場合も多くあります。

就活の最初に登録をしておけば、企業選定や就活の助けにもなり、定期的にアップデートすることでオファーも集めやすくなります。登録自体も最短5分程度でできるため、就活の最初の一歩としてすぐに登録しておきましょう。

これだけは知っておきたいポイント(まとめ)

本記事では「24卒向け早期選考企業紹介と就活対策。早期選考する理由」について解説しました。企業の採用が前倒しになったとしても、状況にあわせた就活の進め方ができれば問題はありません。逆オファー型サービスなどは早期登録が有利ですので、できる限り早めに実施しておくことをおすすめします。

24卒が知るべき企業が早期選考する理由 

①優秀な人材を確保したい
②企業の採用活動が早期化傾向にあるから
③選考の期間を長く確保したい  

早期選考にエントリーする24卒のメリット

①後悔のない就活を実施できる
②失敗しても何度もチャレンジでる
③就業に向けた準備ができる

24卒向けの早期選考企業を紹介!

①外資系メーカー
②ベンチャー
③広告代理店
④国内企業            

24卒が早期選考に向けて実施したい対策

①大学3年の春には自己分析・企業研究をしておく
②大学3年の夏には全体スケジュールを構想
③早期選考と並行した進路のアップデート
④就活サービスでオファーを取り込む