投稿者情報
ニックネーム: はる
東京工業大学/工学院電気電子系電気電子コース/21年
選考企業情報
企業名(正式名称): 日産自動車株式会社
職種: 技術職
インターン参加: 短期インターン参加
最終選考結果: 最終選考通過(内定)
インターンシップ体験談(ES+体験談)
インターンシップのエントリーシート(ES)
エントリーシート提出の可否: 必要
エントリーシート提出期日: 1月中
提出方法: マイページ上
質問: 当社インターンシップへの志望動機をお聞かせください
回答
私がインターンシップを志望した理由として自動車に興味があるということと、文系・理系混合のあまり類のないタイプのインターンシップであったためです。
私は自分の考えたアイデアや作ったものが生活の中で見られるような仕事がしたいため、自動車会社を考えています。電化製品でも生活の中に存在していますが、実際の基板や動力部分は外装で覆われているため通常見ることはできません。しかし、自動車は普段のメンテナンスの中でボンネットを開けメカニックでない人でも動力部分を見る機会があります。また、私は今大学院でモータに関する研究を行っているのですが、自動車の部品の1つであるモータにも種類があり、用途に応じて形や大きさも大きく変わってきます。
他の部品も同じように多くの選択肢があり、自動車はこの無数の選択肢の存在する部品の集合体であり完全な完成形のない物だと考えています。
このような理由から自動車会社を強く希望しています。インターンシップでは普段の企業説明会の中だけでは得られない、実際に働いている人たちの声や雰囲気を知れる貴重な機会であり、この経験を踏まえて自分のやりたいことと会社の業務内容とがしっかりとマッチしているかを考え、また、グループワーク等の他者との交流を通して自分のことについて改めて見直し、自分でも気がついていない部分に気がつけるようなものにしていきたいと思っています。
質問: 自己PR
回答
私は小さい頃から物を作ったり、分解したりすることが好きで家にある壊れたビデオデッキやおもちゃをよく分解して組み立てていました。
今でも物作りが好きで研究室も物作りができる研究室を選びました。また、自宅で気軽に電気関係の工作ができたらと考え、今年の電気工事士の資格受験を考えています。
やると決めたこと、やらなければならないことに対して締め切り日前に最後までやり通さないと気が済まないタイプです。
質問: リーダーシップについて
リーダーシップについて様々な解説がありますが、その中の1つに『リーダーシップはリーダーだけのものではなく、組織のメンバーそれぞれがその対象である』とあります。あなたはこの解説に賛成・反対?賛成/反対の理由を含め論じてください。
回答
私はこの意見に賛成です。
リーダーのみがリーダーシップを持っている場合、他の人はそのリーダーに多くのことを従うようになり、その集団としての意見の多くがそのリーダーの意見に限りなく近くなってしまいます。
そのため、1人1人がリーダーシップを強く持ちみんなを引っ張っていこうとすることで賛否両論が発生し、最終的にみんなで考えたよりよい意見が生まれると思います。
質問: 当インターンシップに興味を持った理由をご記入ください。
回答
自動車には多くの部品が使われているため、多くの人たちの協力によって商品開発が行われていると思いますが、実際に、部品メーカーさんと日産の開発はどのように役割分担がなされているのか、また、お互いにどのような関係で開発が行われているのかを知る良い機会だと思い応募致しました。
質問: 当インターンシップに参加することでどんな学び(気づき)を得たいと考えていますか。内容とその理由をご記入ください。
回答
日産のエンジニアはどのようなことを重視して商品開発が行われているのか、また、どのような人材が必要なのかを知り、自分にとって本当にやりたいことがどのようなものかを再認識していきたいと考えております。普段の生活の中ではその会社が具体的に何を行なっているのかを知る機会はなく、その会社で働いている人たちの話を聞かないとわかりません。そのため、社員の方と接する機会があるこのインターンシップでは普段行なっている業務内容や、やりがいなどを聞けたら良いなと思っています。
