投稿者情報
ニックネーム:ゆうぴょん
神戸大学大学院/工学研究科/21年

選考企業情報
企業名(正式名称):西日本旅客鉄道株式会社
職種:総合職
インターン参加:短期インターン参加
最終選考結果:最終選考通過(内定)

インターンシップ体験談

 インターンシップのエントリーシート

エントリーシート提出の可否:必要

エントリーシート提出期日:7月下旬

提出方法:マイページ上

質問:あなたがJR西日本のインターンシップに応募しようと考えた理由を教えて下さい。(250文字以内)

回答    

自身の経験から、人々の移動を安全なものにしたいという考えを強く持っているからです。私は中学生の頃から通学として貴社の路線を利用しており、たとえ台風や地震の影響を受けても数日後には運転を再開し私たちの移動を支えてきた鉄道を見て、その需要の大きさや安全の重要さを実感してきました。そこで、貴社の総合職でこそ、最前線でお客様の安全を確保する働き方を学ぶことができると考えました。俯瞰的な視点で物事を見ることができる自身の強みを活かして、より安全な移動手段を実現するための方法を自身で考える場にしたいです。

質問:あなたが学生時代に特に力を入れて取り組んだ活動について教えて下さい。(250文字以内)

回答    

英語ディベートで、西日本1位という目標を立てて取り組んだことです。当初は周りとの実力の差を感じ、課題を見つけるために自己分析しました。論点抽出力が周りより劣っていると判断し、これは議論経験の差に起因するものだと考えました。そこで、議論経験を積むために同期には個人的な練習を頼み、先輩には毎回の議論の反省点を聞きに行き、繰り返しました。目標には届きませんでしたが、西日本4位の結果を取りました。絶対的に見える差でも、自己分析し具体的に課題を把握して取り組めば埋めていけると学びました。

 インターン参加内容

インターン参加企業を知ったきっかけは何ですか。

通学等に利用していたため、元々知っていた。

どういった基準でインターンを選びましたか。また他にどんなインターンを受けていましたか。          

インターンに参加することで、本選考で別ルートに乗れることや面接回数が少なくなることなど、優遇がもらえるかどうかを基準に選んだ。他には、コンサルティングファームや関西のインフラ企業である電力・ガス会社や鉄道会社などを受けていた。

このインターンを受けるにあたり特に工夫したことはありますか。    

エントリーシートのみでの選考だったので、関西私鉄とJR西日本の違いを明確にし、なぜこのインターンに参加したいのかを明確に伝わるように記述した。また、自身が通学等で利用している立場だったので、それらの経験を踏まえて説得力を持たせるようにした。

インターンを受けるにあたって事前にやっておけばよかったと思うことがあれば教えて下さい。          

"鉄道知識を軽く勉強しておくべきだったかもしれない。所謂鉄道オタクが多く、グループワーク中にも鉄道知識を前提とした議論がなされることがしばしばあり、多少の予備知識がないと話についていけないこともあった。ただ、本選考では鉄道知識は求められないようなので、選考を突破するためには必要ないのかもしれない。

実施日程:9月下旬

実施場所:貸会議室

インターンの形式:グループワーク

インターン期間:2日間

参加社員数:10人程度

参加学生数:50人程度

参加学生の属性:京阪神が中心で、関関同立の学生もいた。一部、関西以外からの参加者もいた。

インターンで取り組んだ課題・業務の具体的な内容:          

1日目の午前中は座学を中心に行った。JR西日本や各系統の業務内容を学ぶことができた。特に、安全に関しては、かなり詳細に説明を受けた。午後は、グループ内で少し話し合うような、簡単なグループワークが行われた。2日目の午前中は、1日目の午後のように簡単なグループワークを行った。午後は、架空の鉄道路線に関して、2案のうちどちらを開業させるべきか、というようなテーマが与えられ、グループで話し合い、模造紙にまとめて発表を行った。

ワークの具体的な手順:

6人程度のグループで1時間程度話し合い、模造紙にまとめて、数分程度で発表した。発表後は質疑応答の時間あり。

インターンの感想・注意した点: 

自己主張の強い学生が大半を占めており、グループワークにおいて意見が全くまとまらなかったことである。他人の意見を真っ向から否定したり、自分の意見が通らないと不機嫌になったり、協調性に欠ける学生も散見された。見かねた社員の方々から、適宜アドバイスを頂いたが、それでもなおスムーズにグループワークを行うことが難しかった。

懇親会の有無と選考への影響:なし

インターンシップ参加による、本選考での特典(一部選考免除)などがありますか。           

一部の学生は参加後にリクルーターがつく。

インターン中の社員との交流(技術系社員や人事など、どんな職種の社員かも併せて書いてください)    

現場の若手社員が、1班につき1人ついてくれて、適宜アドバイスや質疑対応をしてくれた。また、昼休みの時間や座談会のような時間では、複数の社員から、自身のキャリアややりがいに関してお話を聞くことができた。

