投稿者情報
ニックネーム:ゆうぴょん
神戸大学大学院/工学研究科/21年
選考企業情報
企業名(正式名称):王子ホールディングス株式会社
職種:エンジニア職
インターン参加:短期インターン参加
最終選考結果:最終選考通過(内定)
インターンシップ体験談
インターンシップのエントリーシート
エントリーシート提出の可否:必要
エントリーシート提出期日:12月上旬
提出方法:マイページ上
質問:現在、興味のある業界を教えてください。
回答
素材メーカーやエネルギー業界に興味を持っています。
質問:王子グループに興味をもった理由を教えてください。
回答
日本のモノ作りを根底から支えたいと考え、素材メーカーに関心を持っています。その中でも、テクノロジーを用いた情報伝達手段の普及や新聞等の発行部数の減少などの影響で、大きな転換期を迎えている紙・パルプ業界であれば、事業の拡大や再構築の過程で、自身が挑戦できるフィールドがあると考えました。そこで、積極的に海外工場を展開したり、脱プラスチックに着目し新たな製品の開発を行ったりしている貴社でこそ、私が挑戦できるフィールドを見つけられるのではないか、という仮説を立てました。この仮説を検証したいと考え、貴社のインターンシップに興味を持ちました。
各質問項目で注意した点:
B to B企業であり、大企業でありながら多くの学生に知られているわけではないと思うので、どのような経緯で王子ホールディングスに興味を持ったのかを明確に記述するように心がけた。
結果通知時期:2週間以内
結果通知方法:電話
インターン参加内容
インターンシップ名:エンジニア職インターンシップ
インターン参加企業を知ったきっかけは何ですか
マイナビやリクナビ等の就活情報サイト
どういった基準でインターンを選びましたか。また他にどんなインターンを受けていましたか。
インターンに参加することで、本選考で別ルートに乗れることや面接回数が少なくなることなど、優遇がもらえるかどうかを基準に選んだ。他には、コンサルティングファームや関西のインフラ企業である電力・ガス会社や鉄道会社などを受けていた。
このインターンを受けるにあたり特に工夫したことはありますか。
エントリーシートのみでの選考であり、エントリーシートの項目数も少なかったので、なぜ王子ホールディングスに興味を持ったのか、なぜインターンシップに参加したいのかを明確にするようにした。また、海外志向が強い会社であることがホールページ等から見受けられたので、海外展開についても興味があるような記述をした。
インターンを受けるにあたって事前にやっておけばよかったと思うことがあれば教えて下さい。
数年前にホールディングス化した会社であり、会社内部の組織が複雑だったので、そこを調べておけばよかった。
実施日程:1月中旬
実施場所:王子製紙工場
インターンの形式:講義
インターン期間:2日間
参加社員数:10人程度
参加学生数:5人
参加学生の属性:国立大学の院生が中心であった。
交通費補助の有無:実費支給
インターンで取り組んだ課題・業務の具体的な内容:
1日目の午後から開始のインターンであり、初めに座学を行い、製紙業界の特徴や時代背景、また王子ホールディングスの歴史や企業の構造について学んだ。その後、工場内を見学した。それぞれの現場社員が説明してくれ、適宜質問にも答えて頂いた。また、紙すき体験も行うことができた。2日目は午前中に、中堅社員の方の働き方について説明を受けた。また、実際に最近作られた工場内の設備を見学した。最後に、昼食を食べながらの座談会が開催され、ざっくばらんにお話し頂いた。昼食後に解散となった。
ワークの具体的な手順:ワークなし
インターンの感想・注意した点:
実際に工場を見学し、その規模間や労働環境を実感できたことが良かった。規模間に関しては、自身がこのような大きな工場を支えてみたいという志望動機につながるものであった。労働環境に関しては、工場勤務は所謂3K職場といわれることもあるくらい労働環境が良くないと思っていたが、それほど悪い労働環境ではなさそうであった。
懇親会の有無と選考への影響:
1日目の夜に懇親会があったが、選考への影響はないものと思われる。
インターンシップ参加による、本選考での特典(一部選考免除)などがありますか。
参加者は後日マッチング面談に呼ばれ、そのまま本選考に進むことができる。
インターン中の社員との交流(技術系社員や人事など、どんな職種の社員かも併せて書いてください)
インターン中は基本的に人事の社員がついてくれて、質問対応やサポートなどをしてくれる。また、工場内の見学や説明は、適宜現場社員が行ってくれるので、人事社員・エンジニア社員ともに常に説明や質問などで関わることができる。
インターン前の企業・業務・社員に対するイメージ:真面目な社員が多いイメージ。
インターン後の企業・業務・社員に対するイメージ:
たしかにまじめな社員も多かったが、ユーモアあふれる方もいた。
本選考エントリーシート
エントリーシート提出期日:3月上旬
提出方法:マイページ上
質問:学士の卒業研究について
回答
〇〇リン酸塩の合成方法を検討し、生成機構を考察しました。〇〇リン酸塩の中でも、安定な構造を持つ〇〇リン酸塩は、一般的には鉛を用いて合成されていました。そこで、有害な鉛を鉄とカリウムに置き換えた系で合成を行いました。鉛を用いた場合と同じ生成機構を経ることが明らかになりましたが、再現性などの課題も残りました。
質問:修士の卒業研究について
回答
〇〇の低温合成について検討しています。〇〇材料に廃液を混合し〇〇化することを目指していますが、一般的な合成法である〇〇法では加熱時に廃液中の有害物質が一気に蒸発し、気相に漏洩する可能性があります。そこで、〇〇法を用いて〇〇化することで、昇華したガスを低温でトラップし、有害物質を系外に流出させずに合成できる方法を検討しています。
質問:あなたが当社グループを志望する理由と、入社して具体的に取り組みたい仕事は何ですか?
