登録者情報
ニックネーム:pocky
東京大学/総合文化研究科広域科学専攻/21年

選考企業情報
企業名(正式名称):株式会社デンソー
職種:技術系総合職
インターン参加:参加していない
最終選考結果:最終選考通過(内定)

本選考ES

エントリーシート提出期日:3月初旬

提出方法:マイページ上

質問:研究内容について教えてください

回答
ペロブスカイト太陽電池(PSCs)は材料溶液の塗布プロセスで作製が可能なことから、低コスト化や、曲がる柔らかいデバイスによるこれまでに設置できなかった場所への設置等が期待されている新しい太陽電池です。
発電効率も従来の無機系の太陽電池に並ぶ領域(約25%)に達してきており、近年最も注目を集めている太陽電池です。しかし、PSCsの実用化に向けては課題があり、その1つに耐久性が低いことがあります。
PSCsの一般的な材料としてハロゲン化鉛メチルアンモニウムがありますが、メチルアンモニウム(MA)は常温で気体であるメチルアミンをプロトン化した不安定なイオンです。
そのため、MAはペロブスカイト結晶が壊れる要因になります。
そこで、MAを室温で不揮発性であるホルムアミニジウム(FA)で置換した、MAフリー有機金属ハライドペロブスカイト太陽電池の材料開発に取り組んでいます。

質問:学生時代力を入れたこと

回答
周囲の人から信頼の得られる学生寮の寮長を目指した経験
私は高専時代に学生寮(寮生数:約150人)で集団生活をしていました。
私は以前から学級委員や生徒会役員というような集団のリーダーを務めることが多く、自身が集団のリーダーとなり、集団をより効率よく機能させるよう周囲をまとめていくことが好きでした。
そこで、学生寮でも入寮1年目に学年のリーダーである副寮長を決める際に、自ら立候補をし、周囲からの推薦も得られたために副寮長を務め、5年次には寮長を務めました。

質問:上記の経験でどのようなことを考えて取り組んだか

回答
私が寮長を務める際に、共に寮生活を送る周囲の人をうまくまとめるためには、周囲の人からの信頼を得ることが最重要であると考えました。
そのために、私はリーダーとして自信を持った言動と、周囲の人の意見をしっかり聞くという2点を重視しました。
1点目については、自身が無い不安定なリーダーでは周囲に心理的な不安が生じ、大きな信頼が得られないと考えたからです。
2点目については、大きな集団になると多種多様な意見が出てきますが、その全てを満足させるような解を出すことは不可能です。
しかし、意見を聞かずに無視をすると、そこから不満が生じます。そこで私は、アンケートや面談を実施し、意見を聞くことを重視しました。

質問:入社後に取り組みたいこと

回答
私はこれまでに社会に直接貢献することができる技術の研究開発に携わりたく、全ての社会活動の動力源であるエネルギー技術こそ最も社会に貢献できると考えました。
そこで、これまでに電気二重層キャパシタやペロブスカイト太陽電池といったエネルギーデバイスの材料開発に取り組んできました。
社会に出てからもエネルギー技術に貢献していきたいと考える中で、我々の生活に必要不可欠となっている自動車に着目致しました。
温暖化や大気汚染といった問題が深刻化する現代社会において、その動力源であるエネルギー技術の電動化に向けた、環境に対してクリーンな技術の研究開発こそが急務であると考えました。
最近では、ハイブリッド自動車や電気自動車の研究開発に多くの自動車メーカーが取り組んでいます。
その中でも、貴社は世界中の自動車メーカーを支える自動車部品メーカーであり、自動車の中でもより技術に近いところを世界の広いフィールドに対し、技術的貢献ができると感じました。
私は、世界の広いフィールドで自動車の技術を支える貴社において、ハイブリッド自動車や電機自動車に向けた蓄電技術や発電技術の世界的規模での更なる技術革新に携わりたいです。

各質問項目で注意した点:自分の体験談を交えながら、読み手に納得してもらえるような簡潔な文章を考えるようにした。

結果通知時期:2週間以内

結果通知方法:メール

本選考体験談

 選考概要

選考先に興味を持ったきっかけは何ですか?
エネルギー事業に興味があり、自動車業界はエネルギーの重要なファクターの1つであると考えたため     

      

どういった基準で企業を選びましたか?また他にどんな企業を受けていましたか?
エネルギー事業に注力している企業を中心に選びました(出光興産、積水化学工業、JXTGエネルギー、ユアサ、ソニー等)。
また、私の専攻分野である材料化学の知識や経験を活かせる研究開発に取り組めるという点も重視していまた。

            

他社と比べてこの企業の魅力はどんなところだと思いますか?
企業規模が大きく、社会に大きな影響力を持つ事業に携われること        

選考応募時に職種別選考になっていましたか?どのような職種別に分けれていましたか?
技術系と事務系に分かれており、技術系の中でも職種ごとに4つほどのコースに分かれていました。      

選考中に配属先等の希望について確認するプロセスはありましたか?タイミングと希望項目について教えてください。
選考中にはどのような事業に取り組みたいかを中心に聞かれましたが、内々定までに実際の配属先が決まる等のプロセスはありませんでした。   

あなたが受けられた選考フローについて教えてください。
本選考ES→1次面接→2次面接(最終面接)    