質問: 20年後の日本のモビリティ社会に対するご自身のお考えとしての期待と不安についてご記入ください
回答
今後、二酸化炭素削減という目標のため、ガソリン車でなく電気自動車が多く走るようになり、今の自動車の中身と大きく構造が変わってきてしまうことが予想されます。
それにより、今までガソリン車のみで使われていた部品を取り扱う会社や部署がなくなってしまい、ある分野の工業が衰退してしまうのではないかと思います。
より環境に良いものを作るということはとても重要なことであり、無視できません。
しかし、ある技術の進歩のために他の別の技術が衰退してしまうというのはとても残念なことであり、自分にもいつか直面するかもしれない問題だと感じます。
自動車業界は常に多くの人を支えており、それに適応した商品開発を行うにあたり自分がその進化に対応することが上手くできるかどうかとても不安です。
各質問項目で注意した点
かなり深く考えていかないといけない質問ばかりで、かなり苦労しました。時間をかけゆっくりと自問自答しながら書き進めていきました。
結果通知時期: 2週間以内
結果通知方法: マイページ上
インターン参加内容
インターンシップ名: 『モノづくり』ショートインターンシップ
インターン参加企業を知ったきっかけは何ですか: マイナビ及び日産自動車エントリーサイトのページから
どういった基準でインターンを選びましたか。また他にどんなインターンを受けていましたか。
特に、先輩社員に直接お話を聞ける機会は少ないため、事務や人事の方のみが参加する説明会のようなインターンシップではないインターンに参加しました。
自動車本体部品の研究・開発ではありませんでしたが、生産をするための開発という、大学では学ばないような技術の見学ができるため参加をいたしました。
また、他にも現場の様子を知ることのできるインターンに参加いたしました。
このインターンを受けるにあたり特に工夫したことはありますか。
実際に現場の人が普段どのような業務をしているのかをしっかりと聞けるようにどのような質問をしたらいいのかを吟味し、望みました。
また、自分が今現在行っている研究が生かせるのかどうかについてもお聞きし、自分のやりたいことが将来できるのかを考えました。
インターンを受けるにあたって事前にやっておけばよかったと思うことがあれば教えて下さい。
生産技術のインターンに参加しましたため、その生産技術に関する知識を勉強していけばよかったと思いました。
実施日程: 2月中旬
実施場所: 厚木の研究・開発部門、横浜の工場、横浜の本社
インターンの形式: グループワーク
インターン期間: 2日間
参加社員数: 10人ほど
参加学生数: 50人ほど
参加学生の属性: 大学院生と学部生が半分ずつくらい
交通費補助の有無(有の場合のみ記載): 有
インターンで取り組んだ課題・業務の具体的な内容:
各5人ほどのグループで分かれ、生産過程を体験するようなグループワークを行い、それをそれぞれのグループで発表、質疑応答を行いました。
また、工場見学、生産技術の研究・開発を行ってる現場の見学もありました。
ワークの具体的な手順:
グループごとに与えられた目的物の作り方(設計図)を考え、どのようにしたら少ない材料・工具で、早く、丁寧に作ることができるかを競い合うグループワークでした。
インターンの感想・注意した点:
初めてインターンで会う仲間たちと、相談し、考えをまとめるということはなかなか難しかったですが、グループワークは他にはない内容で、生産技術という分野があること、そして研究開発に進もうと考えていた私に新たな選択肢を考えさせてくれる良い経験になりました。
懇親会の有無と選考への影響: 有。リクルーター紹介という形の10分ほどの懇親会が5回ほどありました。
インターンシップ参加による、本選考での特典(一部選考免除)などがありますか。
特になし
インターン中の社員との交流(技術系社員や人事など、どんな職種の社員かも併せて書いてください):