回答
日本のモノ作りを根底から支えたいからです。その中でも、テクノロジーを用いた情報伝達手段の普及や新聞等の発行部数の減少などの影響で、大きな転換期を迎えている紙・パルプ業界であれば、事業の拡大や再構築の過程で、自身が挑戦できるフィールドが大きいと考えました。そこで、積極的に海外工場を展開したり、脱プラスチックに着目し新たな製品の開発を行ったりしている貴社でこそ、自身の強みである、新たな取り組みや環境に対して試行錯誤できる力を活かせると考えたので志望しています。入社後は、人々のニーズをくみ取って行動するという接客アルバイトでの経験を活かして、施設部で活躍したいと考えています。様々な部署や現場からのニーズをくみ取り、優先順位をつけて解決していくことで、より良い生産環境や労働環境を整えることができるからです。また、英語ディスカッションにおける議論経験を、海外工場でのマネジメント等に活かしたいとも考えています。海外の文化や働き方を含めて理解し、日本とは異なる環境での工場展開に携わりたいです。
質問:あなたが苦労したエピソード(学生生活、課外活動、私生活等自由に発想してください)と、それをどのように乗り越えたかお答えください。
回答
英語ディベートにおいて、西日本1位を目指したことです。当初は英語力に課題があると考えて取り組みましたが、結果が伴わず、先輩や同期との絶対的な力の差を感じました。そこで、自己分析した結果、課題は英語力ではなく質問力にあり、これにより相手の発言の意図をくみ取れていないことが弱みだと判断しました。これを踏まえて、質問力を身に着けるために、先輩に協力してもらい、先輩が実際に行った過去の議論に対するケーススタディを繰り返しました。結果は、目標には届かず西日本4位でしたが、絶対的に見える差であっても具体的に課題を把握して取り組むことで埋めていけることを学びました。
各質問項目で注意した点:
志望動機に具体性を持たせるために、インターンシップで学んだ経験を書くことで理由付けを行った。また、海外志向が強い会社であるので、自身も海外勤務などに興味があることが伝わるように書いた。
結果通知時期:1週間以内
結果通知方法:電話
本選考体験談
選考概要
選考先に興味を持ったきっかけは何ですか?
インターンに参加して、ビジネスや事業の規模に圧倒されたから。転換期を迎えている製紙業界ではあるが、この企業であれば生き残っていけると感じた。
どういった基準で企業を選びましたか?また他にどんな企業を受けていましたか?
転勤がほとんどなく、東京か大阪で働くことができる企業を大きな軸にしていた。また、年収の額も重視していた。したがって、東京で働けるコンサルティングファームや、大阪で働ける関西の電力・ガス会社や鉄道会社などを受けていた。
他社と比べてこの企業の魅力はどんなところだと思いますか?
多角的に事業を展開している点だと思う。そして、ホールディングス化しているので、それらの事業の横のつながりが強いということも魅力だろう。
選考応募時に職種別選考になっていましたか?どのような職種別に分けれていましたか?
