登録者情報
ニックネーム:ジマさん
大阪市立大学大学院/工学研究科化学生物系専攻/21年

選考企業情報
企業名(正式名称):三菱マテリアル株式会社
職種:総合職(技術系)
インターン参加:参加していない
最終選考結果:最終選考通過(内定)

本選考エントリーシート

エントリーシート提出期日:3月下旬

提出方法:マイページ上

質問:研究テーマ・学業の概要を入力してください。

回答
地球温暖化やエネルギー枯渇の環境問題に対して、地球温暖化の原因となる二酸化炭素と水を反応させ化学エネルギーに変換する人工光合成が求められています。
当研究室では、人工光合成光触媒として、銀ナノ粒子添加酸化ガリウムの開発に取り組んできましたが、反応中の銀ナノ粒子の肥大化によって反応活性が低下することが課題となっていました。
私は肥大化の原因を突き止めるために、銀ナノ粒子が粒子径によって特有な波長の光を吸収することに注目し、銀ナノ粒子の挙動をモニターできるin-situ光吸収測定システムを独自に立案設計しました。
様々な反応条件下で測定した結果、水が銀ナノ粒子の肥大化を促進することを初めて見出しました。

質問:研究テーマ・学業について、特に力を入れて取り組んだことや工夫したことについて教えてください。

回答
in-situ光吸収測定システムの開発です。当研究室では装置開発に関する知識が全くない状態でした。
そのため、類似した実験の論文を読むことから始めました。そして、自分で考えた設計図をもとに指導教官と相談しながら必要な部品の加工や調達を行いました。
しかし、当初の設計図のままだと光量のブレによって再現性の得られない測定結果だったため、もう一度設計を変え、光量計で光量を同時に計測できるように改良しました。

質問:学業以外で力を入れて取り組んだことと、取組みにおいて工夫したことについて教えてください。

回答
交流会を主催したことです。
他の交流会で人と出会うことに楽しさを感じ、自分でも交流会を主催してみたいと考えました。
そこで、私が主体の企画チームを立ち上げました。まず集客ツールとしてSNSを使い、私達が考えた交流会の企画内容を投稿しましたが、全く人が集まりませんでした。チームで原因を分析した結果、発信力の弱さと企画内容の質の低さに問題があると分かりました。
再度、安い企画場所を探すようにメンバーに依頼し、私は様々な意見をもとに企画内容を修正し、更に、企画内容を過去に参加した交流会の写真とともに投稿することで目に触れやすくしました。
メンバーと投稿頻度を増やした結果、34人が参加する交流会となりました。

質問:今までの経験で最も苦労したことは何か、また、それにどう対処したかについて教えてください。

回答
初めてのタイの国際学会への準備です。
先生から国際学会への参加を提案して頂いた段階では、残された期間が短く、十分な成果も得られていませんでした。
限られた時間で最大限の成果を上がるためには、学会へ向けて先生や先輩と綿密なコミュニケーションをとり、計画的に実験を行うことを心がけて準備するべきだと考えました。
具体的には、今まで日本語で作成した研究内容をすべて英語に作り直す作業が想像以上に大変で、先生に何度も英語表現の添削をしてもらい、実験計画についても緻密に議論する機会を作って頂きました。
さらに、発表の前日まで先輩にも協力してもらい、発表資料の細かい修正点を教えてもらった結果、無事に発表に至りました。

質問:第一志望部門の志望理由を入力してください。「セメント事業カンパニー(セメント・コンクリート)」と記入しました。

回答
私はセメント事業の「廃棄物・副産物のリサイクル」というキーワードに強く惹かれました。
セメントについて知識を深めていく中で、原料・熱エネルギー代替として廃棄物・副産物を利用することで廃棄物処理を推進し、持続可能な社会に貢献できることを知りました。
これは私が研究を行っている、排出ガスの二酸化炭素を再利用して新たなエネルギーを生産するということに通じる点がありました。
このような廃棄物・副産物をリサイクルして作られるセメントに興味を持ち、研究開発をしてみたいと考えました。また、セメントは「都市の骨格」と呼ばれ、多くの建造物の土台となっており、まさに社会の基盤を支えている材料です。
そのような高い技術力が求められている中、貴社はそのセメントに関して国内生産量No.1のセメント工場を所有し、海外にまで積極的にセメント事業を伸ばすことで世界中のインフラを支えているところにも魅力を感じ志望致しました。

