登録者情報
ニックネーム:あきえもん
香川大学大学院/工学研究科材料創造工学専攻/21年

選考企業情報
企業名(正式名称):福助工業株式会社
職種:研究職
インターン参加:参加していない
最終選考結果:最終選考通過(内定)

本選考エントリーシート

エントリーシート提出期日:4月26日

提出方法:その他

質問:趣味・特技

回答
趣味は読書です。特に推理小説が好きで、赤川次郎の 「幽霊シリーズ」、「三毛猫ホームズシリーズ」を愛読 しています。化学系研究室に配属されてからは友人の薦 めで喜多喜久の「化学探偵Mr.キュリー」も読み始めまし た。

質問:学業、ゼミ、研究室などで取り組んだ内容

回答
機能性発光液体材料の合成を行っています。
外部からの刺激によって発色・蛍光色が変化する材料のことを「クロミズム 材料」といいます。
その中でも水素イオン(酸、プロトン)の存在で発色・蛍光色が変化する材料を合成しています。
また特筆すべきなのは合成した材料は有機溶媒が存在しない状況下でも室温で液体状態であるということです。
そのため有機溶媒を用いずとも基板への塗布が可能であるなど低環境負荷型材料として利用が期待されています。

質問:自己 PR

回答
研究の中で自分を動かし、成長するための規範となったのが「無知を恥じず、無知に甘え るを恥じる」です。
研究活動を行う中で新しく学ぶことが多く有り、最初の頃はただ漠然 と学ぶだけで理解というよりは知識の詰め込みと表現した方が正しいような状況でした。
分厚い本や論文をただ読むのは辛く、苦しいものがありましたが、ここで学ぶのを止めれ ば「分からない、その時に誰かに聞けばいいや」となり、これは無知に甘えることになり ます。
分からないことは誰にでも有るので無知を恥じることはなく、そこから理解するこ と、すなわち無知に甘えないことが研究において重要であると学びました。
勉強を続けて、知識のピースをどんどん増やしていくと、その分野における学術体系という名の一枚 の絵のピースがどんどんと埋まって行き、最終的にはそこに描かれている絵を見ることが できます。その絵を見ることを目標に日々勉強の毎日です。

質問:学生時代に最も打ち込んだこと

回答
学生時代に打ち込んだことは実験・研究です。配属が有機化学系の研究室だったためほぼ 毎日大学で実験を行っていました。
担当教官が発表の際の資料にかなりこだわる方でした ので資料作りは大変でしたが、そのおかげか「資料を作っても相手に伝わらなければ意味がない」という考えを持つようになりました。
また、研究室の先輩方も研究に不慣れな自 分を大変にサポートしてくださり、分からない事を聞いた時にも快く時間を割いて教えて 頂きました。
そのおかげもあってか、大学卒業の際の卒業論文発表では優秀賞に選ばれました。
最優秀賞は惜しくも逃してしまいましたが、修士論文の発表会でのリベンジを狙っ ています。

質問:志望動機

回答
私が御社を志望する理由はフィルムという素材に強く心惹かれたからです。
私は大学時代に有機化学を専攻していました。 有機化学の中でも主に研究していたのは低分子化学でした。しかし、大学院の講義の1つに高分子化学を扱う講義があり、 そこで高分子化学、フィルムやポリマーといった高分子材料にも興味を持ち始めました。ポリマーも拡大して見ていくとモ ノマー(単量体)が繋がった物として見ることができますが、その性質はモノマーの状態とは大きく異なっています。私はこ のポリマーに成った瞬間に以前とは全く異なる性質を持つという所に興味を持ちました。その中で御社はプラスチックフィ ルムという我々の生活に欠かすことのできない製品を提供しています。私が面白いと思っている材料を専門として研究し、 扱っている御社にて働きたいと思い、御社を志望しました。

各質問項目で注意した点:自己PRなどでも具体的なエピソードを挙げて説明するようにした。

結果通知時期:4~5日以内

結果通知方法:メール

本選考体験談

 選考概要

選考先に興味を持ったきっかけは何ですか?  
選考先の事業内容がネットニュースの記事で取り上げられており、そこで選考先の名前を初めて知った。

どういった基準で企業を選びましたか?また他にどんな企業を受けていましたか?
企業選びにおいて最も重視したのが「常に前進し続けているか」である。
現状維持で満足することなく、常に何か新しいことに取り組んでいる、もしくは既にあるものをより良くしようと取り組んでいるかを面接での逆質問でも聞いていた。
その点で他に受けた企業では小林製薬、東亞合成、日亜化学にもエントリーしていた。

他社と比べてこの企業の魅力はどんなところだと思いますか?
福助工業の特筆すべき魅力として挙げられるのが、取り扱っている製品の幅広さにある。
合成樹脂、ラミネート、食品容器などのプラスチック製品や紙、不織布といった幅広い材料の製品を扱い、さらには複数の部門を組み合わせた複合製品の開発など、一つの企業の中で幅広い製品を取り扱っているからこそ生まれる製品というものも存在する。

選考応募時に職種別選考になっていましたか?どのような職種別に分けれていましたか?
選考にエントリーする段階では技術系かそれ以外という形での応募になる。
その後、ESや面接を通してさらに細かい職種に分かれる。
             

選考中に配属先等の希望について確認するプロセスはありましたか?タイミングと希望項目について教えてください。
配属先の希望については確認するプロセス自体は無かった。