技術系の社員の方10人ほどと交流する機会がありました。すべての方が研究・開発を行っている方でしたが、同じ部署ばかりではなく、様々な部署の人たちで、部署内のことだけでなく、会社全体の雰囲気が理解できる交流でした。
インターン前の企業・業務・社員に対するイメージ:
会社説明会も少なく、あまり明るい雰囲気の印象がありませんでした。
インターン後の企業・業務・社員に対するイメージ:
社員の方は明るく、話しててとても雰囲気が良いことがわかりました。
本選考エントリーシート(ES)
エントリーシート提出期日: 3月中
提出方法: マイページ上
質問: 志望動機
回答
貴社は自動車をグローバルに販売しており、自分の作った製品・部品が世界の人々の役に立っています。
私も自分の作ったものを世界の人々に使ってもらい、グローバルで活躍できるような人になりたいです。
質問: 研究テーマ名称
回答
ハイブリッド自動車用スイッチトリラクタンス発電機(SRG)・モータの振動・騒音についての研究
質問: 研究課題の要約
回答
スイッチトリラクタンスモータ(通称SRM)は磁石を全く使用しないモータで、環境にも優しいですが、振動・騒音が大きいといったデメリットがあり、主にこのデメリットを改善できないかと研究を行っています。
学部時代ではSRMの振動・騒音について、制御やパワーエレクトロニクスの分野を用いてどれほど抑えることができるのかというのをFEM解析ソフトやMATLABを用いてシミュレーションベースで行ってきました。
大学院では、制御系の分野だけでなく材料の違いといった機械的な分野に広げて研究を行っています。
モータで用いられる金属は外部から磁界がかかると磁気スピンの磁化方向がそろい、それが磁歪という金属の伸びとして生じます。
この金属の伸び縮みによって振動・騒音が生じているのですが、この磁歪は現実では電磁力と力を分けることが難しく実際に磁歪によってどれほどの騒音が発生したのか述べられた文献が存在しません。
そこで本研究では、磁歪の値が異なる2つの材料を用いてモータを作成し、どのような騒音の違いがみられるのか、また、コストを抑えつつ効率をどれほど向上させることが可能かということを考えていきました。
質問: 上記研究テーマを選んだ理由
回答
私は、大学入学前から、機械系・電気系両方の分野に興味がありましたが、専攻は2つに分かれています。
しかし、モータは機械と電気の融合分野であり、両方に携わりたい私にとって正に良いテーマだったからです。
質問: 自身の強み(技術力,専門性,各種活動を通して経験的に培ってきた人間力など)
回答
私は幅広い知識や経験を獲得していく探求心があり、最近ではその過程で資格取得を行うことが多いです。
普段の研究や生活の中でなぜこのような現象が起きているのだろうと考え、調べることが多くあります。
質問: 上記強みをどのように活かしたいか(活かせると考えているか)
回答
研究・開発をする上で、同じ方向から物を見るのではなく、他方面から見ることで新たな発見があることが多いと考えており、私の探求心はこのような場面で他の人には考え付かないアイデアを出せると考えております。
各質問項目で注意した点
他社のエントリーシートと比べて、明らかに文字数や項目数が少ないため、短い文章の中で自分が伝えたいことを述べられるように簡潔にまとめられるように何度も書き直し、校正していきました。
結果通知時期: 当日中
結果通知方法: マイページ上
本選考体験談
選考概要
選考先に興味を持ったきっかけは何ですか?
世界をリードする自動車メーカーであったため
どういった基準で企業を選びましたか?また他にどんな企業を受けていましたか?
自動車関連の企業、特に私が大学で研究を行っている自動車用モーター・パワートレイン関連の研究・開発を行っている完成車メーカーとして日産自動車株式会社を選びました。
他には日立オートモーティブシステムズ、株式会社ケーヒン、本田技術研究所、日産オートモーティブテクノロジーを受けました。
他社と比べてこの企業の魅力はどんなところだと思いますか?
