登録者情報
ニックネーム:ジマさん
大阪市立大学大学院/工学研究科化学生物系専攻/21年
選考企業情報
企業名(正式名称):住友電気工業株式会社
職種:技術系
インターン参加:短期インターン参加
最終選考結果:書類選考通過
インターン体験談(ES)
インターンエントリーシート
エントリーシート提出の可否:必要
エントリーシート提出期日:6月末
提出方法:マイページ上
質問:あなたがインターンシップに期待することは何ですか?(200字以内)
回答
私はものづくりを通した新規事業に興味を持っています。
どのような視点で世の中にある課題を見つけ、解決に向けてどう向き合っているのか住友電工の事業スタンスを知り、グループワークを通して多くのアイデアを出し合って刺激を受けたいと思っています。
また、実際に工場見学に行くことで仕事の現場を見ることができ、あらゆる新規事業を展開している住友電工の魅力を自分の肌で感じられると考えています。
質問:学校生活の中でもっとも力を入れていることは何ですか?(200字以内)
回答
私が学生生活で最も力を入れていることは研究です。他の研究室に比べて、多くの学会に積極的に参加して、研究成果を発表しています。
例えば、学部4年生の時にタイの国際学会に参加しました。
初の国際学会だったため事前準備が一番大変でしたが、学会に参加したことによって、多くの専門家の方々から新しい知識や知見を得ることができ研究につながりました。
その結果、次の国際学会でポスター賞を受賞することができました。
質問:研究テーマのタイトルとその内容を記入してください(200字以内)
回答
私は「固体光触媒を用いたin-situ UV-Vis分析装置による観察」をテーマにしています。
銀担持酸化ガリウム光触媒は地球温暖化の原因となる二酸化炭素を還元できますが、一方で銀ナノ粒子が反応中に肥大化して触媒活性が低下するという欠点がありました。
そこで、活性向上のために雰囲気ガス種を変えて測定できるin-situ UV-Vis 装置を用いて、雰囲気ガス種の違いによる銀の挙動を観察し、銀の肥大化の原因解明に取り組んでいます。
質問:簡単に自己PRしてください(200字以内)
回答
私は知的好奇心が旺盛で勉強家です。
私の学生部屋は工学部と理学部の学生が共に生活していることを生かし、日頃から幅広い科学の知識を得るために全く専門分野の異なる学生と積極的に議論しています。
加えて、機械化や自動化に移り変わる社会でも活躍するためにプログラミングの知識が必要だと考えて独学し、実際に実験に生かしています。
このように私の強みは専門分野以外にも興味を持ち、積極的に知識を得られるところです。
各質問項目で注意した点:設問①はインターンシップの概要を見ながら、参加して得たいものをアピールしながら書きました。
設問②は研究室生活を頑張っており、専門知識をたくさん持っていることをアピールして書きました。
設問③は一般の方でもわかりやすいように簡潔に書きました。
設問④は、何でも興味があり挑戦する意欲があることをアピールしました。
結果通知時期:2週間以内
結果通知方法:メール
インターン参加内容
インターンシップ名:3DAYS理系インターンシップ
インターン参加企業を知ったきっかけは何ですか
研究室の先輩が住友電工に入社することが決まっていたので、チラシを渡されて参加を勧めれられたからです。
どういった基準でインターンを選びましたか。また他にどんなインターンを受けていましたか。
1dayではなく、泊まりこみで参加できるインターンシップを探していました。
また、非金属メーカーに興味があったのでインターンシップに参加することで業界研究できるようなものを探していました。
そして、運が良ければ本選考につながるようなアピールができると考えていました。他に参加したインターンシップは同業他社をあまり行かず、幅広く業界を見ていました。
このインターンを受けるにあたり特に工夫したことはありますか。
去年参加した研究室の先輩にどのようなインターンシップだったかを聞いていました。
そこで、住友電工の製品について少し調べておいた方が良いというアドバイスをいただいたので会社のHPやパンフレットを使って調べておきました。
インターンを受けるにあたって事前にやっておけばよかったと思うことがあれば教えて下さい。
住友電工の製品についてもっと深くHPやパンフレットなどでもっと勉強しておくべきだったと思います。
実施日程:8/29~31
実施場所:研修施設・本社
インターンの形式:グループワーク
インターン期間:3日間
参加社員数:5人前後
参加学生数:30人
参加学生の属性:旧帝大も多く、ほとんど国公立大学の方でした。
交通費補助の有無(有の場合のみ記載):大学からの現地までの会社規定の定額支給でした。
インターンで取り組んだ課題・業務の具体的な内容:まず6人のチームに分けられました。
会社説明やこのインターンシップで参加する意義の説明がありました。
その後チームごとに住友電工の製品を使って売上をどのように伸ばしていくつかアイデアを練り上げて最終日に役員の前で発表しました。
途中中間発表として人事の前で発表する機会がありました。
ワークの具体的な手順:アイスブレイク→会社説明→チームごとにアイデア出し→中間発表→アイデアのブラッシュアップ→プレゼンの準備→最終発表→懇親会
インターンの感想・注意した点:インターンシップの内容的に定められた時間で行うことがほぼ不可能でした。
したがって、良い発表をするためにワークの時間とは別に部屋に集まって夜遅くまでアイデアを出し合っていました。
一方で、仲間とも絆も生まれてインターンシップ終了後も定期的に連絡を取り合い、就活情報を交換し合う仲になりました。