インターン前の企業・業務・社員に対するイメージ:堅くて公務員のようなイメージを持っていた。

インターン後の企業・業務・社員に対するイメージ:          

たしかに社風としては堅そうな印象を受けたが、割と柔軟な考えを持っている社員も多くいたイメージ。  

本選考エントリーシート

エントリーシート提出期日:3月上旬

提出方法:マイページ上

質問:当社を志望した理由を記入してください。

回答    

都市部から地方に人の流れを生み出し、地域活性化を実現したいからです。この思いを持つようになったきっかけは、私の最寄り駅に新たに特急列車が停車するようになって以降、鉄道輸送によって観光客が増えたことを実感したことです。そこで、都市圏と地方での両方の輸送を担っており、またインバウンド需要が大きい地域にも鉄道網を持っている貴社でこそ、様々な地域で様々なターゲットに対して働きかけることができると考えています。その中でも、運輸系統であれば、自身の強みを活かしてお客様のニーズを深掘りすることで最適な輸送を実現し、人の流れを変えるという面で最も直接的に携わることができると考え、志望しています。

質問:長所短所を含めて、あなたのセールスポイントを自由に記入してください。

回答    

私の強みは人々のニーズを深掘りすることで、その裏側をくみ取って行動することができることです。この強みを接客のアルバイトで活かしています。レジでお客様の接客ニーズを瞬時に判断することで、例えば忙しそうなサラリーマンにはスピーディーに対応したり、高齢の方には丁寧にポイントや電子マネーの使い方を説明したり、お客様に合わせた接客を実現できています。特に高齢のお客様には、接客が丁寧でまた利用したくなる、とお褒めの言葉を頂くことが多いです。一方で、自分の考えに強い熱意や思い入れを持ってしまうと、それを主張してしまい、他人のニーズを上手くくみ取れなくなるという弱みもあります。

質問:あなたが学生生活で特に力を入れて取り組んだこと、また、その経験で学んだことも併せて記入してください。

回答    

英語ディベートにおいて、西日本1位を目指したことです。当初は英語力に課題があると考えて取り組みましたが、結果が伴わず、先輩や同期との絶対的な力の差を感じました。そこで、自己分析した結果、課題は英語力ではなく質問力にあり、これにより相手の発言の意図をくみ取れていないことが弱みだと判断しました。これを踏まえて、質問力を身に着けるために、先輩に協力してもらい、先輩が実際に行った過去の議論に対するケーススタディを繰り返しました。結果は、目標には届かず西日本4位でしたが、絶対的に見える差であっても具体的に課題を把握して取り組むことで埋めていけることを学びました。

各質問項目で注意した点:            

インターンの時のエントリーシートと同じような項目が多かったので、整合性が取れるように同じ内容になるように記述した。志望動機に関してはリクルーターにブラッシュアップしてもらった。

結果通知時期:1週間以内

結果通知方法:電話

本選考体験談

 選考概要             

選考先に興味を持ったきっかけは何ですか?          

インターンに参加して、公益性の高さを実感したから。

どういった基準で企業を選びましたか?また他にどんな企業を受けていましたか?           

転勤がほとんどなく、東京か大阪で働くことができる企業を大きな軸にしていた。また、年収の額も重視していた。したがって、東京で働けるコンサルティングファームや、大阪で働ける関西の電力会社やガス会社、私鉄などを受けていた。

他社と比べてこの企業の魅力はどんなところだと思いますか?          

都市部だけでなく、地方部にも路線を持っていること。長距離輸送や地域活性化などの施策を打ち出すことができそうである。

選考応募時に職種別選考になっていましたか?どのような職種別に分けれていましたか?

総合職とプロフェッショナル職に分かれている。総合職は、さらに、事務系統や運輸系統などに分かれている。

選考中に配属先等の希望について確認するプロセスはありましたか?タイミングと希望項目について教えてください。    

なし

あなたが受けられた選考フローについて教えてください。    

リクルーター面談→一次面接→最終面接

この企業を受けるにあたり特に工夫したことはありますか。 

幅広い職種や業務があるため、まずは企業研究や業務理解に努めた。また、少子高齢化やインバウンド需要などの時代背景が大きく関わる業界であるので、社会問題等に対して、日頃から自身の考えを持っておくように心がけた。

各選考を受けるにあたって事前にやっておけばよかったと思うことがあれば教えて下さい。

JR東海やJR東日本との違いを明確にしておけばよかった。リクルーター面談等で軽く問われることがあった。

この企業の選考を受ける後輩の皆さんへのメッセージをお願いします。          

"単に、鉄道輸送や人々の移動を支えたいということに留まらず、これらの輸送手段を活かして何を実現したいのかについて考えを持つと良い。ありきたりな志望動機として、鉄道の安全や人々の生活を支えたいというものが挙げられるが、これだと周りと差別化することができない。そこで、例えば地方の鉄道網を活かして地域活性化を実現したいというように、JR西日本の持つアセットを活かして実現したい夢や目標を具体的に持つことで、差別化できると考える。