研究職とエンジニア職と事務系職に分かれていた。
選考中に配属先等の希望について確認するプロセスはありましたか?タイミングと希望項目について教えてください。
特になかった。
あなたが受けられた選考フローについて教えてください。
一次面接→最終面接
この企業を受けるにあたり特に工夫したことはありますか。
王子ホールディングスの各会社の違いや、どこの会社に興味があるのか、また希望の会社以外に配属された際のモチベーションなどについて考えた。特に、カンパニー制といった企業の構造や、それぞれの会社の事業内容は、なかなかホームページ上では分からないため、インターンに参加し、それを情報源にすることが有効であると考えた。実際にインターンに参加することで、カンパニー制や各会社の事業内容などを深く理解することができた。
各選考を受けるにあたって事前にやっておけばよかったと思うことがあれば教えて下さい。
面接中に研究職についても聞かれたので、多職種についても理解しておくべきだった。
この企業の選考を受ける後輩の皆さんへのメッセージをお願いします。
B to B企業で、学生からはビジネスや事業が分かりにくいと思うので、まずはインターンに参加して理解を深めることをおすすめする。
参加したイベント
イベント名:マッチング面談
実施時期:2020年2月中旬
時間:1時間
内容:社員3人と学生2人で面談を行うというもの。
注意した点・感想:
面談という名目ではあるが、面接のような雰囲気で行われ、志望動機や自己PRに近いようなことも質問されるので、ある程度評価されているという気持ちで参加した。また、自身がインターンシップで行った工場以外の工場で勤務経験のある社員の方ともお話しすることができるので、他の工場との違いなどを明確にすることができた。
一次面接
面接名:一次面接
実施時期:2020年3月下旬
面接時間:20分
面接会場:企業オフィス(本社)
面接官の人数:3人
面接官の特徴(役職・肩書き・入社年次など):おそらく人事部とエンジニア職の中堅社員である
学生の人数:1人
会場到着から選考終了までの流れ:
控室に集合し、人事部社員から説明を受けた後、面接会場に移動。終了後はそのまま解散し、近隣のカフェ等で選考結果の電話を待った。
質問内容:
王子ホールディングスに興味を持った理由。インターンに参加しての感想。なぜ研究職ではなく、エンジニア職なのか。他に受けている企業は。就活の軸は何か。研究内容。研究のゴールは何か。アルバイトはどういったことをしていたのか。学生時代にがんばったこと。海外勤務に興味はあるか。
雰囲気:
少し高圧的な態度であり、圧迫気味であった。特に進行を務める社員が足を組み、椅子の背もたれにもたれながら、質問を投げかけてきたことが印象に残っている。
注意した点・感想:
少し圧迫気味で面接官の態度も気になったが、ストレス耐性を見るために、あえてこのような態度をとっていると理解し、動じずに堂々と受け答えすることを心掛けた。ハキハキと話す人であると言って頂き、動じずに受け答えしたことが評価されたものと思われる。
結果通知時期:当日中
結果通知方法:電話
最終面接
面接名:最終面接
実施時期:2020年3月下旬
面接時間:20分
面接会場:企業オフィス(本社)
面接官の人数:3人
面接官の特徴(役職・肩書き・入社年次など):前の面接で担当してくれた社員1人と役員クラスの社員が2人
学生の人数:1人
会場到着から選考終了までの流れ:
一次面接終了後、近隣のカフェで結果の連絡を受けて、数時間後に再度来社。控室で人事部社員から説明を受けた後に、面接会場に移動。面接後はそのまま解散。
質問内容:
どういった仕事をしてみたいか。海外勤務に興味はあるか。英語力はどれくらいか。他に志望している企業はあるか。志望順位はどうか。インターンに参加してみて工場勤務に持った印象は何か。工場勤務は大変なことやしんどいことが多いが耐えられそうか。
雰囲気:
前の面接で圧迫気味に質問を投げかけてきた社員が、この面接にもいたが、明らかに態度が軟化しており、前の面接よりも穏やかな雰囲気。最終面接ということもあり、意思確認の意味合いが強いように感じた。
注意した点・感想:
一次面接のときと同じ面接官もいて、同じような質問を投げかけれれることもあるので、一次面接で与えた印象とずれないような回答をすることを心掛けた。また、工場勤務のネガティブなイメージを持ち出し、ストレス耐性のようなことも聞かれたが、不安を見せないように心がけた。
結果通知時期:4~5日以内
結果通知方法:電話
内定後
内定時期:2020年3月上旬
承諾検討期間:2週間程度
承諾/辞退:辞退
辞退理由:企業の安定性
辞退理由の詳細:
製紙業界の将来性に不安を感じていた。また全国転勤であることもネックとなった。