懇親会の有無と選考への影響:懇親会は発表終わりの夜にありました。インターンに参加した人のみが先行して工場見学できる特典がありました。
しかし、選考に有利になるようなものではありませんでした。
インターンシップ参加による、本選考での特典(一部選考免除)などがありますか。
特にありません。
インターン中の社員との交流(技術系社員や人事など、どんな職種の社員かも併せて書いてください)
主に人事の方がインターンシップを進行していたので、話す機会が多く色々な情報を得ることが出来ました。
途中提案した案にアドバイスを頂くために技術系社員と数人話す機会がありました。
そして、最終日の懇親会では役員や技術部長と話す機会があり、貴重なお話を得ることが出来ました。
インターン前の企業・業務・社員に対するイメージ:非鉄金属ということで工場で働くような地味なイメージがありました。
インターン後の企業・業務・社員に対するイメージ:高付加価値のある製品を使って、事業展開しており社会への影響力が大きい会社だと感じた。
本選考エントリーシート
エントリーシート提出期日:3月下旬
提出方法:マイページ上
質問:上記研究テーマについて(1)その内容(2)取り組むべき技術的課題(3)今後の産業社会に与える影響について、自由に論述してください。(600)
回答
「地球温暖化」や「エネルギー枯渇」等の環境問題に対して、地球温暖化の原因となる二酸化炭素と水を反応させ化学エネルギーに変換する人工光合成が求められています。
当研究室では、人工光合成光触媒として、銀ナノ粒子添加酸化ガリウムの開発に取り組んできましたが、反応中の銀ナノ粒子の肥大化によって反応活性が低下することが技術的課題となっていました。
私は、肥大化の原因を突き止めるために、反応中でも測定できる新たな手法を確立する必要性を感じました。
銀ナノ粒子は、粒子サイズに特有な波長の光を吸収することに注目し、銀ナノ粒子の挙動をモニターできるin-situ光吸収測定システムを独自に立案設計しました。
約1年間、試行錯誤と改良を重ねた末、固体光触媒に最適な拡散反射型の光吸収測定システムを構築することができ、様々な反応条件下で測定した結果、水が銀ナノ粒子の肥大化を促進することを初めて見出しました。
今後は、放射光施設との共同研究としてin-situ XAFS測定を計画しており、反応中の銀ナノ粒子の化学状態変化を調べる一方、金と銀の合金ナノ粒子を合成し水に対する安定化を目指す予定です。
得られた成果は、上記の2つの環境問題を解決する人工光合成光触媒の設計に重要な知見を与えると期待しています。
また構築したin-situ測定システムは、様々な機能性材料の機能発現・劣化メカニズムの解明に応用できると考えています。
質問:学生時代に力を入れて取り組んできたこと(研究以外)(500)
回答
共通の趣味を持つ人達を集めた交流会を主催したことです。
私は他の交流会に参加した時に、人に出会うこと、視野が大きく広がることに楽しさを感じ、自分でも交流会を主催してみたいと考えました。
そこで、私が主体となってメンバー二人を集めた企画チームを立ち上げました。
まず集客ツールとして多くの人に情報を発信できるSNSを使い、私達が考えた交流会の企画内容を投稿しましたが、一週間経っても全く人が集まりませんでした。
チームで原因を分析した結果、発信力の弱さと企画内容の質の低さに問題があることが分かり、投稿方法の見直し工夫をすると共に、安い参加費で多くの人が参加したいと感じる内容に考え直すべきだと感じました。
安く借りられる企画場所を探すようにメンバーに依頼し、私は、SNSで集めた私達の交流会に対する意見をもとに企画内容を修正し、更に、企画内容を私が過去に参加した交流会の写真とともに投稿することで目に触れやすくしました。
メンバーと励まし合いながら投稿頻度を増やすなど協力した結果、参加したいと意思表明する人が増え、最終的に30人以上が参加し自由に広く意見交換のできる充実した交流会となりました。
質問:住友電工への志望動機、住友電工でやってみたいこと(300)
回答
私は「ものづくり」で環境保全や人々の暮らしに貢献したいという強い思いがあるため、各事業部門が高い技術力を有し、高付加価値を持った新素材で社会を支えている貴社に大変惹かれました。
貴社では、レドックスフロー電池や化合物半導体の設計、電子材料に使われる微細加工技術に、私が大学で学んだ技術や知識を活かしたいです。
私は、その場分光分析や、放射光・電子分光を利用したミクロ構造解析の経験があるため、解析・分析部門で、材料の原子レベルの分析に貢献できると考えています。
貴社では、更に高度な材料設計・解析に基づいた「ものづくり」を行いながら、海外で活躍できる機会を活かして、グローバルな視点で社会に貢献したいです。
質問:その他自由記入欄(200)
回答
私は学びのために、自分からいろいろな機会に飛び込んできました。
研究活動では、学会発表を通じて自身の研究に活かせる知識を得るために海外の国際学会を含め11件の学会に参加をしてきました。
また、課外活動では、独学でプログラミングを学ぶために外部の勉強会に参加し、そこで学んだ知識を活かしてチームで参加した大会で教育アプリを開発するという経験ができました。
今後も私はこの学ぶ姿勢を忘れずに全力で働きたいです。
各質問項目で注意した点:設問①は一般の方にもわかりやすいように書きつつも、この研究をする意義について詳しく書きました。
設問②は普通の方が経験していないようなオリジナルなエピソードを選んて書きました。
設問③は具体的な事業部や部署を書くことを意識しました。
設問④は、何でも興味があり挑戦する意欲があることをアピールしました。
結果通知時期:1か月以内
結果通知方法:メール