完成車メーカーですが、電動化部品に関しては、自社内で研究・開発を行っており、部品メーカーと同じような体験をすることが可能である点。
選考応募時に職種別選考になっていましたか?どのような職種別に分けれていましたか?
職種別になっており、自動運転技術、電動化技術、コネクテッド技術、実験評価スペシャリスト、生産技能職がありました。
選考中に配属先等の希望について確認するプロセスはありましたか?タイミングと希望項目について教えてください。
マイページでエントリーシートを提出するときに選択する項目がありました。
あなたが受けられた選考フローについて教えてください。
エントリーシート提出、WEBテスト、技術の方による面接、人事の方による面接
この企業を受けるにあたり特に工夫したことはありますか。
エントリーシートに書くことのできる文字数はとても少なく、面接やWEBテストの割合が大きいと思ったため、WEBテストの練習や面接で何を話すべきかをまとめ、本番に向けてどの企業よりも面接の練習を行いました。
各選考を受けるにあたって事前にやっておけばよかったと思うことがあれば教えて下さい。
WEBテストが長いため、WEBテストの練習をやっておくとよいと思います。
この企業の選考を受ける後輩の皆さんへのメッセージをお願いします。
WEBテストが長かったり、面接はスライドによる発表だったりと他社とは異なる部分も多いので気を付けてください。
WEBテスト/筆記試験
テスト方法: WEBテスト
実施時期: 1月中
実施場所: 自宅
試験時間: 1時間
形式: 企業オリジナル
試験科目: 数学、英語、言語
各科目の問題数と制限時間: 数学25分、英語10分、言語、15分ほど
対策方法:
インターンシップでも似たようなWEBテストを受験するため、インターンシップに参加しなくてもテストだけ受けるとよいと思いました。
結果通知時期: 2~3日以内
結果通知方法:マイページ上
最終面接
面接名: 部門面接
実施時期: 5月中旬
面接時間:1時間
面接会場: WEB
面接官の人数: 2人
面接官の特徴(役職・肩書き・入社年次など): 自分の生きたい部署(電動化技術)部長の方
学生の人数: 1人
会場到着から選考終了までの流れ:
パワーポイントによる発表という形で面接が進み、こちらの発表が終了したら、面接官が気になる部分を質問するという形でした。
質問内容:
まずは自己紹介やリーダーとして今までの経験でよかったところや、改善していった点、今後どのようなポリシーで他人を引っ張っていくのかを聞かれ、その後、研究に関する質問が続きました。研究では、内容だけでなく、つらかった点やそれをどのように克服していったかを質問されました。
雰囲気: 明るく、こちらが緊張せずに言いたいことが言えるようにしてくれました。
注意した点・感想:
パワーポイントによる発表であらかじめの資料準備が大切でしたので、内容だけでなく、見やすさやわかりやすさも考えて資料を準備いたしました。
あらかじめ発表資料を送付したうえで面接が行われるため、質問されそうな部分をあらかじめ考え、質問に対する回答まで考えて面接に挑みました。
結果通知時期: 1週間以内
結果通知方法: マイページ上
内定後
内定時期: 6月上旬
承諾検討期間: 1週間
承諾/辞退: 承諾
承諾/辞退理由: 配属職種
承諾/辞退理由の詳細:
他社の完成車メーカーと異なり自社内での開発も活発に行われており、明らかに他社とは異なる技術や雰囲気があり決めました。
内定後の課題の有無:
義務ではないが、TOEICが会社内での英語評価であるため、英語を伸ばしてくださいとのことでした。
内定後の拘束: なし
内定後の研修など:
9月現在、研修はありませんでしたが、内定承諾の前に人事による入社の意思や健康状態の確認がありました。
内定者の数: 研修や懇親会がないため不明
自分以外の内定者の所属大学: 不明
自分以外の内定者の属性(体育会、学生団体、留学、長期インターン、ボランティアなど):不明
希望通りの職種や配属先でしたか?(選考中に確認があった場合): 希望通りの配属先でした。