この企業を受けるにあたり特に工夫したことはありますか。
自分の興味があること、入社後に携わりたい事業について、自分のバックグラウンド(研究、興味等)を交えながら分かりやすく話すことを意識しました。
私はエネルギーに興味があり(研究でも太陽電池や蓄電技術の材料開発に取り組んできた)、電動化事業に携わりたいことを熱心に伝えたところ、面接官からも「まさに今重要な分野である」と共感を頂き、好印象を持っていただけたと感じています。   

各選考を受けるにあたって事前にやっておけばよかったと思うことがあれば教えて下さい。
自動車業界の現状についてあまり勉強せずに選考に臨んだため、最低限の知識は準備した方が良いと思う。

この企業の選考を受ける後輩の皆さんへのメッセージをお願いします。
企業で自分がやりたいことを、体験談やバックグラウンドを交えてわかりやすく伝えることができ、それが企業側とマッチングすることが内々定へ近づく1番の道だと思います。  

 参加したイベント    

イベント名:オンライン説明会

実施時期:2020年1月頃    

時間:1時間30分

内容:事業内容と採用に関する説明、質疑応答

注意した点・感想:しっかり話を聞き、最低1個は質問をするように心がけた。直接選考には関係がないと思われるが、質問をすることになれることは面接での逆質問の練習にもなり良いと思う。
その際は聞く意味のない無駄な質問をしないように心がけた。             

 WEBテスト/筆記試験

テスト方法:筆記試験         

実施時期:2020年1月頃    

実施場所:専用試験会場     

試験時間:1時間 

形式:テストセンター              

試験科目:能力検査・性格検査           

各科目の問題数と制限時間:合計約1時間      

対策方法:私は色々な企業のWEBテストやSPIを多く受けることで、問題形式に慣れることを意識しました          

     

結果通知時期:1週間以内 

結果通知方法:マイページ上               

 一次面接                

面接名:1次面接 

実施時期:2020年4月上旬

面接時間:40分    

面接会場:WEB    

面接官の人数:2人              

面接官の特徴(役職・肩書き・入社年次など):比較的若め、技術職の面接官

学生の人数:1人  

会場到着から選考終了までの流れ:時間になったらZOOMにログイン           

質問内容:自己紹介から始まり、研究内容を中心に聞かれ、志望動機と最後に逆質問の流れ。
全体の8割は研究についての話を詳細に聞かれた。研究の話では最初に2分程度で研究内容を簡潔に説明し、それに対し面接官から質問が返ってくる。
私の場合は面接官と専攻分野が異なったため比較的答えやすい質問であったが、同じ分野の面接官の場合は難しい質問が来ることも予想できる。
研究の意義や取り組み方が論理的に説明できることが大事だと思う。                

雰囲気:非常に穏やか         

注意した点・感想:落ち着いて大きな声でゆっくり、カメラを見ながら話すことを常に意識した。
また、質問に対する返答には全て実体験やエピソードを交えたうえで論理的に話すことで、納得度が高まるように意識して話すように心がけた。                

結果通知時期:2~3日以内 

結果通知方法:メール          

 最終面接                

面接名:2次面接(最終面接)   

実施時期:2020年4月下旬

面接時間:40分    

面接会場:WEB    

面接官の人数:2人              

面接官の特徴(役職・肩書き・入社年次など):人事部長、技術部部長(1次面接と比べ、ベテランの社員さん)

学生の人数:1人  

会場到着から選考終了までの流れ:時間になったらZOOMにログイン           

質問内容:全体的な流れは1次面接と同様であるが、志望動機や入社後のビジョンに関する質問のボリュームが増える。
私の場合は、電動化に取り組みたいことを話したら、ちょうど電動化部署の部長の方が面接官であり、「まさにそのような人材を求めている」との言葉を頂いた。
そこからは質問をされることよりも、面接官の方から実際の事業や経験談について話してもらう時間の方が多かった。                   

雰囲気:非常に穏やか         

注意した点・感想:1次面接と同様に、落ち着いて大きな声でゆっくり、カメラを見ながら話すことを常に意識した。また、質問に対する返答には全て実体験やエピソードを交えたうえで論理的に話すことで、納得度が高まるように意識して話すように心がけた。
また、2次面接は面接官の方からお話を頂く時間がかなり長かったので、カメラを見ながら相槌をしっかり見せ、聞いてる姿勢を見せるようにし、こちらから質問をし返す意識をした。     

結果通知時期:2~3日以内 

結果通知方法:メール          

 内定後

内定時期:2020年5月上旬

承諾検討期間:2週間程度 

承諾/辞退:承諾   

承諾/辞退理由:事業内容や商品・サービス       

承諾/辞退理由の詳細:面接を通して、社会に対して電動化等の事業を通してエネルギーの観点から貢献できると強く感じたため            

内定後の課題の有無:無し  

内定後の拘束:無し              

内定後の研修など:無し       

内定者の数:300人程度(技術系、事務系合わせて)        

自分以外の内定者の所属大学:東京工業大学、早稲田大学、東京理科大、横浜国立大学、名古屋工業大学等、全国各所  

自分以外の内定者の属性(体育会、学生団体、留学、長期インターン、ボランティアなど):インターン参加者がちらほら目立つ

希望通りの職種や配属先でしたか?(選考中に確認があった場合)
配属未定