質問:第二志望部門の志望理由を入力してください。「高機能性製品カンパニー(電子デバイス)」と記入しました。

回答
私は「ものづくり」で環境保全や人々の暮らしに貢献したいという強い思いがあるため、各事業部門が高い技術力を有し、高付加価値を持った新素材で社会を支えている貴社に大変惹かれました。
その中でも貴社の扱う電子材料事業の機能材料は、ますますエレクトロニクス産業が発展していく世の中に対し圧倒的な開発力を持っていると考えています。
貴社の機能材料は、スマートフォンのプロセッサーや有機ELディスプレイ、ハイブリッドカー、太陽電池など今まで世の中を大きく変化させた最先端の製品の一部に使われており、環境対応型の次世代自動車に材料・部品で貢献していくことも期待されています。
このようなユニークで高付加価値の製品を提供し、世の中にある常識を変え新たな価値を創造する可能性を持つところに魅力を感じ志望致しました。

各質問項目で注意した点:設問①は誰でも研究内容をわかりやすく伝わるように工夫しました。
設問②は、研究のオリジナリティを重視して書きました。
設問③は普通の大学生が経験していないようなエピソードを選んで書きました。
設問④は、研究活動での苦難を書くことで研究に注力していることをアピールしました。
設問⑤、⑥の志望動機は、HPをしっかり調べて出てきた用語を積極的に使いました。

結果通知時期:2週間以内

結果通知方法:メール

本選考体験談

 選考概要

選考先に興味を持ったきっかけは何ですか?
「三菱」という旧財閥の名前も入っており、売り上げ規模も1兆円をこえる大企業だったので社会に大きな影響力があると感じたからです。

どういった基準で企業を選びましたか?また他にどんな企業を受けていましたか?
研究で環境・エネルギー関係をしているので、そのような分野に関われる仕事ができる会社を受けたいと考えました。
また、社会に影響力の大きい仕事をしたいと考えていたので売り上げ規模も大きく幅広い事業を行っている大企業を見ていました。

他社と比べてこの企業の魅力はどんなところだと思いますか?
カンパニー制を導入しているので、選考で受けた事業部門に100%行くことが出来ます。

選考応募時に職種別選考になっていましたか?どのような職種別に分けれていましたか?
マイページの登録の際に技術系か事務系かを選ぶことが出来て、それに応じて記入するESが変わっていました。

選考中に配属先等の希望について確認するプロセスはありましたか?タイミングと希望項目について教えてください。
カンパニー制を導入しており、ESの段階で第三希望まで記入して選考の段階でどのカンパニーの面接を受けるか決めることになります。

あなたが受けられた選考フローについて教えてください。
ES→webテスト→一次面接→二次面接→最終面接

この企業を受けるにあたり特に工夫したことはありますか。
去年内定を頂いた先輩のESを参考したり、面接での体験談を聞きました。
様々な事業をやっておりカンパニー制なので、早めのタイミングで企業のHPで調べておきました。ESの段階で将来やりたい事業に関われるかどうかが決まるので時間をかけていました。

各選考を受けるにあたって事前にやっておけばよかったと思うことがあれば教えて下さい。
三菱マテリアルにインターンシップに参加して、リクルーターの人に顔を覚えてもらえることが出来ていればスムーズに選考に臨めたと思います。

この企業の選考を受ける後輩の皆さんへのメッセージをお願いします。
面接のたびに「本社が第一志望かどうか」を聞かれました。自信をもって第一志望と伝えるようにしましょう。
また、技術系の方は最終面接後に担当教授の推薦書を提出しないと、内々定扱いにならないので準備しておくことをお勧めします。

 参加したイベント

イベント名:部門別説明会:セメント事業カンパニー

実施時期:2020年4月3日

時間:1時間

内容:部門説明と最後に軽く質疑応答

注意した点・感想:セメントに関しての基礎知識が不足していたので、しっかり聞いていました。ここでの話はネットでは簡単に得ることが出来ないものだったので非常にコスパもよく情報収入できたと思います。
また、ここで説明してくださった社員さんが二次面接の面接官だったなので顔を覚えてもらうにも良い機会だと思います。