 参加したイベント            

イベント名:座談会

実施時期:2019年11月

時間:2時間程度

内容:現場社員の方と座談会を行うというもの。インターン参加者全員が参加できる。

注意した点・感想:         

単に「どう思いますか」と聞くのではなく、インターンや企業研究の際に感じた自身の意見や考えを前提に「~と考えているんですが、社員さんから見てどう思いますか」と、一方的な質問にならないような問いかけをすることに注力した。

 リクルーター/OB・OG面談         

面談の種類:リクルーター面談

経緯:座談会参加後にリクルーターから電話がかかってきた。

実施時期:2020年1月

面談会場:その他

企業側の人数:1人

学生の人数:1人

会場到着から面談終了までの流れ:          

指定の待ち合わせ場所で集合し、カフェに入店し、1時間程度面談をしてその場で解散。             

面談内容(質疑応答等):

自己紹介や就活状況など、ふんわりとした質問が多い。しかし、時には志望動機や志望度など踏み込んだ質問も飛んでくる。また、30分程度質問を受けた後は、残りの30分程度は逆質問の時間に当てられた。逆質問では、人口減少による懸念などを聞いた。

雰囲気:非常に和やかである。

注意した点・感想:       

非常に和やかな雰囲気であるが、時折厳しい質問も飛んでくるので気を抜かないようにしていた。リクルーター社員が明るい人柄だったので、負けないように明るく接することを心掛けた。ここでリクルーターに認められるかどうかで、今後の選考に関わってきそうだった。

結果通知時期:2週間以内

結果通知方法:電話

 WEBテスト/筆記試験     

テスト方法:WEBテスト

実施時期:2020年3月上旬

実施場所:自宅

試験時間:1時間

形式:SPI

試験科目:言語・非言語・性格

各科目の問題数と制限時間:

言語・非言語とも20問程度で、それぞれ30分程度の試験時間だったように思う。

対策方法:市販のSPI参考書を一通り解いた。

結果通知時期:2週間以内

結果通知方法:電話

 一次面接             

面接名:課長面接

実施時期:2020年3月中旬

面接時間:1時間

面接会場:その他

面接官の人数:2人

面接官の特徴(役職・肩書き・入社年次など):

若手のリクルーター社員と、入社20年目くらいの課長社員。

学生の人数:1人

会場到着から選考終了までの流れ:

指定の待ち合わせ場所で集合し、カフェに入店し、1時間程度面談をしてその場で解散。

質問内容:

自己紹介、強み弱み、学生時代頑張ったこと、志望動機、志望動機にある目標を入社後どのように実現するか、イメージしている仕事ややってみたい仕事、沿線人口の減少についてどう考えるか、現場を経験する期間が長いが抵抗はないか、現時点での志望度の高さ、なぜ志望度が高いのか。

雰囲気:リクルーター社員が横にいてくれるおかげで和やかである。

注意した点・感想:

基本的にはリクルーター面談で聞かれたようなことと同じようなことを聞かれた。隣でリクルーター社員が聞いているので、リクルーター面談での回答とずれないように回答することを心掛けた。ネガティブな面(人口減少などの社会課題、現場経験の長さなど)について意見を聞かれることもあったので、そういう話であってもポジティブな側面を出しつつ返答することを心掛けた。

結果通知時期:1週間以内

結果通知方法:電話

 最終面接             

面接名:最終面接

実施時期:2020年3月下旬

面接時間:30分

面接会場:企業オフィス(本社)

面接官の人数:2人

面接官の特徴(役職・肩書き・入社年次など):2人とも入社20年目程度の管理職だと思われる。

学生の人数:1人

会場到着から選考終了までの流れ:

待ち合わせ場所でリクルーター社員と集合し、本社に向かい面接を行った。面接後は近くのカフェに移動し、リクルーター社員と会話した。

質問内容:

自身の強みとそれを裏付けるエピソード、強みをどう生かしていきたいか、自身の弱みとそれを裏付けるエピソード、志望動機、入社後にやってみたい仕事は何か、将来の鉄道業界やJR西日本はどうなっていくと思うか、それに関してどのような戦略をとっていくべきか、逆質問     

雰囲気:

面接官と学生との距離が離れており、緊張感を持って臨んだ。しかし、面接官の方々が緊張を解こうとしてくれたため、リラックスすることができた。最後まで気は抜けなかったが、最終的には意思確認の要素が強いように感じた。

注意した点・感想:

入社後の自身のキャリアを明確に描いて、面接に臨んだ。結果的にこれが評価につながったと思う。過去のリクルーター面談や面接を通して、業務内容について幅広く理解できていたため、キャリアに関して深掘りされた際に、自信を持って明確に答えることとができた。

結果通知時期:当日中

結果通知方法:その他

 内定後  

内定時期:2020年3月下旬

承諾検討期間:1週間程度

承諾/辞退:辞退

辞退理由:業界

辞退理由の詳細:

選考中にちょうど新型コロナウイルス感染症が猛威を奮い始めていて、鉄道業界の行く先が見えなかったから。