あなたが受けられた選考フローについて教えてください。
リクナビで選考エントリー後、福助よりマイページ開設の連絡がメールで届く。その後WEB上にてES兼履歴書を提出する。
その後WEB上での一次面接を行う。一次面接に合格後はSPIでの適性検査を受ける。それに合格するとその次が最終面接だった。

この企業を受けるにあたり特に工夫したことはありますか。
取り扱っている商品が幅広いのが福助工業の特徴であり、強みでもある一方で自分の専門分野がこの会社にとってどう活かせるのかをきちんとアピールできるようにすること。
例えば、自分の場合は研究室で有機化学を学んでいるので合成樹脂やラミネート製品、食品容器などのプラスチック製品の分野で活躍できるとアピールした。

各選考を受けるにあたって事前にやっておけばよかったと思うことがあれば教えて下さい。
自分が受ける企業についてしっかり調べておく。別に社長の名前などは聞かれなかったが、面接前に一回見ておいても良い。
後は、受ける会社に関連するニュースなどは見ておいたほうが良い。基本的には会社のHPのトップにニュースという形で載っていることがおおい。

この企業の選考を受ける後輩の皆さんへのメッセージをお願いします。
食品の包装資材を扱っている会社は福助工業以外にも多く存在する。
例えばエフピコや大倉工業などが挙げられる。一次面接そして最終面接においてもこういった競合他社の選考にエントリーしたかどうか、エントリーしている場合は現在の選考状況についても聞かれた。
競合他社も存在する中で福助工業を選んだ理由(志望動機)については自分の言葉でしっかりと話すことができるようにすることで面接の通過率は上がると思う。

 WEBテスト/筆記試験

テスト方法:WEBテスト

実施時期:2020年5月7日~10日

実施場所:自宅

試験時間:65分

形式:SPI

試験科目:言語、非言語、性格診断

対策方法:SPIの試験なので参考書を使って、問題の形式を覚えておくこと。特に非言語系(数学系)は初めて見た時には解けないことが多いが、出題される問題の解き方を理解して数字が変わっても解くことができるようにすること。

結果通知時期:1週間以内

結果通知方法:マイページ上

 一次面接

面接名:WEB面接

実施時期:2020年5月7日

面接時間:30分

面接会場:WEB

面接官の人数:2人

面接官の特徴(役職・肩書き・入社年次など):人事部の面接官2人(1人は30代、もう1人は20代)

学生の人数:1人

質問内容:事前に提出したES(履歴書)を元に面接が行われた。
質問内容はそこに書いたことを上から順番に聞くような感じであった。
ESに書いたことをそのまま口に出すのではなく、口頭で話すように少し文章は変えた。
・志望動機 
・学生時代に力を入れたこと 
・趣味や特技 
・研究室での研究内容(専門外の人にもわかりやすく)

雰囲気:終始和やかな雰囲気であった。質問自体は主に二人の面接官が交互に行っていた。

注意した点・感想:WEB上での面接となったため直接話す時よりも少し大きな声でゆっくりと話すように心がけた。
また、WEBカメラがノートパソコンの画面の上部についているため、画面上の面接官の顔を見ながら話すと、向こうからは若干下を向いたような形になるため、画面上の面接官を見るよりはカメラのレンズを見て話すように意識すること。
時間があるようであれば友人にWEb面接の練習に付き合ってもらうと良い。

結果通知時期:当日中

結果通知方法:メール

 最終面接

面接名:最終選考会

実施時期:2020年5月25日

面接時間:30分

面接会場:その他

面接官の人数:3人

面接官の特徴(役職・肩書き・入社年次など):社長・技術部社員・人事部社員

学生の人数:1人

会場到着から選考終了までの流れ:面接会場に到着後は面接を行う部屋の前の廊下に置かれた椅子に座って待った。面接官の方から椅子に座る順番が指定され、それが面接を受ける順番になった。
自分の順番になると部屋の中から入室すように言われ、中には入り面接を受けた。面接終了後はそのまま帰宅した。

質問内容:・面接の会場まではどのように来たか ・志望動機 
・研究内容を簡単に説明 
・研究職を希望とのことだが具体的にはどういった研究がしたいのか 
・現在受けているほかの企業の選考状況 
・逆に面接官に対して質問はあるか

雰囲気:一次面接と同じく、特に高圧的な印象は受けなかった。
質問に対してこちらが答えている時も適宜うなづいたりするなど話を真剣に聞いてくれている印象を覚えた。

注意した点・感想:和やかな雰囲気ではあったが、適度な緊張感を持って望むこと。相手からの質問にはハキハキと答えること。
最終面接は直接会って、対面で行ったので相手の顔を見ながら話すのがやりやすかった。最終面接なのでこの会社に入りたいという強い熱意も相手に伝えることも重要。

結果通知時期:1か月以内

結果通知方法:電話

 内定後

内定時期:2020年5月下旬

承諾検討期間:一週間

承諾/辞退:承諾

承諾理由:事業内容や商品・サービス

承諾理由の詳細:大学で学んだ専門科目が活かすことのできる企業であったこと。

内定後の課題の有無:なし

内定後の拘束:なし

内定後の研修など:なし

内定者の数:34人

自分以外の内定者の所属大学:愛媛大学、松山大学