 WEBテスト/筆記試験

テスト方法:WEBテスト

実施時期:2020年4月上旬

実施場所:自宅

試験時間:1時間

形式:不明

試験科目:言語・非言語

各科目の問題数と制限時間:それぞれ30問ぐらいで、時間もそれぞれ30分だったと思います。
私の場合はおそらく非言語の正答率が高く、推測問題まで出題されました。

対策方法:年明けから毎日電車の中でSPIの参考書を解きました。
また、技術系ということで非言語の対策をしっかりしました。

結果通知時期:1週間以内

結果通知方法:メール

 一次面接                

面接名:一次面接

実施時期:2020年4月上旬

面接時間:30分

面接会場:WEB

面接官の人数:1人

面接官の特徴(役職・肩書き・入社年次など):若手技術系社員

学生の人数:1人

会場到着から選考終了までの流れ:オンライン面接だったので、面接開始時間になったらメールで送られてきたURLで参加しました。 

質問内容
・自己紹介
・趣味の映画鑑賞について
・なぜセメント事業に興味を持ったのか
・電子事業カンパニーではなく、セメント事業カンパニーを第一志望でいいのか
・学生時代に一番力を入れたことについて
・海外で働きたいか
・三菱マテリアルは第一志望かどうか
・長めの逆質問

雰囲気:終始穏やかな雰囲気です。

注意した点・感想:とても穏やかで話しやすい雰囲気でした。意外と自己紹介に話した映画鑑賞に関して詳しく聞かれて驚きました。
一次面接の講評に「意外と自己紹介を面接官を見ています」というコメントを頂いたのでしっかり対策することが大切だと感じました。

結果通知時期:1週間以内

結果通知方法:メール

 二次面接

面接名:二次面接

実施時期:2020年4月下旬

面接時間:1時間

面接会場:WEB

面接官の人数:2人

面接官の特徴(役職・肩書き・入社年次など):中堅社員・若手社員

学生の人数:1人

会場到着から選考終了までの流れ:オンライン面接だったので、面接開始時間になったらメールで送られてきたURLで参加しました。

質問内容:
・自己紹介
・セメント事業カンパニーを志望する理由について
・どういう仕事をやってみたいと考えているのか
・研究内容について
・どういう点で自身の研究を生かせると考えているか
・他社の選考状況
・長所と短所について
・逆質問

雰囲気:とても穏やかでした。

注意した点・感想:初めて1時間と長い面接だったので、何を聞かれるのか不安でした。面接を始まったら会話を進めるような感じに楽しく話すことが出来ました。
特に、自己紹介は意外にしっかり見られているので3分ぐらい話せるように練習しましょう。様々な質問を織り交ぜることでどのように今の価値観を形成されたのかを探っているように感じました。
ここでは、偽ることはせず素直に答えることが大切だと思いました。

結果通知時期:1週間以内

結果通知方法:電話

 最終面接

面接名:最終面接

実施時期:2020年5月中旬

面接時間:30分

面接会場:WEB

面接官の人数:3人

面接官の特徴(役職・肩書き・入社年次など):部門長(セメントカンパニー)・中堅社員・人事

学生の人数:1人

会場到着から選考終了までの流れ:オンライン面接だったので、面接開始時間になったらメールで送られてきたURLで参加しました。

質問内容:
・自己紹介
・志望動機
・入社後にはどのようなことをしてみたいか
・海外で働きたいか
・セメント工場は過酷な現場だが頑張れるか
・自分以外でもできるような仕事を押し付けられたときにどう思うか
・他社の選考状況
・第一志望かどうか
・逆質問

雰囲気:少し圧迫面接でした。

注意した点・感想:人事の方と部長の方がマニュアルを読みながら面接を進行しているようでしたので、無機質な面接に感じました。
オーソドックスな質問がほとんどでしたが、最後の「自分以外でもできるような仕事を押し付けられたときにどう思うか」というのは人間性を見られた質問のように感じました。
また、必ず第一志望であることをしっかり伝えましょう。私が面接を受けた印象では、最終面接後に教授の推薦書が必要なので第一志望の学生ではないと最終面接を通過させることをしぶるように感じました。



結果通知時期:1週間以内

結果通知方法:電話

 内定後

内定時期:2020年5月下旬

承諾検討期間:1週間

承諾/辞退:辞退

辞退理由:配属勤務地

辞退理由の詳細:セメント事業カンパニーは勤務地が僻地に偏っており、友達との関わりが無くなりそうだったので辞退しました。

内定後の課題の有無:無

内定後の拘束:担当教授の推薦書

内定後の研修など:わかりません

内定者の数:わかりません

自分以外の内定者の所属大学:入社を決めた友達から学歴の高い方が多いと聞きました。

自分以外の内定者の属性(体育会、学生団体、留学、長期インターン、ボランティアなど):実際会っていないのでよくわかりません。